【結婚式レポートin北海道】大好きなお互いの家族とゲストへ今までの恩返しを
満員のチャペル、笑顔と祝福の言葉、一生忘れない光景
高校から実家を離れ、今まで暮らしぶりや友人関係などについて、改めて親へ伝える機会がなかったという新郎。
「当初、彼女は『式は行わなくてもいい』と言っていたのですが、ここまでたくさんの人に支えてもらってきたことを自分たちの親に見てもらいたいという気持ちと、ゲストの皆さんに僕が心を決めた相手を報告したいと思い、挙式を行おうと決めました」
新郎が嬉しかったのは、準備を進める中、新婦の気持ちが前向きになり挙式後に「もう一度結婚式を挙げたい」と言ってくれたこと。そして当日、たくさんのゲストや友人たちの笑顔に触れた新郎父があいさつで語ったこの言葉。
「息子が15歳で実家を出てから今まで、どのように過ごしてきたかわかりませんでしたが、今日皆さんにお会いして支えられてきたこと、愛されてきたことがわかって、とても安心しました」
大切なゲストたちの笑顔が離れていた親子の時間を縮めてくれた一日。パーティの最後、新郎新婦がゲストに向かって一礼し退場しようとした瞬間。お祝いの日を心から待ち望み、一枚一枚愛情を込めて新郎の父が手作りしたサプライズの紙吹雪が、ふたりの上に美しく舞った。
招待ゲストのほとんどが挙式から参列して広いチャペルは満席に
デザートフロアには高校から社会人までの新郎の野球ユニホームと、ゲストと写っているものを中心に200枚を超える写真を飾った
「ベールダウンで母が掛けてくれた『おめでとう』の言葉は一生忘れません」と新婦
新婦は挙式で立会人をお願いした妹と中座。エスコートはお互い、きょうだいに依頼した
新郎父のあいさつは予定より時間がオーバーしつつも、持ち前のトーク力に会場は大爆笑!
メッセージ入りユニホームのプレゼントや職場の方によるハカの披露など、心温まる演出
新郎の実家の酪農業にちなみ、新婦のアイデアでウエルカムコーナーに牛の置物なども飾った
野球ボールに見立てた巨大チョコレートにバットで入刀。中から出てきたプチボールケーキはデザートビュッフェで提供
総勢120名を超えた結婚式。「たくさんの人に祝福の言葉を掛けていただき、家族、ゲストの笑顔から私たちが幸せをもらいました」
札幌市在住
齋賀勇気さん(26歳)
菜摘さん(27歳)
挙式日:2019年10月12日
会場:宮の森フランセス教会
招待客:127名
共に道北出身で、稚内の職場の野球チームで選手とマネジャーの関係から交際へ。転勤地の札幌で挙式。
※ゼクシィ北海道版2020年5月号より転載
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