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【結婚式レポートin東京都】枝葉を広げる木の下に大切な人たちが集いました
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8年半続いた愛されカップルが祝福に包まれた日
会場は深いグリーンの香り。複数種のユーカリや銀青色のブルーアイスなどさまざまな葉物が幾層にも重なり合い、“装飾”の域を超え、森の息吹を感じるかのよう。高砂席にはアセビが枝葉を広げていた。「自然と一体になれるような素朴な空間の大きな木の下に、みんなと集うイメージです」と新婦はほほ笑んだ。
ふたりが出会ったのは、大学サッカー部の新人歓迎イベント。「一人うつむいていたあなたに話し掛けなくちゃと思った、18歳の自分を褒めてあげたい」と新婦は、新郎への手紙で当時を振り返った。以来8年半。歯に衣(きぬ)着せぬきっぷのよい新婦と、口下手だけど相手の心に寄り添う新郎は周囲に愛されたカップル。結婚報告に親友は涙を流して喜び、LINEで祝福が飛び交い、新婦母は電話口でむせび泣いた。当日、緑の高砂席は長蛇の列。学生時代の仲間が、会社の人たちが、家族がふたりを何度も囲んで記念撮影をした。そしてお開きになるとふたりの暮らしは別々に──。新郎は名古屋で、新婦は東京で仕事にいそしむ日々が始まる。「結婚式で相手をいとおしく思う気持ちが深まった」というふたり。その夫婦の姿もまた、周囲が温かく見守ってくれそうだ。
ファーストミートで、新婦から新郎にサプライズの手紙。「ふたりだけにしか分からないこの空間が何よりも私を強くしてくれる」と伝えると、新郎は大粒の涙で新婦を抱き寄せた
挙式は屋上の緑に包まれた森のチャペルで。「親子であり親友」と新婦が話す母とは、10年以上にわたり世界中を旅した。ベールダウンをしてもらうと自然に涙が
その母が趣味の登山に行くたびに枝を持ち帰り、スケールの大きなウエルカムボードを作成
エレガントなドレスをまとって再入場前の一こま。ブーケには多肉植物もプラス
白ドレスのブーケはカラーを束ねただけ。その潔さは花嫁と重なる
ふたりを、愛情たっぷりに見守ってくれたサッカー部の仲間たちと
中座のエスコート役に指名された米寿の祖父は、司会からマイクを向けられ「大好きな実歩ですよ」とニッコリ。ゲストと握手やハイタッチをしながら退場
新婦会社の先輩や同僚からのサプライズ映像。母も巻き込んでのダンスシーンもあり新婦は感激
ゲスト卓も爽やかなグリーン
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東京都江東区
黒田龍矢さん(26歳)
実歩さん(26歳)
挙式日:2019年11月3日
会場:TRUNK HOTEL
招待客:123名
学生時代はサッカー部の選手とマネジャー。新郎の内面は、新婦が愛する穏やかな兄によく似ているそう。
※ゼクシィ首都圏版2020年4月号より転載
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