【結婚式レポートin宮城県】仲間がいるから、もっと高い山も乗り越えられる!
ふたりを育んだ土地、出会った人その全てを主役に
この日のため、会場となる塩釜市のお勧めスポットのサイトを作り、招待状で案内していたふたり。ゲストはスマホ片手に街並みを堪能しながら、会場へ。そこは海を望む美術館。まず、迎えたのはコーヒーの香り。新婦友人が営む仙台のカフェの出張サービスだ。料理には、ふたりに縁のある宮城と福島の食材がふんだんに。もともと宮城や福島の地を愛し、仕事でも地域活性に携わってきた新郎たっての希望で、「皆にも地元の魅力を発見してほしい」と、地域の素敵なもの、おいしいものを式にギュッと詰め込んだ。「塩釜って素敵な街!」「福島の梨だ」。だから、ゲストの反応が何より嬉しかった。
そんなふたりの式のコンセプトは『We are Climbers』。ここにいる人々は人生の試練という名の「山」を共に越えてきた仲間。共通の趣味である登山になぞらえて、皆への熱い思いを「私たちは登山仲間」という言葉に込めた。会場には山に見立てたツリーにゲストとの写真を飾り、各卓には座っている人々に縁のある山の名を付けて新婦手描きのボードを飾った。メイン卓では仲間が集まり思い出話に花が咲く。一堂に集まった“クライマー”との時間は、どんなに高い「山」も越えていけるという自信と希望をふたりにもたらした。
挙式は、新郎が節目ごとに訪れてきた神社で。参列しない親族や友人も祝福に駆け付けた
新郎母がウエルカムリースを手作り。これを機にフラワーアレンジメントの趣味を再開
招待状で案内した、ふたりのオリジナルサイト「しおがMAP」
新婦の友人が営む仙台のカフェ「darestore」の特設コーナーが会場内に。バリスタ2名がおいしいコーヒーを入れてくれた
学生時代の「山」を共に越えた仲間と共に。新婦はどんな瞬間もはじける笑顔。つられて皆も大笑い
塩釜の地酒を両家父母と鏡開き。ふたり自らゲストへサーブ。会場内の地酒コーナーも盛況だった
「ひがしもの」といわれる幻の塩釜産メバチマグロも取り入れた一皿
会場となった美術館の講堂はくしくも山の形に見える空間
コンセプトを表現したボード
ゲストと越えた「山」に見立てたシンボルツリーは卓数分用意。写真や思い出の品を装飾
新郎が大学時代のダンス仲間のパフォーマンスに飛び入り参加
「幸せそうでホッとした」と涙する母
ゲスト卓名は山の名
宮城県仙台市在住
阿部尚人さん(29歳)
実奈さん(33歳)
挙式日:2019年10月5日
挙式会場:鹽竈神社
披露宴会場:塩釜市の美術館
招待客:70名
ふたりの趣味は美術館巡り、登山、アウトドア……出会ったときから共通点がありすぎてすぐに意気投合!
※ゼクシィ宮城・山形版2020年3月号より転載
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