【結婚式レポートin北海道】心配を掛けてきた父と母に少し親孝行ができたかな？

ふたりは高校の同級生。高校１年生で恋をして、10年間ずっと近くにお互いの存在があった。時間をかけて絆を深めていくのを見守ってきた両家の父と母は、この日の新郎新婦の笑顔を前に、心からの幸せを実感。ふたりも「お父さん、お母さん、みんなに感謝を伝える式にしたい」と、結婚式で今までの恩返しをすることが共通の思いだった。
ウエディングケーキのひと口目は、新郎新婦ではなく両家母へのサンクスバイトでありがとうの気持ちを表現。また、新婦は花嫁の手紙の際に涙していた妹の姿を見て少し驚きつつも、家族想いな妹に嬉しさが込み上げた。
ゲスト100名のうち半数が親族とあって、北海道神宮で行った挙式からお祝いムードは満開に。日頃からファッションにこだわりが強い新婦は、和装もドレスも小物類も自分らしさを意識して選び抜き、待ちに待った日を迎えた。
「長く付き合ってきて古い友人も多く、家族も顔見知りの仲。だからこそ、きちんと感謝を伝えられて良かった」とふたり。最後に乾杯のあいさつを行った新婦父は「ふたりの恋の行方を心配していましたが、幸せな日を迎えられ喜びでいっぱいです」と、本当に嬉しそうに笑った。

挙式は新婦が小さな頃から憧れていた北海道神宮での神前式

式後は親族や参列してくれた友人たちとの記念撮影で、少しリラックス

新婦は祖母たちにサプライズでお色直しのお手引きを依頼。２人の感激の涙に、新婦も思わず感極まった

パーティ会場の入り口には、ゲストの顔写真と名前入りのエスコードカードをバルーンに付けて飾った

大のクラフトビール好きという新郎。お気に入りの一つである上富良野町産のビール２種を入れたタンクを背負い、新婦と共にゲスト席を回って直接サーブ

感謝の手紙を読み上げた後は、フラワーボックスと誕生から今日までの日数が記された感謝状を親へ贈った

道産牛ヒレ肉のステーキなど料理の内容や素材も厳選。ふたりが生まれ育った札幌の街並みを見てほしいと、夜景が一望できる空間で食事を楽しんでもらった

装花は新婦のイメージを伝えて花材を指定。和洋のブーケも個性的なデザインが目を引いた

席札を兼ねた動物フィギュアは新婦が一つずつペイントを施したもの

Profile

札幌市在住
魚谷幸希さん（26歳）
柚花さん（27歳）

挙式日：2019年10月12日
挙式会場：北海道神宮
披露宴会場：JRタワーホテル日航札幌
招待客：100名

長い交際を経てのプロポーズは2018年5月、新婦が仕事で夜勤から戻るとテーブルに花束と『ゼクシィ』が！

※ゼクシィ北海道版2020年3月号より転載

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