【結婚式レポートin福岡県】10代で親元を離れた彼と私が、親に感謝を伝えることができました
花嫁力を発揮してホテルで叶えたふたり待望の祝宴
商船高専の同級生だったふたり。現在、新郎はタンカーの航海士で、長く海洋に出たままのときも。結婚式の1週間前に帰って来る予定の中、式の準備を一手に引き受けた新婦。結婚式と同じ日に婚姻届の提出も、と夫婦となるその日を夢見て、憧れを一つずつ叶えていったという。
ずっと寮生活で、10代ならではのおしゃれに夢中になることも、航海中の成人式で振り袖を着ることもなく、その分花嫁衣裳に思い入れのあった新婦。「きっと色打ち掛けも似合うよ」と親や新郎が楽しみにしてくれて、洋装と和装でお色直しすることにした。挙式では、母にベールダウンのお願いも。ベールを下ろし終えても見つめ合い、清らかな花嫁姿が、親子をより結び付けた瞬間だった。
海の仕事に携わっているゲストが多い祝宴のテーマは「海」に。互いの故郷をつなぐ関門海峡を一望できるホテルを選んで、交際を物語る訓練船のフォトフレームをウエルカムグッズに。ブルーの色打ち掛けを身に着けて、和装姿も晴れやかにキメた。
「彼不在で心細いことも。でも、結婚式を成功させることに必死でした(笑)」と、この日、新婦は新郎と寄り添い心弾ませて、船出した。
ブルーの色打ち掛けと花飾りで調えた可憐な装い。新郎が一番うれしそう
ふたりのスナップ写真をちりばめた席次表は新婦の手作り
新婦の好みの色を用いた装花で、居心地のいい空間に
ラグジュアリーなホテルのチャペルで臨んだキリスト教式。グリーンいっぱいのロケーションが素敵!
フランベのパフォーマンスで仕上げられたソースをチェリージュブレに。ライブ感でおいしさ倍増
ドレス2着で兼用したブーケ。ピンクを差し色に
イチゴのタワーがキュート! 憧れのケーキセレモニーにふたりは満面の笑み
新婦は、高専時代の同級生と一緒に中座。友人は横浜から出席してくれた
おしゃれなフレンチのコース料理が祝宴を盛り上げた
花柄ドレスでイメチェンした新婦。友人らの写真撮影で引っ張りだこに
大型船でオーストラリアやハワイへの航海も。懐かしい船の写真をウエルカムスペースに
ウエルカムボードは和装での前撮り写真。いつもと違ってかしこまった雰囲気が話題に
広島県広島市在住
中川大海さん(24歳)
靖子さん(23歳)
挙式日:2018年10月7日
会場:リーガロイヤルホテル小倉
ゲスト数:89名
新郎は福岡県、新婦は山口県出身。約5年間のお付き合いを経て、グアム島で、新郎から新婦へプロポーズ。
※ゼクシィ福岡・佐賀版2019年6月号より転載
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