【結婚式レポートin鹿児島県】母の願いも受け入れて家族がつながる一日でした
レモンをのせたロールケーキにふたりでドリップ
甘えん坊な新郎と自立心旺盛な新婦は、周囲も太鼓判を押すベストカップル。結婚式の準備も新婦主導で進め、新郎が温かく見守ってきた。
アイテムや演出を決めていく中で大きな転機となったのが衣裳選び。カナリアイエローの一着と出会ったことで、ブーケの色合いをイエロー系で統一し、長さ160センチのロールケーキにもレモンをちりばめることに。
こうして完成したオシャレウエディングの裏には新婦母の思いも。「あの子の兄の結婚式で、お嫁さんが親御さんに手を引かれて入場したとき、こうして大事に育てられた娘さんを私たちは頂くんだ、ってすごく感激して。私も同じ演出がしたいと娘に頼んだんです」。新婦は母の願いを聞き入れ、挙式だけでなく披露宴でもエスコートチェンジを実施。お気に入りの色ドレスでの再入場は、新郎の笑顔とゲストの歓声に迎えられ、この日一番の名場面となった。
何でも一人で決めてこなしてしまう、“自立心旺盛な”娘が譲って示した優しさは親にとって何よりうれしい成長の証し。挙式のキャンドル儀式、式後の全員集合写真、祖母やきょうだいとの中座など、両家にとって家族のつながりを再認識できた一日だった。
両家父母とユニティキャンドルに火を灯し、一礼
新郎母が手作りしたベールには裾にかけて細やかなビーズ刺しゅうが
花嫁の手紙に聞き入る両家父母。「寂しがり屋のお母さんも大好きだよ」。親の目を真っすぐに見て気持ちを伝えた
新郎へバトンタッチした父は目を細め、母は大満足の笑顔を浮かべた
デザートビュッフェでは地サイダーなど地元色豊かなラインアップでおもてなし
赤ちゃんゲストにスタイをプレゼント。これも新郎母による手作りアイテムの一つ
早くに結婚した姉や兄と一緒にお色直しへ。仲良く腕を組んだ様子に新婦母は涙していた
披露宴開始早々、パンビュッフェコーナーは子どもたちで大にぎわい
新婦姉が手作りしたブーケ。「妹が以前、私にも作ってね、と言っていたのを覚えていたので」
イラストレーターのSHOGO SEKINEさんに描いてもらったトートバッグ。アートフラワーを入れてウエルカムコーナーの主役に
全天候型セレモニースペースで晴れ晴れと全員集合写真
鹿児島県鹿児島市在住
松田侑也さん(29歳)
聡美さん(32歳)
挙式日:2018年7月21日
会場:グランドハウス(THE GRAND HOUSE)
招待客数:100名
同業種のふたりは2年前に交際開始。「トントン拍子に」結婚話が進んで、2017年10月に婚姻届を提出した。
※ゼクシィ宮崎・鹿児島版2019年2月号より転載
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