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ベールダウンとは?花嫁を送り出す最後の身支度…意味や手順を解説

花嫁支度の仕上げとして行われるベールダウン。ウエディングナビゲーターの清水恩さん監修の下、その意味や基本の流れ、美しく見せるポイントに加え、先輩実例をご紹介。花嫁になる自分と母の姿を思い浮かべながら読み進めてください。きっと温かな気持ちが生まれるはずです。

目次

ベールダウンに込められた意味とは?

花嫁支度を整えて、
誓いの儀式へと送り出す演出

  • ベールダウン実例画像

    「大好きな母に最後の身支度をしてもらいたいとの憧れから、実施しました。母からの『幸せになってね』との優しい声掛けに、今までの思い出と感謝が溢れ、胸がいっぱいになった時間でした」(写真提供/amiさん)

花嫁支度の仕上げとして、親や親しい人が花嫁のベールを下ろす「ベールダウン」。人選に決まりはありませんが、花嫁の母が行うケースが多く見られます。花嫁の父にはバージンロードでのエスコートの役割があるため、ベールダウンは“母にスポットが当たる”大切なワンシーンとも言えるでしょう。

また、ベールには「花嫁を災いから守る」という意味があり、その仕上げを親が行うことは、ここまで大切に育て、見守ってきたこれまでの日々の象徴にもなります。ほんの短い時間ですが、視線を交わし、そっと触れ合うその瞬間は、親子が静かに心を通わせる特別なひとときです。

ベールダウンのやり方

<1>バージンロードの出発点で、ふたりで向き合う

  • 手順1 バージンロード出発点にて向き合う、花嫁と母

実施タイミングは挙式開始直前で、場所は挙式会場というケースがほとんど。会場ごとの決まりや入場を親と行うかどうかなどにもよりますが、立ち位置はチャペル内の入り口付近やバージンロードが始まる場所が一般的です。会場スタッフの指示があるので、それに従いましょう。

まず、ここで花嫁と母が向き合い、気持ちを整えて。挙式前に親子が向き合える、大切な時間の始まりです。

<2>花嫁は姿勢を低くし、フェイスベールを下ろしてもらう

  • 手順2 花嫁は両膝を曲げて低い姿勢になり、母親は花嫁に近付きフェイスベールを下ろす

花嫁と母が近づき、花嫁は膝を曲げて姿勢を低くキープ。母は手を伸ばしてフェイスベールを花嫁の頭上まで持ち上げ、そのまま顔にそっとかぶせます。ゆっくり丁寧な動きが、美しい所作につながります。

<3>姿勢を直し、ベールを整えてもらう

  • 手順3 花嫁の二の腕辺りに手を添える母 そのまま元の姿勢へと促す
  • 手順4 フェイスベールの裾を整える母親

ベールをかぶせ終えたら、母が花嫁に手を添えて立たせ、花嫁は姿勢を正します。続いて母がベールのシワや崩れを整えて終了。その後、花嫁は正面を向き、バージンロードへと歩み出します。

ベールダウンをしないで
入場するのは変?

キリスト教式の式次第に含まれる儀式ではないため実施は必須ではありません。やらない選択をする花嫁もいます。もしゲストの前での実施をためらうなら支度部屋やファミリーミートなどで行うのもあり。ベールではなくシューズやネックレスで身支度を仕上げてもらっても良いのです。

また、和装であれば紅差しがベールダウンに代わる演出に。和の人前式ならゲストの前で、あるいはお支度部屋での実施もOK。さまざまな選択肢があるので、自分たちに合うスタイルを選ぶと良いですね。

ベールダウンを美しく見せるコツ

【花嫁】背筋を曲げず、姿勢を低くする
【花嫁の母】万歳するように持ち上げる

  • コツ1 母親はベールを真上に持ち上げる 花嫁は背筋を伸ばしながら姿勢は低く、顔はうつむき気味で

花嫁が意識したいのは、姿勢の低さと背筋を伸ばすこと。式当日のヒールの高さと母がベールを自分の頭上まで持ち上げることを考えれば、かなり腰を落とす必要があることが分かるはず。「片足を一歩後ろに引いてから両膝を折るのがポイント。重心が安定し、背筋を伸ばしたままで低い位置でのキープがラクになります」(清水さん)。また、顔はうつむき加減で。奥ゆかしい美しさが生まれます。
 
花嫁の母は、花嫁に近づくこと。足の先がドレスの前裾の下に入り込むくらいでも構いません。手を花嫁の肩を過ぎた辺りまで伸ばしてベールを取り、そのまま万歳するようにベールを持ち上げて。ベールは指先でそっと持つと美しく見えます。
 
また花嫁の姿勢の低さやふたりの距離感は挙式前リハーサルで確認できるので、安心を。

【花嫁の母】ベールはふんわりと整える

  • コツ2 花嫁のベールを整える際は、ふわっと 親指以外の指をベール内側に入れ、ベールに触れるような手さばきで

持ち上げたベールを下ろす際は“ふんわり”を心掛けて。ピンと張るよりも、柔らかな趣の方がウエディングシーンには似合います。ベールをふわっとさせつつ、裾の折れを直して整えれば、完璧な花嫁支度の仕上げになります。

また、ベールの持ち方としては、親指は外側、それ以外の指はベールの内側に入れて扱うと動作がスムーズに行えます。

【ありがち失敗】フォローテク

母親が花嫁を立たせる動作を
忘れてしまったら?

母親に「立たせて」とそっと伝えるか、母の動作を待たず自分から立ってしまってもOK。立たせてもらえない状態のままベールを整えてもらうのは体勢として苦しいので、適宜判断して進めましょう。

ベールダウンで、花嫁が泣いてしまったら?

ベールを下ろす前なら、母親がハンカチなどで押さえてあげると美しいシーンに。ただしダウン後は自分でベールの内側から涙を押さえましょう。決してこすらずに!ただ、花嫁の涙は美しくもあるので、あまり気にしなくても大丈夫です。

ベールダウンで髪が乱れてしまったら?

祭壇に着くまではアテンドスタッフは離れて見守っているケースが多いため、花嫁本人か母親がベールの内側に手を入れて直すことに。髪が顔にかかった場合は直してほしいと、母親に伝えておきましょう。またリハーサルでのベールダウンで、乱れやすい部分があれば髪形のチェックを。

いずれにせよ、ふわっとベールを被せることでベールが髪に触れずに済むので、その点に気を付けることを最優先に。

先輩花嫁のベールダウン実例

母娘で顔を寄せ、気持ちを通わせたひととき

  • ベールダウンを終えて、顔を寄せ合う花嫁と母親
顔写真
ママの子どもに生まれて
来てくれてありがとう

ベールダウンをさせてもらえたことを本当に感謝しています。数多くの楽しいこと、大変なことを思い出しましたが、どれも幸せな思い出。27年間たくさんの幸せをありがとうとの思いとともに「奇麗だよ。おめでとう。いってらっしゃい」と声を掛けて送り出しました。(花嫁母/Aさん)

「こんな機会、今だけかも!」と
母からの想定外のハグ

  • ベールダウンを終えて、母からハグを受ける花嫁の画像
プロフィール画像
「声を掛けたら泣くかも」と
明るく送り出してくれた母

突然のハグに驚きつつ、母に聞くと「気付いたら抱きしめてた!」とのこと。一人娘としてずっと見守ってくれた存在にベールダウンしてもらえて本当に良かったです。あの一瞬、時間がゆっくり流れた気が。泣かせないよう明るく送り出してくれた母の強さも感じました。(花嫁/ponさん)

たくさんの思いが詰まった、
温かなまなざし

  • 思いを通わせるような、気持ちを込めた眼差しで見つめ合う花嫁と母
プロフィール画像
笑顔で迎えた、
母娘のベールダウン

「初めてのことで緊張していたものの、無事にこの日を迎えられたことへの安堵(あんど)と、“おめでとう”という気持ちでいっぱいだった」と母。手順に不安もあったそうですが、“幸せになってね”との願いを込めてベールを下ろしてくれたようです。笑顔でその瞬間を迎えられました。(花嫁/R・Sさん)

先輩花嫁のベールダウン実例
ゼクシィTVで動画もチェック

ベールダウンの時、母親から掛けられた言葉は?

  • 花嫁を見つめる笑顔の花嫁母
プロフィール画像
「ありがとう」

母と私でお互いに「ありがとう」と声を掛け合いました。母のその言葉と表情が、今でも忘れられないほど素敵な思い出になっています。(みかんさん)

プロフィール画像
「今日の気持ちを忘れずに」

ベールを整えた後に私に声を掛け、バージンロードへ送り出してくれました。ベールダウンをしてもらって顔を上げた時の、母の優しい表情がとても印象に残っています。(wakaさん)

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「立派になったのね」

「立派になったのね」は、”いってらっしゃい”など母のたくさんの気持ちを込めたものだったと思います。たったひと言でしたが私にとってはとても大きな言葉で、私もいろいろな感情を込めて母へありがとうと伝えました。本当に特別な時間になりました。(みきぽんさん)

プロフィール画像
言葉はなくても気持ちが通った
ひととき

会話はなかったのですが、母の思いは十分に伝わってきました。母娘の絆を再確認できたので、実施して本当に良かったです。これまでにも母とのたくさんの思い出がありますが、忘れられない場面が増えました。ベールダウンは私の憧れでもあったので、母が願いを叶えてくれたことにも感謝です。(Nさん)

From編集部

親と心を通わせる時間を
味わい、胸に刻んで

ベールダウンは、ほんの短い時間に温かな思いが詰まった演出。姿勢や美しさも大切ですが、その瞬間の幸せや親への自分の気持ちにも目を向け、できるなら素直なありがとうを伝えては。「挙式前に親と向き合える貴重な時間です。たっぷり味わってほしいですね」(清水さん)。ベールダウンの演出で、親と心を通わせるひとときを、ぜひ過ごしてください。

お話を伺ったのは…
監修者画像

清水 恩

ウエディングナビゲーター

専門式場やプロデュース会社でウエディングプロデュースの経験を積み、2004年より「プリーマ ウェディング」を主宰。フリーウエディングプランナーの先駆けとして活動を始め、プロの意見や知識を必要とする新郎新婦にフレキシブルな仕組みでサポートを提供し続けている。結婚式の専門家として、『All About』のオフィシャル・ガイドなどメディアでの執筆や監修も多数。

構成・文/弘中栄美 イラスト/山本あゆみ D/mashroom design 
※記事内のコメントは2026年1月に「ゼクシィ花嫁会」のメンバー48人が回答したアンケートによるものです
※掲載されている情報は2026年3月時点のものです

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