
[花嫁の証言]結婚式の日、セレモニー直前に交わした親子の会話集
結婚式は人生の中でも特別な瞬間。バージンロードを歩く直前やベールダウンの瞬間、控室でのひとときなどの親との会話は、心に深く刻まれるものです。この記事では、実際の先輩花嫁たちがセレモニー直前に親と交わした感動的な会話のやりとりをご紹介。私の場合はどんな会話をするのかな…なんて考えるきっかけにしてくださいね。
[感謝]
ありがとう
尊敬や愛情を表現した「ありがとう」でこれまでの日々に感謝
結婚式は、「ありがとう」「お世話になりました」などの感謝の言葉を伝えるのに最高に適した場です。この日を迎えるまでのさまざまなことに思いを巡らせ気持ちを伝えることで、心温まる瞬間となります。
花嫁VOICE

#1
結婚式は慣れないことで親も緊張しており、特に父は段取りが覚えられなくて苦労していました。そんな緊張の中、お互い気持ちを言葉にすることは苦手だけれど、思いを伝えてくれた母の言葉は印象的でした。普段交わさない思いを話せたことはレアで忘れられない時間になりました。(Mさん)

#2
チャペルの扉の前の父との会話です。「娘を嫁に出すことは嬉しいことだけど、やはり寂しかった。でもウエディングドレス姿を見られたこと、そしてバージンロードを一緒に歩けたことは一人娘の父親としての夢が叶った瞬間だった」という感謝の言葉と「幸せになってほしい」という意味で私に伝えてくれました。父の愛を感じた言葉でした。(KASUMIさん)

#3
いとこは全員男性のためバージンロードを歩くことはできなかった叔父。急きょ私の式でバージンロードを歩いてもらうことになり、リハーサルなしの一発本番でお願いしました。私以上にバージンロードを歩きたがっていた叔父は、その夢が叶って喜んでいました。喜びながらも緊張でガチガチな姿の叔父を見たおかげで私自身は緊張がほぐれ、自然な笑顔で挙式に臨めました。(玲菜さん)
[祝福]
おめでとう。幸せになってね
花嫁の新しい門出を祝福し幸福感が生まれる
「おめでとう」など、花嫁の新しい門出を心から喜んでいる言葉、祝福の言葉は、その場が明るくて温かい雰囲気に包まれます。
花嫁VOICE

#1
ベールダウンの際、母からかけてもらった言葉です。涙目ながらも優しい笑顔で伝えてくれました。バージンロードを歩く前のドキドキもありつつ、言葉を交わすことで不思議な安心感がありました。よく母とはけんかもしていたけれど、大切に育ててもらったんだなと改めて思えました。(ninaさん)

#2
シングルマザーの家庭で、親子二人三脚で過ごしてきました。母と私二人共興奮していて、お互いに式当日は達成感のようなものがあったと思います。この瞬間に感じた気持ちは色あせることなく続くものなのだなとなんとなく思っております。式から1年たった今も同じ気持ちです。(まりんさん)

#3
ベールダウンの時に母と交わした会話です。明るく真面目なことをあまり言わない母が、ベールダウンの時に真剣な声で伝えてくれました。私が緊張しているのを見て伝えてくれたのだと思います。私自身は「緊張していたけれど大丈夫」と思っていましたが、ふいの母の言葉に優しさ、安心感を持ち涙が溢れました。(あおいさん)
[エール]
これからふたりで力を合わせて頑張れよ!
ふたりの未来へ背中を押してくれるような安心感をもたらす
「頑張れよ」「大丈夫だよ」などのエールは、これから新しい道へ進む花嫁に自信を与えてくれます。不安で心配な気持ちを持っていても、それらの気持ちを軽減して安心と勇気が得られるでしょう。
花嫁VOICE

#1
チャペルの扉近くの控室で、これから始まる式へ緊張感いっぱいの雰囲気の中、父からかけてもらった言葉です。私も父もチャペルで失敗しないか緊張と心配でいっぱいだったと思います。(rinさん)

#2
ベールダウンの際に母からかけてもらいました。緊張と寂しさといろいろな感情が入り交じっていたのですが、母のひと言で安心することができ、その場が和やかな雰囲気になりました。ほんの短い間の出来事でしたが、いつも見守ってくれていた父、励ましてくれた母らしさをいっぱいに感じられた瞬間でした。(Remiさん)

#3
これから始まる式への緊張感でいっぱいの雰囲気の中の母との会話です。ベールダウンの時に私にかける言葉をずっと考えていてくれたようで、私の目をしっかりと見て、優しく言葉をかけてくれました。「今までのありがとう、新婦が今までお世話になった方々や新郎やその家族への感謝、皆でお祝いできる喜び、ふたりで幸せな家庭を築いてね」という思いが込められているそうです。(wakaさん)
[感情の共有]
緊張するね。泣かないようにしなきゃね
同じ気持ちを分かち合うことで、一体感が生まれる
「ドキドキするね」「楽しみだね」など感情を共有し、親と花嫁が同じ気持ちを分かち合うことで、一体感が生まれるでしょう。笑顔や和やかな雰囲気をつくり、リラックスすることにもつながりそうです。
花嫁VOICE

#1
チャペルの扉が開く前に父と交わした会話です。初めてのことなので緊張でいっぱいでしたが、一度しかないこの空気をしっかり味わおうと思っていました。実際は泣かないように、感情のコントロールで精いっぱいでした。(ちーかさん)

#2
皆に見守られながらのベールダウンでの会話です。母の涙を見て、私も涙をこらえられませんでした。「ありがとう」と答えるだけで精いっぱいでした。この瞬間はかけがえのない思い出です。今でも鮮明に覚えており、思い出すと泣きそうになります。(みずきさん)

#3
バージンロードを歩いている途中、緊張していた私に対してかけてくれた言葉です。父は私に歩幅を合わせて歩きながらも、エスコートで手が震えていた私に気付いて声をかけてくれました。そのひと言で緊張がなくなりはしませんでしたが、緊張から楽しみに変わる瞬間でもありました。娘の小さな変化も見逃さないのは、「さすが私のお父さんだ」と感じました。(KASUMIさん)
[軽い冗談]
バージンロードの歩き方わかる?
特別な関係性を踏まえた冗談は、緊張感を和らげる
「ドレス踏まないでね(笑)」や「ちゃんと歩ける?(笑)」などの冗談やユーモアのある会話は、セレモニー直前の緊張を和らげます。式へのプレッシャーを感じている人もクスッと笑うことで、緊張がほぐれることもあるでしょう。
花嫁VOICE

#1
バージンロードは笑顔で歩きたいと思っていたので、父が泣きそうなのを必死で止めようとなんとか話題を絞って会話をしました。泣きそうな表情だった父も笑顔になりました。バージンロードを歩きながら、父にいっぱい愛情をもらって育ててもらって、幸せだったなと感じました。大好きな父とバージンロードを歩けたのは一生の思い出です。(あいりさん)

#2
チャペル横の控室で緊張感とちょっと気持ちがはやる中、父と話した会話です。仕事柄、人前に出るような機会はほとんどないので、かなり緊張していた父。いよいよ始まるのかという緊張感と、うまく役目を全うできるのかという不安を持っていたと思います。とにかく、私も父もドレスを踏んだりつまずいたり、説明通りに歩けなかったらどうしようとずっと思っていました(笑)。(ぱんさん)

#3
式の段取りの最終確認をしている時に、和やかで温かい雰囲気の中、母と交わした言葉です。バージンロードも母と歩きました。終始母も嬉しそうでお互いに幸せな気持ちだったと思うので、女手一つで育ててくれた母への恩返しもできたと思っています。一瞬の出来事でしたが、あの時の表情は忘れないだろうなと思います。(まいみーさん)
From 編集部
あなたはセレモニー直前にどんな会話を交わしますか?
結婚式は特別なもの。だからこそ、新しい人生の一歩を踏み出す時に交わした言葉は、花嫁にとって一生の宝物となり、特別な思い出をより一層彩ってくれます。この記事を読んで、あなたならどんな会話をするか想像を膨らませてみてください。式当日のひとときがますます楽しみになること間違いなしです。心温まる瞬間を大切にして、最高の思い出をつくりましょう!
構成・文/RIE☆ イラスト/EccO D/ロンディーネ
※記事内のデータおよびコメントは2024年11月に「ゼクシィ花嫁会」のメンバー55人が回答したアンケートによるものです
※掲載されている情報は2025年1月時点のものです
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