2026年最旬花嫁ヘア　“立体感×デザイン性”で魅せるシニヨン４Style

ゆるふわやタイトなど質感の人気が二極化する中、2026年のシニヨンは“立体感×デザイン性”がキーワードに。シニヨンそのものを立体的に作ったり遊びを利かせるなどの“ひとテク”あるアレンジは、それだけで洗練された印象に。肩の力が抜けた王道過ぎないシニヨンヘアを目指す花嫁さんにもおすすめです！（ヘアメイクアップアーティスト　長田博文さん）

ドレスコーデのトレンド“バレエコア”の流れを受けて、ヘアもバレリーナLooksが大躍進。シニヨンを作る際は毛束を巻き付けてデザイン性を出しながら、ミドル位置で固定。横から見た時にお団子が飛び出さないよう、シルエットを一体化して見せるのもバレリーナ風のポイントに。「タイトなローシニヨンだと大人っぽ過ぎる」「ゆるふわだと甘過ぎる」そんな花嫁さんにもマッチ！

ベールで高さを出すと元気＆ポップに見えやすいので、ヘアのすっきり感を生かすなら前から見た時にベールが見えないように調整を。アクセがパール系の場合、パールをちりばめたベールを合わせるとフォトジェニック。

リボンをかたどったシニヨンとカチモリヘアをドッキングさせたアレンジは、自由度もデザイン鮮度も抜群！リボンは、カチッとした大ぶりが一つだと和風に見えることもあるので、数を増やす、形を変える、毛先を散らすことで、一段とドレス映えするスタイルに。また“リボン”が主役になるよう、アクセは控えめか潔くナシにするのもおすすめ。

リボンシニヨンをアシンメトリーにあしらうなど、複数作る場合はとくに、ベールからシニヨンがはみ出すとシルエットが崩れるので気を付けて。外した時にシニヨンの存在感が高まるよう、ベールのデザインはシンプルなタイプが◎。

品よくクラシカルな王道のローシニヨンも、立体感がグレードアップ。毛束をゆったりカーブさせたS字のシニヨンで曲線美を強調すれば、シンプルなフロントとの対比で後ろ姿のインパクトが上昇。サイドまでぐるりとビジューを敷き詰めたトレンドデザインのティアラをまとえば、横顔まできらめいてあでやか！

シニヨンを覆うように低めの位置に着けておくと、ティアラの輝きが目を引き写真映えも間違いなし。ティアラ×優雅なシニヨンにパイピングベールを合わせると一層クラシカルな雰囲気に。

定番のゆるふわシニヨンは、よりナチュラルに昇華。毛束の引き出しによる立体感や、はらりと落とした後れ毛がもたらす肩肘張らない無造作感は、今の気分にもフィットしそう。ヘアアクセはあえて着けず、ボタニカルモチーフのイヤリングで華を添えれば、繊細なレースのドレスやガーデン、リゾートなどにもぴったりのフェアリーな花嫁姿に。

丁寧に引き出した軽やかな毛束をつぶさないよう、ベールはシニヨンの上部に着けるのがおすすめ。フラワーモチーフ付きのベールなら、華やかさもおしゃれさも大満足。