【和装前撮り】マネするだけで”華やか見え”が叶う!ポーズテク

「和装は着慣れていないし、動きづらいイメージだから素敵な写真が残せるかな……」という不安を抱えている人もいるのでは?今回は前撮りに定評のあるウエディングフォトスタジオ「リシアン」の方に、品よく優雅に撮れる和装ポーズテクニックを教えてもらいました。マネすれば”簡単に華やか見え”が叶うので、保存して撮影指示書に取り入れて。
「和装は着慣れていないし、動きづらいイメージだから素敵な写真が残せるかな……」という不安を抱えている人もいるのでは?今回は前撮りに定評のあるウエディングフォトスタジオ「リシアン」の方に、品よく優雅に撮れる和装ポーズテクニックを教えてもらいました。マネすれば”簡単に華やか見え”が叶うので、保存して撮影指示書に取り入れて。
着物は重さや帯での締め付けによって、ドレスよりも猫背になりがち。新婦は腰骨の辺りに力を入れてやや顎を引くと、重心が取りやすく姿勢も自然に整います。また、指の揃え方や力の入れ方、小物の持ち方など、指先のきれいさを意識することでしぐさまで美しく見え、華やかさが増します。
新郎は、体形が華奢な人は腕を組んでゆったり大きく見せるのがおすすめ。がっちりした人は体つきを生かして胸を張ることを意識すれば、一段と堂々として見えます。
次からは、おすすめの和装ポーズごとに解説していきます!
和装ならではの「静」の美しさが溢れる全身の立ち姿は、華やぎも格別。和装フォトのスタンダードで“正ポーズ”とも呼ばれています。
新婦は顎が上がるとより重心が後ろに倒れやすいので、やや引くのがコツ。新郎は足を肩幅くらいに広げ、腕もやや広げて拳を軽く握ると堂々として見えます。
写真上:江実さん<画像協力:リシアン>
「和装姿を素敵に残すために、顔の角度・表情・手先で凛とした美しさを表現するようにしました」
写真下:chiiさん
「上品な雰囲気にしたかったので、笑いすぎず口角を少し上げるよう意識しました」
新郎新婦が寄り添うポーズは、はんなりしたツーショットを残したいふたりにおすすめ。仲むつまじいふたりの雰囲気が伝わる上、着物の袂(たもと)の柄を写真に残せるのも魅力です。
新郎はどんと構え、新婦が近づいて軽く寄りかかるのが可憐に見えるポイント。ふたりでカメラを見ると存在感が増し、華やかさも上昇!
写真上:みきさん<画像協力:リシアン>
「おしとやかな表情を意識。大好きな紫陽花を背景に撮ってもらえて大満足です♪」
写真下:伶奈さん<画像協力:リシアン>
「彼の肩に、こつんと顔を載せると可愛く映ります。彼が優しく見つめている表情もお気に入り」
和装だからこそ映えるのが正座でのお辞儀ポーズ。SNSなどで結婚報告する際にも程よいきちんと感と華やかさを両立できると人気です。
「ごあいさつ」の意味を込めるなら、新郎新婦が正面向きで並んで顔は上げ、カメラを見るのがおすすめ。また、新婦が新郎側にやや顔を傾けたり、顔を見合わせると柔らかさや可愛らしさが高まります。
写真上:りんたさん・はるかさん<画像協力:リシアン>
「指先を揃えて軽く床に添えることを意識。この写真はオープニングムービーでも使用しました!」
写真下:ナオさん
「和やかな雰囲気で撮影でき、お気に入りの一枚に。指先まで綺麗に見えるよう気を付けました」
和装フォトを一層華やかに見せる人気の小道具といえば和傘。白無垢は特に膨張して見えやすいため、和傘と体を斜めに傾けると細見え効果が期待できます。
また、傘や体に角度をつけることで立体感が生まれるため、白無垢に白傘でもメリハリがついて華やかに。
写真上:RIHOさん<画像協力:リシアン>
「傘を持つ手の上品さを意識してそっと添えるように。顔を軽く傾け、綺麗に映る角度を意識しました」
写真下:Haruさん
「伏し目の際は半分くらい目を閉じて少し俯くと素敵に。自分の丁度いい角度を知っておくのがおすすめです♪」
白無垢に綿帽子をかぶったときのうつむきや伏し目がちな奥ゆかしさが、日本の伝統美を象徴。綿帽子に軽く手を添え、少し首をかしげて目を見せると、表情までしとやかに。また、綿帽子を深くかぶり、お辞儀をするイメージであえて口元だけ見せると、小顔効果も期待大。
写真上:江実さん<画像協力:リシアン>
「白無垢が着崩れないよう、アテンドの方が直して下さった後はしっかり止まる事を意識しました」
写真下:Haruさん
「綿帽子をつけてのお辞儀ショットは、口元だけが見える角度で圧倒的な”美”が演出できました」
帯の上に羽織る色打掛や白無垢のバックショットは、こだわって選んだ着物の柄をお披露目したいときにぴったり。自分ではなかなか見られない姿こそ写真に残しておきたく、両手と裾を広げればより柄ゆきがはっきりと分かります。ヘアアクセを着けているサイド部分をカメラ側に向ければ一段と豪華に!
写真上:玲菜さん<画像協力:リシアン>
「両手を広げる高さに気を付け、視線を伏し目にすることでしっとりとした雰囲気を出しました」
写真下:ナオさん
「横顔があまり得意ではなかったので、舌を上顎にくっつけてフェイスラインが綺麗に出るよう意識しました」
和装ならではの優雅さや気品を引き出すポーズのポイントを押さえておけば、撮影当日も安心して楽しく臨めるはず!事前にある程度イメージを固め、フォトグラファーさんにしっかりと希望を伝えて、ふたりらしい華やかなショットをたくさん残して。
リシアン
ウェディングフォトスタジオ
白無垢、色打掛など、本格着物の衣裳を取り揃え、屋内スタジオやロケーションにも対応。様々なポーズやシーンでの撮影を重視し、クオリティの高い1枚を残し、先輩花嫁からも支持を得ている。
文/大平美和 D/mashroom design 構成/間宮 愛(編集部)
※記事内で使用している写真は、<画像協力>と記載あるものは「リシアン」の提供。その他は異なる撮影スタジオでの写真となります
※掲載されている情報は2025年2月時点のものです