
【ゲストの本音】こんな結婚式に呼ばれたら嬉しい! 332人大調査
どんな会場を選ぼうか、どんな結婚式にしたいか、考え中の花嫁さん。結婚式を挙げるなら、やっぱりゲストに喜んでもらえる内容にしたいもの。今回は、結婚式に出席経験のある20代から70代の男女332人に、どんな結婚式に呼ばれたいかを大調査。会場探しや、結婚式のスタイル決めに、ゲストの本音を参考にしてみて。
INDEX
[Q1] 結婚式、どちらかといえば、どのくらいの規模が嬉しい?
小規模から中規模の式がゲストに人気
最初の質問は、結婚式の規模感について。「30人未満の小規模な式」「40~60人台の中規模な式」「70人以上の大規模な式」の3択で、どの結婚式に招かれたら嬉しいかを聞いてみたところ、最も多くの支持を集めたのは、30人未満の小規模な式でした。
●小規模な式
・ゲストと新郎新婦との時間が十分に取れそう。中規模や大規模の結婚式では新郎新婦と話す時間がほぼなかったので。(兵庫県・女性・35歳)
・自分自身がこの規模の結婚式をしましたが、十分におもてなしができ、会話も弾んで、いい結婚式になりました。(静岡県・女性・29歳)
●中規模な式
・多少のワイワイ感があった方が良い。少なすぎると目立つ。(千葉県・男性・47歳)
・自分自身の結婚式は人数が多くて、おもてなしがあまり行き届きませんでした。あまり少ないのも寂しいですし、中規模だと良さそうです。(北海道・女性・69歳)
●大規模な式
・お祝い事なのでにぎやかな方がいい。(東京都・男性・63歳)
小規模な式は新郎新婦との距離が近く、お呼ばれすると嬉しい式のようです。中規模な式は実は20~30代女性では一番人気でした。友人や同僚と一緒に参列するのを楽しみにしている人が多いのかもしれません。大規模な式は60~70代男性の支持率が高めでした。
[Q2] どんな会場に呼ばれると嬉しい?
料理がおいしくてアクセスしやすい会場が好評
どんな会場に呼ばれると嬉しいのか、さまざまな会場のタイプから最大5つを選んでもらった結果がこちら。全世代で高支持を獲得したのが「料理のおいしさが有名な会場」と「アクセスの良さが抜群の会場」でした。また、格式張らない雰囲気が支持され、「ナチュラルな雰囲気の会場」も人気上位に。ランキングで4位だった「歴史・伝統がある会場」は40~50代女性の人気が高く、品格ある会場での結婚式に魅力を感じる層も一定数いるようです。
●料理のおいしさが有名な会場
・何度も参加していると、料理の味が一番の評価ポイントになってしまう。(東京都・男性・43歳)
・晴れやかな場所なので普段は食べられない豪華なおいしい料理を食べたい。(大阪府・女性・64歳)
●アクセスの良さが抜群の会場
・髪も服も奇麗な状態で行く中で徒歩10分以上だと行く前から少しテンションが下がるから。(兵庫県・女性・28歳)
・結婚式出席のための準備がいろいろあるので、アクセスが良いのは助かる。(茨城県・女性・72歳)
●ナチュラルな雰囲気の会場
・格式張った感じではなく、フランクな形でお祝いできる雰囲気の会場がいいです。(宮城県・男性・62歳)
●歴史・伝統がある会場
・その歴史や伝統に思いをはせることも楽しみの一つになりそうだから。(富山県・女性・38歳)
[Q3] 時間帯はどちらかといえば、いつがいい?
準備に余裕が持てるため、午後の式が人気
結婚式の時間帯は、全世代で男女共に、午後から夕方が一番人気でした。美容院に行く時間や、移動時間が取りやすいことが喜ばれるようです。午前中の式も、披露宴が昼食のタイミングと合うことや、式後にゲスト同士の交流が存分に楽しめる点が喜ばれるようです。
●午後~夕方の結婚式
・遠方の参加者の所要時間を考えてくれているようで助かります。(奈良県・男性・66歳)
・朝から美容院に行っても間に合うし、遅くなりすぎずに帰れるので翌日に支障を来たさないから。(兵庫県・女性・55歳)
・二次会に参加するケースだと時間配分がしやすいため。(大阪府・男性・56歳)
●午前~昼の結婚式
・お昼の時間に合わせて食事が取れるのは嬉しいです。帰宅も夜にならないので。(奈良県・男性・59歳)
・結婚式が終わった後時間が十分あるので知人たちと会話したり、カフェなどに入ったり楽しく過ごせるから嬉しいです。(北海道・女性・69歳)
・子育てもしているので、子どもを他の所に預けやすい昼終わりの方が助かります。(静岡県・女性・29歳)
●夕方~夜の結婚式
・午前中ゆっくり家事ややりたいことを済ますことができ、会場のライトアップや周囲の夜景が奇麗なので。(兵庫県・男性・47歳)
[Q4]結婚式の内容は、食事会メインと演出盛りだくさん、どちらがいい?
演出の少ない食事会風の披露宴が今は人気
披露宴の内容の好みについては、全世代で多数派だったのは、「演出・余興が少なめで会食メインの食事会風」の披露宴でした。
●演出・余興が少なめで会食メインの食事会風
・自分が食事会風の結婚式をしたのですが、料理もゆっくり味わってもらえて、歓談もたくさんできたので食事会風の方がいいと思います。(兵庫県・女性・27歳)
・演出が多めの式で、新郎新婦との写真撮影や食事がゆっくりできなかったことがあり、できれば歓談多めがいいです。(愛知県・女性・28歳)
・せっかくだから豪勢な食事も楽しみたいので、演出は控えめがいい。(福岡県・男性・57歳)
一方、「演出・余興が盛りだくさんのパーティ風」も割合は少なくとも、強い支持を得ています。演出が少ないと盛り上がりに欠けるリスクを指摘する人もいました。
●演出・余興が盛りだくさんのパーティ風
・お笑いを交えた楽しい雰囲気の方が何年たっても印象に残る。料理は翌年には忘れてしまう。(愛知県・女性・62歳)
・食事会風の式で、新郎新婦の元に写真を撮りに行く人がいなくて気まずい空気が流れる式に何度か行ったことがあり、イベントがあった方が良いと思うように。(東京都・女性・35歳)
・晴れ舞台ですし、余興があれば楽しいと思います。実際、友人のパーティは余興が多かったのですが、来場された方も一緒に楽しんでいて良かったです。(京都府・男性・32歳)
[Q5]新郎新婦のお色直しはあった方がいい?ない方がいい?
お色直しはぜひやってほしいという声が多数
お色直しは「あった方がいい」派が多数。性別に分けたデータでは、女性80%、男性66%がお色直しを支持しており、特に、20代・30代女性では89%と圧倒的な支持を得る結果に。新郎新婦の衣裳姿はゲストの大きな楽しみの一つといえそう。「ない方がいい」派からは中座時間がない方が歓談時間が取れる、などの意見が寄せられました。
●お色直しはあった方がいい
・友達の奇麗なドレス姿を見られるだけでもご褒美なので、チェンジは多ければ多いほど好きです。推しと写真を撮るように全ドレス姿で2ショットを制覇したいです。(兵庫県・女性・27歳)
・中座の相手に誰を選ぶのかも感動の一場面だから。(東京都・女性・27歳)
・新婦のお色直しが何色のドレスかを想像するのがとても楽しい。一度ドレスはそのまま、ヘアアクセサリーだけの変更だったときは正直がっかりしました(東京都・女性・35歳)
・新郎新婦も出席者も中休みが必要。(東京都・男性・70歳)
●お色直しはない方がいい
・中座時間がない方がいい。(兵庫県・女性・56歳)
・お色直しの回数が多すぎると新郎新婦と歓談する時間が取れなくなるから。(大阪府・男性・42歳)
[Q6]結婚式の定番演出で、「見たい、やってほしい」と思う演出は?
ムービーの上映はゲストにとって楽しみな演出
定番演出の中から、結婚式で見たい演出を最大5つまでを選んでもらった結果がこちら。1位は「ムービー上映」でした。2位と3位の「花嫁の手紙朗読」「親への花束や記念品の贈呈」は、感動するのでぜひやってほしいという声が多数。全体ランキングでは6位の「ゲスト参加型プレゼント付きクイズ」は、20代・30代女性に限ると、ムービー演出に次ぐ2位。会場が盛り上がるし、プレゼントももらえて嬉しいという声が集まりました。
●ムービー上映
・最近の結婚式で見るムービーはみんな凝っていて楽しいので、期待してしまいます。(静岡県・女性・29歳)
・新郎新婦の幼い頃から現在まで、あの時はこうだった、あんな事忘れてた、と思い出が再びよみがえるから。(香川県・男性・64歳)
・新郎新婦の片方のことはほとんど知らないことが多いので知りたい。(東京都・男性・65歳)
・撮って出しのエンディングムービー、大好きです。全新郎新婦に取り入れてほしいくらいです。(埼玉県・女性・31歳)
●花嫁の手紙朗読
・やはり定番の感動シーン。デジタル社会の今だからこそ思いを手紙で伝えることに意味があると思う。(栃木県・男性・32歳)
●親への花束や記念品の贈呈
個人的に花嫁の手紙よりも親と向き合って記念品を贈るシーンの方が感動します!親御さんたちも感動していらっしゃる方々が多いので、こちらもウルッと来ます。(埼玉県・女性・27歳)
[Q7] 引出物を後日配送するのはあり?なし?
引出物の後日配送は8割以上が肯定的
引出物の後日配送は、ありという人が大多数。帰りの荷物の少なさと、カタログなどは好きな物を選べるところが受けているようで、女性9割、男性8割に支持されており、60代・70代でも8割以上が肯定的でした。逆に、引出物は当日手渡されたい派は、後日オーダーする手間がネックになっているようです。
●後日配送「あり」
・帰りの荷物が少なくて済むし、後からゆっくり自分で好きな品物を選べるので嬉しいです。(愛媛県・女性・39歳)
・会場が遠方ならなおさら重たい引出物は持ち帰りたくない。(愛知県・女性・62歳)
・遠方から来る方もいると思うし、二次会がある場合、荷物は少ないほうがいい。(栃木県・男性・32歳)
・受付のお礼と引出物とを持って帰った時に、大荷物すぎて嫌な思い出に変わってしまったことがあるため。(埼玉県・女性・30歳)
●後日配送「なし」
・後日届くのは、感謝の気持ちが薄れる。(愛知県・男性・44歳)
・自分で選んで注文するのは、よく注文しそびれてしまうのであまり得意ではない。(東京都・女性・34歳)
・結局カタログには欲しい物がなかったりするのでどうせなら、仮に不要な物でも本人たちが選んだ物を頂きたい。(大阪府・男性・56歳)
・荷物にはなるが、現物を渡す以外の方がかえって面倒だったり、苦手な人もいると思うから。(大阪府・男性・35歳)
From 編集部
ゲストの本音を参考に、ふたりのやりたいことと組み合わせてみて
今回の調査ではゲストが、少人数での食事会風ウエディングの人気から、新郎新婦と話す時間を楽しみにしていることがわかったり、ムービー上映などを通してふたりの人となりをよく知りたい、という気持ちがあることが見えてきました。格式張った結婚式を遠くから眺めるよりは、触れ合いのある結婚式が求められているようです。この調査を参考に、ゲストの気持ちを考えながら、ふたりの理想の結婚式の形を探ってみてくださいね。
構成・文/河内千春 イラスト/ふち
※記事内のデータならびにコメントは2024年10月に「ゼクシィ花嫁会」メンバー101人が回答したアンケートおよび、過去2年以内に結婚式に出席したことのある20~70代の男女332人が回答したマクロミル調査によるものです。
※掲載されている情報は2024年12月時点のものです
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