「ゲストハウス婚」会場の選び方~候補絞り込みから比較検討・最終決定まで~
ゲストハウスの結婚式って、どんなところがいいの?何をポイントに選べばいい?そんなギモンに、ゼクシィ相談カウンターのブライダルアドバイザーが答えます。ゲストハウスを選んだ卒花さんのリアルな声も参考に、ふたりのイメージに合った会場を探して。
ゲストハウスの魅力って?
貸し切りタイプが多く、各会場のテーマ性が結婚式をより印象的に
ゲストハウスウエディングを行った卒花さんに、その魅力を聞いたところ、以下の声が多く上がりました。
<ゲストハウスの魅力>
●貸し切りにできる
●設備がきれいで非日常感を演出できる
●あまり飾らなくても、備え付けの調度や装飾だけで様になる
ゲストハウス最大のメリットは、貸し切り可能な会場が多いこと。全体を独占できる完全貸切だけでなく、ワンフロア貸し切り、一棟貸し切りなどのタイプがありますが、いずれもほかの花嫁や利用者と顔を合わせることがなく、プライベートな時間を満喫できます。
また、設備が整ったきれいな建物が多いため、非日常感のある写真が撮れるのも大きな魅力。世界観が出来上がっているので、あまり手を加えなくてもおしゃれな結婚式が叶います。
ゼクシィ相談カウンターのUさんによると、チャペルを中心に会場を探しているカップルの場合は、「独立型」「天井が高い」「窓から自然光が入る」など、特徴的なチャペルがあるゲストハウスを選ぶ傾向があるそう。
(写真/上から)
1枚目:広いガーデンで、海外リゾートのようなフラワーシャワーも
2枚目:調度品を生かした装飾が、会場全体をふたりの世界に
3枚目:初夏の新緑や秋の紅葉など、庭の景色まで貸し切りにできる贅沢
自分たちらしさやゲストとの一体感を叶える自由度の高さ
卒花さんが感じていたゲストハウスの魅力はまだほかにも。
<ゲストハウスの魅力>
●演出や装飾の自由度が高い
●ふたりらしさを表現しやすい
●ゲストとの距離が近い
演出や装飾が比較的自由なのは、プライベート感が確保されているから。ガーデンやバルコニーが利用できる場合も多く、格式張らない雰囲気もあって、定番から個性派までどんな演出にも対応できる柔軟さも魅力です。
「披露宴会場だけにとどまることなく、ガーデンを利用したケーキ入刀など、場所を移した演出を取り入れることで、動きのある結婚式が叶います」とUさん。
また、ゲストハウス特有のアットホームな雰囲気は、ふたりとゲストの距離を近くしてくれます。
では、次の章からはゲストハウス婚の会場選びの手順を紹介しましょう。
(写真/上から)
1枚目:ガーデンを利用すれば、写真のバリエーションも増える
2枚目:知り合いのみだから、挙式やパーティでワンちゃんも大活躍!
3枚目:カジュアルな空間×個性的な演出で、ゲストと大盛り上がり!
【Step1】下見・見学前の準備
ふたり&両家で基本認識を共有
「ゲストハウスに限りませんが、見積りは人数で提示されるため、ある程度のゲスト人数をカウントしておくといいでしょう」とUさん。人数は、費用面のみならず会場のキャパシティーにも関係します。ふたりの間だけでなく、事前に両家の親とも相談を。
また、このタイミングで予算や費用負担について話し合っておくことで、その後の準備もスムーズになります。
優先順位を考え、候補会場をピックアップ
「ゲストハウスは本当にどの会場も素敵なので、選ぶ時に迷ってしまうかもしれません」と話すUさんのおすすめは、事前に「叶えたいこと」の優先順位を考えておくこと。そこを決めてから、候補となるゲストハウスをピックアップすると、見学前の段階である程度絞ることができます。
「3会場くらい見学して比較するといいですよ。比較することで、1つの会場では気付かなかったことが見える場合がありますし、おふたりが想像していなかった“大事にしたいポイント”を発見できるかもしれません」(Uさん)
【Step2】会場の下見・見学
ゲスト目線になって会場を見る
見学の際は、事前に決めた優先順位を基に、その希望が叶うかどうかの確認を。Uさんからは、下見の際に役立つこんなアドバイスも。
「チャペルや披露宴会場の雰囲気はもちろんですが、ウエルカムスペースや控室をきちんと確認することで、当日ゲストが過ごす様子もイメージできます」(Uさん)。さらに、チャペルから披露宴会場までの動線、授乳室の有無、バリアフリーなど、ゲスト層に合わせたチェックも忘れずに。
会場のコンセプトをチェック
ゲストハウスの場合、会場ごとにコンセプトや過ごし方が変わるため、ふたりのイメージに合うかの確認が大切です。「例えば、カジュアルな結婚式にしたいとお考えの場合は、会場の雰囲気そのものがカジュアルなのか、過ごし方はカジュアルにしたいけど設備は整っている方がいいのか、などで選ぶ会場が変わります。おふたりの希望と照らし合わせながら見てほしいですね」(Uさん)
装飾の自由度を確認
Uさんによると、「完全貸し切りではなく、複数の披露宴会場を持つゲストハウスの場合は、自由に装飾できるスペースが限られている可能性がある」そう。完全貸し切りの場合でも、装飾を重視している人は、具体的にどこまで自由にできるのかを確認しておくと安心です。
【Step3】比較検討し決定
見学時の印象と見積りを突き合わせて検討
見学した会場を比較検討する時のポイントとなるのが、事前に考えていた優先順位。Uさんが提案するのは、もともとの優先順位に、見学で新しく得た気付きを加えて、絶対に叶えたい[MUST]と、できれば叶えたい[WANT]を整理すること。「項目を分けることでしっかりと比較でき、後悔のない会場選びができると思います」(Uさん)
ふたりが体感した会場の雰囲気やプランナーの印象、各会場からもらった見積りなどと合わせて、納得できる会場を選びましょう。
From 編集部
ゲストハウスの魅力を生かし、理想の結婚式を
会場選びは、結婚準備の重要な一歩。だからこそ、事前の準備と見学時の細かな確認が欠かせません。自由度が高く、プライベート感を大切にしたゲストハウスで、憧れの結婚式を叶えてくださいね。
構成・文/関東博子 D/ロンディーネ
取材協力/ゼクシィ相談カウンター
※記事内のデータは、2024年8月に「ゼクシィ花嫁会」のメンバー25人が回答したアンケートによるものです
※掲載されている情報は2024年10月時点のものです
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