
結婚式の時間は何時がいい?[朝・昼・夕]メリット&デメリット解説
皆さんは結婚式の時間帯についてイメージしたことはありますか?大まかに、挙式や披露宴は午前・午後・夕方スタートの3つに分けられますが、実はどの時間帯がベスト!という決まりはないんです。今回は花嫁たちが3つの時間帯をどんな事情で選び、また、どんなメリット・デメリットがあるのかを探ってみました。
[Case1]午前に挙式スタート
<挙式>午前9時~11時に開始 <披露宴>午前10時~正午に開始
午前スタートの結婚式は、披露宴がちょうどランチタイムにかかるため、日常生活と同じリズムで食事を楽しんでもらえるメリットがあります。そう考えると、小さな子ども連れのゲストや高齢者にとっても優しい時間帯といえそうです。
一方で、自宅から会場までの距離が遠い人は早起きしなくてはならず、ヘアセットなどの身支度が大変というデメリットも。この時間帯を選ぶ際には、ゲストの顔触れにも配慮することが必要です。
それでは、実際に午前スタートを選んだ花嫁たちのエピソードを見てみましょう。
この時間帯で大正解!

披露宴はちょうどお昼時。おなかがすくタイミングの方がおいしく食事を楽しんでもらえると思い、この時間帯に決めました。(ゆっきーなさん)

式の翌日が平日だったため、ゲストが早めに帰宅できるよう、式の開始を午前中にしました。(wd___kkさん)

新緑の季節だったので、明るい時間帯の方が挙式会場からきれいに見えると思って。(もりもりさん)

小さなお子さんのいるゲストには「披露宴からの参加でも大丈夫」と声をかけ、出席しやすいようにしました。(かえるさん)
[実はここがデメリット!]中にはちょっぴり大変な思いをした人も
◆お支度開始が早朝だったため、とにかくむくみが心配でした。ホットタオルを顔に載せたりしながら、何とか乗り越えましたが……。(AYUMIさん)
◆ゴールデンウイークの初日。車で来る予定のゲストが渋滞に巻き込まれ、式に間に合わなくなってしまいました。(りささん)
◆会場内の美容室に女性ゲストの着付けとヘアセットを予約しましたが、朝早いため、割増し料金が発生してしまいました。(はるなさん)
◆遠方ゲストは前泊しないと出席できない時間帯。宿泊費は私たちが負担することに。(まゆまゆさん)
午前スタートのメリット・デメリット
<メリット>
・披露宴がちょうどおなかがすくランチタイム
・披露宴終了後の時間に余裕が持てる
・朝早いほど会場に空きがあるケースが多い
・家族だけならホテルに前泊&朝スタートでも余裕!
・夏などは涼しい時間帯に屋外挙式も可能
<デメリット>
・花嫁のお仕度が早朝から始まるので大変
・朝早いとゲストも大変(移動やヘアセットなど)
・遠方ゲストには前泊してもらわないといけない
・二次会が夕方からだと時間が空いてしまう
[Case2]午後早めに挙式スタート
<挙式>正午~午後2時に開始 <披露宴>午後1時~4時に開始
昼過ぎの早い時間に挙式が始まり、午後1時~4時くらいの間に披露宴というケース。時間に余裕があるので、遠方から来る人も日帰りすることができ、ほかの時間帯と比べて出席しやすいメリットが。外が明るい時間帯なので、会場によっては海や緑など自然の風景を存分に楽しむこともできそうです。
早すぎず・遅すぎずという人気の時間帯ですが、デメリットが全くないわけではありません。一番気になるのは食事が中途半端な時間になってしまう点。お昼でもないし、夕食にはまだ早いし、「何ごはん?」と戸惑うゲストもちらほら。さらに競争率の高い時間帯なので、予約が取りづらいという一面もあります。
次に、午後早めスタートを選んだ花嫁たちのエピソードを見てみましょう。
この時間帯で大正解!

日帰りできる時間帯だったので、遠方から来てくれる祖母の負担が軽減できてよかった。友人たちはお開きの後、みんなで飲みに行っていたようです。(あいりさん)

自然光がたっぷり入るチャペルだったため、お昼の挙式がベストでした。冬だったので、日没前に解散できたのもよかったと思います。(千春さん)

新郎新婦の会場入りは朝の8時前後。早すぎず、睡眠時間もしっかり取れて正解でした。(ゆみさん)

子育て世代の友人が多いので、帰ってから家のことができる時間帯にしました。(りっぽんさん)
[実はここがデメリット!]中にはちょっぴり大変な思いをした人も
◆人気の時間帯ということもあり、早くから予約でいっぱい。希望の日程を確保するのが大変でした。(mさん)
◆昼食を我慢していたため、挙式中におなかが鳴ってしまった人がいました…。(さきさん)
◆披露宴開始が微妙な時間帯。近くのカフェで軽食を食べてから出席したと聞かされ、申し訳ない気持ちに。(あいりさん)
◆5月下旬に行いましたが、それでも日中は暑かった!季節によってはゲストに大変な思いをさせることがあります。(りっぽんさん)
午後早めスタートのメリット・デメリット
<メリット>
・時間に余裕を持ってお仕度が始められる
・遠方ゲストが日帰りしやすい
・地元ゲストも余裕を持って足を運べる
・二次会までの待ち時間が少ない
・子ども連れの人が出席しやすい
<デメリット>
・食事の開始時間が中途半端になる
・人気が高い時間帯のため予約が取りづらい
・真夏など季節によっては過ごしにくい
[Case3]午後遅め・夕方に挙式スタート
<挙式>午後3時~5時に開始 <披露宴>午後4時~6時に開始
「夜景が美しい会場でおもてなしをしたい」というカップルにはもってこいの時間帯。窓に広がる夜景だけでなく、キャンドルやスカイランタン、打ち上げ花火など、夕暮れから夜ならではのロマンチックな演出を楽しむこともできます。希望する人がそこまで多くないので、会場によってはこの時間帯限定のお得なプランを用意していることも。
一番のデメリットはお開きが遅くなってしまうこと。翌日が仕事の人や、高齢者、子ども連れの人など、ゲストによっては出席をためらうケースが出てくる恐れがあります。遠方ゲストが日帰りできない場合は宿泊費の問題なども出てくるでしょう。
次に紹介するのが、午後遅め・夕方スタートの時間帯を選んだ花嫁たちのエピソードです。
この時間帯で大正解!

高砂席の後ろが全面ガラス張りで、ライトアップされた東京タワーがすぐ目の前に。「夜景がきれいで感動した」という声をもらえ、夜の式にしてよかったと思いました。(カナさん)

会食はレストランでディナーを楽しみたかったので、逆算してちょうどよい時間帯に挙式を。遠方から来るゲストもいたため、少し遅めのスタートにしました。(おかかさん)

二次会をしない予定だったのでナイトウエディングを選択。昼と比べて予約を取りやすかった上、最後の時間帯で慌ただしさもありませんでした。(美穂さん)

余裕を持ってお支度に臨める午後にして正解でした。持ち物チェックも余裕を持ってできるし、ワクワクする時間を長く取れるメリットも!(あみさん)
[実はここがデメリット!]中にはちょっぴり大変な思いをした人も
◆帰宅時間が遅くなってしまうため、次の日の仕事に影響してくるゲストがいたかもしれません。(ryokoさん)
◆披露宴終了後、二次会、三次会とハシゴするには時間が遅く、疲れて早めに切り上げる人も。(いくらさん)
◆お開きが遅くなってしまうので、子どもがいるゲストに参列を断られてしまいました。(美穂さん)
◆子どもが眠くなる時間と重なってしまい、小さい子がいる友人の中には、途中で抜けて帰ってしまう人もいました。(さきさきさん)
午後遅め・夕方スタートのメリット・デメリット
<メリット>
・披露宴がちょうどディナータイム
・夜景やサンセットを楽しんでもらえる
・中には料金的にお得なプランがある会場も
・式までの時間を利用して、結婚式と同日に婚姻届を提出できる
・次の予約が入っていないので、お開き後、余裕を持って片付けができる
<デメリット>
・遠方ゲストの宿泊が必要になることが多い
・翌日の仕事に差し支える人が出てくる
・高齢者や子ども連れの出席率が下がる
・時間的に二次会ができないことがある
・家族が難色を示す恐れがある
From 編集部
“過ごし方”をイメージしながら式の時間帯を選ぼう
どの時間帯に行う場合でもメリット・デメリットはあります。デメリットと聞くとドキッとするかもしれませんが、事前に対策を考えておけばクリアできることの方が多いのでご安心を。ベストな時間帯は人それぞれ異なるため、誰とどのような一日を過ごしたいのかをイメージしながら、ふたりの式スタイルに合った時間帯を選んでくださいね。
構成・文/南 慈子 イラスト/二階堂ちはる
※記事内のコメントは2024年8月に「ゼクシィ花嫁会」メンバー133人が回答したアンケートによるものです
※掲載されている情報は2025年1月時点のものです
- 挙式・披露宴
- 式イメージ収集期
- 自由
- 定番
- スタンダード
- プライベート感
- アットホーム感
- スッキリしたい
- テンションあげたい