「少人数婚ならでは」の会場選びのコツがあるって知ってた?(先輩花嫁アドバイスつき)
家族を中心に、親しい人たちだけお招きする少人数婚。自分たちも少人数婚をしたい、と考えているけれど「一般的な会場はゲスト数の多い人向けなのでは?」「少人数婚の会場ってどうやって見つければいい?」などとお悩みの方もいるのでは。先輩花嫁たちのリアルなアドバイスを交えながら少人数婚ならではの会場選びのポイントをお届けします。
【その1】ゲストの人数に対応しているか確認するべし
会場に見学予約をする前に必ずしておきたいのがゲスト数決めです。ひと口に少人数といっても10人未満なのか、20人前後なのか、40人近いのかで規模がだいぶ異なってくるからです。ふたりで現時点での想定ゲストリストを作っておきましょう。また、その際、少人数婚を考えていることを両家の親にも相談して、招待する親族の顔触れも確認しておくと先々安心です。
規模がつかめたら、見学に行く会場を探しましょう。先輩花嫁たちは、会場のホームページに掲載されている情報から対応人数を調べたり、「少人数婚対応」を打ち出している会場を探したり、同じ規模で挙げている花嫁の口コミをチェックして探したようです。また、ゼクシィ相談カウンターで少人数婚ができるおすすめ会場を聞いたという人も。気になる会場が見つかったら、会場に電話をし、予定している招待人数を伝えて、対応可能かどうかを聞いてみるのもおすすめです。
少人数婚花嫁のアドバイス
【同規模人数の人の口コミを参考に】
実際にその会場を使って結婚式をした先輩花嫁さんたちの口コミをチェックしました。同じくらいの人数でやった方の書き込みをチェックすることで、予算も把握できました。(まどかさん・ゲスト数30~39人)
【披露宴会場の規模を下調べ】
会場見学の予約をする前に、希望している規模の披露宴会場がその会場にあるかどうかを事前に調べました。(かえるさん・ゲスト数30~39人)
【バンケットの選択肢に制限が】
会場によっては「少人数OK」とあっても、ゲスト数によっては、披露宴会場の選択肢が限られることがあるので確認が必要。特に、大きな写真で魅力的に写っている披露宴会場は大人数でないと借りられないことが多かったです。(あきらさん ・ゲスト数20~29人)
【その2】「少人数プラン」などお得なプランがあるか確認するべし
少人数の結婚式には、費用はさほどかからないというイメージがあるかもしれません。しかし、確かに総額は抑えられますが、実はゲスト数の少なさゆえ、ご祝儀総額も少なくなります。ふたりの持ち出し分がある程度必要になることは、踏まえておきましょう。ちなみに、親族が多い結婚式の場合は、お祝い金を弾んでいただけるケースもありますが、必ず当てにできるものではないと思って予算を考えて。
そうした費用面の点からも、少人数婚向けのお得なプランがあるかどうかを会場選びのポイントにするのはおすすめです。コロナ下に少人数婚が増えた影響もあってか、今は少人数用のお得なプランを備えている会場も少なくありません。また、こうしたプランがある会場なら、少人数婚のサポートに慣れているので安心というメリットもあります。
ちなみに、同じ少人数婚でも人数を増やした方がお得になったり、引出物やペーパーアイテムなどの最低注文数が決まっている会場では、ゲスト数があまりに少ないとアイテムを余らせるムダが発生することも。会場のプラン内容や注文の条件を確認後に、人数の変更を検討してみるのもよいでしょう。
少人数婚花嫁のアドバイス
【少人数プランで割引に】
少人数婚を推している会場は少人数プランなどもあるので普通よりは節約できるかと思います。私の場合、セット料金で料理やドレスなど割引が利きました。その分、オプションでおすし食べ放題をプラスし、おもてなしに還元しました。(あおいさん・ゲスト数20~29人)
【ゲストを20人増やしてお得に】
最低料金のプランでも100万円を超えるような会場でした。家族のみでの結婚式を考えていましたが、友人ゲストも呼ぶ形にプランを変更。20人ほど増えたことで、人数招待キャンペーンが適用されて10%オフになりました。(すずらんさん・ゲスト数30~39人)
【最小ロットも確認して】
ペーパーアイテムや引出物などは会場に頼む場合の最小ロット数が決まっていたため、例えばゲストが16人でも最小ロット数の20人分で注文しなければならないことや、ゲストによって贈り分けをするつもりが会場手配だとできないことが後でわかりました。(さきさん・ゲスト数10~19人)
【その3】「会場タイプ」は絞りすぎなくてOK
少人数婚を挙げるならどんなタイプの会場から探せばいいのでしょうか。先輩花嫁たちのアンケートでは、ホテル、ゲストハウス、専門式場、レストランなど、さまざまなタイプの会場が満遍なく上がってきました。特にコロナ下以降、少人数婚に対応してくれる会場は増えているので、まずはふたりの好みや、どんな結婚式にしたいかのイメージを優先で探してみてOK。
例えば、一般的に大人数向けのイメージがあるホテルや専門式場ですが、広さの違う複数の披露宴会場を持つ会場なので、少人数対応は実は得意なところ。コンパクトな披露宴会場を持っている場合もありますし、広いバンケットを仕切って程よい広さに調整してくれる場合もあります。
中には、食事会メインの結婚式にぴったりな、料亭やレストランを併設しているホテルや専門式場もあります。ホテルなら遠方ゲストの宿泊手配もラクですね。
少人数希望の方にはレストランウエディングも人気。広さがちょうどよく、お料理もおいしいので食事でのおもてなし重視の方に選ばれています。ゲストハウスは貸し切りの会場が多いため、他の結婚式とバッティングしないのが利点。ただし少人数婚では予約できない場合もあります。日程や空き状況にもよるため、気になる会場には問い合わせてみましょう。
少人数婚花嫁のアドバイス
【部屋が豊富な専門式場】
選んだ専門式場には3つの披露宴会場があり、人数に応じて会場の広さも違ったので、人数が少なくても寂しい感じがありませんでした。(あいりさん・ゲスト数30~39人)
【スタッフ対応抜群のホテル】
少人数だからこそ、ホテルのスタッフの方がゲスト一人一人をたくさん気にかけてくださり、ゲストから「とても優雅な時間を過ごせた」と言ってもらえました。(さきさん・ゲスト数10~19人)
【広さが程よいレストラン】
ちょうどよい広さのレストランで安心感がありました。ごはんが一番おいしかったです。(らんたんさん・ゲスト数20~29人)
【快適だったゲストハウス】
本来は少人数NGと記載のあるゲストハウスでしたが、確認してみると少人数でもOKでした。広々と使えて快適でした。(なぎささん・ゲスト数30~39人)
【その4】披露宴会場の広さやイメージを確認するべし
少人数婚の会場見学では、予定している人数で部屋が広すぎてスカスカな感じにならないかどうかはとても気になるところ。見学前にホームページで会場の情報を調べる際、披露宴会場の収容人数の記載があれば、見ておきましょう。部屋の規模感のおおよその把握に役立ちます。
また、自分の予定と同規模のゲスト数で結婚式を挙げた先輩花嫁さんの口コミやInstagramをチェックして、会場情報、披露宴会場のテーブル配置などの写真や書き込みを確認しておくのも、少人数婚の場合の会場の使われ方や広さがイメージできるのでおすすめです。
なお、テーブル配置は、ゲスト数が20人程度までなら流しテーブルといわれる長卓を使い、それ以上なら円卓を複数使う会場が多いよう。披露宴会場の様子をイメージする際の参考にしてください。
少人数婚花嫁のアドバイス
【最大収容人数をチェック】
最大収容人数がどのくらいか、披露宴会場の規模を見ておくと、このくらいの規模の会場なら少人数でも寂しくならないかも!となんとなく把握することができます。(春奈さん・ゲスト数30~39人)
【候補会場の卒花レポをチェック】
Instagramのゼクシィの卒花さんのタグから、見学予定の会場で、自分たちと合うような挙式、披露宴を挙げた人を探して、レポを確認してから見学に行くのがおすすめです。こういう結婚式にしたい、と投稿を見せるととても話が早いです。(ゆっきーなさん・ゲスト数30~39人)
【使いたい部屋の対応人数を確認】
披露宴会場ごとに収容人数に制限があるため、希望している披露宴会場がある場合は、予定の人数で対応可能か担当者に確認すると良いと思います。(るるさん・ゲスト数10~19人)
【その5】少人数婚でも複数会場回るべし
平均会場見学数は「2.5軒」
「ゼクシィ結婚トレンド調査2024」によると、ゲスト40人未満の少人数婚を実施したカップルのうち約7割が複数の会場を見学に行き、比較検討していました。
また、少人数の結婚式への参列経験がなく、流れや雰囲気がなかなかイメージしきれない方もいるでしょう。複数の会場を見学すると、いろいろな会場の担当者と話すことによって、少人数婚のイメージが徐々に出来上がっていくのも、複数見学の大きなメリット。
見積りを見比べることで結婚式費用の知識も得られます。ぜひ気になる会場を複数回って、やりたいと思える結婚式のかたちを見つけてみてください。
少人数婚花嫁のアドバイス
【いろいろなタイプを3軒】
ホテル、レストラン、チャペルといろいろな種類の会場を全部で3軒見ました。そのうちに自分の理想のイメージが湧いてきました。(もえさん・ゲスト数5人)
【3軒回って広さを確認】
少人数婚ならではの会場の広さと、ゲストの数が合っているかを実際に見たかったので、3軒の会場を見学しました。広すぎると寂しい雰囲気になるし、狭すぎて窮屈なのも嫌なので実際に比較して良かったです。(ゆずさん・ゲスト数10~19人)
【地元とリゾート地で5軒】
地元で3軒と、両家の中間地点にあるリゾート地で2軒行きました。気になるところは全部見て決めたい!と思い質問を用意して回りました。比較対象も明確にしていたので参考になりました。でも5軒はさすがに疲れます(笑)。(あおいさん・ゲスト数20~29人)
[プラスアルファ]ここまで聞いておくと会場選びがよりスムーズに!
実際に会場見学に行ったら、どのようなことを相談したり、確認すると良いのでしょうか。会場の絞り込みや、イメージ通りの結婚式の実現に役立つ、先輩花嫁たちおすすめの「会場に聞いておくべきこと」をご紹介します。
少人数婚花嫁のアドバイス
【司会者の有無を相談】
司会者の有無について相談すると良いと思います。また、少人数婚の会場であるとやりたいと思っていた演出ができないということもあるので、やりたい演出があるのであれば確認することをおすすめします。(かえるさん・ゲスト数30~39人)
【過去事例の実績を聞く】
少人数制で成り立つのか気になったので、過去事例などの実績やエピソードを良く聞くようにしました。(よもぎさん・ゲスト数20~29人)
【形式にこだわらずにできるか確認】
形式張った進行や演出にこだわらずにできるかを尋ねてみてもいいと思います。(すずらんさん・ゲスト数30~39人)
【テーブル間に十分な幅があるか】
少人数婚で小さめのバンケットを選ぶ場合は、プリンセスラインのドレスを選んだときに披露宴会場のテーブルの間を通れる幅があるか確認した方がいいですよ。(なぎささん・ゲスト数30~39人)
From 編集部
会場に相談しながら結婚式の形を見つけて!
気になる会場の情報集めをしたら、次はいろいろな会場に足を運ぶ番。どんな部屋でどんなスペースの使い方ができるのか、食事会風にするか、演出を入れたパーティ風にするか、会場担当者と話しながら、ふたりらしい結婚式の形を見つけてくださいね。
取材・文/河内千春 イラスト/佐々木千絵 D/ロンディーネ 構成/金子朱里(編集部)
※記事内のデータは「ゼクシィ結婚トレンド調査2024」(全国推計値)で招待ゲストが40人未満の結婚式を挙げた花嫁への調査結果によるものです
※記事内のコメントは2024年8月に「ゼクシィ花嫁会」のメンバー76人が回答したアンケートによるものです
※掲載されている情報は2024年10月時点のものです
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