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お金・常識
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[年収別]新婚生活の家計見せて!家賃・貯蓄は?ライフプランは?

よそのうちの貯蓄額は?家賃は?食費は?新婚家庭のお財布って気になりますよね。この記事では350万~900万円まで世帯年収の異なるカップル5組に登場していただき、それぞれのライフプランや家計の収支を公開。貯蓄額や家計費の平均金額も年収別に出してみました。

年収450万円未満カップルの
家計簿見せて!

世帯年収350万円 Kさん夫婦の場合

世帯年収350万円 Kさん夫婦の場合

【ライフプラン】
マイホームを購入して結婚した時、妻の収入を130万円以下に抑え、夫の被扶養者となる「扶養内パート」に変更。新生活に慣れてきたところで、妻は正社員に転職して、収入を増やし、激減した貯蓄のUPを考えている。

【家計のやりくり】
ふたりで外食もするけれど、毎日お弁当で食費を節約。旅行やレジャーも楽しむけれど、夫の福利厚生を利用してコストを抑えるなど、いろいろ工夫している。
マイホームのローンは賃貸と同じくらいの金額だけど、火災保険は賃貸より高いし、固定資産税の支払いもあって家計はギリギリ。

【ふたり合わせた貯蓄】
●結婚当時:500万円
●現在:150万円
貯蓄を新築一戸建ての頭金、カーポートや庭の柵、人工芝の設置、結婚式の費用に使ったため、一気に減ってしまった。お互いそれぞれの収入から毎月積み立てているが、妻の収入が少なくて思っていたほど貯蓄が増えなかった。

新婚家庭の家計のリアルを告白

貯蓄アップのため、ライフプランを変更
Kさん

当初、出産してから正社員かフルタイムパートで働こうと思っていましたが、夫と話し合い、予定変更。今の経済状態で子育てを始めると、貯蓄を切り崩しながらの生活になりそうなので、先に収入アップを図り、出産はある程度貯蓄が増えてからにすることにしました(Kさん)

【世帯年収450万円未満】の家計の平均値

【収入と貯蓄の平均】
●回答者の年収(額面):335万9200円
●回答者の月収(手取り):23万4400円
●結婚当時の貯蓄:204万8800円
●現在の貯蓄:232万2500円
 
【1カ月の支出の平均】
●貯蓄:2万1500円
●住居費(家賃・住宅ローン等):6万5400円
●食費:3万6600円
●水道光熱費:1万8800円
●通信費(携帯・ネット・受信料等):1万5900円
●日用品費:1万2100円
●被服・服飾品・美容・理容費:6000円
●交際・趣味・レジャー費:9500円
●交通費(ガソリン代・車ローン等):1万2400円
●保険料(生命保険・自動車保険等):1万4300円
●夫の小遣い:1万300円
●妻の小遣い:4400円

年収450万~600万円未満カップルの
家計簿見せて!

世帯年収530万円 岡田さん夫婦の場合

世帯年収530万円の岡田さん夫婦の場合

【ライフプラン】
子どもが生まれたところで、来年マイホームを購入しようと思っている。子どもが1歳くらいになり、保育園が見つかったら、妻は育休が取れる就職先を見つける予定。再就職後、金銭的に余裕ができたら第2子検討。

【家計のやりくり】
夫の転勤によって妻が退職し、引っ越ししたのは結婚から9カ月後。今は夫の収入だけでやりくりしなくてはならず大変。ベビー服やおもちゃはお祝いで頂いた物がたくさんあり、子育て費用は最小限で済んでいるが、それでも赤字になる月があり、ボーナスで補填(ほてん)している。

【ふたり合わせた貯蓄】
●結婚当時:1000万円
●現在:1200万円
ボーナス2回で約120万円のうち100万円を貯蓄に回している。毎月の収入から決まった金額の先取り貯蓄はしていなくて、家計費の余りを貯蓄。その一方で、各自結婚する前からの貯蓄をNISAで運用。それぞれへそくりもある。

新婚家庭の家計のリアルを告白

親や行政のサポートに助けられています
osan

この先、子ども用品もいろいろ必要になってくると思いますが、児童手当を毎月1万5000円頂けるので、それで賄う予定。私の住む市の子どもの医療費負担額上限は現在1回500円なのですが、来年から全額無料に。オムツを買って届けてくれる親含め、行政や周りの人に助けられています(岡田さん)

【世帯年収450万~600万円未満】の家計の平均値

【収入と貯蓄の平均】
●回答者の年収(額面):505万1300円
●回答者の月収(手取り):32万2200円
●結婚当時の貯蓄:362万円
●現在の貯蓄:400万9200円
 
【1カ月の支出の平均】
●貯蓄:4万5100円
●住居費(家賃・住宅ローン等):6万7200円
●食費:3万8800円
●水道光熱費:1万8000円
●通信費(携帯・ネット・受信料等):1万2500円
●日用品費:1万1600円
●被服・服飾品・美容・理容費:8300円
●交際・趣味・レジャー費:1万3900円
●交通費(ガソリン代・車ローン等):1万3700円
●保険料(生命保険・自動車保険等):1万6400円
●夫の小遣い:1万9000円
●妻の小遣い:8300円

年収600万~750万円未満カップルの
家計簿見せて!

世帯年収700万円 ぽんさん夫婦の場合

年収700万円のぽけもんさん夫婦の場合

【ライフプラン】
会社で時短勤務の話が出た時、「今後子どもが生まれ、フルタイムで働けなくなった時に退職するより、同じ会社で働き続ける方が良いのでは」と考え、週3~4日、1日7時間勤務に変更した。ただし、子どもは3年後くらいを考えていて、今はふたりだけの結婚生活を楽しんでいる。

【家計のやりくり】
月3回ほどの外食や旅行先では金額を気にせず飲食する、夫こだわりのコーヒーは高品質の物を買うなど、生活に潤いを与えてくれる物にはお金を惜しまない。
一方で廊下はセンサーライトにして電気をつけなくて済むようにするなど、細かい節約もしている。

【ふたり合わせた貯蓄】
●結婚当時:700万円
●現在:75万円
結婚前の700万円は結婚式や引っ越し、新婚旅行などに使い、残った金額は各自の貯蓄とすることにした(その金額は各自で管理しているため、不明)。現在の貯蓄は夫婦のお金として結婚後に貯め始めたお金。年間100万~200万円貯まる予定だったが、夏冬で50万~100万円ある夫のボーナスも、昨年は車の車検代などに使って貯蓄に回せず、なかなか増えない。

新婚家庭の家計のリアルを告白

在宅の副業で収入アップを図っています
ぽけもんさん

時短勤務社員になった当初、単発の隙間バイトをしていましたが、今は毎週土日の完全フルリモートのコールセンターの仕事をして収入を増やしています。私の収入は時短勤務の会社が年収150万円、副業が50万円。リモートは子どもができてからも働きやすくて◎(ぽんさん)

【世帯年収600万~750万円未満】の家計費の平均値

【収入と貯蓄の平均】
●回答者の年収(額面):642万5400円
●回答者の月収(手取り):40万1000円
●結婚当時の貯蓄:404万1800円
●現在の貯蓄:442万8100円

【1カ月の支出の平均】
●貯蓄:7万800円
●住居費(家賃・住宅ローン等):7万4300円
●食費:4万1000円
●水道光熱費:1万6900円
●通信費(携帯・ネット・受信料等):1万3900円
●日用品費:1万2600円
●被服・服飾品・美容・理容費:9000円
●交際・趣味・レジャー費:1万2200円
●交通費(ガソリン代・車ローン等):1万5600円
●保険料(生命保険・自動車保険等):2万2700円
●夫の小遣い:1万8200円
●妻の小遣い:1万2400円

年収750万円以上カップルの
家計簿見せて!

世帯年収754万円 あいりさん夫婦の場合

世帯年収754万円 あいりさん夫婦の場合

【ライフプラン】
出産から1年後に正社員として職場復帰希望。しばらく家族3人の思い出をつくりたいので、第2子誕生は2年後以降が理想。マイホームは子どもの人数がはっきりしてから考えようと思っている。

【家計のやりくり】
結婚後は外食を控え、自炊しているが、健康に影響するので、食材の節約はあまりしていない。友人との付き合いは数カ月に1度となり、交際費は減った。
毎月の出費は黒字だが、家計費以外に、3月はひな人形を購入して20万円、4月は初めての子どもとの旅行を奮発して30万円など、子ども関係の高額出費もあり、家計費では足りず、妻の貯蓄を崩す月もある。

【ふたり合わせた貯蓄】
●結婚当時:200万円
●現在:630万円
家計費は住宅費と自分の保険料、ガソリン代を夫負担、それ以外を妻負担と分担している。毎月の積み立てに加え、使わないで残ったそれぞれの収入が貯蓄として残っている。共済貯金やつみたてNISAの利益が順調に出たことも、貯蓄が増えた理由。この貯蓄はマイホームの頭金にする予定。

新婚家庭の家計のリアルを告白

子どもの医療費は無料、おもちゃはお得なサブスク利用
あいりさん

うちの子は完全母乳なので、ミルクは不要ですが、オムツ代は月2500円くらい。離乳食グッズを買いそろえた月のベビー用品代は7000円もかかりました。歩けるようになると必要な物がさらに増えそう。思っていたよりお金がかかるので、おもちゃは買うよりお得なサブスクを利用。子どもの医療費や薬代が無料の地域に住んでいるのも助かっています(あいりさん)

世帯年収900万円 さちさん夫婦の場合

世帯年収900万円 さちさん夫婦の場合

【ライフプラン】
現在妊活中。子どもを1人産み、3人で暮らしたい。夫が転勤族のため、マイホーム購入は考えていない。

【家計のやりくり】
ふたりとも正社員で勤務年数も長いが、通信費は3000円、外食は月1回程度でカフェにも立ち寄らない、衣類もあまり買わないなどと、支出を抑えている。
「お金がかかるのが悩み」という不妊治療費も、サプリや漢方は一括購入しておまけを付けてもらう、自治体の助成金を活用するなど、できるだけ負担軽減。
金額を気にせず、支出しているのは年2~3回の旅行。

【ふたり合わせた貯蓄】
●結婚当時:1000万円
●現在:1000万円
貯蓄が増えていないのは、結婚式や新居、不妊治療、車の修理など大きな出費があったから。現在の積み立ては毎月10万円。ボーナス(年間ふたりで180万円)も手を付けず、ほぼ貯蓄している。「後悔しないようにできる妊活はすべてやりたい」と思う今、貯蓄は経済的な保険の意味合いも持つ。

新婚家庭の家計のリアルを告白

妊活の助成金制度は自治体で異なります
さちさん

妊活費用は月によって違い、診療費から病院への交通費まで10万円を超える月もあります。私が住む県では1回の申請で最大10万円の助成金が受けられますが、対象は保険を適用して行った特定治療のみ。サプリメントや民間療法など自己負担の金額が高いので大変です。(さちさん)

【世帯年収750万円以上】の家計の平均値

【収入と貯蓄の平均】
●回答者の年収(額面):946万7000円
●回答者の月収(手取り):54万円
●結婚当時の貯蓄:583万8200円
●現在の貯蓄:902万6400円

【1カ月の支出の平均】
●貯蓄:11万4700円
●住居費(家賃・住宅ローン等): 9万2700円
●食費:4万4500円
●水道光熱費:1万7400円
●通信費(携帯・ネット・受信料等):1万3000円
●日用品費:1万1600円
●交際・趣味・レジャー費:1万2900円
●趣味・レジャー・交際費:2万700円
●交通費(ガソリン代・車ローン等):1万8000円
●保険料(生命保険・自動車保険等):2万800円
●夫の小遣い:3万400円
●妻の小遣い:2万8800円

From 編集部

新生活が落ち着いたらリアルなライフプランを描き直したい

同じくらいの収入の家庭でも、マイホームを持ちたい時期から希望する子どもの人数、子育てに入りたい時期までそれぞれ違います。引っ越し、結婚式、ハネムーンという3大高額出費が済んで落ち着いたら、ふたりでもう一度将来のことや家計費について相談したいところ。現実的なライフプランを描くことが、働き方や毎月の貯蓄額、家計費の使い方などを見直すきっかけに。

構成・文/渡邊博美 イラスト/あずきみみこ
※記事内のデータは2024年6月に結婚してから1年以上4年未満の20~30代の既婚女性440人を対象に行ったマクロミル調査、コメントは「ゼクシィ花嫁会」のメンバー137人が回答したアンケートによるものです
※掲載されている情報は2024年8月時点のものです

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