花嫁美容の「もっとこうしておけば……」卒花後悔談&プロのアドバイス
自分史上最高にかわいい私でいたい結婚式。「こうしておけばよかった……」なんて後悔はしたくないですよね。ここでは、卒花さんたちから寄せられた“花嫁美容で後悔したこと”の中から、多く挙がった体験談をピックアップ。回避するための方法や解決策を、その道のプロに聞いてみたのでぜひ参考にして!
ボディ編
教えてくれるのは……
ブライダルエステをはじめ、多彩なメニューで花嫁から厚い信頼を集めているエステサロン「PMK」の代表取締役社長。20年近くのエステティシャン歴を生かし、花嫁一人一人の悩みに寄り添いながら、高い専門知識と確かな技術で最適なプランを提案している。
【後悔1】盲点!こんな部位もケアしておけばよかった
花嫁後悔VOICE
式後、写真を見たら顎がたるんでいたので、顎周りをすっきりさせるストレッチをしておけばよかった。(Mさん)
背中が露出するデザインのドレスだったため、もう少し背中の保湿に力を入れればよかった。(YUKIさん)
Professional Advice
試着時にさまざまな角度で写真を撮って
気になる部位をチェック!
360度で写真や動画を撮っておき、ドレスの見え方だけでなく、脂肪がぽっこり出ていないかなど“ボディや肌”もチェックを。自分では見えない背中は特に、近距離で写真を撮っておくのがおすすめです。また、エステサロンに行ってプロに見てもらうのも有効。ケアしたい部位の優先順位が自分では決められない場合も、必要なものをアドバイスしてくれます。(奥村さん)
【後悔2】もっと計画的にエステに通えばよかった
花嫁後悔VOICE
エステに通い始めるのが遅めだったこともあり、二の腕が理想のラインまで届かなかった。もう少し早く通い始めればよかったのかも。(トモミさん)
ドレスが入らないことに気付き、直前にキャビテーションを詰めることに。もう少し計画的にダイエットをしていたら、もっとすっきりしたのかなと思いました。(サリナさん)
Professional Advice
見た目の変化を実感したいなら
挙式半年前からが断然おすすめ!
なりたい姿により必要な期間は変わります。まずドレスのサイズダウンを狙うなどのボディメイクは体質から見直した方が早いので、8~6カ月前から緩やかにスタートを。序盤で全身施術を行い、後半3カ月はパーツケアを行うとすべてのラインがキレイに整いやすいこともあり、二の腕は6カ月~3カ月前、背中(肩や肩甲骨)や脇肉は3カ月前の開始がおすすめです。(奥村さん)
【後悔3】シェービングはプロに頼るべきだった
花嫁後悔VOICE
背中やうなじのムダ毛は自己処理をしようと試みたが、肌荒れしてニキビができてしまった。プロに依頼すべきだった。(はなまる◎さん)
本番直前に自己処理で脇をシェービング。式後に写真を見たら脇が赤くなっていた……。(miyumimiさん)
Professional Advice
プロケアなら摩擦によるダメージを防げ
保湿やパックなどのアフターケアも丁寧
プロケアとセルフケアの大きな違いは、摩擦による肌への負担。サロンで行えば、保湿&抗酸化のパックなどもできるためトラブルも避けやすいです。普段から自己処理をしている方はその箇所が黒ずみやすいのですが、ホワイトニングの施術で目立たなくすることもできます。(奥村さん)
プロがプレ花嫁の素朴な疑問にお答え!
Q. 二の腕も、背中も、脚も、気になるところはたくさん。全部ケアできたらいいけれど時間も費用的にも難しそう……。どういう基準で選べばいいですか?
A.
挙式当日に、とにかくキレイに見せたいならドレスから露出する部分を優先的に。また、ブライダルエステをきっかけに自分のボディを見直したいなら、この機会に普段から気になっている部位をケアするのも一案です。
ちなみに早く始めたらお金がかかりそうだから直前に、と考えるのは逆効果。早めに相談した方がホームケアのアドバイスもでき、相互作用が期待できるため、結果コスパも良くなるんです!(奥村さん)
「花嫁エステで必ず知っておいてほしいこと」
エステの施術経験がない人は、万が一トラブルが起きた場合、結婚式当日までに回復が困難なこともあるので、結婚式直前ではなく時間的な余裕を持って施術をスタートさせましょう。なお、「体験コース」や「お試しコース」の実施も時間に余裕を持って行いましょう。肌が弱い方は施術前に医師に相談し、サロンにも伝えましょう。妊娠している場合は施術前にまず医師に相談しましょう。
フェイス&スキン編
教えてくれるのは……
ゼクシィ本誌やアプリなどのヘアメイク記事からコスメのプロデュースまで、ビューティ業界で幅広く活躍中。TRUNK(HOTEL)やTIADをはじめとする多くの花嫁さんのヘアメイクも手がけ、トレンドを押さえたおしゃれなスタイリングに定評がある。
【後悔4】写真で見ると想像以上に目立っていた!
花嫁後悔VOICE
小ジワや乾燥、ほうれい線が、写真で見ると目立っていてショックだった。エステやホームケアなどで少しでも改善して当日を迎えられたらよかった。(マイさん)
アップで撮られた写真を見ると、もっと保湿をするなど肌を整えておくべきだったと感じました。(YUKIさん)
Professional Advice
美肌を目指すには土台づくりが大事!
「加湿」でハリや弾力を育んで
小ジワやほうれい線、くすみなど、写真で気になる肌トラブルの多くは乾燥が大敵。肌をふっくら柔らかく整えるためにも大事なのは「加湿」です。まずはクレンジングの時からスチーマーを使い、マッサージしながらメイクを乳化させてしっかりと落とします。汚れをクリアにし、さらに加湿しながら美容液やパックなどで美容成分を与えれば、化粧ノリも抜群に!(長田さん)
【後悔5】ナチュラルメイクのつもりがなんだか薄かった!?
花嫁後悔VOICE
普段よりはしっかりめのメイクでしたが、写真で見ると結構ナチュラル。もっとしっかりメイクしてもらってもよかったのかなと思いました。(愛さん)
リップをもう少し濃くすればよかった。見た目にはちょうど良くても、写真だとなんとなくあか抜けない印象に……。(ちーさん)
Professional Advice
今っぽい抜け感メイクも「目力」は必要。
2m離れて鏡でメリハリがあるか確認を
ドレス姿は肌が出る面積が広く、ヘアも程よく作り込まれているため、バランスの問題で顔の存在感が薄く地味に見えがち。でも単に濃くするのはNG。目元はまつげをしっかり上げ、インラインはマスト!口角のキワも取るなど目や唇の「キワ」をぼんやりさせないことが、抜け感はありながらもメリハリ&立体感を高めるコツです。(長田さん)
プロがプレ花嫁の素朴な疑問にお答え!
Q. シワ、ニキビ、ホワイトニング……。いろいろ気になるけれど、どうやって優先順位を決めればいい?また、何をポイントにコスメを買ったらいいですか?
A.
肌トラブルによって有効な成分が異なるため、あれもこれもと重ねると逆効果になることも。まずは「お悩み」に優先順位をつけて、最も気になるところに特化しているなど、用途がはっきりしたコスメを使うのが一番。
また、敏感肌にはドクターズコスメ、肌全体を底上げしたいなら高機能のオールインワンタイプもおすすめです。(長田さん)
ヘア編
教えてくれるのは……
ヘアサロン「yaan」に所属。サロンワークで培ったセンスを生かし、ゼクシィアプリをはじめ雑誌やヘアカタログの撮影などでも活躍。Instagramでは「#かねこアレンジ」が話題を集める。著書にウエディングヘアアレンジ集『#かねこウェディング』(エイ出版社)他。
【後悔6】キレイにケアしたまま保つのって難しい!
花嫁後悔VOICE
乾燥やパサつきをケアしたつもりだったのに、他の卒花さんを見ると不十分だったことに後から気付いた。(はなまる◎さん)
伸ばしていたのでその分傷んでしまい、直前にカットする羽目に。キレイに伸ばせないと意味がないと思いました。(カナコさん)
Professional Advice
毎日のホームケアが何より重要!
ドライヤーなどの熱や摩擦を軽減させて
髪の傷みはドライヤーやアイロンの熱や摩擦、適切に乾かさないことなどが主な原因に。洗い流さないトリートメントを付けてからドライヤーで乾かし、最後に冷風を当てるとキューティクルが引き締まってつややまとまりが生まれます。
結婚式当日にパサつきがある場合は、オイルなどのスタイリング剤でもケアできますよ。(金子さん)
【後悔7】ヘアカラーの明るさ・暗さがイメージと違った
花嫁後悔VOICE
照明のことも考えて、カラーリングすればよかった。(さきさん)
キレイな髪を保ちたいのでヘアカラーは避けていましたが、黒髪よりも明るくした方が写真では立体感やつやが見えやすかったかも!?(アキコさん)
Professional Advice
光のタイプやライトの色合いなど
美容師さんに照明の状況を伝えて
自然光、ダウンライト、ナイトパーティなど、髪色は光源や照明によって見え方が異なるもの。髪色が暗めの場合、自然光の下では質感もキレイに見えますが、ダウンライトだと見えづらくなります。
また、寒色系だと明るめに、暖色系だとつやは出ても暗く見えるなど、同じ明るさでも色の種類によって見え方が異なるので、それも踏まえて美容師さんに相談を。(金子さん)
【後悔8】理想のヘアスタイルが叶わなかった
花嫁後悔VOICE
髪が長すぎてシニヨンのボリュームがすごかったので、もう少し毛量を減らしておけばよかった。(千春さん)
結婚式に向けて髪を伸ばしていたのに思ったより伸びず、やりたいヘアスタイルができませんでした。(さちさん)
Professional Advice
少し早めにリハーサルを行い
カットなどで調整するのがおすすめ
リハを踏まえた上で美容室に行けば、当日に向けた事前のカットで毛量や長さの調整が可能。逆に髪の長さが足りない時は、襟足に付け毛を付けてアレンジすることもできます。
やりたいヘアスタイルのイメージ画像を用意する際は、好みのものだけでなく、同じアレンジでもこの感じはイヤという例もあれば、よりヘアメイクさんとすり合わせができるので理想に近づくはずです。(金子さん)
プロがプレ花嫁の素朴な疑問にお答え!
Q. 結婚式に向けて髪を伸ばしたいけれど、すでに傷んでいる場合、どうしたらいいですか?
A.
髪の毛は自己再生の力がないため、現状キープもしくはもっと傷んでしまう場合がほとんど。遠回りに感じるかもしれませんが、毛先を少し切ってから日々のケアを取り入れていく方がキレイに伸ばせます。
また、ヘアカラーも毎回毛先まで染めるのではなく、リタッチを間に挟むのも有効です。(金子さん)
From 編集部
“後悔なし!”の花嫁美容で式当日、最高キレイに♪
花嫁にとって大事なのは、ドレスを着てこそキレイに見えるボディメイク&ビューティケア。普段の美容とは少し違うからこそ、うまくいかなかったり、振り返ってみるまで気づかないことも。そうならないために役立つのが、卒花さんたちのリアルな後悔談やプロのアドバイス!これを参考にすれば「もっとこうしておけばよかった……」と思うことなく、素敵な花嫁姿で式当日を迎えられるはず。
取材・文/大平美和 イラスト/itabamoe 構成/山川眞侑(編集部)
※掲載されている情報は、2024年4月時点のものです
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