「迷ったけど、結婚式やって良かった」大人花嫁が感じた”愛”の瞬間って?
結婚式への参列経験豊富な大人花嫁は、その素晴らしさをよく知っているのだけれど……。いざ自分が招待するとなると「友達は子育て中で大変そう」「今更、恥ずかしい」なんて思いも湧いて、挙げる・挙げないを迷う人が多いよう。そこで大人花嫁たちの「結婚式やって良かった」瞬間に注目!大人だからこそ染み入る“愛”がありました。
大人花嫁が語る、結婚式への本音!
大人花嫁92人に聞いたところ、約3割が「結婚式をするか迷った」と回答。年齢的に「結婚式より子どものことを優先して考えたい」「華やかなドレスへの戸惑い」などの考えもあり、また周囲が子育て奮闘中であることも迷う原因の一つに。
迷った末に行った「結婚式、やっぱり挙げて良かった!」と思えるシーンを具体的によみがえらせる人が多く、そこには家族やゲストとの愛、自分への愛があるようです。中には“やって良かった瞬間”を選びきれずに「全部!」と答えた人も。
それでは、大人花嫁だからこその愛が染み入る“挙げて良かった瞬間”を実例で見ていきましょう。
Episode1「久々に親族と笑い合う瞬間は、それはそれは幸せ」
結婚式にお金をかける価値を見いだすことができなかった新婦だったが、親族の祝福の声に背中を押された。伯母に結婚報告をすると「おめでとう!楽しみ~!結婚式するの?」と電話口から弾む声。いとこたちも久々の親族集合を楽しみにしていた。選んだ会場は欧米の農場のような開放的な空間で、披露宴ではふるさとの伝統、ヤッコ踊りを披露。友人からは「あの余興は本当に幸せな気持ちになった」と感想が寄せられ、改めて家族や親族からの愛を実感した。
結婚式、やってよかった!
祖父や祖母も他界し、親族がそろう機会はなかなかないので結婚式を開きました。“挙げて良かった瞬間”は一つに絞れず、今でもあの日に浸れるぐらい最高の一日に。月に5回以上は映像で振り返っています(笑)。アットホームで素朴な温かい愛に満ちた結婚式は、家族や親族、友人なくしてできませんでしたね。(Reikaさん)
Episode2「産後、自信を失った私がキラキラする瞬間の連続!」
1人目の子どもを出産し、コロナの自粛モードで家にこもりがちに。その後、2人目を出産すると忙しく、スタイルに自信が持てなくなり、結婚式は後ろ向きに……。それでもドレスを着たい気持ちがあり、父母からも「花嫁姿が見たい」と言われ沖縄ウエディングを決めた。そこから食事に気を配り、家族が眠っている早朝にたっぷり1時間ウオーキング、エステにも通って自信を取り戻した。迎えた当日、キラキラ輝く白ドレス姿の自分が輝いていとおしかった。
結婚式、やってよかった!
結婚式は人生で一度きりのイベントだからベストコンディションで臨みたくて、自分にプレッシャーを掛けてしまうほどでした。他の花嫁さんのスタイルに比べたらまだまだだけど、やりきった達成感と当日キラキラできたことに大満足です。(T・Yさん)
Episode3「友人に囲まれて再婚を祝福された瞬間、挙げて良かった」
ふたりとも再婚のため、ゲストを招待することに少し気が引けた。でも友人たちは「結婚式に行きたい!」「またウエディングドレス姿を見られるのは嬉しい」と言ってくれて、都内のゲストハウスで60名の結婚式をすることに。本番の幕開け、ファミリーミートでは父母もふたりも涙して「挙げて良かった」と確信。友人たちは祝福に包まれた一日を、「いい結婚式だったね」と半年たった今も振り返る。その言葉を聞くたびに「やっぱり挙げて良かった」の気持ちで幸せいっぱいに。
結婚式、やってよかった!
家族が涙ぐんでくれて、彼の涙も初めて見て。友人の言葉に背中を押され結婚式を挙げて、本当に良かったと思います。彼はご両親への感謝の気持ちで感極まってしまったそうです。友達がいまだに振り返ってくれるのも嬉しいですね。(Remiさん)
Episode4「父の嬉しそうな瞬間、大泣きする瞬間に愛が止まらない」
「みんなの大切な一日を使ってもらっていいのかな?」「そもそも集まってくれる?」と不安もよぎったけれど、大好きな人同士が集まる一日をつくりたい気持ちがその不安を上回った。自然光が降り注ぐ会場で、ゲスト参加型の楽しい結婚式を目指した。娘を愛する父は時に嬉しそうに、要所要所で大泣き。式後は「すごくいい人に引き継げたのに、式を思い返して感動して涙が止まらない」と連絡が。その瞬間、その瞬間に父の愛が溢れて幸せでいっぱいの気持ちに。
結婚式、やってよかった!
柔道をしていた武道家の父は武骨な印象ですが子煩悩で、普段はうざったく感じるほど惜しみなく愛を伝えてくれていました。結婚式前も当日も後も、何度も涙して(笑)。結婚式を通して改めて、深い愛情をいただいています。(寧々さん)
From 編集部
結婚式を挙げたからこそ、触れられる愛がある
結婚式を挙げるかどうか迷っていた大人花嫁たちが「挙げて良かった!」と思える瞬間には、家族や親族への愛、自分への愛がありました。どれも結婚式を挙げなければ触れることのできなかった愛です。不安や迷いを飛び越えた先にある結婚式、まずはふたりでイメージしてみてはいかが。
文/千谷文子 D/mashroom design 構成/山崎裕香子(編集部)
※記事内のデータおよびコメントは2024年1月に「ゼクシィ花嫁会」のメンバー92人が回答したアンケートによるものです
※掲載されている情報は2024年3月時点のものです
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