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結婚式は今にこだわらなくてもいい!数年後に挙げた先輩夫婦のSTORY

「もうすぐ婚姻届を提出するけど、すぐに結婚式をするのは難しいかも……」「今は挙げなくてもいいかな?」などと考えているプレ花嫁さんもいるのでは。実際、数年後に結婚式を挙げた先輩夫婦も多くいます。今回は、そんな3組の結婚式実例をご紹介。それぞれの理由や、期間を空けてでも結婚式を挙げることの良さを聞くことができました。

今ではなく、数年後に挙げる良さって?

結婚資金を貯められたり、改めて家族としての誓いを立てられる

数年後の結婚式

結婚式を挙げるのは、婚姻届提出後やプロポーズから1年前後が一般的と考える方もいるのでは?でも、期間を空けて行うことで、得られる良さもあるんです。実際に先輩夫婦からは「資金が貯まり妥協のない式を挙げられた」「結婚3周年に、生まれた子どもをお披露目できた」といった声も。

今回紹介する3組の先輩夫婦は、結婚生活を送る中で気が付いた“自分たちが本当にしたいスタイル”を選択。それぞれのSTORYを紹介していきましょう。

STORY1 ぽんこさん夫婦

デザイン

婚姻届提出後、男の子を出産したぽんこさん。「結婚式はしなくてもいいかな」と思った時期があったものの、子どもが1歳半になった頃、友人から「結婚式をするなら子どものイヤイヤ期が始まる前にやった方がいいよ!」と言われ、気持ちが動き出したそう。

【結婚式を決めたきっかけは?】
「ある日、野外で音楽演奏ができる会場を知り、それまで意識していなかった『結婚式を挙げたい』という気持ちに火が付きました。ひとりで会場見学に行き、彼に結婚式を挙げようとプレゼン。大人も子どもも楽しめそうなパーティに彼も同意し、2年以上の期間を経て結婚式を行うことが決定しました」(ぽんこさん)

【親や周囲へはどう伝えた?】
「久しぶりに連絡を取る人に『いつの間に結婚、出産していたの!?』と思われないように、きちんと経緯を話しながら結婚式の案内をしました。その結果、長く会えずにいた友達からも『絶対行くよ!』と嬉しい返事をもらえて安心しました」(ぽんこさん)

Wedding Scene

結婚式

フェスのような結婚パーティが理想だったので、当日は音楽仲間によるライブをメインに、キッチンカーを呼んだり、子どもが楽しめる輪投げや水風船の屋台を用意したり。ふたりの子どもをお披露目しつつ、大好きな音楽で盛り上がった結婚式。みんなで再会を喜び合うかけがえのないひとときになった。

式を終えて

花嫁

子連れ大歓迎にしたので、ずっと会えずにいた友達と互いに新しい家族を紹介し合えたことが何より嬉しかったです。音楽で一体感が生まれた会場で、ワイワイと楽しめたことも私たちらしくて大満足。諦めずに結婚式をして良かったと思いました。(ぽんこさん)

イラスト

【From新婦友人】
「子どもも連れてきて」と言ってもらえたので家族で参加。子どもたちが自由に遊べるように工夫してくれていて、私たちも気兼ねなく楽しめました!

<結婚式DATA>
婚姻届提出から結婚式までの期間:2年2カ月
準備期間:4カ月
会場タイプ:ゲストハウス
招待人数:70名

STORY2 光保さん夫婦

結婚式

20歳で結婚した当初、出産を控えていて金銭的な余裕がなかったふたり。しかし、新婦の光保さんはいつか必ず結婚式を挙げたいと思っていたので、新生活がスタートしてから夫婦で貯蓄を開始した。

【結婚式を決めたきっかけは?】
「出産後のある日、ゼクシィアプリで大聖堂のある結婚式場にひと目ぼれ。お金がないという理由で何かを諦めて後悔するのはイヤだったので、多少挙式の時期が遅れてもいいからしっかり貯めようと決め、彼と一緒に貯蓄に励みました」(光保さん)

【親や周囲へはどう伝えた?】
「招待状を送る前に、LINEで『今さらだけど挙式しようと思っていて。もし良かったら来てくれると嬉しい』と伝えました。彼と同居し始めた時から『結婚式はしないの?』と気にかけてくれていた友人たちが『喜んで参加するよ!』と言ってくれ、すごく嬉しかったです」(光保さん)

Wedding Scene

結婚式

同級生だったふたりは共通の友人もたくさん。友人はほとんど学生だったので、会費制にして出席しやすい配慮をした。当日は憧れの大聖堂での挙式にふたりもゲストも大感激。披露宴では子どもと3人での入場や、友人ゲストと歓談時間を多く設けるなど、希望通りのプログラムで幸せな一日を満喫した。

式を終えて

花嫁

私のドレス姿を見た瞬間に泣き出す大親友。自分の結婚式では泣いていなかったのに、サプライズで花嫁の手紙を読んだら号泣してしまった姉。結婚式を挙げたことによって「大事にされているな」「愛されているな」「やっぱり感謝を伝える機会をつくって良かったな」と実感しました。(光保さん)

新婦姉

【From新婦姉】
誰にも負けないくらい妹の幸せを願っていたので、妹がようやく結婚式を挙げられたことに、この上ない幸せを感じました。大切な妹からのサプライズの手紙は涙なしでは聞くことができませんでした。ひと言ひと言に「改めて姉妹で良かった、家族で良かった。そして一番の親友だ」と再認識し、一生の思い出として心に残る日となりました。

<結婚式DATA>
婚姻届提出から結婚式までの期間:2年7カ月
準備期間:1年6カ月
会場タイプ:専門式場
招待人数:40名

STORY3 Sさん夫婦

結婚式

新婚旅行でヨーロッパへ行った際、ふたりだけで誓いを立てたSさん夫婦。しかし帰国後、Sさんは親に花嫁姿を見せてあげられなかったことに心残りを感じたのだそう。その気持ちが募った3年半後、家族を中心にした少人数ウエディングを叶えたいと思い始めて……。

【結婚式を決めたきっかけは?】
「独身時代は結婚式への憧れはそこまでなかったのに、いざ結婚をした時にフラワーシャワーやケーキ入刀といった演出で祝福される結婚式に憧れていたことに気付きました。親に花嫁姿を見せ、感謝を伝えたいという気持ちもずっと消えずにあったのでやろうと決めました」(Sさん)

【親や周囲へはどう伝えた?】
「招いたのは身内と親しい友人のみ。私が結婚式を挙げたいことを知っていた人ばかりだったので特に詳しい説明は必要ありませんでした。ゲストにとっても特別な時間を過ごしてもらいたいと考えていました」(Sさん)

Wedding Scene

結婚式

遠方に住んでいた家族は、前日から会場に宿泊。母と兄がドレスのアイロンがけを手伝ってくれるなど、家族水入らずの時間も過ごした。当日は、ゲストをおもてなしするためピアノの生演奏を実施。出会いのきっかけになった映画音楽を連弾したり、それぞれソロ演奏したりとふたりが中心になって盛り上げた。お開きの場面で親へ感謝の言葉を伝えると父も母も目を潤ませ、Sさんは心から「やって良かった」と実感。

式を終えて

花嫁

親に花嫁姿を見てもらい、きちんと感謝を伝えられたことが何よりも良かったです。嬉しそうな姿を見て、日本での結婚式をやって良かったと思いました。また、彼と結婚準備を通して協力し合ったおかげで、以前より良い関係になったと感じています。(Sさん)

花嫁

【From新婦母】
やっと結婚式ができて良かったね。もらった花束は、挿し木にして庭で大切に育てています。季節になると生き生きとした花を咲かせてくれ、結婚式のことを思い出します。

<結婚式DATA>
婚姻届提出から結婚式までの期間:4年
準備期間:6カ月
会場タイプ:ホテル
招待人数:20名

From 編集部

数年後だからこそ、感じられるつながりや感謝の伝え方がある!

結婚式を挙げるまでに期間を空けてしまうことで、「今さら結婚式を挙げたら周りはどう思うかな?」と考えてしまうかもしれません。でも、先輩夫婦の実例からも、結婚式を行うことに家族はもちろん、友人も大歓迎していることがわかりますよね。いくら時がたっても、結婚式は家族やゲストとの絆を深めたり、感謝を伝えたりできる最大の機会。今にこだわらず、ふたりのベストなタイミングで挙げることを検討してみては?

取材・文/関原のり子 イラスト/寺澤ゆりえ D/mashroom design 構成/間宮 愛(編集部)
※掲載されている情報は2024年2月時点のものです

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