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「撮りたい!」が見つかる【前撮りフォト】#ストーリーのあるシーンカット編

カッチリしたポーズや決め決め以外の写真も残したい。そんなナチュラル派花嫁に支持されているのが、「ストーリーのあるシーンカット」。ちょっとした動きをつけることで、撮影時の状況や気持ち、時間の流れが感じられるドラマな一枚に。気負わずその場にいるだけでOK。簡単に物語性を感じさせる写真に仕上がる、4つの撮り方パターンをご紹介します。

1/おしゃべり&談笑カット

■ドレス編

前撮り

いつものようにふたりでおしゃべりをすることで、カメラ前での緊張や堅苦しさのない、自然な雰囲気を切り取れるのが最大の魅力。「この時こんな話をしたよね」と撮影の時間そのものも思い出になり、二度と撮れないこの瞬間だけの特別な表情をワンショットに。何げないこんなカットでも、衣裳姿であることで前撮りらしさはキチンとキープ。

写真上:夕可里さん
<たっぷりの光を纏った穏やかな笑顔にキュン>
柔らかな光に包まれた中でのおしゃべりシーン。向き合うのではなく、横に座ることでより緊張がほぐれ、表情にリラックス感が出るのもテクニック。ナチュラルなふたりの姿だからこそ、年賀状や式当日のアイテムにも使用しやすかったそう。

写真中:あきさん
<新緑の中での談笑カットはナチュラルなのにロマンチック>
普段の自分たちらしさが反映されたという、木漏れ日に包まれた中でのワンカット。いつものふたりに美しい光が組み合わさり、朗らかで優雅な雰囲気をつくり出した。実は撮られているとは思っていなかったというのも成功のヒミツかも?

写真下:里衣さん
<ラフさを演出しつつ、ハッピーな瞬間を捉えて>
ふたりで床に座り、リラックスしながら撮影したという一枚。あえて床に座ったことで肩の力が抜け、よりリアルな表情を捉えられた。お互いへの愛情や幸福感、撮影時の瞬間の喜びが伝わるカットに。

■和装編

前撮り

慣れない和装はどうしても緊張感が出て、表情が硬くなってしまうもの。だからこそいつものようにおしゃべり、笑顔を交わすことで、リラックスした豊かな表情が引き出される。ふたりの愛情や幸福感、関係性がより強く伝わり、見る人もハッピーにしてくれるエモい一枚に。

写真上:sakiさん
<美しい紅葉と和装の笑顔。リラックスと気配りが調和>
美しい紅葉に包まれた談笑フォトは、ふたりの明るい表情と背景の美しさが相まって、まさにこの時季ならではの特別なカットに。リラックスしつつも姿勢にだけは気を付けていたというふたり。和装撮影だからこそ、少しだけ姿勢を意識しておくことで、仕上がりが変わってきそうです。

写真中:omiさん
<優雅さとリラックス感の絶妙なバランスがGOOD>
まさに「いつもの自然な姿や笑顔を撮ってもらえた!」という、お気に入りの談笑カットは、フォーマルな和装フォトでありながらリラックス感もある幸せショットに。成功のポイントは、伸び伸びしつつも大口で笑ったりせず、品を意識したことだそう。

写真下:夕可里さん
<和やかな雰囲気×和装美を引き立てる横並びショット>
ふたりが撮影のポイントにしたのは自然体。あえて横並びになり互いに同じ方向を向くことで、堅苦しさがなく和やかで温かな雰囲気を演出。しっかり全身が見えることで、和装の美しさがより引き立ったのも◎。

2/ファニーポーズカット

前撮り

ポーズカットで最近注目なのが、事前に決めたカッチリ系ポーズではなく、その場の雰囲気でラフにできるもの。準備をしていない分、緊張感が和らいでリラックスした、ムードや遊び心が表現できるだけでなく、ふたりだけの特別な思い出として残るのも人気のポイント。衣裳との対比もストーリー性を高めてくれます。

写真上:理紗さん
<みんなが笑顔になる、ひょっこりカット>
帽子から顔をのぞかせた瞬間に生まれた、ふたりの笑顔を捉えた瞬間カット。ブーケや扇子、建物や柱などどんなものでも、どこでも手軽にマネできる。その上自然とキュートな雰囲気にしてくれる魅力的なポーズ!

写真中:由梨枝さん
<“横並び片足上げ”でおちゃめなふたり♪>
ふたりで横に並び、片足をヒョイッと。簡単なのにおどけた感じが出てお気に入りになったというファニーなカット。こんなちょっとした遊び心をプラスするだけで、笑顔になれる、そしてリラックスしたふたりが残せるのは発見!

写真下:@chikarin0924さん
<写りを気にせず楽しんで。自然体のハッピーが詰まったカットに>
ロケ撮影の最後に何げなく撮った、クランクアップ!のウィンクピース。自然だからこそ楽しそうな写真に仕上がり、見返すたびに笑顔になれる一枚に。「写りを気にしすぎず自然に楽しんだ方がよいショットになる!」と実感したそう。

3/ダンス with ドレスカット

前撮り

前撮りという特別な時間に抱く、ウキウキやワクワクを閉じ込めたよう。そんな写真が叶うのがこのカット。踊ったり揺れたり、広げたり回ったり……。衣裳に動きをつけることで目を引く、グッと魅力的な1カットに。流れるようなドレスのシルエットや美しいデザインが動きにより映え、写真に華やかさも添えてくれるのもうれしい。

写真上:里衣さん
<横揺れが生み出す、優雅でドラマチックな空気感>
ドレスの裾を両手持ちし左右に揺らしたというカットは、優雅で華やかな雰囲気をふんわりまとって。動きをつけたことで、ドレスのデザイン性や素材の美しさも際立ち、エレガントさの感じられる写真に仕上がった。

写真中:千咲さん
<ベールなびかせショットは自然が生み出す瞬間美>
強い海風を味方にした迫力あるベールショットは、ロケーションの雰囲気も相まって、幻想的かつダイナミック!ベールが流れるような美しいシルエットを作り出し、ふたりの輝きがより引き立つ一枚に。

写真下:知香さん
<思いきり主役気分で!特別な思い出が宿るカットに>
ステージで踊るお姫さま気分になれた!という舞踏会風ポーズのカット。シャッターチャンスを逃さぬよう、気持ちゆっくり動いたのが成功の秘訣だったそう。踊るという動きのある写真が残せるだけでなく、普段あまりない動作で思い出になるというのも魅力的♪

4/コマ撮りカット

前撮り

コマ撮り系前撮りは、短い時間内に複数のショットを撮影するため、ふたりの自然な表情や臨場感のある瞬間がリアルに捉えられるのがGOOD。それぞれのカットに変化があり、思ってもなかった表情や動きを引き出せることも多く、一連の写真を通してふたりだけのストーリーを残せる。なんとも言えないエモさが漂うのも、このカットならではの魅力。

写真上:K.Mさん
<プロポーズストーリーをコミック調に残して>
実際のプロポーズの様子を、4コマ漫画風に再現。内容は事前に考えておいたもので「新婦が新郎へラブメッセージを伝えようとたくらむ→新郎はそのメッセージを丸めて鼻紙に!→新婦はショックで泣き出す→その隙に新郎からプロポーズし見事成功!」。後から見返した時にもおもしろく、ふたりだけのオリジナルな物語が完成するのも最高の思い出に♪

写真中:haruさん
<近づいていく様子を特別なストーリーとして>
幻想的な草原の中でのコマ撮りは、お互いが磁石のように引き寄せ合う様子をキャッチ。その日その瞬間にしか出せない動きや表情、ロケーションの雰囲気を捉えることで、ふたりだけの特別な時を残すことができた。

写真下:愛弓さん
<流れで見せる、ふたりの幸せ&仲良し感>
花嫁が花婿に少しずつ近づいていくシーンをコマ撮りしたショット。1枚目から2枚目、3枚目と距離が縮まるにつれ、微妙に変化するふたりの表情にキュン♪最後のハッピースマイルにたどり着く流れから、幸せな雰囲気が伝わってくるとっておきに。

From 編集部

ストーリーのあるシーンを取り入れて、ふたりだけのリアルな一枚を

「写真映りを気にせず楽しんだことで、思った以上の写真に仕上がった!」という声が多かった、ストーリーのあるシーンカット。準備不要だからこそ本当に自然なふたりの姿が残せる、そんな愛おしさに溢れたカットの数々。細かいことは気にしすぎず、撮影を全力で楽しみながら最高の写真を残してくださいね!

取材・文/滝 紀子 D/ロンディーネ 構成/松隈草子(編集部)
※掲載されている情報は2024年2月時点のものです

※撮影申請が必要な場合や時期ごとに利用条件が異なる場所があるので、撮影前に必ず確認をしましょう。また撮影時は自然を傷めないよう最大限の配慮を

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