「撮りたい！」が見つかる【前撮りフォト】＃お散歩＆抱っこショット編
「決め決めのポーズだけでなく、ふたりらしい自然な表情のカットを残したい」。そんな花嫁たちから今人気なのが、動きのあるショット。ふたりが動くことで生まれる臨場感や躍動感は、自分たちでもびっくりするほど魅力的。今回は、特に人気のお散歩風と抱っこの２大アクティブショットをジャンル分けしてご紹介します。
■お散歩風前撮り
今、前撮りの中でも鉄板になりつつあるのが、まるでお出かけデート中のふたりを捉えたような仕上がりが叶う、「お散歩風前撮り」。ロケーションを生かしつつ、カップルが自然体でリラックス。気取りのない笑顔やしぐさが魅力的♪ここではそんな「お散歩風ショット」の撮り方を３パターンご紹介！
１／ドレスでお散歩“全身ショット”編
お散歩しながらのナチュラルショットは引きで全身を入れて撮ることで、美しい草花や緑、街の明かりなど、季節や空気感をプラスし写真に深みを加えることができるのがメリット。思い出の場所や好きなロケーションなど、ふたりらしい場所を選ぶことでよりパーソナルで特別な一枚になるのもうれしい。
写真上：あきさん
＜振り向いた表情がまさに普段のふたり＞
歩いている途中、フォトグラファーさんから呼ばれ、見返った瞬間のショット。自然にふたりらしさが醸し出せたこんな動きのあるポーズ写真の数々は、使い勝手がよく、式アイテムでも多く活用できたそう。
写真中：miyukiさん
＜ゆっくり歩くことでより柔らかな表情に＞
カッチリポーズを決めているより、自然な表情が出せたというお気に入りの一枚。最初は歩くのが早すぎてうまく撮影できず、やり直したという撮影裏話も。お散歩しながらおしゃべりする様子を撮る際は、ゆっくりと歩くのがポイントだそう。
写真下：もちゆりさん
＜街明かり×ドレスがドラマチック！＞
夜の街をふたりでお散歩しているようなイメージで撮影。ナチュラルでありつつ、大人っぽい雰囲気に仕上がったのはナイトフォトだからこそ。歩きながらの撮影は、髪や小物が乱れやすいので、ヘアはなるべくタイトにセットして、ベールなど風に弱いアイテムは使わないのがおすすめとのアドバイスも！
２／ドレスでお散歩“ズームイン”ショット編
ふたりがリラックスでき、ナチュラルな笑顔やいつものなにげないしぐさ、佇まいなどを引き出すことができるのがお散歩カットのよさ。せっかくの豊かな表情や佇まいは、ぐっと寄りの構図で撮影してもらい、ふたりらしい瞬間を残すのがおすすめ。パーツカットも雰囲気たっぷりに仕上がります。
写真上：留菜さん
＜寄りカットにして豊かな表情を見せる＞
交差点を歩きながらおしゃべりするふたりは、引きではなくあえてズームイン。寄り目の構図にしたことで、お散歩ならではの自然な表情やほほ笑みが印象的な写真に仕上がった。
写真中：野依さん
＜同じ歩幅で歩くふたりの足元にキュン♪＞
ビーチを談笑しながら歩くシーンで撮ってもらったという足元カット。パーツカットでも、動きがある方が臨場感も出て、その時の感情や情景が表現できるし、動くことで撮影もわいわい楽しく。写真が苦手な人にこそおすすめ！とのコメントも♪
写真下：らんさん
＜オシャレさ漂う、絶妙な距離感＞
森の中を歩くスタイリッシュなバックショット。気取らないナチュラルな様子を残したいと、SNSで見つけたイメージを探し取り入れたそう。あえて手を繋いだりくっついたりせず、少しだけ距離感をつくったところが、オシャレ見せのカギ。
３／和装でお散歩ショット
静的な写真になりがちな和装撮影も、お散歩風で動きを出すことで抜け感のある和装フォトに。カジュアル感の強いお散歩ショットも、和装なら華やかな雰囲気はそのままキープ可能。リラックス感があるのに、優美で厳か。この絶妙なバランスが、和装×お散歩フォトの人気理由の一つ。
写真上：@chikarin0924さん
＜カメラを意識しすぎず、ふたりのタイミングでがコツ＞
新郎が新婦の手を引き、橋を渡っているショットは、紅葉の鮮やかさとも相まってお気に入りの一枚に。写真映りを気にしすぎず自然に楽しんだことで、結果いいショットになったという貴重な感想も！
写真中：Yukaさん
＜談笑ショットでナチュラルな雰囲気を残して＞
鮮やかな緑の木々を背景に、衣裳と朱色の橋が絶妙なバランスでマッチ。そんなTHE和なロケーションに、手繋ぎ談笑中のふたりがかわいい一枚♪当日は抱っこやいっしょにジャンプ！などのアクティブポーズも撮影。ポーズを考えて写真を撮ることで自然と楽しさが増し、その後の雰囲気もよくなったことは発見だったそう。
写真下：光保さん
＜なにげないオフショット風は和の後ろ姿にも＞
顔が見えない分、雰囲気のある写真に仕上がるバックショットは、和装のお散歩風にもフィット♪こちらは、決め決め写真は見せるのがちょっと恥ずかしいことがあるかも……と依頼したオフショット風の中の一枚。さりげない瞬間の切り取り風に仕上がり、友人などに見せるときのハードルがぐっと下がったというのも納得！
■抱っこ＆おんぶ前撮り
ウエディングというタイミングだから撮れる、抱っこ＆おんぶは、ドレス映えするアクティブポーズでもあるからマストで残しておきたいカットの一つ。ポーズのために超密着する瞬間に思わず出てしまう表情から、ラブラブ感やふたりのリアルな雰囲気が伝わるのも魅力的♪
４／お姫さま抱っこ＆おんぶショット
定番人気ながら、ウエディングだからこそ撮れる特別感がある、「お姫さま抱っこ」や「おんぶ」ショット。自然とふたりの顔が接近するから、愛情いっぱいの表情を残せるというものうれしい。ドラマチックにしたいならお姫さま抱っこ、少しカジュアル感も出したいならおんぶショットなど、目指す雰囲気によって選んでみて。
写真上：あきさん
＜夕日×お姫さま抱っこでエモなワンカットに＞
彼の当日提案でチャレンジしたというお姫さま抱っこショット。サンセットの柔らかな光がふたりを包み最高にロマンチック！お姫さま抱っこは、当日いきなりやろうとなっても難しいこともあるから、事前に鏡の前でシミュレーションをしたり、ふたりで撮りたいイメージを共有しておくと安心。
写真中：ちゃみさん
＜ふんわりドレスなら引きカットでお姫さま感UP＞
ボリュームたっぷりのトレーンが目を引く、THEお姫さま抱っこ！バリエーションをつけるため、抱っこをしたまま前や横、後ろを向いたりと、実は新郎が長時間頑張ったという裏話も。お姫さま抱っこはどこを持つと美しく写るかなど、具体的に指示してもらえることも多いので、撮影希望がある場合は撮影スタッフに事前共有するのがおすすめ。
写真下：梨沙さん
＜動きがありつつリラックス感も出るおんぶフォト＞
岩場でのクール系フォトとともに撮ったという、ナチュラル系おんぶショット。お姫さま抱っこに比べ、難易度が低いのも◎。おんぶをしてもらうだけで密着感アップ！自然と笑顔が溢れ、いつもどおりのふたり感が出せるのもうれしい。
５／たて抱っこショット
前撮りで人気の定番、お姫さま抱っこの進化系がこの「たて抱っこ」。向かい合って花嫁を抱き上げるスタイルは、お互いを見つめ合うことになり、自然と幸せ溢れる表情が引き出せると人気急上昇中のよう。彼の頼もしさと、花嫁のかわいさがダブルで表現できるのもポイント。
写真上：千咲さん
＜ふたりの楽しいが伝わる、抱き上げフォト＞
空と街の風景を背景にした、抜け感が気持ちいいたて抱っこポーズ。「普段撮らないシチュエーションだから、少し恥ずかしかった」というふたりも仕上がりに大満足！撮影時のポイントは「全力で楽しむこと！」だそう。
写真中：かほさん
＜まさにプリンセス！主役感あるドラマな一枚＞
バージンロードの遠近感と、ふたりを照らし出すスポットライトの演出が相まって思いっきりドラマチック！抱き上げて目を合わせた瞬間、笑顔が生まれ、思わずキュンとするとっておきの一枚に。
写真下：さきさきさん
＜ビーチ映えする満面の笑みに躍動感を添えて＞
青い空と海をバックにした、開放感バツグンな抱っこショットは、幸せそうなビッグスマイルがキュート♪彼に飛び込む瞬間に生まれた、たて抱っこならではのくいっと膝曲げポーズでダイナミックな味付けも。
From 編集部
動きを取り入れて、宝物と思える一枚を
アクティブショットにチャレンジした卒花さんの一人からは、「動きに集中したことで、作り笑顔じゃない自然な表情を残せた♪」との感想が。慣れない撮影で緊張してしまうからこそ、どれだけカメラを意識せずにいられるかがカギとなる前撮り。そんな緊張をほぐすのに、動きのあるポーズはうってつけ！今回ご紹介したお散歩＆抱っこショットを取り入れて、ぜひ撮影を楽しんでみてくださいね♪
取材・文／滝 紀子 D／ロンディーネ 構成／松隈草子（編集部）
※掲載されている情報は2024年1月時点のものです
※撮影申請が必要な場合や時期ごとに利用条件が異なる場所があるので、撮影前に必ず確認をしましょう。また撮影時は自然を傷めないよう最大限の配慮を
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