運命の結婚式会場とどう出合った?~プレ花たちのリアルSTORY ~
会場探しを始めるにあたって、どんな流れで候補の会場を見て回り、最終決定するのか、イメージしきれない方もいるのでは。今回は、3軒以上の会場を回った先輩花嫁4組が実際に体験した会場決定までの流れを紹介します。見学先の選び方や、会場を見て回る順番、行って初めてわかったこと、成約した会場の決め手など、運命の会場を決めるまでのストーリーを追体験してみて。
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3軒以上回った花嫁の会場探しSTORY
【1】本命会場のふたり仕様のおもてなしに心をつかまれた/葉月さん
「お盆の時期にブライダルフェアが集中して開催されていたので、そのタイミングに合わせて会場見学しました」と見学期間一週間、実質二日間で3軒の会場を効率よく巡った葉月さん。まず1軒を見学し、翌週末の午前中に本命会場、午後にもう1軒というスケジュールで動きました。
本命の会場で葉月さんを待っていたのが、驚きのおもてなし。「打ち合わせの際にアンケートに野球が好きと書いたところ、模擬ウエルカムスペースを野球仕様にしてくれたり、出してくれた飲物のストローやメッセージカードに好きな球団のマスコットキャラクターをデザインしてくれたり。アイデアもいろいろ出してくれて、見学の私達に親身になってくれました」と、ふたり仕様のサービスやスタッフの対応に心をつかまれたそう。
結局、午後からの1軒を見学した後、2軒目の本命会場に戻って、契約の手続きを済ませました。手続きは夜遅くまでかかり、タイトなスケジュールならではの大変さもありましたが「この会場なら私たちのやりたいことを全て受け入れてもらえる」という安心感があったそう。結婚式の打ち合わせに進んでからも、オープニングムービーや装飾などでさまざまな提案が出てきて、ふたりのやりたいことを全部詰めた結婚式が叶いました。
この会場でどんなウエディングが叶った?
「全面ガラス張りのチャペルには自然光が差し込み、幻想的で、ゲストの皆にも素敵だったと声をかけてもらいました。披露宴会場は壁一面に映像を投影できる仕様だったので、迫力もあり、見学のときに心を撃ち抜かれました。見学のときから、こういうことをしてみたいといろいろと夫婦間でイメージが膨らんで楽しく回れましたし、それを当日も実現できたことが嬉しかったです」(葉月さん)
会場見学アドバイス
本命会場に行く前に別会場を1軒見学しておいたのは正解でした。相場感を比較できたのが良かったです。また、2軒目と3軒目は同日に行ったのですが、効率よく回れた反面、体力的にかなりキツかったです。(葉月さん)
【2】親と意見が分かれたが、希望していた広い会場に決定/ゆりちゃんさん
ホテルウエディングを希望していた、ゆりちゃんさん夫妻。まずは、彼が今まで参列したことのないホテルの中から、おもてなしやサービスが良いと感じる会場を4軒ピックアップ。見学する順番は、経験や知識を積むために、優先順位の低い会場から回っていきました。しかし、どの会場も見学してみると「ここが一番ベストなのでは?」と思えるくらい素敵に見え、見学後、いったん冷静になれる心が必要だと実感したそう。
4軒の見学が終わって、絞った候補は2軒。和と洋の融合が唯一無二の日系ホテルと、もともとの本命でもあるラグジュアリーな雰囲気の外資系ホテルでした。実は親の好感度が高かったのは、日本庭園が望める日系ホテル。でも、ふたりの気持ちは、コロナ下だったこともあって空間の広さを重視し、90名のゲストに対し、キャパシティー200名の披露宴会場が使える、4軒目の本命会場にありました。最終的には、ふたりの気に入った本命会場に決定。天井の高いドラマチックな大空間でのホテルウエディングが叶いました。
この会場でどんなウエディングが叶った?
「コロナ下での結婚式に主催者である私たちも参列者も不安でしたが、ゲスト数に対して、倍以上のキャパシティーのバンケットで披露宴を行うことができたので、安心して披露宴に臨むことができました。また、チャペルも天井高があって雰囲気が素晴らしく、ゲストの方々の反応も大変良かったです」(ゆりちゃんさん)
会場見学アドバイス
それぞれの会場ごとに強みが違います。「持ち込み自由」「料金が安い」など、さまざまなパターンがあるので、何を優先させたいのかを事前に夫婦で話し合っておくと良いと思いました。(ゆりちゃんさん)
【3】ふたりの意見がぴったり合うまで5軒回った/まいちさん
地元にするか、職場エリアにするか。開催地候補が2カ所あった、まいちさん。初めての見学先は彼の地元エリアのホテルでした。存在感のあるシャンデリアと天井高のある披露宴会場に、彼はすっかりここで挙げようと言わんばかりでしたが、まいちさんはチャペルがこぢんまりした印象で心が決まりませんでした。続いて2軒目は、彼女の職場エリアから選んだ大聖堂。ワクワクして前のめりな彼女に対して、彼は披露宴会場の規模が足りないと不満そう。ここでようやく、彼女はチャペルの雰囲気、彼は披露宴会場の空間の大きさに重きを置いていたことがわかったふたり。お互いの譲れないポイントを押さえて、3、4軒目を見学しましたが、ふたりが納得の行く会場になかなかたどり着けませんでした。
見学を少しお休みして、再度探し始めたのは、会場探しをスタートしてから4カ月目のこと。彼女の職場エリアから選んだ5軒目の会場は、彼女好みの見晴らしの良いチャペルに、大小さまざまな規模の披露宴会場があり、気に入ったふたりはほぼ即決。決定までに時間はかかりましたが、お互いのこだわりにぴったり当てはまった理想の会場に出合えたのでした。
この会場でどんなウエディングが叶った?
「挙式会場は自然光も十分に差し込み、そこからの景色は看板等が一切ないことはとても気に入った点でした。披露宴会場もしっかりとした佇まいだったので、会社関係の方々をお呼びするのにも適したものでした。スタッフの方々は皆さんとても細かな部分まで気を回して下さり、何一つ心配ごとなく、準備や当日を過ごすことができました。ゲストからもお褒めの言葉をたくさんいただき、嬉しかったです」(まいちさん)
会場見学アドバイス
雑誌やWeb上の写真を手掛かりに見学会場を選びましたが、写真では見晴らしのよい開放感のある会場かと思っていたら、実際はそうでもなかったことも。実物を確認するのはとても大事だと思いました。(まいちさん)
【4】「とりあえず」で行った会場が本命を逆転!/ぱるかさん
挙式・披露宴会場をまとめて検討できるゼクシィフェスタに来場したぱるかさん。漠然とイメージしていたのは、明るくてきれいなチャペルがあって、オリジナル生ケーキがオーダーできる会場。ブースを回って気になった2軒を見学予約し、さらに本命の会場をフェスタとは別で予約を入れました。
フェスタで予約した会場の見学は、同日の午前と夕方。そのうちの2軒目は「せっかくだからゴージャスな会場も、とりあえず見てみようか」という気軽さで予約した会場でしたが、その会場設備とスタッフの対応の素晴らしさが、ぱるかさんの心をつかみました。「チャペルを出ようと扉を開けてもらったら、スタッフの方々が笑顔でスタンバイしていてフラワーシャワー演出をしてくれて驚きました。遅い時間に訪れた、成約するかわからないカップルにもこの対応をしてくれる会場なので、ここで結婚式を挙げられたらきっと素敵な思い出になる、と心が動きました」。
その後に見学した本命の会場は期待していたほどではなく、念のためもう1軒、追加で見学し、合計4軒を回りましたが、最終的に「結婚式を挙げたい」と思えたのは、あの2軒目。「とりあえず」の軽い気持ちが、運命の出合いを引き寄せるかたちとなりました。
この会場でどんなウエディングが叶った?
「見学のときから、スタッフの方々の対応が素敵な会場でした。結婚式当日も、プランナーの方をはじめ、受付から配膳などの隅々まで笑顔で気持ちのよいサービスをしてもらい、大満足の式になりました。式後、控室に戻ったら新郎から花束と手紙のサプライズ!とても驚きましたし、感動しました。プランナーの方がこっそり新郎にサプライズ提案をしてくれたのだそうです。そういった細かい気遣いもあって、本当にこの会場で結婚式を挙げて良かったなと感じられました」(ぱるかさん)
会場見学アドバイス
1カ月で4軒と、短期間に見学予約を詰めたので、それぞれ新鮮な印象で比較検討することができたのが良かったです。(ぱるかさん)
From 編集部
見比べることで納得の会場に出合えます
本命の会場以外も見て回ることで、納得の会場選びができた先輩花嫁たちの体験談、いかがでしたか。
本命会場に決めた人も、他会場を見た経験をしっかり生かしていましたし、本命が思っていたのと違った人も、見比べるうちに自分たちが大事にしたいポイントがはっきりし、ここしかない、という会場を見つけていました。
理想の結婚式を挙げるためには、会場の比較検討は大切。後悔のないように見て回って、運命の会場と出合ってくださいね。
構成・文/河内千春 イラスト/二階堂ちはる
※掲載されている情報は2023年12月時点のものです
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