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ゲストを“嫌な気分”にさせないために【席次】で配慮したいこと

結婚式準備で必ずあるのが披露宴の“席次決め”。上座、下座などのしきたり、ゲストの関係性など、いざ決めるとなるととても悩みますよね。でも、何より優先したいのは、ゲストをモヤっとさせず、楽しく快適に過ごしてもらうこと。そこで今回は、新郎新婦が配慮すべき4つのポイントをご紹介!先輩花嫁のリアルボイスもぜひ参考にして。

【その1】同じ卓のゲスト同士が円滑に交流できる席次になっている?

同じ卓のゲスト同士が円滑に交流できる席次になっているイラスト

外で集まる機会が減り、「結婚式=大勢で集まれる場」として、楽しみにしているゲストも多数。くつろげず、円滑に交流できない席次でゲストを嫌な気分にさせてしまうのは、なんとしても避けたいところ。

まずは属性や親密度によってゲストをグループ分けしてみましょう。共通の話題で盛り上がれる人たちを同じ卓にするのが原則です。丸テーブルの場合、座る人数を卓ごとに揃える必要はありません。並び順も重要。一番気を使わず、話が弾みそうな人を隣同士にする配慮も忘れずに。

私たちはこうしました!

花嫁の写真

【同じ所属の友人を全員同卓に】
四角テーブルだったので、「人数に合わてサイズを変えても大丈夫か?」と心配でしたが、会場に相談したら、装飾などを増やすなどして違和感ないように対応してもらえました。同じグループの友人全員が同じテーブルに座れる席次になったことで、同窓会のようにわいわい楽しんでもらえて良かったです。(りあさん)

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【親密な人のみ同卓に】
気を使わず楽しんでほしくて、関係性ごとにテーブルを分けました。卓ごとに座る人数がバラバラでしたが全く問題なし。2人しかいないグループの卓は、私からゲストの顔がしっかり見えて良かったです。(miyukiさん)

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【違うグループが仲良くなる工夫を】
年代も近い2~3人のグループを同じテーブルに。事前にどんな相手か情報を伝えておいたら、初対面でも話が弾んだよう。式後に一緒に撮った写真が送られてきて嬉しかったです。(葉月さん)

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【役職より人間関係優先で】
会社の上司を呼んだので、役職=上座下座というルールに縛られ過ぎず、誰が隣なら楽しく過ごせるかなど、人間関係も気にしながら配置しました。参列した会社メンバーに「さすが気遣い上手!」と褒められました。(ゆっきーなさん)

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【一番の仲良し同士を隣席に】
同じグループの友達を同じ卓に。さらに、一番話しやすいと思われる友達同士が隣に並ぶ席次を考えたら、みんなとても盛り上がって楽しそうでした。ちゃんとこだわって良かった!(chinamiさん)

グループだけでなく、一人参加のゲストも楽しめる配慮を

結婚式でしっかり配慮したいのが一人参加のゲスト。グループの中に交じって座ってもらう場合は、必ず事前にその顔触れについて紹介を。グループのゲストにも一人参加のゲストの情報を伝え「話しかけてあげてほしい」などと頼んでおくと良いでしょう。社交的だったり、趣味や出身地など共通項がある友人を隣席にできたらベストです。

中には、小・中・高・大学・職場など、グループで呼ばず、すごく親しい友人を1人ずつ招待したという花嫁も。事前にLINEなどで紹介し、友人グループとして一つの卓に座ってもらったら、全員初対面でも、打ち解けて仲良く楽しんでもらえたという卒花もいました。

【その2】ゲストの年齢や健康状態を優先した席次になっている?

ゲストの年齢や健康状態を優先した席次のイラスト

高齢の祖父祖母や親族、乳幼児ややんちゃな子ども連れ、妊娠中、体調がすぐれない中の出席、介護が必要など、ゲストの年齢や健康状態はさまざまです。席次を決めるときも、ルールよりゲスト一人ずつの事情を優先するのが正解。無理をせず、快適に過ごしてもらえる席次はどこかを考えましょう。

私たちはこうしました!

花嫁の写真

【祖父が車椅子だったので】
お手洗いに行く際、移動するのがラクな席次であることを最優先に。広く開閉する扉に近く、通路幅も十分とれる後方の席にしました。(あゆかさん)

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【0歳の子どもがいたので】
会場に聞いたら「両家の父母席は男性が内側」というルールがあるのだそう。でも、私たちはパパママ婚で0歳の子どもを両家の母に見てほしかったので、両家母を内側に。子どもの抱っこなど、途中でバトンタッチするのもスムーズで良かったです。(なっつさん)

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【安定期前の妊婦の友人には】
料理の匂いなどで気分が悪くなるなど、いざというときに遠慮せず席を立てるよう、出入り口側の席にしました。(SHIOさん)

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【小さい子どものいるゲストは】
飽きたり、ぐずってしまったときに、目立たないようすぐに外に出られるよう配慮。壁側で、なるべくドアに近い席にしました。(kuさん)

子連れゲストが多い結婚式はプラスアルファの配慮を

「騒いだらどうしよう、飽きないかな」など、何かと気を使うのが、ベビーやキッズ連れのゲスト。親子で安心して楽しんでもらうために、席次プラスアルファの配慮をした花嫁も。例えば、披露宴会場の隅に子どもが自由に遊べるプレイスペースを用意するのも◎。振り向かなくても子どもを見守れる場所に、親たちの席を配置すれば安心です。乳幼児のいるゲストには、ベビーベッドをすぐ近くに置ける席次を考えましょう。

【その3】ゲスト同士の間隔は近過ぎない?広過ぎない?

スト同士の間隔が近すぎず、広すぎない席次のイラスト

各テーブルの大きさ&ゲスト同士の距離も重要。食事の際に肘が当たるほど近いのはNGですが、対面のゲストに声が届かないなど、広過ぎても会話が弾みづらくモヤっとする原因に。席の順番だけでなくゲスト同士の間隔も考えておきましょう。1卓に何人座れるか、実際に座ってみてどうかなども、事前にゲスト目線でチェックできると◎。

私たちはこうしました!

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【人数が多いグループは】
無理に全員同じテーブルにせず、グループの中でも仲の良い人たち同士でさらに分け、2つの卓に座ってもらいました。ちょうどいい間隔だったし、2つの席を行ったり来たりしながら親密な話ができてよかったようです。(おがちさん)

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【ゲスト目線で間隔を確認】
当日さながらにセッティングされた会場を見学した際、実際に席に座ってみることに。試食もできたので、料理を食べやすいか、話しやすいかもチェックできて良かったです。(まどかさん)

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【しっくりくる間隔を現地でチェック】
近過ぎず、離れ過ぎずの、程よい広さは席次表の紙だけではわかりません。会場で自分の目で確かめ、一つずつチェックしながら席次の配置を考えました。(ゆっきーなさん)

新郎新婦とゲスト席の距離も要チェック

「ゲストと距離が近い歓談重視の披露宴」を望むなら、高砂席とゲスト席の距離も離れ過ぎないよう注意しましょう。最近では、新郎新婦の高砂席をソファにしてゲスト席との距離を近づけたり、少人数にして新郎新婦がゲストと同じ卓を囲む席次にするケースも増えています。「会場が広いからテーブルやゲスト同士の間隔もゆったり広く」と考えると、距離が遠くて会話しづらくなってしまうのでいいあんばいを目指して。

【その4】新郎新婦の姿やスクリーンが見にくい席はない?

新郎新婦の姿やスクリーンが見やすくなっている席次のイラスト

ゲストは幸せいっぱいの新郎新婦の姿や、ふたりの人となりがわかる映像を見るのを楽しみにしています。高砂席やスクリーンが見にくくてゲストを困らせる席がないか、事前にチェックしておきましょう。レイアウトやちょっとした工夫で、見やすい席次にできることも。気になることは前もって会場に相談し、具体的な要望を出しておくとGOOD。

私たちはこうしました!

花嫁の写真

【ゲスト目線で事前確認】
もし自分がここに座ったらスクリーンが見やすいか、全員分の席次をチェック。見にくい席は、見やすい位置へと場所を変更してもらいました。(サリィさん)

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【高砂席に一番近い卓の席次を工夫】
最大10名座れる卓でしたが、高砂席に背を向ける人がいないように、半円が余るような形で4名が座る席次に。ゲストからは、新郎新婦がよく見えると喜んでもらえました。(鹿ちゃんさん)

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【定番の配置を再検証】
会場的にバランスのいい定番の席次の配置が用意される予定でしたが、スクリーンと高砂席の見えやすさを優先してほしいとお願い。見えにくい席が出ないよう、座席を少し寄せる配慮をしてもらいました。(あゆかさん)

映像演出にこだわるなら、見学時にスクリーンの大きさや数も確認して

映像演出にこだわりたいというカップルは、見学時に“ゲスト目線でどうか”という観点での確認も忘れずに。「高砂席の新郎新婦を見やすくすると、映像が見にくくなる席次になる」など、どうにもならないという場合は、「これから映像が流れますので、見やすい場所にお席を少しずらしてください」など司会者からアナウンスを入れてもらうよう頼んでおくのもいいでしょう。

From 編集部

しきたりより快適さ!ゲスト一人一人に寄り添って考えて

席次の常識やルールを踏まえた上で、「ゲスト全員が快適に楽しく過ごせるか」を優先して考えた席次の方が、みんながハッピー。もししきたりを気にしそうなゲストがいる場合は「上座下座より、快適に楽しんでいただける席次にしました」「〇〇さんとお話が弾みそうだと思ったのでこの席次に」などとひと言伝えておけば安心です。事前&当日も配慮を忘れずに、みんなが大満足の席次を考えてみてください。

取材・文/笠原恭子 イラスト/タカヒロコ 構成/紺矢里菜(編集部)
※記事内のコメントは2023年10月に「ゼクシィ花嫁会」のメンバー69人が回答したアンケートによるものです
※掲載されている情報は2023年12月時点のものです

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