主役感たっぷり!「インパクトカラードレス」を着こなした卒花のお手本SNAP
鮮烈な印象を残すインパクトカラーのドレス。色だけで存在感や主張が強いだけに、おしゃれに着こなすのが難しいと感じる花嫁さんもいるかもしれません。そこで、おしゃれ花嫁さんのお手本にしたいインパクトカラーのドレスSNAPをご紹介。スタイリスト土田さんによる、セレクト&着こなしポイントも要チェックです。
インパクトカラードレスをおしゃれに着こなすコツは?
お答えいただいたのは……
ゼクシィをはじめとしたブライダル雑誌やファッション誌で活躍。王道とトレンド、バランスの取れたスタイリングが人気を集めている
【SELECT Point】
インパクトのある色のドレスをおしゃれに着こなすには、まずはちょっと先取りするくらいトレンド感のあるデザインを取り入れることです。既存のデザインやシルエットでは、色の持つ主張の強さと相まってどこか古い印象を与えがち。
また、肌を見せるところは大胆に見せるなどできるだけ抜け感を出し、背中や胸元といった露出バランスも大切。どこかシャープさを感じさせるようなデザインや質感を取り入れると、今っぽくおしゃれに着こなせるでしょう。
【Styling point】
ヘアアクセサリーは無しで、耳元やメイクだけで完成させるのがポイント。メイクはドレスの色を際立たせるようにベースにこだわって、主張のあるポイントメイクは避け、ワントーンでまとめてはいかがでしょうか。
ブーケはドレスの色をひろったグラデーションカラー、もしくはブルーのドレスならオレンジなど反対色でまとめるのも素敵です。(土田さん)
PINK
01.マゼンタピンク/@htm_wedさん
チュールのふんわりしたシルエットに、フェザーが手縫いされた繊細なデザイン。強めのカラーに動くたびふわふわと揺れる余韻がフェミニンな柔らかさを添える。
「ゲストを驚かせたい!」と派手なカラーやデザインをセレクト。会場が和モダンな雰囲気だったので、はっきりとしたカラーが映え、会場の雰囲気まで華やかに。再入場では思っていた以上に会場が盛り上がったそう。
セレクト&着こなしpoint
ドレスだけで十分目立つので、アクセサリーはピアスのみにしました。ピンク色なので、かわいくなりすぎないように、ヘアスタイルもシンプルなダウンスタイルにして大人っぽい雰囲気になるようにしたのもこだわりです。(着用シーン/披露宴2着目)
02. ショッキングピンク/@ra_____bridalさん
ゲストを異世界に引き込むような結婚式がしたくて、お色直しのテーマは「ド派手」に。結婚式だからこそという特別感もインパクトのあるカラーの決め手となったそう。
チュールのようなふわっとした生地でピンクが濃淡を描き、アシンメトリーなスカートのデザインも加わって、多彩な表情を見せる一着。胸の部分はショッキングピンクに加えて、絶妙に紫やオレンジが混じり合っているのも魅力に感じた。
セレクト&着こなしpoint
ショッキングピンクのドレスの華やかさをさらにグッと引き立たせることを重視。髪はクルクルに巻いてもらいボリューム感たっぷりのダウンスタイルに。メイクもマスカラとアイラインにホワイトメイクを施して抜け感をプラス。ブーケやアクセは同じピンクでまとめることでさらにインパクトを出しました。(着用シーン/披露宴2着目)
RED
03. グレースフルレッド/@e_d.wd0604さん
パーソナルカラー診断で赤が似合うと診断されたことがあり、試着した中でも最も顔が明るく見える色をセレクト。
腰回りのドレープやバックの立体的なトレーンが特徴的で、サテン生地のマーメイドラインであるのも、人とあまりかぶらないという点で引かれたそう。
セレクト&着こなしpoint
ドレスに合わせてパキッとした発色の赤リップを選び、メイクはメリハリを大切に。ドレスに合わせてイヤリングは大ぶりのものを選び、ダウンヘアにすることで全体的に大人っぽさを演出。ブーケはカラーを中心にすっきり束ねて、コチョウランのホワイトをワンポイントにし、ドレスを引き立たせました。(着用シーン/披露宴2着目)
ORANGE
04. ビタミンオレンジ/ゆうさん
会場が黄みがかっていて、はっきりとした色のドレスにすることで空間の雰囲気を変えたいと思ったこと、そして、周囲には淡い色のカラードレスを着ている人が多いということもあり、華やかなカラーをセレクト。
長めのトレーンと袖のボリューミーなフリルがさりげなく華やかで、ボートネックやハイウエスト、かつ後ろ姿の肌見せバランスで旬の花嫁姿に。
セレクト&着こなしpoint
ドレスのカラー以外はあまり派手になりすぎないようなバランスを大切に。メイクやブーケもオレンジに合うトーンにしてもらいました。ヘアがボブで、カチューシャをあしらうことも大切なこだわりポイントでした。(着用シーン/披露宴2着目)
YELLOW
05. マスタード/@erica_kudoさん
人と違うスタイルを求めて珍しいマスタードカラーを選択。会場フロアの絨毯やライティングのブルー系の色みに映えたのもポイント。
サテン地で装飾はシンプルながら、ギャザーやライン、バックスタイルのリボンに主役感が宿り、背中の大胆な肌見せと相まって、大人の華やかさを醸す花嫁スタイルに。
セレクト&着こなしpoint
ドレスのデザインが引き立つようにアクセサリーは、耳元の華やかな大ぶりピアスのみに。ドレスのマスタードに合うように、つやが出すぎないマットなゴールドにし、パールがあしらわれたものをチョイスすることで品もプラス。髪には金粉を散らしました。(着用シーン/披露宴2着目)
06. レモンイエロー/こみき@kmk__0422さん
主役感が出て、春らしい色合いになると思いレモンイエローをセレクトした。ジャカード織の素材によって、深みと品の良さも加わったところがお気に入り。
素材とカラーに特徴がある一方、形はシンプルで胸元やサイドのカッティングなどでスタイルが良く見えること、また背中のくるみボタンといった細部へのこだわりを大切にして選んだ一着。
セレクト&着こなしpoint
ドレスが派手色なので、アクセサリーはゴールドのイヤリングのみに絞ってスタイリングしました。シンプルにまとめたポニースタイルにヘアアクセは合わせず、金箔を散らして全体の統一感を出しました。(着用シーン/披露宴2着目)
BLUE
07.ロイヤルブルー/@say_wedding_hanayomeeさん
自分がより魅力的に見えて会場の雰囲気にもぴったり合い、上品であることが、ロイヤルブルーのドレスを選んだ理由。
程よい光沢感とホワイトのビジューでより上品な印象に。オフショルダーのデコルテラインがとにかくキレイで首や腕の細見えが叶ったそう。
セレクト&着こなしpoint
プリンセス感を出したいけれど、あまりかっちりしすぎないようにしたかったので、小物選びにこだわりました。特に高さのある韓国風クラウンと、グローブを合わせたことで、私らしいスタイリングになったと思います。(着用シーン/披露宴2着目)
GREEN
08. ビビッドグリーン/@nnwe_ddingさん
誰ともかぶらない!個性的!というのが決め手でセレクトしたのは、光沢感と蛍光カラーで、ハッとするほど鮮やかなグリーン。
フロントはシンプルなマーメイドなのに対して、バックスタイルはひもがクロスする大胆な肌見せデザイン。大人のヘルシーな色気を感じさせるお気に入りの一着に。
セレクト&着こなしpoint
普段はめったに着られない色みだったので、ドレスを生かすかっこいい前撮り写真を撮りたいと思いました。つや感のあるダウンヘアに、メイクはこっくりと濃いめのカラーを合わせ、目元に大きめのラメをオン。ピアスはシルバーにして、ドレスのグリーンを大人っぽく引き立たせました。(着用シーン/前撮り)
09. ビビッドグリーン/hazuki@hachan12さん
アパレル業界で勤務していることから、ドレスにもファッション性を追求。周囲に着ている人がいない、ビビッドグリーンのドレスをセレクト。
透け感のある生地で描くボリュームたっぷりのフリルが、顔周りをグッと華やかに。詰まった首元とドールライクなデザインが、グッと旬を感じさせる。
セレクト&着こなしpoint
大好きなグリーンと反対色ともいえるピンクのブーケの色合わせがとにかくお気に入りです。スイートなフリルのドレスにデニムでカジュアルダウンしたのも、私らしいこだわりです。(着用シーン/前撮り)
From 編集部
圧倒的主役感をおしゃれに演出
「派手カラーは、ゲストへのサプライズもさることながら、会場映え、写真映えがとにかくすごい!パーソナルカラー診断がしっかり根付いたからこそ得意な色やデザインを自分に落とし込んでいる花嫁も多いのでは?」とスタイリストの土田さん。素敵に着こなせば、主役感や上品さも兼ね備えたとっておきの花嫁姿を叶えてくれるはず。ぜひ、セレクトや着こなしポイントを押さえ、積極的にトライしてみてはいかがでしょうか?
構成・文/小松ななえ イラスト/EccO D/ロンディーネ
※掲載されている情報は2023年10月時点のものです
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