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お金・常識
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ご祝儀袋は捨てても大丈夫!マナー講師が教える正しい処分の仕方

結婚式や披露宴でゲストの方から頂くご祝儀。お祝いのお金を包むのに使われる封筒をご祝儀袋と呼びますが、お金を受け取った後のご祝儀袋は取っておくべきか、処分していいのか、判断に迷うところではないでしょうか。ご祝儀袋はそもそも捨ててもよいのか、また捨てる場合のタイミングやマナーなどについて、マナー講師の岩下宣子先生にお聞きしました。

教えてくれたのはこの方!

岩下宣子さん

<岩下宣子先生>
マナーデザイナー

「現代礼法研究所」主宰。マナーデザイナーとして企業をはじめ、学校、商工会議所、公共団体などでマナー指導や講演などを行う。「マナーとは相手を思いやること」を信条に、『ゼクシィ』でも悩める花嫁への愛あるアドバイスでおなじみ。マナーに関する著書多数。

ご祝儀袋は捨ててもいいの?

捨ててもOK。ただし、捨て方にはマナーあり

ご祝儀袋捨て方

結論から言えば、ご祝儀袋は捨てても問題ありません。しかし、頂いた相手の気持ちの込もったお祝いであるため、捨てる際には配慮が必要。中身を取り出して、すぐに捨てるのではなく、感謝の気持ちを持って扱うことが大切です。
ご祝儀袋を捨てる際は、直接ごみ箱に入れず、可燃ごみで捨てられるきれいな包装紙や布などで包んでから、ごみの上に置くようにしましょう。

また、ご祝儀袋の中袋には、いただいた方の連絡先や金額が書かれています。捨てる前にお付き合い帳を作って、そこに書き込んでおくと便利。その後のお付き合いにも役立つほか、ご祝儀をくれた方が結婚した際も、自分の時はいくら頂いたのかすぐに確認できます。

捨てるタイミングは3カ月ほどを目安に

ご祝儀袋を捨てるタイミングに決まりはありませんが、結婚式から3カ月程度は、式や披露宴の余韻もあるため、残しておくのはいかがでしょう?中には、半年ぐらい残しておくという人も。結婚記念日に出してご祝儀を頂いた方のお顔を思い出して楽しむのもよいかもしれません。

普通ごみにする場合の捨て方

可燃ごみかリサイクルへ

ご祝儀袋捨て方

ご祝儀袋をごみとして捨てる場合は、分別して処分するようにしましょう。捨てる前には、中袋にお金が入っていないか、再度確認を。ご祝儀袋の本体や水引は、素材によって捨て方が異なるため、自治体のルールに従って処分しましょう。

<個人情報の取り扱いには注意>
ご祝儀袋の中袋や短冊には、個人情報が書かれているため、そのまま捨てるのはNG。名前や住所がわからないように、シュレッダーやハサミなどで細かく刻むか、個人情報が読めなくなるスタンプやのりなどで処理するようにします。

ごみ箱に捨てることに抵抗がある場合はどうする?

神社などでおたき上げしてもらう

神社でのお焚き上げ処分

「ごみとして処分できるのはわかったけれど、やっぱり抵抗がある」という人は、神社などでおたき上げしてもらうことも可能です。おたき上げとは、お札やお守り、愛用品など、粗末に扱いたくないものを火で焚いて手放す儀式のこと。気持ちの込められたものをごみとして捨てづらい場合は、神社やお寺で供養してもらうことができます。おたき上げの方法は、神社やお寺で異なるほか、ご祝儀袋のおたき上げを行っていないケースもあります。事前に必ず確認するようにしましょう。

ご祝儀袋、捨てずにリメイクする方法もあり!

ご祝儀袋のリメイク

きれいな和紙や華やかな飾り付けがされたご祝儀袋、捨ててしまうのは何だかもったいないと感じるのならば、リメイクをするのも一つの方法。いくつかご紹介します!

<初心者向け>ご祝儀袋の袋部分を生かして

一番手軽なのは、ご祝儀袋のサイズを変えて、箸袋や封筒、ポチ袋にする方法。ハサミでサイズを調整した後は、のりで貼って完成できるので、細かな作業が苦手な人でもトライしやすいアレンジです。ご祝儀袋を使った華やかな箸袋は、来客時に出しても喜ばれます。ポチ袋や封筒は、ちょっとしたお礼を渡すときなどに重宝します。

<上級者向け>水引を使った作品やアクセサリーに

ポチ袋や封筒作りで余った水引も有効活用を。フレームにふたりのお気に入りの写真やメッセージなどを入れ、水引でデコレーションすれば、世界でたった一つの思い出の品に。新居にも飾れるアート作品を作ることができます。また、水引のフォルムを生かして、ピアスやイヤリングにするのもすてき。浴衣や着物を着た時のアクセサリーにもピッタリです。

ご祝儀袋をそのまま使い回すのは避けて!

ご祝儀袋を再利用するのは、避けましょう。きれいなままのご祝儀袋を捨ててしまうのは、もったいない気もしますが、ご祝儀袋を受け取る側にも配慮が必要です。気にしないという人もいるかもしれませんが、ご祝儀には幸せをお祝いする想いが込められているもの。あなただけのために用意をするから意味があるのです。

From 編集部

捨てるときも感謝の気持ちは忘れず、マナーを意識して

ご祝儀はふたりのためにゲストが大切に用意して、贈ってくれたお祝い。すぐ捨てるよりも、しばらくたってから紙で包んで、ふたりで感謝を込めながら捨てるのが大人のマナー。最近では、デザインや装飾がおしゃれなものも多いので、捨てるのに抵抗がある人は、リメイクにも挑戦してみて!

構成・文/古閑真梨子 イラスト/二階堂ちはる 監修/岩下宣子
※掲載されている情報は2023年9月時点のものです

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