「恥ずかしい、目立ちたくない…」式を挙げるか迷ったら読みたいヒント集
「大勢でワイワイするのが苦手」「親の前で誓いのキスはちょっと……」「みんなに注目されるのが恥ずかしい」というような理由で結婚式をためらっている人はいませんか?結婚式で”目立ちたくない&恥ずかしい”というカップルのために、同じ悩みを工夫とアイデアで乗り切った先輩花嫁たちのアドバイスをご紹介!結婚式を挙げない選択をする前に、ぜひ参考にしてみてください。
「大人数でにぎやかに過ごすのが苦手……」
今どきは職場の人を呼ばず、家族や親しい人たちだけで行う結婚式も増えています。ふたりが心から大切に思う人たちに、ちゃんと感謝の気持ちを伝えたらそれだけで十分!
親しい人だけならアットホームな雰囲気で進めることができるし、大勢に注目される気恥ずかしさも軽減できます。「少人数だったので準備の手間があまり掛からなかった」というメリットにつながる声や「みんなの距離が近い分、絆がより深まった」という声も聞かれました。
先輩花嫁たちのアイデアは?
職場の人は呼ばず、近しい間柄の親族と定期的に連絡を取り合う友人のみを招待。おかげで一人一人と触れ合う時間もたくさんつくることができました。(麻見さん)
大勢が見つめる中、「私たちが主役!」という雰囲気になることに苦手意識を持っていました。コロナ下を理由にゲスト数を減らし、ふたりのことを心から祝ってくれる人たちだけで結婚式を挙げました。(鹿ちゃんさん)
友人が多いわけでもないし、にぎやかな式にするつもりはありませんでした。親族だけで行いましたが、恥ずかしさもあまり感じることなく、アットホームでふたりらしい式になったと思います。人数が少ない分、準備の手間や費用も抑えられました。(アンタークさん)
会社関係者は呼ばず、家族や友人など親しい人たちだけで行った結婚式。中座のエスコートを友人に頼んだり、みんなでゲームを行ったりとアットホームな時間を過ごすことができました。友人たちとの写真もたくさん残せて良かったです。(Yukaさん)
ゲストを大勢呼ぶと家族との時間が少なくなると思い、身内だけでのリゾート婚を選択。招待できなかった親戚や大事な友人には、後日ムービーやオンラインアルバムで式の様子を見てもらいました。(Yさん)
「形式的な儀式には少し違和感があるかも」
結婚式といえば、真っ先にキリスト教式を思い浮かべる人が多いのでは?でも、ほかにもさまざまな挙式スタイルがあるんです。例えばゲストがふたりの結婚を承認する「人前式」もその一つ。また、チャペルではなくガーデンで行う挙式なら自由度がさらに増します。「宗教色を出したくない」「型にはまった進行がイヤ」という人はぜひ検討してみて。
なお、キリスト教式でもふたりのオリジナルの言葉で誓えるなど、柔軟に対応してくれる会場もあるので、まずはプランナーさんに相談してみましょう。
先輩花嫁たちのアイデアは?
ふたりらしく自由な言葉で誓う人前式を選択。笑顔があふれるカジュアルな雰囲気の挙式でした。(ユイコさん)
普段信仰していないのに、結婚式をキリスト教で行うことに違和感を覚えた私たち。人前式なら進行内容もオリジナルで考えることができ、良かったと思います。(千咲さん)
愛犬と一緒に結婚式を挙げ、ゲストの愛犬たちも挙式から参加してもらいました。人前式ではなく、”わん前式”という形が私たちにはしっくりきて、緊張も和らぎ参加者も新郎新婦もより笑顔になれたと思います。(べるむーさん)
挙式前と披露宴前は、ふたりでゲストをお出迎えしました。通常は入場場面で初対面ですが、ゲストとの距離を近くしたかったのでサプライズにもなり、やってよかったです。(YuKiNaさん)
「堅苦しい雰囲気はちょっと苦手だな~」
型通りの結婚式だと、人によっては緊張したり堅苦しく感じたりと、いつも通りのふたりでいられないことが多いもの。そんな場合は高砂席を作らずフラットなソファ席やゲストと同じテーブル席にすることで、ゲストとの距離がより近くに!
さらに定番演出も一工夫。例えばゲストスピーチは新郎新婦からのインタビュー形式にしたり、子どもゲストへお願いすることで場の雰囲気が和らぐことも。また、ふたりのプロフィール紹介は司会者に頼まず、映像で見せるアイデアもありました。
先輩花嫁たちのアイデアは?
高砂席に座り、みんなの前で司会者からなれ初めを説明されたりする進行がイヤだったので、ソファ席にし、思い切って司会者もなしにしました。(しほりさん)
自分たちが目立つのではなく、ゲストに感謝を伝え、楽しんでもらえる式にしたかったので、披露宴は高砂席を作らない晩さん会スタイルで行いました。(おじじさん)
新郎新婦のプロフィールは司会者から読み上げてもらうのではなく、ふたりをよく知るゲストから語ってもらうスタイルにしました。(Yurikaさん)
主賓や友人スピーチは最小限に抑え、ふたりのウエルカムスピーチも短めに。乾杯のあいさつだけお願いして、後はフォトラウンドなどゲストと触れ合える時間を増やしました。(MINAMIさん)
家族・親族、友人のみ招待して、自由に過ごせる会を意識しました。デザートビュッフェを取り入れることで、ゲストたちが自由に動きやすくなったのも良かったと思います。(ごまさん)
「ゲストの前で誓いのキスは恥ずかしい……」
神聖なセレモニーとは分かっていても、親や友人たちが見ている前で唇にキスするのって気恥ずかしいですよね。どうしても無理!という場合は、ほっぺやおでこにキスしたり、握手やハグに切り替える方法も。卒花さんの中には、キスと同時にインパクトのある演出を取り入れ、視線をそらす作戦で乗り切った人もいました。
それでも抵抗がある人は、「神前式」や「人前式」という別の挙式スタイルに切り替えるのも一つの手かもしれません。
先輩花嫁たちのアイデアは?
彼からのキスはおでこに、私からのキスはおでこを合わせ鼻と鼻をくっつける形で。唇だと恥ずかしいし、さらに彼が顔を傾けてするキスが苦手なので、写真映えするキスシーンにならないと思って……。(まみこあらさん)
親の前で誓いのキスをするのは恥ずかしいから、ほっぺへのキスに変更しました!(えりさん)
家族やゲストにキスシーンを見られるのには抵抗が。そこでキスの瞬間、羽根が降り注ぐ演出を取り入れて、ふたりだけに目がいかないよう工夫しました。(あやのさん)
キスをするところを人に見られるのはどうしても恥ずかしいため、キリスト教式を避け、神前式にしました。(あゆかさん)
誓いのキスは行わずに、ブーケを新郎から新婦へ渡す形式にしました!(りあさん)
「花嫁の手紙を注目されるなか読むのは嫌!」
定番演出の一つである花嫁の手紙ですが、「感動系の演出が苦手!」「人前で涙を流したくない」という人もいるのでは?そんな場合は無理して読む必要はありません。親への手紙は書きたいけれど、みんなの前で読むことに抵抗があるだけなら、花束やギフトと一緒に手渡したっていいんです。
例えば手紙の代わりにプレゼントを贈ったり、プロフィールムービーに親への感謝の言葉を盛り込んでもOK。メッセージの伝え方はいろいろあるので、手紙に代わるふたりらしい方法で表現してみては?
先輩花嫁たちのアイデアは?
ゲストが注目する中で長々と手紙を読むのは緊張するし、恥ずかしくて私にはとても無理。彼とも相談し、「子育て感謝状」の形にして渡すことに決めました。(えりさん)
人前で涙を流しながら手紙を読むのがどうしてもイヤだったので、花束贈呈だけにしました。(公美子さん)
親への手紙など「感動的な演出」は気恥ずかしくてちょっと苦手。代わりにゲストみんなへの感謝を込めて歌を歌いました。(千咲さん)
挙式の前に、お互いの親へ向けたメッセージム-ビ-を制作し、見てもらいました。ゆっくりと今までを振り返ることができたので、とても思い出に残る時間でした。(momoさん)
花嫁の手紙は読まずに、両家への記念品贈呈の時に花束の中に入れて渡しました。親からも「恥ずかしさがなく良かった」と言われたので、この形で良かったなと思います。(みあさん)
「ふたりのなれ初めって言わなくてもいい?」
最近では、SNSやアプリで知り合ってゴールインするカップルも多くいます。でもそのことをあえて公表したくない人は「ふたりのなれ初め」は抜きにして、差し障りのない内容だけプロフィールブックやムービーなどでサラリと紹介するのがおすすめ。
例えば自己紹介に加え、「相手のこんなところが好き♪」と書いておくだけでもふたりの人となりや関係性は分かるし、司会者に触れてほしくないことを事前に伝えておけば、上手にスルーしながら進行してくれるので大丈夫!安心して式に臨みましょう。
先輩花嫁たちのアイデアは?
自分たちのプロフィールには触れず、新郎新婦がそれぞれのゲストを紹介し合う形に。乾杯前の短い時間で、続柄と名前のみを簡単に伝えました。(アンタークさん)
それぞれの生い立ちは紹介してもらったが、「なれ初めは意気投合し、」くらいに留めてさらっと伝えてもらいました。(まみさん)
プロフィール紹介の際、なれ初めは紹介したくなかったのでスルー。司会者がそこに一切触れなくても違和感は全くありませんでした。(犬先生さん)
その他、よくある演出にもこんな代替案が!
演出一つ一つもふたりで選べるものだから、苦手なものはカットしたり別の方法もアリなんです。
From 編集部
「こうあるべき」にとらわれず、自由にカスタマイズしてOK!
「結婚式はこうあるべき」というイメージに縛られてしまうと、苦手なことややりたくないことが出てきた場合、深く悩んでしまいがち。でもそれが理由で式を諦めるなんてもったいない!上手にカスタマイズして、ふたりが理想とする結婚式の形を見つけてくださいね。
取材・文/南 慈子 D/mashroom design 構成/間宮 愛(編集部)
※会場によって映像の持ち込み、および使用する音源に制限があるため、事前に会場に確認をしましょう
※記事内のコメントは、2023年7月に「ゼクシィ花嫁会」のメンバー62人が回答したアンケートおよび、過去2年以内に結婚式を行った20~30代の女性110名が回答したマクロミル調査によるものです
※掲載されている情報は2023年9月時点のものです
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