ゼクシィ PRODUCED BY RECRUIT

 

ゼクシィ最新号をチェック!

  1. 結婚情報ゼクシィTOP
  2. ゼクシィ WEB MAGAZINE
  3. 演出・演出アイテム
  4. 手紙・あいさつ・謝辞
  5. [全文掲載] 花嫁の手紙vol.31~父親からの大切な言葉を手紙に入れて感謝を伝える~
コラム・連載
Share on>

[全文掲載] 花嫁の手紙vol.31~父親からの大切な言葉を手紙に入れて感謝を伝える~

花嫁が親や家族への思いをつづった手紙を読む「花嫁の手紙」は、結婚式の定番演出。普段言えなかった素直な気持ちを伝えられる良い機会ですが、何をどう書いていいかわからない……なんて悩む花嫁さんもいるのでは?
そこで卒花の実例から、あなたが花嫁の手紙を書くためのヒントやコツを見つけてみませんか?

「結婚式は、家族に感謝を伝える大切な場所だと感じていました」

今回ご紹介するのは、文早子さんのお手紙。これまで参列した結婚式で、「結婚式は、育ててもらった家族に感謝の気持ちを伝える大切な場所」だと感じていたそう。父からかけられた大切な言葉を文中に盛り込んだ花嫁の手紙を読みました。

■2022年6月挙式
■招待ゲスト数…50名(家族、親族、友人)
■花嫁の手紙を書き始めた時期…約1カ月前
■花嫁の手紙を書くのに要した時間…約1日
■事前練習の有無…有
■式で花嫁の手紙を読んだ時間…約3分

文早子さんの「花嫁の手紙」

花嫁の手紙を読む新婦
花嫁の手紙前半
手紙を聞く家族
花嫁の手紙後半

【GOODポイント&感動ポイント】

2000組以上のウエディングをサポートし、多くの花嫁さんから「花嫁の手紙」の相談を受けている、ウエディングプロデューサーの澤さんにコメントを頂きました。

多くの人へ感謝が素敵な表現で書かれておりGOOD!

天国のお父さまへのメッセージをはじめ、多くの人への感謝が素敵な言葉でつづられている手紙だと思いました。

手紙の文頭にゲストへの感謝として書かれた【A】の一文は、夫婦としての言葉で素敵な表現だと思いました。
【B】の書き始めの下線部分の表現、お父さまへ語りかけるような表現が素敵です。その場にきっと来てくれていたであろうと会場の誰もが思ったのではないでしょうか。【C】ではお父さまから頂いた素晴らしい言葉について書かれています。お父さまの思いや言葉が今も引き継がれていて、新婦さまにとって指針となっているのですね。

後半でお母さまとの思い出や感謝を伝えられていますが、【D】の部分の表現も素敵です。心が温かくなる言葉のセンスにあふれたお手紙で、思わずジーンときてしまいました。(澤さん)

花嫁の手紙「書いてどうだった?」「受け取ってどうだった?」

今回のお手紙を書いた文早子さんと、新婦のお母さまにお話を伺いました。

手紙を読んでどうだった?

親や新郎の家族にも思いを伝えられて良かった
新婦

これまで育ててもらった感謝の気持ち、これからは両親のように大切な家庭を築いていくという決意の気持ちを伝えることを意識して手紙を書きました。ちゃんと親に感謝の気持ちを伝えることができて良かったです。新郎の家族にも思いを伝える貴重な機会だったことも良いと感じた理由です。新郎側家族からは、「素敵な言葉をありがとう」と言われました。

書くエピソードはどう選んだ?

親の良さがイメージできるエピソードを選びました
新婦

親の良さがイメージできるエピソード(父はどんな時でも包み込むような優しさ、母が厳しくも私のことを思って育ててくれた愛情)を選び、手紙を書きました。起承転結を大切にしながら、父と母、そして新郎の父母に対する感謝の気持ちを入れました。

苦労&工夫したポイントは?

彼にも聞いてもらい、客観的な意見をもらいました
新婦

独り善がりにならず、ゲストが聞いていて飽きない内容にすることを意識しました。そのために、彼に聞いてもらい客観的にどう感じるか意見をもらいながら書き進めました。読む内容によっては内輪しかわからない内容になったり、泣いてしまうことでゲストが戸惑うこともあると思ったので、そういった点を意識しながら内容を考えたり読む練習をしました。

後輩花嫁さんにアドバイスを

文書作成ソフトで文字数をカウントしながら書き進めるのがおすすめ
新婦

文書作成ソフトで文字数をカウントしながら下書きし、式の1週間前に清書しました。文書作成ソフトは文字数をカウントするのに便利でした。また、早めに手紙の内容を考えることで読む練習の時間を取ることができました。当日は緊張し、泣いてしまう可能性もあるので適度に慣れておくためにも絶対に練習はした方がいいと思います。

手紙を受け取った新婦母より

手紙を聞きながら、走馬灯のように思い出がよみがえりました
新婦母

一番に感じたことは、パパにも聞かせてあげたかったということです。パパが聞いたら、「自慢の娘だよ」と泣いていたと思います。家族で過ごしてきた30年間の思い出が走馬灯のようによみがえりました。これからは文早子がそういった温かい家庭を築いてほしいと思います。

From 編集部

親からかけてもらって思い出に残っている言葉を手紙に書いてみよう

手紙に記載した新婦父からの言葉は、新婦にとって大切な言葉でした。「父は視覚障害者で、一人で出かけると見知らぬ人に助けてもらう機会が多くあったそうです。助けてもらうことを、当たり前と感じずに感謝し続けることが大切だと教えてくれました。私が仕事で嫌なことがあったり、彼とけんかをした時に愚痴を言うと慰めながらも、最後はいつもこの言葉をかけてくれました」と文早子さん。花嫁の手紙に親からかけてもらった言葉を書くことで、改めて思いが引き継がれていることを感じることができますね。

澤智子さん
Profile

澤 智子さん 株式会社NEO FLAG.
ウエディングプロデューサー

ウエディング業界歴18年で通算2000組以上のカップルをプランナーや司会者としてサポート。
花嫁から手紙の相談をされることが多く、親やゲストにしっかり伝わる手紙の書き方 をアドバイスしている。

構成・文/RIE☆ D/ロンディーネ
※掲載されている情報は2023年9月時点のものです

  • 挙式
  • 挙式・披露宴
  • アイテム検討期
  • 感動
  • 挙式演出
  • 花嫁の手紙
Share on>

pagetop