効率重視でも「ここだけは慎重にならなきゃダメ!」な式準備5
時間を短縮して効率良く結婚式の準備を進めたいと思っているあなた。ちょっと待って!どんなに効率重視の花嫁さんでも、「ここだけは慎重にやらないと失敗するかも?」というポイントがいくつかあります。この記事では「効率重視で失敗した」という先輩花嫁の実体験を参考にピックアップした、特に注意してほしい5項目を紹介します!
【ここだけは慎重に!その1】
希望会場の絞り込みやリサーチ
何の準備もなしに慌てて行っても結局二度手間に
時短派が陥りやすいのは、「とにかく早く!」と、取りあえず会場に行ってしまうパターン。何も知識がないままフェアや下見に行っても、見るべきポイントが分からず悩んでしまうだけ。結局、再度行くことになるなど、二度手間になる恐れも。
ここは落ち着いて会場の絞り込みをし、下見のポイントも把握してから会場に出かけましょう。ゼクシィアプリを利用すれば希望条件から簡単に絞り込みができますし、下見のチェックポイントも分かります。
もう一つ気を付けたいのは、見学前の段階で1会場に絞り込んでしまうこと。後になって「あっちの会場の方が良かったかも?」となる可能性があるため、せめて気になる会場を2~3軒は比較して決めるようにすると、自身を持って会場が選べるのでおすすめです。
卒花の失敗エピソード
効率重視で決定を急いだので、結局1軒しか見学せず、その日に即契約。後になって、もう少し他の会場とも比較して選べば良かったなと後悔しました。(おはるさん)
十分な下調べをせずにブライダルフェアへ。一日かけて回ったものの、何だかよく分からずに……。もう一度行く羽目になりました。(ミイさん)
会場見学&フェアの確認項目はこちらでもっと詳しくチェック!
【ここだけは慎重に!その2】
会場下見やフェアに行く順番
本命会場にいつ行くかが大きなポイント!
無駄を省くことを優先するあまり、本命会場から見学に行ってしまいがちですが、一番気なっている会場を最後に訪れる方が、かえって効率的です。先に回った会場としっかり比較することができ、納得して会場を決められるからです。お得な当日成約特典を用意している会場も多いので、賢く見学順を考えてみてくださいね。
効率を重視するあまり、1日に何軒も回るケースも要注意。後半は疲労で判断力も鈍ります。コンテンツも盛りだくさんな大規模フェアだと特に、1軒見学するだけで体力も気力も使うことを念頭に置いて、無理のないスケジュールを設計しましょう。
卒花の失敗エピソード
早く良い日程を抑えたいと、希望が高い順番で会場見学を。そのため、希望が低い会場は見学せずに決定してしまいました。会場は結婚式の根幹を成す部分なので、いくら効率重視といえども、もう少しじっくりと見定めれば良かったと思いました。(ぽんたさん)
第1候補から見学したのですが、その会場に当日成約特典があり、結局そこで契約することに。他も見てみたかったので、ちょっと残念でした。(MDSさん)
できるだけ効率的に回りたいと、1日に予定を詰め込みすぎました。そのせいで頭が大混乱。こうしたい!という結婚式のイメージも具体的になかったため、どの会場を選んだらいいのか迷うことに……。(みーさん)
【ここだけは慎重に!その3】
ドレス選び
はやる気持ちは抑えて、まずは情報収集と着たいドレスの見極めを
短い時間、短い期間で自分が納得いく素敵なドレスを効率良く選ぶには、事前準備が重要になってきます。ドレスショップの予約が取りにくいこともあるので、会場が決定したらすぐにドレスの試着予約をするのがおすすめです。
また、試着時間や試着枚数などに制限があるショップもあるので、事前にどんなドレスを試着したいのか、絞り込んでおくことも大切です。自分の好みのドレスを見極め、お目当てのドレスがあるなら、事前にショップに伝えて用意してもらいましょう。情報収集はスマホを利用して隙間時間などに行えば、効率的にできますよ。
卒花の失敗エピソード
早く決めたいと焦ってしまいました。あまり効率にとらわれずに、納得いくまで何着でも試着すればよかったです。(mzさん)
何度もショップを訪れるのは時間もかかって大変なので、2軒を見ただけで決めてしまいました。その後、もっと他に良いドレスがあったのではと思ってしまいました。(MKさん)
【ここだけは慎重に!その4】
ブーケや会場装花選び
打ち合わせはできるだけ具体的に。写真が有効!
ブーケや装花はカタログなどで決めることが多いもの。打ち合わせもオンラインなどででき、効率的に済ませられる準備の一つといえるでしょう。ただし、実物が見られないために、大きさのイメージがあまりつかず、思ったより小さい(大きい)ということが起こりがちに。
また、効率を重視して「プロにお任せ!」というケースもありますが、任せすぎも危険なパターン。任せる場合も、色や形、デザインなど、自分の好みのイメージを伝えた方が、完成品にがっかりするという事態は防げます。好みのイメージと一緒に、これは好みではないというイメージを伝えるのもおすすめです。
卒花の失敗エピソード
効率を考えてオンラインでの打ち合わせにしたのですが、どうもニュアンスが伝えきれず、お色直し後のブーケが意図したイメージとは違うものになってしまいました。(idさん)
プロに任せた方が失敗がなく効率的だと思い、「お任せで!」とお願いしたところ、好みとかなり違ったブーケになってしまってモヤモヤ。こだわりがないなりにも、参考写真などで希望を伝えればよかった……。(mzさん)
資料を用意せずに臨んだ最初の打ち合わせ後に提案されたブーケは、イメージと全く違っていました。そこで、写真を添えて再度お願いしたら、当日のブーケはイメージに近いものに。最初からしっかり準備して打ち合わせした方が効率的でしたね。(yoppiさん)
【ここだけは慎重に!その5】
ペーパーアイテムの確認
ゲストの名前や住所の間違いは命取り。ここはしっかり確認を
招待状や席札などのペーパーアイテムで、最もやってはいけないことはゲストの名前や住所の間違い。これはどんなに時短や効率を重んじる人でも、じっくりしっかりと取り組まなければならないことです。時間がもったいないなどといって、確認をおろそかにしていると、あとで間違いが発覚して全てやり直しなどということにもなりかねません。
さらに、間違いに誰も気付かず、そのままゲストに届けられることになったとしたら、これほど失礼なことはありません。
なお、ペーパーアイテムで時短・効率化を図りたいという場合は、ペーパーアイテムをなるべく一つに集約したり、必要がないと思われるものは省略したりする方法があります。一つに集約し、名前確認する箇所が少なくなれば、それだけ時短につながるでしょう。
卒花の失敗エピソード
ぺーパーアイテムは会場に依頼して作成したのですが、時短を優先するあまりゲストの名前をしっかり確認せず、後で漢字の間違いが発覚!結局、余計に時間を使うことになってしまいました。(きーちゃんさん)
身内だけの結婚式だったので効率を考えて招待状は省略。ところが、場所や時間などの連絡がうまくいかず、行き違いが発生してしまいました。ゲストとも少し気まずくなってしまい、やはり効率だけでは軽れない部分があるなと思いました。(K.Cさん)
From 編集部
「遠回り?」と思っても、少しの事前準備が時短・効率化につながる!
時短や効率を考えると、すぐに着手してさっさと終わらせようとしがち。それで問題ない場合もありますが、今回の記事で紹介した場面のように、ある程度は事前準備をして臨んだ方が、結局は時短・効率化につながることもあります。事前準備は少し面倒くさいと思うかもしれません。そんなときは「急がば回れ」という言葉を思い出して。物事に取り組む際には、どんな方法を取ったら効率化につながるのか、少し考えてみるのがおすすめです。
取材・文/粂 美奈子 イラスト/沼田光太郎 D/mashroom design 構成/紺矢里菜(編集部)
※記事内のコメントは2023年7月に「ゼクシィ花嫁会」メンバー63人が回答したアンケートおよび、2年以内に結婚式を挙げた20~30代の女性110人が回答したマクロミル調査によるものです
※掲載されている情報は2023年8月時点のものです
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