親や周囲へお披露目する場に。進化する”フォトウエディング”に注目!
結婚式にはあまりお金や時間をかけたくない、派手なイベントが苦手、でも結婚を機に大切な人たちに感謝の気持ちを伝える場が欲しいと考えているおふたりへ。そんな願いを叶えるのが、進化型フォトウエディング!今はふたりの写真を残して終わりではなく、家族も参加できるんです。バリエーションや流れなど最新事情をご紹介します。
知ってた?今どきのフォトウエディングって、こんなに自由!
挙式や食事会を併せるなどバリエーションが多様化
「フォトウエディング=ふたりの婚礼衣裳姿を写真に残す」が主流だったけれど、今はそれだけではないんです。
新郎新婦だけではなく、家族と共に写真を撮ったり、チャペルの撮影に挙式をセットしたり、撮影後に食事会を開催したり……とバリエーションも多様化。新たなウエディングの形の一つとして、注目されています。また、通常の結婚式に比べるとリーズナブルに行えるのも魅力。素敵な写真を残すこととともに、親や親戚、友人など大切な人も参加できるため、“お披露目の場”として感謝の気持ちを伝える機会にもなります。
次からは、実際に「+挙式」「+食事会」「+家族写真」を行ったカップルの実例をご紹介!
家族に見守られ、新たな一歩を
「+挙式」のフォトウエディング
Case1/あおいさんカップル
コロナ下だったこともあり、結婚式の開催がなかなか難しく、ゲストを呼んでの式・披露宴は落ち着いたときに考えようと話していたあおいさんカップル。ただ、「20代のうちにウエディングドレスを着たい」というあおいさんの夢を叶えるため、フォトウエディング+挙式のプランを選択した。
やってみてどうだった?
会場に入る程度の人数なら自由に招待可能だったので、ドレスを着た姿で家族とも写真を撮りたい!と思い、招待しました。お披露目だけではなく、ケーキ入刀やファーストバイトもチャペル内で行い、楽しい時間を過ごせました♪(あおいさん)
【From 家族】
新郎新婦の衣裳姿がとても素敵で、姉たちの笑顔を見て幸せな気持ちになりました。会場もきれいで、家族でゆっくり写真を撮れて良かったです!(新婦の妹)
【DATA】
撮影会場:小さな結婚式 札幌店
ゲスト人数:4名
所要時間:挙式40分、撮影約2時間
費用総額:約18万円(挙式、洋装2着含む)
あおいさんカップルのTimeLine
7:00 会場入り
9:30 チャペル撮影(ウエディングドレス&タキシード着用)
10:00 ゲスト来館
10:30 挙式
12:00 チャペル撮影(カラードレス&タキシード着用)
13:00 終了
Case2/彩香さんカップル
結婚式にこだわりがなかったものの、「親に晴れ姿を見せたい、形として写真だけは残しておきたい」という思いから、フォトウエディングを行うことに。実際にチャペルで家族との写真を撮り、予算内でウエディングシーンを残すことができた。
チャペルでは、感謝を伝えるための花束贈呈も。カスミソウ(感謝と幸福)・リシアンサス(贈る相手の深い愛)の花言葉に思いを込めた花束を両家の母へ、新婦の父にはブートニアを手渡した。
やってみてどうたった?
人生で一番楽しかったと思える印象深い日に。父と歩くバージンロードはドキドキでした。両親にしっかりドレス姿・タキシード姿を見せることができて、とても嬉しかったです。私服に着替える最後まで「終わりたくない!」という気持ちでいっぱいでした。(彩香さん)
【From 家族】
ウエディングドレス姿を見て、我が娘ながらきれいだなとグッときました。そして、幸せそうな新郎新婦を見てとても嬉しく思いました。思い出に残る素敵な場を設けてくれてありがとう!(新婦の父)
【DATA】
撮影会場:アトリエ・ニー
ゲスト人数:5名
所要時間:約6時間
費用総額:約32万円(和装1着、洋装1着、リハーサルメイク、贈呈用花束など含む)
彩香さんカップルのTimeLine
10:30 会場入り
12:30 スタジオ撮影(和装を着用)
13:00 家族スタジオ入り/和装から洋装へ衣裳チェンジ
15:00 チャペル撮影(ウエディングドレス&タキシードを着用)
15:30 家族が合流し、挙式シーンの撮影
16:30 終了
家族で会話し、絆がより深まる
「+食事会」のフォトウエディング
Case3/志保さんカップル
式を行うつもりはなく、写真は残したいと思っていたふたり。「できあがった写真を見せるだけではなく、両家両親と新郎祖母に直接披露し、感謝の気持ちを伝えたい」という強い気持ちから、会食プランを選ぶことに。会食までの移動時間も短縮できて、撮影した時の気持ちのまま食事会に移れることができた。神社や撮影会場に加えて、会食中も家族写真をメインに撮影。当日の撮影の話や子ども時代のエピソードで盛り上がり、笑顔があふれる家族写真がたくさん!家族の前でケーキ入刀もできて、まるで結婚式をしたような気持ちになれた。
やってみてどうだった?
自分たちふたりだけでは伝えられなかった感謝の気持ちが、フォトウエディングと会食を通じてちゃんと伝えられたと感じています。撮影の1週間前に犬を迎えることになり、急きょ愛犬との撮影も!ロケーション撮影から家族も同行してくれて、丸一日家族みんなが笑って、泣いて過ごせて、喜んでくれていることが伝わりとても幸せでした。(志保さん)
【From 家族】
こんなに嬉しいお披露目に、ついつい弾けて我を忘れてしまいました。アルバムはまだ誰にも披露していません。なぜか独り占めしたくて、もう少し写真を見て余韻に浸りたいと思います。(新婦の母)
【DATA】
撮影会場:会津写遊庭
ゲスト人数:5名+犬1匹
所要時間:約10時間
費用総額:86万860円
(56万4300円:撮影2着、出張料、ロケーションムービー
18万6560円:会食、ウエディングケーキ、スナップデータ
11万円:アルバム3冊)
志保さんカップルのTimeLine
9:00 会場入り
10:30 館内で和装撮影後、土津神社へ出発
11:00 土津神社で撮影
12:30 撮影終了、会場へ戻って着替え(家族会場入り)
14:00 ドレス撮影
15:30 会食へのドレス、スーツへ着替え、会食スタート
19:00 会食終了
Case4/千尋さんカップル
新郎は恥ずかしがり屋で、結婚式はもともと希望していなかったふたり。ただ、写真だけは記念のために絶対に残したいと、フォトウエディングを選んだ。お互いに感謝を伝えたい1番の相手が家族だったため、家族に向けた感謝の会(会食披露宴)を開くことに。夢だった和装写真を撮影し、アットホームなパーティ形式の食事会を叶えられた。
やってみてどうたった?
当日は「母の日」だったため、新郎新婦とも母に向けて感謝の手紙を読み、カーネーションを贈りました。恥ずかしがり屋の夫が普段書かない手紙を一生懸命書き、読んでいる姿に、お義姉さまも感動し、私ももらい泣き。フォトウエディングではイメージ通りの写真を残すことができ、このスタイルにして良かったです!(千尋さん)
【From 家族】
みんなの笑顔あふれるアットホームな披露宴!きめ細やかな気遣いがあって、家族思いなふたりの人柄が表れていたね!(新郎の姉)
【DATA】
撮影会場:アトリエ・ニー
ゲスト人数:15名
所要時間:約7時間
費用総額:約75万円(和装1着フォトウエディング、会食15名分、料理アップグレードメニュー・会場装花・贈呈用花束など含む)
千尋さんカップルのTimeLine
8:30 新郎新婦、息子会場入り
11:00 スタジオ撮影(新郎新婦)
11:30 息子スタジオ入り。家族3人撮影
11:40 家族スタジオ入り。新郎新婦両親、兄弟家族揃って集合写真撮影
12:00 ゲスト着替え、新郎新婦ヘア・衣裳チェンジ
12:45 会食会場に入場
12:50 ウエルカムスピーチ(新郎)、乾杯(新婦)、食事スタート、歓談
14:40 感謝の手紙(新郎新婦共に)
15:15 お開き
撮影時間も両家交流の場に!
「+家族写真」のフォトウエディング
Case5/鈴さんカップル
結婚式も披露宴もしないと決めた中でも、「何か形に残る方法で、結婚して家族がつながったことの喜びを共有する機会を作りたい」と考えたふたり。父母への感謝を込めて、フォトウエディングを選んだ。花婿・花嫁姿で家族に感謝を伝えることができて、家族の仲が深まる時間に。和やかな空気の中家族で撮影を行い、特別な時間を過ごすことができた。
やってみてどうだった?
フォトウエディングだけで、親に感謝を伝えきれるかな?喜んでもらえるかな?という思いも正直ありました。けれど「幸せだった」「素敵な出会いをありがとう」と言ってもらえて、最高の時間を一緒に過ごせたことを実感し、心からホッとしました。この場で初対面だった両家の親同士。家族の時間を楽しみ、私達夫婦の晴れ姿もじっくり見てもらえて、それを記念として残すことが出来たこと、本当に良かったです。(鈴さん)
【From 家族】
終始、両家みんなが笑顔のウエディングでした。娘ができる喜びと同時に家族が増える喜び。ふたりの幸せそうな姿を見て、親としてはとても嬉しかったな。(新郎の母)
【DATA】
撮影会場:ラヴィ・ファクトリー広島店
ゲスト人数:4名
所要時間:約9時間
費用総額:26万6200円
フォトグラファー:torigoe
鈴さんカップルのTimeLine
9:00 ふたりで会場入り
11:00 ロケーション撮影(和装を着用)
14:00 ロケーション撮影終了後、スタジオへ移動
15:00 両家の両親が来館、両家初顔合わせの場に!
16:00 スタジオ撮影(ウエディングドレス&タキシードを着用)
ふたり&家族写真の両方のショットを撮影
17:00 撮影終了
Case6/愛理さんカップル
お互いに「結婚式はしなくてもいいよね」と話しつつ、写真は残したいという思いからフォトウエディングに。ウエディングドレス姿を父母にも見せたいという気持ちもあり、「せっかく撮るなら家族で写真に残そう」と、家族と一緒の撮影を選んだ。当日は留袖着用の両家母をはじめ、正装姿の家族とともにチャペルで挙式シーンの撮影も!ファミリーミートやジャケットセレモニー、新婦父とバージンロードを歩き入場するなどの演出も行い、忘れられない時間になった。
やってみてどうだった?
お互いの家族に祝福をしてもらってあらためて家族の大切さを感じました。また、夫婦になりこれからの人生を共にするんだなと、実感しました。サプライズで挙式シーンの撮影もでき、プランナーの方々に感謝の気持ちでいっぱいです。家族全員の思い出に残る日となりました。(愛理さん)
【From家族】
両家みんな涙と感動で素晴らしい日になり、結婚式を挙げたのと変わりない日になりました。チャペルでの撮影は、夫と娘がバージンロードを歩き、私は娘にベールダウンを行え、とても感動しました。(新婦の母)
【DATA】
撮影会場:会津写遊庭
ゲスト人数:10名
所要時間:約9時間
費用総額:約40万円
愛理さんカップルのTime
10:00 会場入り
11:30 館内で写真撮影(和装を着用)
ふたり&家族写真の両方のショットを撮影
12:30 撮影終了(昼食)
13:00 和装から洋装へ衣裳チェンジ
13:30 ファーストミート・ファミリーミート
14:30 チャペル撮影後、ロケーション撮影(洋装を着用)
19:00 終了
From 編集部
ふたりに合ったフォトウエディングの形を見つけてみて!
ドレス姿を残したい、家族に感謝を伝えたい、食事会を楽しみたい……多様性に富んだ、今どきのフォトウエディングなら、ふたりに合ったものを実現できるはず。
また、お披露目の場を持つことで、親や周囲にとっても幸せでかけがえのない時間を過ごすことができます。希望と予算に合わせて、ふたりらしいフォトウエディングを叶えてくださいね。
Shop list
アトリエ・ニー
TEL:043-222-1701
会津写遊庭
TEL:0242-24-3052
ラヴィ・ファクトリー
TEL:082-502-3551(広島店)
取材・文/竹本沙梨 イラスト/moeko D/mushroom design 編集/間宮 愛(編集部)
※記事内のコメントは2023年5月に「ゼクシィ花嫁会」のメンバー22人が回答したアンケートによるものです
※掲載されている情報は2023年7月時点のものです
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