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何日かかる?親に頼める?婚姻届提出に必要な【戸籍謄本】取り寄せノウハウ

婚姻届を提出する際に必要となることが多い書類が、戸籍謄本。でも、なかなか必要となる機会がないから、どうやって取り寄せるのかイメージが湧かない……という花嫁さんご注目!この記事では、戸籍謄本を取り寄せるための5つの方法について詳しく紹ご介します!

※戸籍法の一部を改正する法律の施行に伴い、2024年3月1日より婚姻届の提出時の戸籍謄本(戸籍全部事項証明書)の提出は不要となります

婚姻届の提出には、婚姻届以外にも必要なものがあるんです!

婚姻届の提出には、婚姻届以外にも必要なものがあるんです!

まず、婚姻届を提出する際に必要なものは、以下のとおり。

1)婚姻届
2)本人確認書類(パスポート、運転免許証、マイナンバーカードなど)
3)ペン(持っていると安心)
4)ふたりの戸籍謄本(★必要に応じて)

最後のアイテム「戸籍謄本」に関しては、婚姻届を提出する役所が本籍地とは異なる場所にある場合にのみ、必要な書類となるもの。そして実はこの「戸籍謄本」の入手で、つまずいてしまう人が結構いるんです!

戸籍謄本の取り寄せであちゃ~

先輩花嫁

【取り寄せ方法は一択だと思ってかなり労力使いました】
戸籍謄本は、本籍のある土地の役所へ直接出向くことでしか取得できないと勝手に思っていた私。戸籍謄本を入手するため、片道2時間半かけて地元へ帰りました(笑)。(絵莉さん)

先輩花嫁

【本籍地のある場所が実家じゃない場合もあります】
私の本籍地が、実家付近ではなくて遠方すぎる祖父母側にあったので大変でした。戸籍謄本の入手もそこにある役所にお願いしなくてはならず、きちんと取り寄せられるかヒヤヒヤ……最終的に2週間くらいで届いたのでほっとしました。(ゆにちゃんさん)

そもそも、戸籍謄本ってなに?戸籍抄本との違いって?

まず最初に「戸籍」とは、国民の身分関係を記した公文書のことで、基本的に夫婦や子どもなど、同じ氏を名乗る家族単位で作成されています。そしてその戸籍には、本籍地(戸籍のある住所)や戸籍の筆頭者、同じ戸籍に入っている家族全員の名前・生年月日、父母の名前と続柄などの情報が記されています。そして 「戸籍謄本」とは、そんな戸籍に記載されているすべての内容を写した証明書となります。一般的に戸籍謄本と呼ばれていますが、正式には「戸籍全部事項証明書」といいます。

一方で「戸籍抄本」とは、戸籍に記載されている情報の中から、必要な個人の分だけを写した証明書となります。 こちらも正式には「戸籍個人事項証明書」といいます。

戸籍謄本、どうやって入手する?

ということで、ここからは早速、戸籍謄本の入手方法について詳しく解説!今回【東京都立川市市民課】の職員さんに、戸籍謄本の入手方法に関して詳しく教えてもらいました。(※方法4を除く)

自治体により対応が異なる場合があるので注意

ここでご紹介している内容については、他の市区町村では異なった対応をする場合があります。取り寄せる前に、請求先の市区町村に問い合わせておくと安心です。

方法1:本籍地のある役所へ出向く

戸籍謄本取り寄せノウハウ

まず最もシンプルかつ定番の方法が、役所へ直接足を運ぶというもの。ここで注意すべきポイント!戸籍謄本の発行が可能なのは「本籍地がある市区町村役場」のみとなっています。「本籍地がわからない!」という場合には、本籍地を記載した住民票を取得して確認してみましょう。

私の「戸籍謄本」入手裏話

先輩花嫁

戸籍謄本の取得申請をした際、本籍の記入が必要ということが発覚。私は本籍の詳しい住所を把握していなかったので焦りました……。本籍があるのは、子どもの頃住んでいた賃貸アパート。急いでネット検索して住所を探しました。(ぱるかさん)

役所に直接出向く際に必要なもの

□戸籍に関する証明交付請求書
(請求書は本籍地のある市区町村のHPより入手可能。または、当日窓口で入手して記入することも可能)
□身分証明書
(運転免許証・パスポート・マイナンバーカードの中から1点、または年金手帳[基礎年金番号通知書]・介護保険証・健康保険証などの中から2点)
□発行手数料(450円)

※戸籍謄本の入手に際する本人確認は厳格になっています。顔写真付きの公的機関発行の身分証明書(運転免許証・パスポート・マイナンバーカード等)がない場合、健康保険証1点では本人確認が不十分になり、戸籍謄本の発行ができない場合があります。健康保険証と合わせて、必ず年金手帳(基礎年金番号通知書)も持参するようにしましょう。

方法2:代理人が窓口に取りに行く

戸籍謄本取り寄せノウハウ

戸籍謄本は、代理人による申請・受け取りが可能。本籍地が実家にある場合、戸籍謄本の入手を親に頼めるとありがたいですよね。基本的には、請求者本人からの委任状があれば誰でも代理で申請し、受け取ることができます。

また、直系尊属・卑属(祖父母・父母・子・孫)や配偶者(夫・妻)が代理人となる場合は、委任状なしでも戸籍謄本の申請・受け取りが可能。その場合、委任者(請求者本人)と代理人の関係性を証明するために戸籍謄本の提示を求められる場合があります。ちなみに「夫になる人、妻になる人(結婚相手)」はまだ正式な家族ではないので、こちらも委任状がないと戸籍謄本の申請・受け取りはできません。

私の「戸籍謄本」入手裏話

先輩花嫁

戸籍謄本の入手が思ったよりも面倒でおっくうになってしまった私。結局、本籍地から遠方に住んでいたので親にお願いして入手してもらったのですが、早めにいろいろ調べて準備しておくべきだったと反省しました。(おはぎさん)

代理人が窓口に取りに行く際に必要なもの

□請求者からの委任状
□戸籍に関する証明交付請求書
(当日窓口で記入することも可能)
□窓口に行く人の身分証明書
(運転免許証・パスポート・マイナンバーカードの中から1点、または年金手帳[基礎年金番号通知書]・介護保険証・健康保険証などの中から2点)
□発行手数料(450円)

※委任状は、1)代理人の情報(住所・氏名および生年月日)、2)委任内容・委任者の情報(住所・氏名および生年月日)が記載されていて、かつ3)委任者の自署があれば任意の様式でもOKな場合が多いです。また、役所によっては委任状の様式をHP上で公開していることもあるので、公開されている場合はそれを利用すれば確実です。

方法3:郵送で取り寄せる

戸籍謄本取り寄せノウハウ

受け取るまでの待ち時間が少し長くなりますが、郵送での取り寄せも可能。基本的には請求先の役場HPに「郵送交付申請書」の様式が準備されていることが多いので、こちらを使って申請すると抜け漏れがなくて安心。請求先の役場HPにて郵送交付申請書が確認できない場合には、以下の内容を便箋に記載して取り寄せを。

1)請求者の氏名(ふりがな)
※自筆署名でない場合は押印が必要
2)請求者の住所
3)電話番号(連絡が取れる番号)
4)本籍地および筆頭者氏名、ならびに生年月日
5)必要な通数
6)証明書に記載される方から見た請求者の続柄
7)請求事由や提出先

取り寄せまでに約10日~2週間程度かかるので、時間に余裕を持って取り寄せるようにしよう!

【注意】
本籍地および筆頭者氏名が誤っていると発行不可となります。また、請求者の現住所(住民登録地)以外に証明書を送付することはできないので、自分の住民登録地と現住所が一致しているかどうか念のため確認を。

私の「戸籍謄本」入手裏話

先輩花嫁

郵送での取り寄せには時間がかかるものと理解してはいたものの、想像していた以上に時間がかかり、希望していた婚姻届の提出日までに間に合うかとハラハラ……。もっと余裕を持って準備すれば良かったです。(あやこさん)

先輩花嫁

郵送の取り寄せは時間も手間もお金もかかりました。マイナンバーカードの準備をして、コンビニでの発行や電子申請の利用ができるようにしておけば良かったと思いました。(まいちさん)

郵送で取り寄せる際に必要なもの

□郵送交付申請書または上記1)~7)の内容を記入した請求書
□返信用封筒
→請求者の現住所(住民登録地)の郵便番号・住所および氏名を記載し、切手を貼ったもの
□発行手数料
→郵便局の窓口で定額小為替を購入
□本人確認書類のコピー
(運転免許証、住民基本台帳カード、マイナンバーカード、健康保険証、介護保険証、年金手帳[基礎年金番号通知書]の中から1点)

方法4:電子申請で取り寄せる

戸籍謄本取り寄せノウハウ

「マイナンバーカード」か「住民基本台帳カード」と「ICカードリーダー」があれば、パソコンやスマートフォンを使ってインターネット上で戸籍謄本の取り寄せ申請を行うことが可能。電子署名(オンライン上での本人確認)を行った後、クレジットカードで料金を支払うと、その後、自宅まで戸籍謄本が送られてくるというシステム。

インターネット上から24時間いつでも申請を行うことができるので、平日になかなか役所まで足を運ぶことができないという人にとってはとても嬉しい方法!ただし、電子申請に対応していない自治体もあるので、本籍地のある自治体が電子申請に対応しているかどうか、事前にしっかり確認しておこう。

申請から取り寄せまでにかかる期間は、こちらも約10日~2週間程度となっているので、電子申請を行う場合にも時間に余裕を持って進めましょう。

私の「戸籍謄本」入手裏話

先輩花嫁

婚姻届を役所にもらいに行くついでに戸籍謄本も入手したのですが、マイナンバーカードを手元に準備しておけば電子申請ができて移動も待ち時間もなくもっと便利に入手できたのになと思いました。もしもまだマイナンバーカードがない場合、早めに準備しておくのがおすすめです。(あやさん)

電子申請で取り寄せる際に必要なもの

□マイナンバーカード、または住民基本台帳カード・ICカードリーダー
□クレジットカード

方法5:コンビニで自動発行する

戸籍謄本取り寄せノウハウ

マイナンバーカードを持っていれば、コンビニなどに設置されているマルチコピー機で戸籍謄本を発行することが可能。手っ取り早く戸籍謄本を手に入れることができるので、とっても楽ちん!ただし、本籍地のある市区町村が戸籍謄本のコンビニ取得に対応している場合に限られます。

また、コンビニ取得に対応している場合でも、

1)本籍地と同じ市区町村に住民登録がある場合
2)本籍地とは別の市区町村に住民登録がある場合

でそれぞれ入手方法が異なることがあるので、まずは戸籍謄本を入手したい本籍地の自治体がコンビニ取得に対応しているかどうか、対応している場合にはどのような利用条件があるのかをしっかり確認してみよう。

私の「戸籍謄本」入手裏話

先輩花嫁

マイナンバーカードを持っていたので、コンビニでいつでも自動発行できると思っていたのですが、コンビニで発行するためには「利用登録」が必要だったり、17時までしか発行できないなどのルールがあって焦りました。その上、私の本籍地がある自治体はコンビニ発行に対応しておらずさらに焦り……結局、郵送で取り寄せることに。時間がかかってしまってヒヤヒヤでした。(@misa_petit.floralさん)

コンビニで自動発行する際に必要なもの

□マイナンバーカード
□発行手数料
□暗証番号(利用者証明用電子証明書用)

※コンビニでの自動発行に関しては、自治体によってルールがさまざまです。必ず自治体のHPなどで発行方法を確認しましょう。

【+α情報】今後の動きにも注目

2023年4月時点で、婚姻届を本籍地以外に提出する際には戸籍謄本の添付が必要となっていますが、実は国(法務省)による戸籍事務の見直しが進んでいます。具体的な時期は未定ですが、婚姻届に戸籍謄本の添付が不要になる方向で調整が進んでいるので、今後の動きにもご注目!

From 編集部

まずは本籍地のある自治体の対応方法の確認を!

今回ご紹介した戸籍謄本の入手方法はあくまで一般的なもの。各自治体によって対応の有無や申請時のルールはさまざまなので、まずは自分の本籍がある自治体の戸籍謄本の取得申請ルールを確認してみてくださいね。そして直接足を運べない場合には何かと時間がかかるものなので、時間にしっかり余裕を持って取り寄せを。必要書類を焦らず手元に揃えて、素敵な婚姻届の提出の瞬間を迎えてくださいね!

編集・文/島袋芙貴乃 イラスト/佐々木千絵 取材協力/立川市市民生活部市民課
※記事内のコメントは2023年2月に「ゼクシィ花嫁会」メンバー93人が回答したアンケートによるものです
※掲載されている情報は2023年4月時点のものです

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