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ドレス
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[美しく&快適に]ドレス試着でのチェックポイント ~専門家アドバイス付き~

ドレスのデザイン性や花嫁さん自身の体形だけでなく、美しいドレス姿に欠かせないのは、実はサイズやフィット感。ピッタリ体に合ったドレスを選ぶには、試着で見極めることが大切なんです。そこで、オーダーメイドドレスのデザイナー宮西昌美さんに、ドレス試着でチェックしておきたいポイントを聞きました!併せて、卒花さんの試着体験やアドバイスも要チェックです。

なぜ、サイズやフィット感が大切?

ドレス選びのプロに聞きました!

答えてくれたのは……
宮西昌美さん

オーダーメイドドレス デザイナー
宮西昌美さん

「『なんだか似合わない』『あか抜けないのはなぜ』。普段のファッションでも、試着してみてそんなふうに感じたことはありませんか?デザインやカラーリングとの相性以上に、ちょっとしたサイズの違いが「似合う・似合わない」に作用していることが実はとても多いのです。体に沿ったデザインなら、その影響はさらに大きくなります。

また、着なれないドレス姿だからこそ快適さも大切。サイズが合わないと歩き方や所作にも影響し、動いている姿が残念な印象になってしまいます」

卒花さんに聞きました!

試着時と結婚式当日を通して感じたことは?
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<ドレスも自分も素敵に見える!>
体にしっかり合ったサイズを選ぶことで、ドレスがとっても素敵に見えます。また、体形に合ったドレスを選ぶと、ドレス姿もよりきれいに見えました。(こねさん)

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<式当日を快適に!>
体にしっかりフィットすることでスタイルも良く見えるし、当日もすごく快適に過ごせるので、少しでも気になる点があれば、お直しできちんと解決するのか、緩和される程度なのかを確認したほうが良いと思います。(加藤玲香さん)

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<お直ししすぎるとラインに影響が>
体に合っていると、胸元が気になるなどの問題が発生しないので、きちんとドレスを合わせることをお勧めします。大きすぎる場合、詰めものなどで補正をするとドレスのラインが変わってしまうこともあるので、微調整でOKくらいのものにした方がいいと思います。(ミホさん)

卒花のドレス試着&お直しDATA

【試着時にサイズやフィット感に問題はありましたか?】

問題はなかった 65.5%
問題があったのでお直しした 28.2%
問題があったがお直しはしなかった 6.4%

半数以上が「問題はなかった」と回答。問題があったもののお直しをしなかった理由としては、「下着で補正したから」や「直すのが難しい場所だったから」などが挙げられていました。

【お直しをしたのはどの部分ですか?】

ウエストサイズ・シルエット 77.4%
バストサイズ・シルエット 45.2%
ドレス丈 16.1%
バストの位置 16.1%
袖のサイズ 6.5%
袖の位置 6.5%
肩幅・位置 6.5%

お直しのうち大半がウエストサイズ・シルエット、次いでバストサイズ・シルエットという結果でした。

<チェックポイント1>
バストトップ・ウエストの位置

合っていないとスタイルが悪く見える!?

イラスト

「最も大切なのは、身頃部分(ウエストから上の部分)の位置がドレスと体形とで合っていることです。

ウエストの位置が数センチでもずれていると、胴長に見えたり、くびれの位置が変わることで実際よりもメリハリのない姿になったりと、スタイルが悪く見えてしまいます。また、バストトップが合っていないと、重いドレスならずり落ちてしまう不安も。さらには、全体的にだらしなさや、あか抜けない印象を与えてしまうのは残念なことです」(宮西さん)

私もしっかりチェックしました

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<ウエスト位置にこだわって>
スタイル良くドレスを着こなしたかったので、上半身の切り替え位置が自分に合っているかしっかり確認しました。(梶野真唯さん)

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<身頃の長さが重要>
バストの位置とウエストの位置が合っていないと、だらしなく見えそうだったので、その位置はしっかりチェックしました。(まっぴさん)

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<ドレスごとにウエストの位置を確認>
ウエストの位置がドレスのデザインによって異なっていたので、写真に残してどのデザインだとスタイル良く見えるかチェックしました。(西沢知世さん)

試着時のチェックのコツ&もし合わなかったら?

「ドレスのデザインによってバストトップとウエストの位置は絶妙に違い、バランスがとても繊細なためフィッティングのプロの目が必要になります。位置が合っているか遠慮せず確認しましょう。また、ご自身であらゆる角度から写真を撮り、メリハリがしっかり出ているか確認してみるのも忘れずに。

なんだかバランスが悪い?と思ったら、身頃についてはお直しが難しい箇所ですので、残念ですが、サイズの違うものやデザインの違うものにチェンジするのがお勧めです」(宮西さん)

<チェックポイント2>
胸のサイズ・ウエストのサイズ

ずり落ちやポチャ見えの危険が!

イラスト2

「バストのサイズが合わないと下着が見えてしまったり、ドレスがずり落ちそうになったりと、式当日、恥ずかしい思いや不安な思いをする可能性があります。

また、ウエストのサイズが大きすぎるとせっかくのくびれが曖昧になり、メリハリの少ないシルエットになります。逆に小さすぎると、締め付けられて気持ち悪くなったり、はみ肉が気になったりといった心配があるため、安心して過ごすためにも、ベストなサイズで着たいものです」(宮西さん)

私もしっかりチェックしました

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<ピッタリウエストで上半身がきれいに>
ドレスと体の向きが合っているのが大事ということで、バスト中央の位置とドレス中央を合わせてからチャックを閉めるようにアドバイスが。ウエストが3cm大きかったのでお直ししてもらったら、ふんわりとしたスカートとウエストのくびれでメリハリのあるスタイルになり、バストラインもきれいに。下がり落ちてくる心配もありませんでした。(hitomiさん)

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<ダイエット後は再度調整を>
挙式までにかなり痩せてしまったので、挙式2週間前に測定して、ウエストを4cmサイズ直し。おかげで当日はきゅっと締まったドレスラインになりました。(raraさん)

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<バストとウエストをお直し>
胸、ウエストどちらも大きくて明らかに上半身のバランスが悪かったので背中、ウエストを絞ってもらいました。当日はきれいなドレスのラインになって胸がパカパカすることもなく安心して着られました。(岩永舞香さん)

試着時のチェックのコツ&もし合わなかったら?

「ドレス専用インナーは体のラインを補正するだけでなく、ずり落ちを防ぐなどドレスの着心地にも影響するため、試着の時点で用意するのがお勧めです。ドレスショップで用意していることもあるので、予約時に聞いてみましょう。

試着する時にゆるいと感じた時は、気のせいで片づけず違和感をスタッフさんに伝えることも忘れずに。写真や動画を撮影して、360度全方向からの見え方もチェックしましょう。

比較的サイズ補正はしやすいものの、デザインによって難しい場合もあるので、どのくらい補正ができるかも試着時に忘れず確認を。妊娠やダイエットで大幅なサイズ変更がありそうな場合は、編み上げになっているタイプを選ぶのも手です。また、胸のサイズが大きいと感じた場合は、インナーに仕込む専用のストッパーなども用意しています」(宮西さん)

<チェックポイント3>
ドレス丈の長さ

長さが合わないと歩きにくく、所作にも不安が!

イラスト3

「レンタルのドレスでは、靴のヒールで高さを調整できるように長めに作っているものも多いようです。私たちが手掛けるオーダーメイドドレスでは“美しく歩ける長さ”というのも心掛けています。

昨今のウエディングでは自然体の花嫁が支持され、ゲストとのふれあいで歩くシーンも多いようです。そこで歩くのに支障のない丈感であることは想像以上に大切。歩きやすければ動く姿もスムーズで所作を含めて美しい花嫁姿になるでしょう」(宮西さん)

気を付けてチェックして!

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<丈詰めできないデザインも>
160cmくらいの人をイメージして作られているドレスが多いようで、丈が詰められるものもありますが、デザイン上できないものも。決定前に自分の身長で対応できるものなのか確認する方がいいと思います。ヒールの高さでも調整できますが、新郎との身長のバランスなど加味する必要があります。(みりさん)

みい

<短かすぎて断念>
マーメイドラインでとても素敵なドレスがあったのですが、丈が足りず、足元が見えてバランスがおかしかったので、諦めました。(みいさん)

試着時のチェックのコツ&もし合わなかったら?

「試着したら実際に歩いてみるのがマスト。また、そのドレスの丈がデザインとしてどのくらいがベストなのかブランドのモデルさんが着用している写真をチェックし、ドレスサロンのスタッフさんにも見極めてもらいましょう。こだわりのシューズがある場合は試着時にできるだけ用意しましょう。

短い場合、基本的にはそのドレスを諦めなければなりませんが、丈が長い場合はお直しが可能なことが多いです。ただし、チュールなどの素材や装飾のあるデザインなどドレスによっては難しいことも」(宮西さん)

<チェックポイント4>
肩の位置

がたいが良く、ちょっと古い印象に……

イラスト

「袖のあるタイプや肩にポイントがあるドレスを選ぶ際に見るべきポイントは、肩の位置です。肩の位置が合っていないと、実際よりも肩幅を広く感じさせ、昔にはやったような古い印象のデザインに見えてしまう可能性も。

肩幅の広さというのは、体形全体のバランスに大きく影響してしまいます。また、顔のサイズ感や首の長さが気になる人なら特に肩幅をどう見せるかが重要。そのため、肩の位置がほんの数cm変わるだけで“似合う・似合わない”の印象がガラリと変わります。顔に近い部位だけに、醸し出す雰囲気にも影響するので、繊細にチェックする必要があります」(宮西さん)

私もしっかりチェックしました

ちゃんみさん

<多彩なデザインを試す>
肩幅が広いので、肩が出ないドレスを探しました。全体や肩先のデザインによっては、カッコよく見えたりするので、さまざまなタイプのドレスを試着するのがいいと思います。(ちゃんみさん)

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<華奢に見えるサイズとデザインを探求>
私は肩幅がコンプレックスなので、いかに華奢に見えるかにこだわってドレス試着しました。(もいもいさん)

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<肩部分が下がりがちなドレスは候補外>
肩で着たいけれど、なで肩のせいか下がってきてしまうドレスは避けることにしました。(C.Aさん)

試着時のチェックのコツ&もし合わなかったら

「肩の位置を見る場合も、デザインとしてベストな位置を見極めることと、自分の顔や肩幅、体形とのバランスを見る必要があります。

自分に合っているかどうかは肩幅だけでなく、デコルテの開き具合と併せてチェックするのがお勧め。例えば顔が大きいのが気になる人は、肩のデザインはあまりコンパクトにしすぎず、デコルテは広く開いていて鎖骨の見えるものがお勧め。フィッティングの際に、気になるポイントを伝え、ベストなデザインを提案してもらうのもいいでしょう。

肩幅が合わない場合は、デザイン的にお直しが難しいものが多いので、サイズ違いを試すか、残念ですが、別のドレスの検討を」(宮西さん)

<チェックポイント5>
袖の長さ

デザインが台無し! だらしない印象に

イラスト5

「長袖や七分袖など、スリーブありのドレスも最近増えています。例えば、長袖が長すぎるとなんだかだらしない印象に。

七分袖の場合は、長すぎると本来の七分丈の部分がずれてしまってデザイン性が損なわれ、肌見せのバランスも悪くなることから腕が短く太く見えてしまうことも。半袖も二の腕の太い所にかかっていると、その部分が強調されてしまいます。

せっかくの袖のデザインを生かしつつ、腕をきれいに見せる絶妙な長さをしっかり見極めましょう」(宮西さん)

私もしっかりチェックしました

m.i

<腕が太く見えないか確認>
袖が少しだけあるドレスは、腕が太く見えるものが多かったので、着た時の見え方をよく確認しました。(m.iさん)

K.T

<袖がずり落ちるデザインに注意>
袖のあるウエディングドレスだったのですが、少し長めで歩くうちに肩からずり落ちてきました。袖のあるものは試着した際、可能ならしばらくの時間歩き回った方が良いと思います。(K.Tさん)

試着時のチェックのコツ&もし合わなかったら

「まずはそのドレスの袖は半袖なのか、長袖なのか、七分袖なのか、デザインについてしっかり確認を。デザイン自体は七分袖のはずなのに長袖のように見えてしまうなら、合っていないということになります。

袖ありの場合は、二の腕の太さが気になる人にとっては、絶妙な袖丈で長く華奢に見せる効果をもたらすことも。例えば、手首のあたりの細い部分をしっかり見せると実際よりもスラリとした印象に。

お直しについては、袖が長い場合なら、デザインやドレスショップによっても対応が変わるので試着時に確認が必要ですが、袖ぐりといわれる部位を詰めることで短く調整することも可能です」(宮西さん)

ドレス試着時にほかにもチェックしておくといいこと

素材と肌の相性も要確認

「肌の弱い人は、ドレスの素材やパーツによって、赤くなったりかぶれてしまったりする可能性も。試着時になんだかチクチクするなあと感じたり、試着後に赤くなってきたりしたら、避けた方が安心です。ドレスは長い時間着用し、いつもと違う環境の中で普段以上に汗をかくこともあるので、慎重に選びましょう」(宮西さん)

ココもチェックしておいて!

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<ダイエットのゴールは最終フィッティング時に>
花嫁さんは挙式前に努力して痩せる方が多いので、最終のサイズ測定をいつ行ってもらえるのか確認した方がいいと思います。早すぎると痩せすぎた時に合わなかったり、逆にきつくなったりしてしまうので。(raraさん)

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<違和感は漏れなく伝える!>
言いづらいかもしれないけど、後悔のないように、なんとなく着心地が悪いとか、ここをもっと詰めてほしいという希望は、漏れなくスタッフの方に伝え、きちんとコミュニケーションを取った方がいいと思います。(みかん)

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<お店のフィッター技術にも注目>
ドレスの採寸やフィッティングはスタッフさんの裁量や技術にも影響されるので、しっかり対応してくれるお店なのか事前に評判をチェックして選ぶと安心だと思います。(ぺこさん)

From 編集部

ドレスと自分の良さを最大限生かして!

体にしっかりフィットしたドレスを選ぶと、自分のチャームポイントもドレスのデザインも生かし、ベストな花嫁姿を実現できます。「ドレスをきれいに着てほしいというのはお店側の希望でもあるので、少しでも違和感を感じたりわからないことがあったりしたら、遠慮なくお店の方へ相談を!」と宮西さん。ぜひ、ポイントを押さえつつ、試着に臨んでくださいね。

宮西昌美さん
Profile

宮西昌美さん ウエディングドレスショップ
1+1 ONE PLUS ONE
デザイナー

国内外の良質なレースやシルク素材にこだわり、花嫁の心をくすぐる、ここにしかないドレス創りがモットー。花嫁一人一人とのコミュニケーションを大切にし、共にドレスを創り上げている。

構成・文/小松ななえ イラスト/EccO
※記事内のデータならびにコメントは2022年11月に「ゼクシィ花嫁会」メンバー111人が回答したアンケートおよび、過去2年以内に結婚式でドレスを着用した20~30代の女性110人が回答したマクロミル調査によるものです
※掲載されている情報は2023年1月時点のものです

  • 挙式1年前
  • ドレス・衣裳
  • アイテム検討期
  • 胸が小さい
  • 背が高い
  • 背が低い
  • やせすぎ
  • 二の腕が太い
  • がっちり
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