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色み・小物使いetc.おしゃれな【新郎衣裳】の選び方&コーデ術

おしゃれ男性の新郎衣裳SNAPをお届け!衣裳選びだけでなく小物や新婦衣裳とのリンクについてのPOINTもご紹介しますので、ぜひセレクトの参考にしてくださいね!

【はじめに】プロに聞く新郎の衣裳選び

多くの新郎さんのサポートをしてきたドレスサロン「MIRROR MIRROR」のPR・MDの佐々木綾子さんに、衣裳選びについて聞きました!

新郎の衣裳で知っておきたいこと

トレンドだけに左右されない衣裳選び
佐々木綾子さん

まず前提として、ウエディングにもトレンドがありますが、日常のファッションのように短期スパンで変わるものではありません。

また、基本的にはフォーマルな場ですので、それにのっとったスタイルというものがあります。それは絶対的なルールではなく、昨今は結婚式のテーマや会場の雰囲気によって自分らしくアレンジもできます。つまり、正統派のフォーマルで装うことも、自分らしいスタイルにすることも自由に選べるのです。

Groom1. バイカラーで着こなす正統派タキシードの最旬アレンジ

はやとさん&まやさん

はやとさん&まやさん

【衣裳選びのPOINT】
ホワイトがベースのカマーバンドを合わせた正統派タキシード。高級感のあるブラックを取り入れたバイカラーがトレンド感を演出し、ナチュラルな会場との相性もGOOD。

【コーディネートのPOINT】
足長効果を狙い、パンツもブラックに。高級感がありつつ、シンプルなデザインのカフスを購入し、正統派の装いに抜け感をオン。モノトーンにカラフルなブートニアが映え、オリジナル感のある着こなしに。

【カップルコーデのPOINT】
ウエディングドレスに施されたゴールドの刺しゅうのリッチな雰囲気とバランスがいいように、生地が上質なジャケットを選んだこと。

着心地&着用した感想は?

はやとさん

憧れだったホワイトのタキシードですが、全身白で着こなすにはハードルが高いと思っていたので、引き締め効果のあるブラックを取り入れたことで、自分らしくトライできたのがうれしかったです。会場の雰囲気に合っていることで、より自信を持って着こなせました。上質な素材のためか、着心地も抜群でした。

【Costume DATA】

●着用シーン/挙式、披露宴1着目

●衣裳タイプ/タキシード

●衣裳のカラー
ジャケット/少しベージュがかったホワイト
パンツ/ブラック

●手配方法/レンタル

Groom2. 最大のこだわりはサイズ感とシルエット!

sさん&nさん

s ・nさん

【衣裳選びのPOINT】
細身のシルエットのスーツが好きだったので、体とジャストフィットするようにタキシードをオーダー。会場の雰囲気に合わせ、式後は通常のスーツへのお直しも視野に入れ、色はネイビー、光沢のないカジュアルな質感の生地を選んだ。

【コーディネートのPOINT】
堅すぎず、ラフすぎないバランスを心掛けた。入場がテラスからでBBQも予定していたので、グリーンに映えるギンガムチェックを合わせたのがこだわり。蝶ネクタイを同系統の無地にし、同系色で統一しつつチェックを引き立たせた。

【カップルコーデのPOINT】
どちらもグリーン映えを意識したのがポイント。新婦のカラフルな花柄の刺しゅうドレスが、ギンガムチェックのカジュアル感と程よくマッチ。

着心地&着用した感想は?

s ・nさん

自分自身の体形に合ったものは着心地が良く、ピッタリで愛着があるものに仕上がりました。これからスーツへお直しをするので、お気に入りの一着をまた着られることがとても楽しみです。

【Costume DATA】

●着用シーン/披露宴2着目

●衣裳タイプ/タキシード

●衣裳のカラー/ネイビー

●手配方法/オーダーメイド

Groom3. 涼し気なタキシードにキーカラーを靴下でさりげなく

K.Kさん&K.Aさん

K.Kさん&K.Aさん

【衣裳選びのPOINT】
夏ウエディングだったので、涼しげな素材と色をセレクト。ジャケットを脱いだベスト姿でもおしゃれな印象であることも決め手。パンツのサイドの細くて白いラインでさわやかさをアップ。

【コーディネートのPOINT】
ブーケや会場装飾、新婦のカラードレスの色でもあるイエローを靴下で取り入れ、チラ見え程度にさりげなくあしらったのがこだわり。

【カップルコーデのPOINT】
ブーケ、カラードレスのイエローと新郎の靴下のイエローをリンクさせた。

着心地&着用した感想は?

K.Kさん

通常のタキシードよりゆったりとしていてラフなデザインのため、動きやすく、夏のウエディングにもぴったりでした。パンツの白いラインが効いていて、ゲストにも「おしゃれ!」と好評でした。

【Costume DATA】

●着用シーン/挙式、披露宴1着目

●衣裳タイプ/タキシード

●衣裳のカラー/水色

●手配方法/会場オリジナルの衣裳をレンタル

Groom4. ダーク系ワントーンにニットのボウタイで抜け感を

n.mさん&k.mさん

n.mさん・k.mさん

【衣裳選びのPOINT】
ショールカラーの正統派タキシードをセレクト。室内ではブラックに見える色みが光が当たるとネイビーに。またオレンジ色の光の下ではグレーという、多彩な色の見え方に引かれた。

【コーディネートのPOINT】
正統派タキシードにニット素材のボウタイを合わせて遊び心を演出し、ハッピーで元気なイメージに。シャツもダークトーンで統一し、スラリとした印象も大切にした。

【カップルコーデのPOINT】
ビビッドなオレンジのカラードレスとリンクするように、鮮やかなレッドのチーフを合わせてコーディネート。それぞれ光沢のある生地感、オレンジとネイビーの組み合わせもしっくり。

着心地&着用した感想は?

n.mさん

結婚式に向けて絞った体形にしっかりフィットするように、細部にわたってサイズを合わせていただいたので、ダークトーンで統一したことも相まってスラリと着こなせました。仕事柄作業着のことが多いので、正統派タキシードを選んだことで、普段とのギャップを出せて、ゲストにも好評でした。

【Costume DATA】

●着用シーン/披露宴2着目

●衣裳タイプ/タキシード

●衣裳のカラー/ネイビー

●手配方法/レンタル

Groom5. 絶妙なカラーリングに、小物一つ一つを厳選

Yasutoさん&Hikaruさん

Yasutoさん

【衣裳選びのPOINT】
カジュアルなノーカラーがお気に入り。スーツの色は肌の色との相性が良く、春婚らしい優しいベージュをセレクト。スーツに着られている感じは絶対に嫌だったので、サイズにも徹底してこだわった。

【コーディネートのPOINT】
絶妙な色合いを大切にシャツはほんのりピンクがかったもの。蝶ネクタイにはシルク素材のペイズリー柄、ソックスは彼が好きなフクロウ柄を彼女がセレクト。小物一つ一つにこだわってコーディネートした。

【カップルコーデのPOINT】
お互いに「the結婚式」という感じにはしたくなかったので、肩肘張らないカジュアルな式のテーマに合う、リラックスしたムードの衣裳をセレクト。

着心地&着用した感想は?

Yasutoさん

とても軽い素材で、3月の式でしたが寒くも暑くもなく、快適な着心地でした。ゲストにも色みのせいか「優しそう」「おしゃれ!」と言っていただきました。ジャケットの裏地は蝶ネクタイとリンクしたペイズリー柄でしたが、見えない部分のおしゃれはテンションが上がりますね(笑)

【Costume DATA】

●着用シーン/挙式、披露宴1着目

●衣裳タイプ/スーツ

●衣裳のカラー/ベージュ

●手配方法/レンタル
※シャツや小物はオーダーメイド店で購入

Groom6. ラフなカラースーツに、カラフルなコーデを

まさるさん・しょうこさん

まさるさん・しょうこさん

【衣裳選びのPOINT】
カジュアルなパーティに合う、ラフなブラウンのスーツをセレクト。今後普段使いできることも意識して選んだ。

【コーディネートのPOINT】
会場の装飾をカラフルにしたので、リンクするように、チェックのシャツにチェックの蝶ネクタイを合わせるという、上級テクで感度高めにコーディネート。また会場の雰囲気に合わせカフスをカラベラ(ドクロ)にしたのも密かなお気に入り。

【カップルコーデのPOINT】
新婦のベージュの足袋デザインのパンプスに合わせて、ベージュのスニーカーを着用し、足下でリンクコーデを楽しんだ。

着心地&着用した感想は?

まさるさん・しょうこさん

フォーマルになりすぎないように意識してコーディネートしました。カラースーツもスニーカーも普段使いできるので、これからも愛用できるのがうれしいです。

【Costume DATA】

●着用シーン/結婚式(お色直しなし)

●衣裳タイプ/スーツ

●衣裳のカラー/ブラウン

●手配方法/購入

【新郎衣裳セレクトの3STEP】

STEP1/会場とマッチするかどうか考える

会場

「どんどん自由になっている衣裳選びですが、考慮したいポイントがいくつかあります。ウエディングはふたりがこだわって選んだ会場や装飾の中で行われます。せっかくだからトータルでステキでありたいもの。

そこで、まず最初に考慮したいのは会場に合う衣裳であるかどうか。グリーンの多いナチュラルな会場なら質感が軽やかなものや最近人気のアースカラーのもの、壮麗なホテルなら光沢感のある正統派のタキシードなど……。セレクトの際はサロンの方に、どんな会場でどういった装飾をテーマに行うかを伝えると、それにふさわしい提案をしてくれるでしょう。」(MIRROR MIRROR佐々木綾子さん/以下佐々木さん)

STEP2/新婦の衣裳とのバランスを整える

新婦

「おふたりのお披露目ではあるものの、やはり新婦様を目立たせてあげたいもの。また、型が決まっている男性の衣裳に比べると、花嫁衣裳はデザインもカラーもバリエーション豊かです。そのため、女性の衣裳に合わせるように新郎衣裳を選ぶのが一般的です。

その際、考えておきたいのは、フォーマル度のバランス。どちらかが正統派でどちらかがラフなテイストだったらちぐはぐになってしまいます。まずはふたりが並んだときに違和感がないようにバランスに考慮しましょう。

また、特にお色直しなどではドレスと新郎様の小物などをリンクさせた、カップルコーデも人気。ぜひふたりで並んだときにいっそう映えるような、そんなコーディネートを楽しんでくださいね。」(佐々木さん)

STEP3/ルールに縛られず、理想像をイメージしてみる

こだわり

「会場や新婦様とのバランスも大切ですが、自分らしさも存分に取り入れたいもの。そこで、サロンでセレクトする際には、どんな姿になりたいかイメージ像をストックして持参するのがオススメ。その際には好みだけでなく、“これは嫌だ”というNGについても共有すると、よりイメージに近いものを提案してもらえます。

ちなみに、最近はサロンでも新郎様向けに蝶ネクタイやカフス、シャツなど幅広く取り揃えているところが増えているよう。また、以前に比べてオーダーメイドも手軽にできるようになっているので、とことん理想や自分にフィットするものを追求するのもステキです。」(佐々木さん)

From 編集部

さりげなくてOK! 花婿姿を思う存分楽しもう

実例で紹介した皆さんは、選んだ衣裳やコーディネートもとてもステキでしたが、自分だけがわかるこだわりや細部のおしゃれを楽しんでいたのが印象的でした。ぜひ、新郎衣裳を選ぶ際には、そんな自分なりのおしゃれを取り入れて、またとない花婿姿を満喫してくださいね。

Profile

佐々木綾子さん MIRROR MIRROR(株式会社テイクアンドギヴ・ニーズ)
MDマネージャー

テイクアンドギヴ・ニーズでウェディングプランナーを経て、本社商品企画部で衣裳を担当

URL https://mirrormirror.jp/

構成・文/小松ななえ D/ロンディーネ
※掲載されている情報は2022年12月時点のものです

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