持つだけでおしゃれに♪ドレス合わせも◎な“ミニブーケ”SNAP
ここ数年腕に抱えきれないほどのビッグブーケが席巻していたけれど、近ごろ目に留まるのはきゅっとコンパクトなミニブーケ。ドレス姿がすっきり引き立つし、手になじむサイズだから花嫁さんの表情やポージングもすごくナチュラルに見える!一足先にミニブーケを取り入れた花嫁さんに、お気に入りのポイントを伺いました。
From フローリスト
盛るのではなく“引き算”で上品さが際立つミニブーケ。韓国で人気に火が付き、日本でも花嫁姿にこなれ感をもたらしてくれると注目が高まっています。ただ「かわいいお花」とならないよう、ミニマムな中で自然な動きを出すのがポイントです。(飯田諭史さん/FUNDERLUXE)
ミニブーケをおしゃれに見せるポイント
・小花や葉をぴょんぴょん出してアクセントに
・花材をきれいにまとめず、ラフに束ねると抜け感が出る
・茎のリボンから下の長さは20cmを目安に短く
・ダリア、キングプロテアなど大輪の素材は小さい品種に
Style1.さまざまな白を束ねたリズミカルなミニブーケ
yukiko.uuuさんの挙式用ブーケは、ふんわり大ぶりな花材と、その間から飛び出した小花の軽やかさが印象的。小ぶりで白メインなのに程よい主張があり、総レースのドレスにジャスミンの花冠を合わせたモダンクラシックな装いに、フレッシュな清涼感を与えています。
どうオーダーした?
憧れのフローリストにオファー。本命ドレス決定後、式のテーマや全身をトータルコーディネートしたときのバランス、こだわりポイントを伝え、創作していただきました。(yukiko.uuuさん)
【ブーケDATA】
花材:バラ、クレマチス、セルリア、バージニアナ、スズラン
挙式時期:6月
Style2.独創的なフォルムの大人ピンクなミニブーケ
コチョウランを主役に、くねくねと自由なアリウムとライトグリーンのアンスリウムを競演させたk_wd_0507さん。お色直しブーケとの違いを出すため、挙式用はミニサイズにし花材も絞ってオーダー。ブーケ自体が軽いので、同じ手でスカートの裾を持つ様子も絵になった。
どうオーダーした?
大好きなコチョウランと、テーマカラーのピンクで組み合わせたいとオーダー。身長が低いのと、ドレスもソフトマーメイドだったので、トータルバランスもばっちりでした。(k_wd_0507さん)
【ブーケDATA】
花材:コチョウラン、アリウム スネークボール、アンスリウム
挙式時期:5月
Style3.風にひらめくドライフラワーミニブーケ
丸いさやの形が愛らしいルナリアの小枝を無造作に束ね、アントニオリーヴァの優美なドレスを引き立てたtsuki_wd1128さん。スカートの質感に合わせた透け具合や、茎まで白く染まった一体感はドライならではの魅力。今もそのままの形で家に飾ってあるのだそう。
どうオーダーした?
会場のフローリストに、ドレスの写真を見せて理想のボリューム感を伝えました。口頭ではなかなか伝わり切らないことがあると思うので、イメージ画像を用意するのがおすすめ。ダズンローズのために7本用意しました。(tsuki_wd1128さん)
【ブーケDATA】
花材:ルナリア(ドライ)
挙式時期:11月
Style4.今っぽ花材を高低差で束ねたミニブーケ
2輪のコチョウランとその上にぴょんぴょん舞う花々。大人っぽいのに愛らしいmuto._.wdさんの前撮り用ミニブーケは、大好きな韓国のトレンドをお手本に用意。今っぽい花材を厳選し高低差を付けたことで頑張りすぎない主張となり、夕暮れの街に自然となじんだそう。
どうオーダーした?
前撮りの前日に日頃から通う花屋へ。店頭に並んでいる花から、彼の衣裳と色を合わせて自分で選びました。信頼しているお店だったので今っぽい花材から自分好みのセレクトができて大満足です。(muto._.wdさん)
【ブーケDATA】
花材:コチョウラン、カラー、アンスリウム、モカラ、ガーベラなど
前撮り時期:9月
Style5.モーブカラーを効かせたふわふわミニブーケ
ひらひらと愛らしい白のスイートピーに、淡い紫が加わるとぐっと洗練された表情に。大人っぽいのに可憐さも忘れない、そんなuta_le_さんの花嫁心を具体化したブーケ。ボリュームを控えたことで、シンプルかつエレガントなマーメイドドレスと統一感もばっちり。
どうオーダーした?
白を基調に、ポイントでモーブカラーを入れたいとオーダー。王道の薔薇ではなくひらひらと花びらに動きがある薔薇、またとがった花材は入れない、緑は少なめに、なども希望しました。シンプル&大人可愛いところがお気に入りです。(uta_le_さん)
【ブーケDATA】
花材:スイートピー、クリスマスローズ、チョコレートコスモス、アジサイ、アストランティア、バラ
挙式時期:8月
Style6.クールさで魅せるラウンドミニブーケ
grk_wdさんのコーデは、フリルたっぷり、圧倒的なオーラを放つデザイナーズドレスがあくまで主役。そこから生まれ出たような丸みのあるブーケは、ベルトと同じ紫のバンダを中心にまとめたもの。コンパクトだけれどそれぞれの花材が個性的だから、遊び心をさりげなく発揮することに成功。
どうオーダーした?
主役のドレスを引き立てる、あまり見たことのないクールなブーケをオーダー。アートがふんだんに飾られたデザイナーズホテルの雰囲気に合うことも意識しました。フローリストさんにニュアンスから汲み取ってもらい、センスあふれる仕上がりに。(grk_wdさん)
【ブーケDATA】
花材:バンダ、グズマニア、キングプロテア
挙式時期:9月
From 編集部
ミニだからこそ、花一本一本の表情にこだわろう
ミニブーケはシンプルすぎると寂しいし、逆にぎゅっとまとめすぎると窮屈になりがち。本数を抑える分、主役は好きな花材やリッチな花材にこだわり、サブ花材で動きを付けたりアンバランスさを生み出すのが今っぽくおしゃれに見せるコツ。全ての花の表情がいきいきと見えるように仕上げてもらいましょう。
飯田諭史さん フローリスト/クリエーティブディレクター(FUNDERLUXE)
花嫁のパーソナリティーに寄り添ったブーケを生み出すのがモットー。空間装飾や撮影ディレクションを含めプロデューサーとしての顔も持ち、ウエディングをトータルで彩っている。
取材・文/伊藤佳代子 D/mashroom design 構成/小堀そら(編集部)
※花材は年によって流通時期が変動することがあります
※掲載されている情報は2022年12月時点のものです
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