［前撮り＆式当日フォトでセンス良く］卒花の“結婚しました”【年賀状】7選

結婚報告を兼ねた年賀状といえば、和装を着た新郎新婦が和室で手を突き、にこやかにあいさつをする写真が王道。もちろんそれもいいけれど、和装の「かっちり感」を生かしつつふたりらしさを演出するなら、ロケーション選びがポイントに。

歴史ある日本庭園の門前。凛とした表情が印象的

10月に婚姻届を提出し、結婚式は翌年11月。きちんと結婚のあいさつができていない人が多かったため、報告を兼ねた年賀状を送ったVIVIさん。横浜市にある歴史的な日本庭園で前撮りを行い、たくさんある写真の中から、年賀状にふさわしい凛とした表情の白無垢カットをセレクト。デザインは年賀状作成サイトを利用し、和装に合わせて「謹賀新年」の文字を縦書きに。

また、「ふたりが離れていて寂しい」という家族の感想を受けて、間に新年の干支である虎のスタンプを配置したところ、御門の存在感や品のある和装姿、虎の愛らしさが絶妙な年賀状が完成！

結婚報告の年賀状、どう作った？

前撮りが12月中旬だったので、1ヶ月後の納期では年賀状に間に合わず、事情を伝えてこの1カットだけ早く納品してもらいました。年賀状を受け取った上司から、「どこで撮ったの？素敵だね」と温かい言葉を頂きました！（VIVIさん）

富士山を背景にごあいさつ。いいことがありそうな年賀状

結婚1年目で、富士山が見える富士市に彼が単身赴任となり、週末にはいつも彼の元を訪れていた７さん。前撮りのロケーションを決める際、ふたりが「絶対に！」と決めていたのが思い出の富士山を背景にすること。それを叶えてくれるフォトグラファーをSNSで見つけ、年賀状を想定して新年のあいさつポーズも事前に依頼。当日は天気も良く、ふたりを祝福するように美しい富士山が姿を見せてくれたそう。

年賀状には手書きのメッセージを添えるため、文字を「謹賀新年」のみに。シンプルなデザインに写真の存在感もアップ！

結婚報告の年賀状、どう作った？

年賀状の制作は、私の実家が毎年利用しているカメラ店に依頼しました。お正月にぴったりの縁起がいい年賀状に、受け取った親戚と友人から「きれいな富士山と着物が素敵だね」と喜んでもらえました！（7さん）

芸術的なエントランスで、和装姿に高貴さをプラス

和装姿のふたりが並んでいるのは、壁から天井までアート作品に彩られた格式高い和の空間。結婚式を行ったホテルの和室玄関で前撮りを行い、その中から新年にふさわしい写真をセレクト。ふたりの弾けるような笑顔と色鮮やかな打ち掛けは、華やかな背景に負けない絵力があって、年賀状に余計な装飾は不要！和を意識したシンプルでかわいいデザインに。

コロナの影響で、前撮りにはお互いの親しか参加できなかったため、年賀状を通して祖父母にもお披露目できたそう。

結婚報告の年賀状、どう作った？

年賀状は、カメラメーカーのWebで発注。初めは、はがき全体に写真を載せたデザインを考えていたのですが、その上に文字を入れると読めなくなるため、視認性重視で作成しました。私たちも仕上がりに大満足です！（ゆにちゃんさん）

かしこまった雰囲気ではないけれど、普段のふたりとも違う特別な写真。ロケーションや衣裳にもこだわった前撮り写真は、ふたりらしさを演出するのにぴったり。背景を生かした“抜け感”のあるカットでおしゃれに仕上げて。

柔らかい光に包まれたふたりの姿がおしゃれ

自然な雰囲気のロケーション撮影を希望していたふたりは、飾らない表情を引き出してくれるフォト＆ヘアメイクチームに前撮りを依頼。チームのアトリエがある葉山を訪れ、海岸で撮影したそう。

結婚式では着なかったこのドレスもお気に入りで、年賀状に使う写真選びのポイントに。「実は、前撮り当日は風が強く、寒くて表情が硬かったんです」と@_wdd.ykkさん。そんな中で撮れたのが、柔らかく幻想的な光とふたりの自然な笑顔が印象的な一枚。年賀状を送った相手から「おしゃれで素敵！」という感想が多かったのも納得！

結婚報告の年賀状、どう作った？

年賀状は、デザインの仕事をしている夫が作成。写真の雰囲気を生かすため、シンプルなメッセージにしました。結婚式のWeb招待状に使ったアザーカットの中から選んだので、「ほかの写真が見られてうれしい！」と好評でした。（@_wdd.ykkさん）

結婚式の装花とリンクさせ、ススキを背景にセルフ前撮り

コロナの影響で結婚式が延期になり、思いがけず空いた時間を利用してセルフ前撮りを行ったふたり。結婚式ではパンパスグラスをメインにした装花を依頼していたため、その雰囲気に合わせてススキがきれいな場所を自力で探したそう。カジュアルめの衣裳も自分たちで見つけ、友人に協力してもらいながら背景を意識した引きの写真をパシャリ！

年賀状にふたりメインの写真を選ばなかったのは、ポストカードのような自然な感じにしたかったから。セルフとは思えない写真のクオリティーもあり、受け取った人からは「たくさん届いた年賀状の中で一番目に留まったよ！」という感想が多数。

結婚報告の年賀状、どう作った？

写真を目立たせたかったので、はがき全面に配置し、世界観を邪魔しないよう文字は白で控えめに。紙も厚みのあるものを選んで重厚感を出しました。忙しい中頑張って作ったので、みんなの感想がうれしかったです。（@mm_0710wdさん）

結婚式に来てくれた人には思い出の共有とお礼のあいさつを兼ねて、コロナ下の影響などで招待できなかった人には無事に終えた報告として、結婚式当日の写真を年賀状に。祝福するゲストの姿もあえて入れることで、場の空気感が伝わるはず。

クロージングハグの瞬間を、ゲストの目線から

挙式のラスト、扉が閉まる直前にゲストを驚かせたふたりのハグは、チャペルが笑顔と祝福に包まれた幸せいっぱいのシーン。フォトグラファーにゲスト目線のカットをお願いしたことで、臨場感あふれる写真になったそう。

インパクトのあるカットを全面に敷き、高画質のプリントで仕上げた年賀状は、「ポスターにして家に飾りたい！」「『ゼクシィ』の表紙みたい！」と友人が連絡をくれるほど大好評。さらに、後ろ姿が写っていたゲストからも喜びの声が。さりげなく結婚式のイメージカラーと文字の色をリンクさせたのもこだわり！

結婚報告の年賀状、どう作った？

フォトグラファーさんには、事前に、必ず撮影してもらいたい場面を依頼していました。クロージングハグは「ゲスト目線の引きの構図で、扉が完全に閉まるまで連写にしてほしい」とお願い。たくさんあるカットから特にお気に入りの1枚を選びました！（tmm_wd_123さん）

思い出のシーンで構成し、ストーリー性を持たせて

ゲストの祝福を受け笑顔を見せているふたりの退場シーンをメインに、感動を呼んだ花嫁の手紙、永遠の愛をイメージさせる指輪交換、友人パティシエ手作りのオリジナルチョコレートプレートを載せたウエディングケーキと、4つのシーン＆アイテムをセレクト。

結婚式に来てくれたゲストだけでなく、参列できなかった友人にも年賀状を送ったため、当日の流れを追うような、ストーリー性のある構成に。写真点数は多いものの、人物だけでなくアイテムや手元のカットを組み合わせ、写真にも大小をつけたことで、メリハリのあるすっきりとしたデザインが完成。

結婚報告の年賀状、どう作った？

年賀状作成サイトでデザインを選び、写真の選定にもこだわってネット注文。メッセージ文は、年齢問わず受け入れられる内容を考えました。写真が多いとごちゃごちゃしそうで不安でしたが、シンプルな雰囲気に仕上がって満足です。（Mayuさん）

構成・文／関東博子
※掲載されている情報は2022年11月時点のものです

※撮影申請が必要な場合や時期ごとに利用条件が異なる場所があるので、撮影前に必ず確認をしましょう。また撮影時は自然を傷めないよう最大限の配慮を

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