先輩のありがち失敗談に学ぶ!「新居選び&引っ越し」成功術
彼との新生活スタートは想像しただけでワクワク。でも、ふたりで暮らす新居選び&引っ越しには、1人暮らし経験者でも失敗が付き物。よく確認しなかったことで「こんなはずじゃ……」と後悔することも出てくるようです。そこで先輩花嫁たちにアンケートを実施。ありがち失敗談から、新居選び&引っ越しの成術術を学びましょう。
【新居選び】の成功術1「周辺環境・エリア・アクセス」
周辺をデートして暮らしのイメージをつかむべし
新居を選ぶとき、多くの人がこだわるのが「周辺環境・エリア・アクセス」など。例えば駅やスーパーが近くにある、子育てのしやすいエリア、勤務先や実家へのアクセスなど、住まいを「どこ」に構えるかによって暮らしが大きく変わります。
新居の候補物件を見に行くときは、周辺をデートしながらそこでの生活をイメージしてみましょう。例えば「遅くまでやっているスーパーがあるね」「駅から近いけど、信号が多くて時間がかかるね」など、実際に歩いてみてわかることがたくさん。
また、市区町村の制度なども確認を。中には結婚や出産時にお祝い金が出るところもあります。さらにそこで育児をするなら、待機児童の数、子どもの医療費についても要チェックです。
新居選びのココで失敗しました
近所にスーパーがないことは事前にわかっていましたが、住んでみると本当になくて、ちょっと買い物に行きたいときに不便さを実感しています(あっぷるさん)
すぐ隣の町なら、結婚祝い金をもらえる制度がありました。立地的にほとんど変わらない場所なので、隣の町に引っ越せばよかったです(ちゃんまりさん)
職場までの距離が微妙でした。バスだと踏切に引っ掛かって朝はかなり時間がかかるし、電車だと遠回り。もう少し職場の近くにこだわればよかった(えぃみぃさん)
【新居選び】の成功術2「設備・仕様」
そこでの毎日の生活から将来までを想像すべし
キッチンやトイレなど住居内の設備・仕様に加えて、集合住宅ではエレベーターや宅配ボックス、オートロックなどの共用設備も重要。特に2階以上でエレベーターのない物件は「今はよくても妊娠したりや子育てを想像したら大変そう」という声がアンケートでもたくさん挙がっているので、将来の家族計画も見越して考えたいポイントです。
最近はネット通販などで宅配便を利用する人も多く、宅配ボックスも「こだわればよかった」という声の多い項目です。
住居内の設備も、キッチンやトイレ、浴室などは重要ポイント。内見のときは、彼と一緒にそこでの毎日の生活をイメージしながらチェックしてみて。
新居選びのココで失敗しました
新居は4階ですが、エレベーターがありませんでした。しかも自宅の前も坂道なのでWパンチで結構キツイ。妊娠やその後の子育てなどを考えると、長くは住めないかもしれないです(中野野依さん)
宅配ボックスがあることにこだわればよかったです。宅配便がたくさん届くのですが、いつも時間指定して来てもらっても、そのとき在宅できずに再配達になってしまって、私たちも宅配業者さんもお互いにストレスなので(えぃみぃさん)
IHクッキングヒーター派で広いキッチンが好きなのですが、新居を選べる期間が限られていて、しかも彼がキッチンへのこだわりがまったくなく、説得しきれずに狭いガスコンロのキッチンに。そこで得た教訓から、転勤で引っ越しするときは、好みのキッチンが譲れないポイントになりました(hitomiさん)
【新居選び】の成功術3「間取り・広さ」
間取り図を見るだけではなく実際の広さ・明るさを体感すべし
部屋の広さや間取り(○LDKなど)、動線の便利さや部屋の向き(方位)などは、間取り図を見ただけではわからないこともたくさん。中には、部屋の広さを大きく取るために、収納をなくしたり小さくしたりしている物件もあるので注意が必要です。
特にクローゼットや玄関収納は、今の自分の住まいより大きくても「ふたり分の衣類や靴が入るか」を要チェック。部屋数も、在宅勤務が増えた人はこだわりたいポイントです。家にいる時間が長い人は、日当たり・風通しの良さ、外からの騒音などもぜひ
チェックして。
新居選びのココで失敗しました
収納が少なくて困っています。日用品のストックがしまっておけないし、クローゼットも小さくて服が入りきらないです(ちなさん)
1LDKにしたが、手狭になり引っ越しを検討中。引っ越すのにもお金がかかるし今の場所が良いという気持ちもあるので、最初から2LDKにすればよかった(ARILYNさん)
日当たりがいいだろうと思って南向きの部屋を選びましたが、1階なので日差しが入りにくく、湿気がこもりやすい部屋でした(ぱるかさん)
【引っ越し】の成功術1「シーズン・曜日・時間」
時期を選べるなら、閑散期の平日にすべし
引っ越しの料金に大きく関わるのが「シーズン・曜日・時間」。特に春は進学・転勤で繁忙期に当たり、どの会社に依頼しても料金が割高に。その中でも特に土日、平日でも休前日は割高になる傾向があります。
もし時期を選べるのなら、春や秋の繁忙期は避けたいもの。夏や冬は外での作業が大変ですが、料金は抑えやすいでしょう。また、仕事を休めるなら平日がオススメです。
時間を指定しなければ低料金になることも多いですが、作業時間が夕方や夜になってしまうので、その点はよく考えましょう。
引っ越しのココで失敗しました
3月の繁忙期に引っ越しをしたため、引っ越し会社に支払う料金が高くついてしまいました(Mさん)
お昼すぎから搬出作業の予定でしたが、繁忙期で前の引っ越しが押していて、夜になってしまいました。引っ越し先でいきなり夜に作業をするのが迷惑になっていそうでヒヤヒヤしました(Hitomiさん)
変なところでけちってしまい、時間指定のオプションを付けなかったのが失敗。かなり夜遅くになってしまい、後悔しました(萌香さん)
【引っ越し】の成功術2「引越し会社・プラン選び」
引っ越し会社は複数社に相見積りを取るべし
引っ越しは会社によっても料金が違うもの。複数社に同じ条件を伝えて、各社の見積金額とサービス内容を見て比較検討しましょう。
インターネットなどでの簡易見積りも可能ですが、やはり荷物の量や作業現場を見てもらわないと現実的な料金が出ないため、現地での見積りはマスト。対面すると断りにくく、「押しに負けて1社目で決めてしまった」という声が多いので、自信のない人は彼や親などにも立ち会ってもらうと安心かも。
引っ越しのココで失敗しました
最初に連絡した引っ越し会社の押しが強くて決めてしまいましたが、梱包材は購入しないといけないなど、聞いてない、当然付いていると思っていた……ということが多々ありました。もう少しじっくり落ち着いて検討すればよかったです(加藤玲香さん)
引っ越し会社に見積りに来てもらったとき、私ひとりで対応したのが失敗。相手の圧に負けてしまい、最初の1社で契約してしまいました。時間にもまだ余裕があったので、ほかにも何社か見積りしてもらえばよかった(萌香さん)
【引っ越し】の成功術3「ダンドリ」
引っ越しの作業スケジュールや順序を話し合って共有すべし
引っ越しは作業スケジュールを細かく決めて、ふたりで共有することが大事。例えば、まず新居に「持って行くもの」「持って行かないもの」(処分するもの)に分けること。次に、持っていくものを「すぐには使わないもの」「すぐ使うもの」という順番で梱包していくのが鉄則です。
また、電気・水道・ガス・インターネットなど開始手続きが必要なものは、早めに連絡を。引っ越しの繁忙期には、これらもスムーズにいかないことがあるので、とにかく早め早めを心掛けましょう。
引っ越しのココで失敗しました
彼が先に荷物を運び入れ、後から私が引っ越すスケジュールだったのですが、彼の荷物が多すぎる上に整理されていなかったので、普通の引っ越し作業に加えて彼の荷物の整理をする羽目になりました(ぱるかさん)
電気や水道の開始手続きを彼が済ませておいてくれたのはよかったのですが、口座引き落としの手続きまではしていなかったことが後で発覚。知らずに滞納扱いになってしまいました(なつさん)
引越しシーズンだったこともあり、インターネットの開通工事の予約がなかなか取れませんでした(Ashenbertさん)
From 編集部
ふたりでよく話し合って後悔のない新居選び・引っ越しを
先輩花嫁の失敗談にもあったように、新居選びや引っ越しでは、予期せぬことが起こることも。新居選びでは新生活とその先の将来までしっかりとイメージし、引っ越しでは繁忙期を避けて計画的に作業を進めていくことがポイントといえそう。ふたりでよく話し合って、後悔のない新居選び・引っ越しを成功させましょう。
構成・文/前川ミチコ イラスト/田中麻里子
※記事内のコメントは2022年9月に「ゼクシィ花嫁会」のメンバー145人が回答したアンケートによるものです
※掲載されている情報は2022年11月時点のものです
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