30代が選ぶ＜婚約指輪＞は？大人花嫁の“語りたくなる”こだわりPOINT

花嫁のお気に入りをふたりで選ぶ。重ね着けも大きなポイントに

30代の婚約指輪選びの特徴は「ふたりで選ぶ」ということ。彼が１人で購入し、サプライズで贈る割合は20代の割合に比べてがぐんと減っています。

「気に入ったものが欲しかったので、ふたりで見に行って買ってもらいました」（りんごジャムさん）という声に代表されるように、いわゆる箱をパカッと開けてのプロポーズには憧れもあるけれど、それよりも大切な婚約指輪は自分で選びたいという、実利的な思いの方が強いことがわかります。

また、結婚指輪との重ね着けをしたいという希望も30代の方が高く、「重ね着けが憧れだったので婚約指輪はどうしても欲しかった」（べびさん）という声も。単なる記念品として大切にしまっておくのではなく、日々のファッションに取り入れて、積極的に利用したいという気持ちもうかがえます。

シンプルだけど華やか。日常使いもできるデザインが好み

定番のソリティアリングの人気が圧倒的に高い20代に比べ、30代はサイドメレやパヴェなどメレダイヤモンドをあしらった華やかなデザインにも人気が集まっているのが特徴です。割合的にも、メレとパヴェの合計がソリティア超えという数字も。

デザインとして人気があるのは「シンプルで上品なもの」ですが、シンプル＝ソリティアと単純に結びつけないところも30代の特徴。全体的なバランスを見て、シンプルな中にも華やかさが感じられるものを選んでいるようです。

「装飾が華美でなく、シンプルなものにこだわりました。シンプルでありながらもメレダイヤモンドがあしらわれ、日常的にも使いやすいものを」（H.Aさん）との意見が、まさに30代の声を代表しているでしょう。

先のことを見据えて、自分にとって有用なものを選ぶ姿勢

婚約指輪の平均価格は20代と比べるとやや高め。とはいえ、それほど高価なものが欲しいというわけではなく、「あまりにも高いと気を使ってしまうので、日常着けしやすい値段に落ち着きました」（くまちゃんさん）という声があるように、ほどほどの金額で折り合いをつけている人が目立ちました。

また、購入店舗については、ブランドや知名度よりは自分の気に入った指輪があるかどうかに重きを置く人が多い傾向が見られました。「品揃えやスタッフの対応はもちろん、アフターサービスも重視しました」（ちいぽぽさん）のように、多方面からチェックして購入店舗を選んでいるのも、30代らしいといえるでしょう。

ここまで紹介してきた、データから見えてきた30代花嫁の結婚指輪のこだわり。それを兼ね備えた婚約指輪をゼクシィ編集部がセレクトしました。

30代への推しは華やかさ満点の《サイドメレ》

シンプルな王道ソリティアもいいけれど、30代花嫁の心を捉えているのはメレダイヤモンドをあしらったデザイン。１～２粒はもちろん、ある程度の量をあしらった、華やかさのあるデザインも人気です。メレダイヤモンドのあしらい方によって、雰囲気はさまざまに変化するので、お気に入りを見つけましょう。

＝＝＝＝＝＝
【写真上】アームに絞りを入れたデザインに、クラシカルな趣が漂います。メレダイヤモンドが贅沢にあしらわれていて、上品な佇まいでエレガント。程よい甘さとボリューム感があり、年を重ねても長く愛用できるはずです。

【写真下】ギリシャ・エーゲ海の美しい波をイメージ。緩やかなウェーブラインと輝くセンターダイヤモンド、両サイドのメレダイヤモンド、波を表現したプラチナの石座まで、バランスよく配されたデザインに魅了されます。
＝＝＝＝＝＝

日常使いも安心。華やかさもある《低め石座リング》

30代花嫁の婚約指輪選びの特徴の一つが、「日常使いできる」こと。婚約指輪を日常使いするためには、ダイヤモンドを留める石座が低いものを選ぶのがおすすめ。そうすると引っ掛かりが少なく、普段に着けていてもストレスを感じません。最近は石座が低い婚約指輪がバラエティー豊かに揃っているので、選びがいがあるはず。

＝＝＝＝＝＝
【写真上】センターダイヤモンドに引き寄せられるようにメレダイヤモンドがアシンメトリーに配されたデザインは、アンドロメダ大銀河の煌めきをイメージ。石座は低く、引っ掛かりの少ないタイプです。

【写真下】石座のデザインとセンターダイヤモンドの両脇に１石ずつあしらったメレダイヤモンドで、まるで花が咲いたかのように見えます。すべてのダイヤモンドがしっかり留められているので、日常的に身に着けても安心。
＝＝＝＝＝＝

《重ね着け》で身に着けるシーンがぐっと広がるセットリング

大切に保管しがちな婚約指輪ですが、30代花嫁は積極的に身に着けたいと考えているよう。そのための方策の一つが「結婚指輪との重ね着け」。重ね着けができれば、さまざまなシーンで婚約指輪をもっと気軽に身に着けることができます。セットリングで揃えれば、一体感も申し分なく、心も弾みます。

＝＝＝＝＝＝
【写真上】メレダイヤモンドが贅沢にちりばめられたゴージャスな婚約指輪は、30代だからこそ着けこなせるもの。アームの上部に繊細なメレダイヤモンドをあしらった結婚指輪との重ね着けで、煌めきがさらにアップします。

【写真下】ユリのつぼみが今にも開きそうな瞬間を表わした婚約指輪は、石座の工夫でダイヤモンドがひときわ強く輝きます。セットの結婚指輪はユリの葉についた朝露をメレダイヤモンドで表現。重ね着けでお互いの良さをより引き立てられる組み合わせです。
＝＝＝＝＝＝

取材・文／粂 美奈子　イラスト／寺澤ゆりえ　D／mashroom design　編集／松隈草子（編集部）
※記事内のデータは「ゼクシィ結婚トレンド調査2022」（全国推計値）によるものです
※記事内のコメントは2022年9月に「ゼクシィ花嫁会」メンバー64人が回答したアンケートおよび、２年以内にご結婚と婚約指輪の購入をした30～34歳の女性220人が回答したマクロミル調査によるものです
※記事内数値で「※」のあるものはすべて複数回答となります
※掲載されている情報は2022年11月時点のものです

• 結婚指輪
• 婚約指輪
• 指輪の選び方
• 結婚決まりたて
• 大人っぽい
• ふたりらしい
• テンションあげたい
• 楽しく読む
• シンプルな指輪
• プラチナ
• 定番の指輪デザイン
• エタニティ・ハーフエタニティ
• ダイヤ・その他の石付き
• ソリティア（一粒石）
• メレ
• パヴェ
• ダイヤモンド