[招待~式当日~お礼のゲストマナー] ”細かすぎる”花嫁のお悩み22連発
ゲストへのマナーに関するお悩みは、人それぞれ。この記事では、ネットで検索してもすぐには解決法が見つからない”超個人的”かつ”細かな”お悩みをピックアップし、解決の道しるべをご紹介。今、あなたが抱えているそのモヤモヤもスッキリするかも?!
招待~式当日までの“細かすぎる”お悩み
招待~招待状発送まで
【招く予定のない友人たちからお祝いが!】
学生時代のグループで今現在交流がない友達は呼ばないつもりでした。けれど、そのグループメッセージで「婚約おめでとう!」「結婚式いつ??」と言われて気まずかった!(たけぴさん)
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●From編集部
何はともあれ、即「ありがとう」を!伝えられる範囲での結婚式の情報を送り、招待したい人には個別連絡が最善。
【キャンセル続出で、直前に招待打診】
コロナ下でゲスト数を絞っていたものの、それでも式1カ月前にキャンセル多発。通常だったら呼んだであろう別ゲストを招くのは失礼なのかどうか、悩みました。(ななこさん)
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●From編集部
「欠席が出たため」ではなく、「会場の都合で呼べるようになった」と言い換えて。そして「直前で申し訳ないけれど、よろしければぜひ」と打診して。
【自分の字にうんざり】
自分で書いた招待状の宛名書きの字の汚さが、嫌になりました。(六華さん)
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●From編集部
マナーには反しません。出来栄えうんぬんより、その人を思って名前を書くという行為と時間は尊いのです! でも、丁寧に書きましょう。気になるなら、招待状の文面に「乱筆で失礼します」のひと言を入れると良い感じに。
【義母からのゲスト追加にモヤモヤ】
新郎のいとこが結婚。そのいとこの夫も、私たちの式に参加できないかと義母から打診が。コロナ下の人数制限で、私も泣く泣く招待を断念した人も多かったのに。お会いしたこともなく、新郎自身も疎遠ないとこの夫を呼ぶのに抵抗感がありました。(Tさん)
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●From編集部
とても悩ましいケース!義母側のお付き合いがあるのでしょう。モヤっとするけど、今後を考えると受け入れどころかも。でも気持ちが晴れないなら正直になるのもありです。「どうお返事したら良いか……実は、他にも呼びたかった人がいたんです」と、相談姿勢で伝えてみて。
【慶事用切手の再利用はダメかしら】
結婚式が延期になって、招待状を再発送。最初の招待状に貼った切手を剥がし、別の封筒に貼り直して使うことに。マナー違反ではないかとヒヤヒヤ!(松下美樹さん)
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●From編集部
キレイに貼ってあればオッケーです!見栄えが汚いとマナー違反になるので、気を付けて。
ゲストへのお願い事
【代打の依頼でヒヤヒヤ】
ふたり共通の先輩Aにスピーチを頼んだが、コロナ下で参加が難しいかもとの返事。その後別の先輩Bにお願いし快諾してくれたけど、先輩Aに頼んでいたことを聞いたそうで気まずかった。(たけぴさん)
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●From編集部
ここは隠さずに。事情を話し「急で申し訳ないのですが」とお願いを。
大事なのは普段からのお付き合いです。きちんとした関係なら気持ち良く引き受けてくれるはず!
【新郎側の受付が欠席に!】
新郎側・新婦側で2名ずつ受付をお願いしていたのですが、新郎側1名が欠席に。どうしよう……?(たまごさん)
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●From編集部
こちらの卒花は、新婦側で3名を立てて両家まとめて受付をしてもらったそうで、それで正解!受付を両家で分けることは必須ではないので、安心を。
【遠方ゲストへの受付依頼はあり?】
花嫁側の友人ゲストは全員遠方からの出席で、受付をお願いしてもいいのかどうか迷いました。(Mayuさん)
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●From編集部
前泊の遠方ゲストなら支障ありません。当日着でもお願いしたいなら熱意と共に相談を。ちなみにこちらの卒花は、最終的には受付は全て新郎側ゲストにお願いしたそう。それも正解です。
【新婦側の上司が主賓でもOK?】
主賓の人選で悩みました。大抵の場合は新郎側の上司だが新婦側の上司に依頼することになり、失礼になるんじゃないかと……。(くっくさん)
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●From編集部
全く問題なし!ふたりにとって大切な人、ふたりからゲストの皆さんに紹介したい存在であれば、どなたでも主賓になっていただけますよ。
ゲストへの配慮
【上がらぬ映像。催促しづらい!】
とある友人がサプライズ映像を用意してくれていたが、準備が進まず、会場からせっつかれてしまいました……。(ポリラさん)
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●From編集部
自分たちではなく、『会場から』せっつかれていることを正直に伝えよう。サプライズという体裁で自分から言えないなら、情報源である人物にお願いしてみて。
【知らないと配慮ができません!】
妊娠中の方は本人からの申告がなければ分からないこともあるので、事前の配慮がしにくいです。(ぽえむさん)
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●From編集部
分かっている範囲での気遣いで十分。本人から申告があったときに対応を。
お礼にまつわる“細かすぎる”お悩み
主賓・乾杯発声ゲストへのお車代
【上席の主賓へのお車代は?】
主賓への『お車代』は、役職の高さは考えなくて良いの? 社内でもかなり上席の方だったので、いくらが適切なのか心配でした(Marikaさん)
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●From編集部
役職の高さを考慮しなくても大丈夫です。また、目上の方へ多くの現金を包むことは「経済的にお困りですね」という意味となり失礼に当たります。それでも気になるなら、往復のハイヤー手配を。お車代を包む必要はなくなります。
【金額の目安の幅が広すぎて分からない】
主賓や乾杯発声ゲストへのお礼は「1万~3万円が相場」ってあるけど、いくらなの? 幅が広すぎる!(松下美樹さん)
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●From編集部
タクシー代換算ならその往復額の3倍、新幹線なら1.5倍が、主賓クラスへのお車代の目安なので、それで用意しましょう。ただし、1万円は下回らないように。
【遠方からの主賓には、そもそもお車代が発生してるけど?】
遠方からお越しいただく主賓の場合でも、お車代だけで大丈夫?上乗せが必要?(ミホさん)
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●From編集部
上乗せ不要です!相手のケースに合わせたお車代だけを包めば大丈夫です。
遠方ゲストへのお車代について
【主賓と遠方ゲストのお車代でモヤモヤ】
主賓と遠方ゲストのお車代が、距離の関係から同額に。これは大丈夫?悩んだ結果どちらにも同額を包んだものの、主賓には少し上乗せすべきだったかとモヤモヤ。(ななこさん)
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●From編集部
同額であることに全く問題はなく、お金の上乗せは不要です!気になる場合はお車代に代えて、往復ハイヤーの手配を。
【少ないお車代に、恐縮……】
遠方ゲストの人数が多すぎて、その交通費を負担するとかなり大変! 最後は、一律の金額を決めてお車代をお渡ししたけど、正直少なくて申し訳ないなと思った。(Mayuさん)
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●From編集部
問題ありません、大丈夫です!それでも来てくださる、というゲストに心からのありがとうとおもてなしを!
【県外ゲストのお車代は、一律同額?個別対応?】
県外からのゲストへのお車代はいくらにする?距離が違っていたとしても一律同額が良い?それとも個々で変えるべき?(Noiさん)
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●From編集部
主賓ではないので、お車代はこちらの気持ちとして考えて良いです。金額は個々に変えても良いですが、手間が掛かって大変なら一律同額でも大丈夫。
【2度目の交通費負担が……】
コロナ下のため結婚式が延期に。既にこちらの負担で遠方に住む親しい親族に格安航空券を手配していたもののキャンセル不可で返金なし。しかし延期後の式への招待時にも交通費を負担しないといけないだろうと思い、モヤモヤしました。(s.c.さん)
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●From編集部
先方が親族であればここは負担するよりほかはなさそう。けれどそのモヤモヤを一人で抱え込むのは大きなストレスなので、誰かに相談を。親と一緒に解決策を探るのもありです。
そして今後しばらくの交通手配は、変更の可否とキャンセル時の返金の有無を考慮した方が良さそう。LCCであればキャンセル時に返金可能な運賃タイプも検討を。
その他のお礼・お車代について
【これって不公平になる?】
妊娠中のゲストにタクシーチケットを用意しましたが、他の友人と比べると不公平になるかと悩みました。(Tさん)
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●From編集部
理由があっての配慮なので、不公平にはあたりません。気にしないで大丈夫ですよ。
【負荷が高い依頼へのお礼は?】
プロフィールとエンディングの動画制作を友人に依頼。2本分ということで、手作りへのお礼の目安額とある『5000~1万円』で足りるのかどうか迷いました。(れいなさん)
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●From編集部
このケースならお礼は1万円は見ておいた方が良さそう。それでも気になるなら、後日にお礼の食事に誘ったり、新婚旅行のお土産を渡して。気持ちが伝わります。
【近場ゲストまでホテル泊?!】
遠方ではない親族も、ホテルに泊まりたいと言い出した!これってどこまで負担すべき?(まりさん)
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●From編集部
親族とのこれまでの関係性もあるので、親の判断を仰いで決めましょう。もし遠方親族だけへの費用負担となりそれが心苦しいなら、近場の親族にはホテルの朝食券を用意しては。
【お礼したい人が多すぎる!】
式当日に上映する映像にたくさんの方が出演してくれていました。その全員にお礼をすべきか悩みました。(ポリラさん)
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●From編集部
こちらの卒花さんは、悩んだ結果お礼は用意せず「今度飲みに行こう!」とありがとうの声掛けをしたそうです。それが正解!
From 編集部
正解は一つじゃない!お互いが気持ち良い着地点を探そう
お悩みには、“絶対にこれ”という正解はありません。どうしたら相手と自分が気持ち良くいられるのか、その方法に思いを巡らせてみてください。そして、結婚式に招くほどの相手とは既に信頼関係も築けているのだから、あまり失敗を恐れずに!少しくらいの行き違いなら、これからのお付き合いでちゃんとリカバリーできます。気負いすぎることなく、肩の力を抜いて臨んでくださいね。
監修 岩下宣子さん マナーデザイナー
現代礼法研究所主宰。日本に伝わるしきたり・礼儀に精通し、その上で今の時代にフィットする「お互いが心地よくいられる」マナーを提唱。企業、学校、商工会議所、公共団体などでマナーの指導、研修、講演と執筆活動を行う。
構成・文/弘中栄美 イラスト/佐々木千絵
※記事内のコメントは2022年4月に「ゼクシィ花嫁会」のメンバー82人が回答したアンケートおよび、過去2年間に挙式・披露宴を実施した20~30代の女性110人が回答したマクロミル調査によるものです
※掲載されている情報は2022年6月時点のものです
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