会場の2大重視点は「料理」と「アクセス」! みんなの決め手ポイントは?
「ゼクシィ結婚トレンド調査2021(全国推計値)」によれば、結婚式の会場を決定する際の重視点の1位は料理(64.4%)、2位は交通の便がよいこと(54.9%)でした。そこで花嫁たちが料理やアクセスのよさを、どのように判断しているのかを大調査。会場成約に至った決め手をご紹介します。あなたが会場を決定するときに参考になる見方や考え方を見つけてくださいね。
食べて決めた?説明で決めた?
【料理】の決め手ポイント
試食会や過去に訪れた際に、実際に味わった経験が決め手に
料理に魅力を感じて会場を決定した花嫁たちは、どんな点からその会場の料理がよい、もしくはよさそうと判断したのでしょうか。アンケート調査(複数回答)の結果、最も多かったのは「試食会や過去に訪れた際に、実際に味わった経験」で判断したとの回答で、なんと75.7%。会場選びでは、かなりの花嫁が、会場の料理を実食して判断していることがわかりました。
試食会のあるブライダルフェアを開催する会場は多数あります。フルコース、ハーフコースやミニコース、ワンプレートなどボリューム感や品数は会場によって異なりますが、自分の目や舌で味を確認できれば、当日、ゲストに自信を持っておもてなしができます。
料理にこだわって会場選びをしたい花嫁なら、試食会のあるブライダルフェアの機会はぜひ見逃さないでくださいね。
これが決め手でした
会場見学の際に試食をしてとてもおいしく満足したので、その会場に決めました。また、同じ系列の会場にゲストとして参列したときに料理がおいしかったので信頼できると思いました(namiさん)
会場として選んだホテルのレストランには、今まで何度も訪れたことがあり、毎回おいしかった上、周りから聞いた口コミでも評価が高く、料理の味に確信的な安心感がありました(ゆうさん)
試食付きの会場見学の際に、ワンプレートでお肉料理やお魚料理を出していただきました。彼も味に満足していたのでこの会場なら、と思いました。当日のゲストからも料理が好評でした(みさみささん)
会場のスタッフに料理の説明を受けたのが決め手に
会場のスタッフの料理説明が決め手になった花嫁は、19.2%と約2割。試食した上で、シェフから味へのこだわりなど話を聞かせてもらったことや、スタッフから料理のコンセプトを説明してもらって魅力を感じたといった声が多く、試食に加えて解説までしっかり踏まえたうえで会場選びをしている様子がわかりました。
試食なしの見学で、スタッフから、料理内容を詳しく説明してもらい、納得して、その会場に決めた人もいます。試食付きのフェアに必ずしも参加できるとは限りません。見学の機会に、どのようなメニューなのか、ゲストの評判はどうか、ふたりの好みに合わせてもらえるかどうか、ふたりがこだわりたいことがあれば、ぜひ聞いてみてください。
これが決め手でした
地元のものを使用して素材のよさを生かしたお料理と聞き、県外からのゲストが多かったため決め手になりました(mihoさん)
食材選びからコースの内容まで、フルオーダーでシェフと直接相談できると聞いたことが一番の決め手でした(らーこさん)
シェフから直接話を聞くことができました。ありきたりなドリンクだけでなく、濃厚でおいしい果物ジュースの提供ができるところも、他の会場にはなくて高評価でした(あやのさん)
会場のホームページや資料の料理写真が決め手に
会場のホームページや資料の料理写真が決め手になった人は15.3%。コースやオプションの内容や、見た目が華やかでゲストをワクワクさせるか、量が十分でゲスト満足度が高いかどうか、自分たちの求める料理内容かどうかなど、写真や文章から読み取って決め手の一つとしたようです。
婚礼料理のメニューは食材の旬によっても変わりますから、すべてがホームページなどに掲載されているわけではありません。ホームページや資料で料理に魅力を感じたら、ぜひ見学時に詳しく料理について尋ねてみたり、これまでの料理写真を見せてもらうことをおすすめします。
これが決め手でした
会場見学のときは試食していませんが、見た目がとても華やかなのと、お箸で食べられる料理が中心で、年配の多い親戚が食べやすいと思いました。ゲストからはとてもおいしかったと言っていただけました(伊澤麻衣さん)
平日はレストランとして営業している会場なので料理に信頼がおけると思ったのと、和洋折衷のコースがあることを知ったのも決め手になりました(ぼのさん)
ブライダルフェアの試食会で実際口にしたことに加え、料理の満足度が高いことがホームページにも書かれていて決め手になりました(chihiroさん)
料理の紹介パンフレットに載っていたコースとオプションが豊富で、ゲストが満足できる料理を提供できると思ったから(ゆうさん)
【ランク外】会場の料理は口コミを参考にしている人も多数
上位3つには及ばなかったものの、他にも料理を重視して会場を決めたい花嫁の参考になる意見がたくさん寄せられました。「ネットの口コミの評判がよかったのが決め手になった」人は14.1%。口コミサイトや、候補会場で式を挙げた花嫁のSNSの投稿を見て、参考にしたという意見がありました。試食会に行けなかったため、口コミで味の感想を調べた人もいました。
「知人がおすすめしていたなど、リアルな口コミの評判がよかったのが決め手になった」人は10.2%。その会場の結婚式に参列したことがある友人知人から料理がおいしかったと聞けば信頼度は抜群。おもてなしにこだわりたい花嫁は、グルメな友人知人に、料理がおいしかった会場を聞いてみるのもいいかもしれませんよ。
料理が原因で成約に至らず……リアルな声をご紹介
料理に不満や不安があって成約に至らなかった会場がある人に、その理由を聞いてみました。多かったのは「試食会で味わったものの決め手に欠けた、好みに合わなかった」という意見。「味付けが独特で好みでなかった」「ありきたりな印象を受けた」といった声もありました。また「試食会のコースは高いランクのものだったので、ランクを落とすことを考えると不安になった」という声もあり、試食の機会はやはり重要なようです。
味とは別に「決められた料理から選ばないといけない点が不満だった」「料理が冷めて出てくると知り合いから聞いてやめた」といった声も。実際に会場で料理内容について詳しく聞くことや、口コミを調べておくことも判断材料につながります。
駅近重視?送迎バスも重要!
【アクセス】の決め手ポイントはコレ!
最寄り駅から会場までが近く、徒歩やタクシーでも近距離で着くのが決め手に
続いてアクセスのよさを評価して会場を決めた花嫁たちが、どんな点を決め手にしていたかをご紹介します。アンケート調査(複数回答)の結果、最も多かったのは「最寄り駅から会場までが近く、徒歩や、タクシーでも近距離で着くのが決め手になった」で47.8%とほぼ半数。
なんといっても駅から徒歩数分で着く会場は、ゲストにとってありがたいもの。とりわけ、女性の多くはヒールの高い靴を履いていたり、和装だったりと長時間歩くのには向かない服装。歩く距離はどうか、歩きづらい道がないか、駅の出口から会場までの道がわかりやすいかなどを会場見学の際にチェックしてみてください。
これが決め手でした
駅から徒歩30秒の場所だったので、土地勘のないゲストでも迷わずたどり着けるし、徒歩でかかる時間を心配せず来てもらえると思ったから(まいさん)
最寄り駅から徒歩圏内、かつ繁華街なので二次会までゲストが時間つぶしをしやすいと思いました(竹内絵莉子さん)
駅から徒歩3分という立地が魅力的でした。近いので雨天でも影響は少ないですし、女性はヒールなのであまり長い時間歩いたり、移動しないところがよかったので決めました(MHさん)
最寄り駅から屋根付きの歩道橋でアクセスでき、悪天候でもぬれずに行けるのが決め手になりました(かなさん)
最寄り駅がターミナル駅や新幹線停車駅だったのが決め手に
「最寄り駅がターミナル駅や新幹線停車駅だったのが決め手になった」という人は29.8%。遠方ゲストが結婚式に来やすいように、新幹線停車駅から乗り換えなしで直行できる会場にしたという声は多く寄せられました。また、首都圏や大阪をはじめ、数多くの鉄道路線が通る大都市では、利便性抜群のターミナル駅であることを重視したという人もいます。
会場探しのときには、ゲストをリストアップし、ゲストがどのエリアから来るかを考えておきましょう。
これが決め手でした
地方から出席のゲストもいたため、新幹線が停車する東京駅が最寄り駅なのがよかったです。東京駅から歩いて行けるため、地方からのゲストにとってプチ観光になると思ったのも決め手となりました(Chikaさん)
関西から来る親族がいたので、新幹線からもアクセスしやすい浜松町駅が最寄り駅という点がよかったです(こげさん)
会場の最寄り駅は何路線も通っているターミナル駅。ゲストの居住地がバラバラだったので、みんなが来やすい駅にしました(Mさん)
大阪なら梅田、難波、新大阪辺りのアクセスが一番よいと思っていたので、梅田から徒歩圏内の会場だったのは魅力的でした(ゴルゴンゾーラさん)
会場の送迎バスや送迎タクシーのサービスが用意されているのが決め手に
「最寄り駅から会場の送迎バスや送迎タクシーのサービスが用意されているのが決め手になった」人は28.7%。駅から近い会場でないからといって、候補から外すのは尚早です。最寄り駅や新幹線停車駅から、専用の送迎バスが出ていたり、シャトルバスの運行があれば、ゲストの移動はラクラク。悪天候の際も安心です。また、タクシーチケットがサービスで付いてきてそれも決め手の一つになったという人も。
喧騒から離れたロケーションが素敵な会場もありますし、ふたりの好みを大切に会場は選びたいもの。ゲストが訪れやすいようにアクセスにまつわるサービスを設けている会場は多数ありますから、不安があれば問い合わせてみましょう。
これが決め手でした
山手線の駅で利便性がよく、駅からは遠いですが、駅前から定期運行バスが出ていたのでアクセスは問題ないと判断しました(うーきさん)
ブライダルフェアの特典で送迎バス2台を付けてくれるというのも決め手になりました。徒歩でも行ける距離ですが、送迎バスがあるとゲストの負担を少しでも減らせると思いました(山崎 彩さん)
駅から徒歩10分弱の会場でしたが、慣れない靴を履いてくるゲストもいるかもと思い、無料送迎バスを出してくれる会場を選びました(かおりんさん)
駅からは少し遠い会場でしたが、会場から無料の送迎バスが出ており、最寄り駅だけでなく新幹線の発着駅もコースに含まれていたので、遠方からのゲストも助かりました(ゆっこさん)
【ランク外】ゲストの誰にとっても便利な場所や宿泊地との近さも決め手に
上位の他にもアクセスを重視したい花嫁の参考になる視点をご紹介します。「ゲストの居住地がバラバラだったので、誰にとっても特に交通の便が悪くないのが決め手になった」人は18.0%。「宿泊施設から会場までが近く、隣接もしくは徒歩で行けるのが決め手になった」人は11.8%でした。
駐車場の広さ、近隣のコインパーキングの数の多さなど、車で来るゲストの利便性を重視したという声も寄せられました。また、遠方ゲストには観光も楽しんでもらいたいと、駅から会場に向かうまでの景色、周囲のロケーションを考えたという人も。
あらためて、アクセスを重視するなら、ゲストがどこから来るか、ゲストにとってどんなことが便利で嬉しいか、会場決定する前に考える必要がありそうです。
アクセスが原因で成約に至らず……リアルな声をご紹介
アクセスに不安があって候補から落とした会場があった人にその理由を聞いてみたところ、「駅から会場までの遠さ」や「道のわかりにくさ」が懸念材料になったようです。また、コロナ下の感染症対策として、送迎バスを使うと密になってしまうかも、と心配している人もいました。
しかし、道順の心配があっても招待状に地図を挟み込むこともできますし、送迎バスの感染症対策も、利用するゲスト数次第でさまざまな対応策が考えられますから、気になる会場にはアクセスへの対応を相談してみてください。
From 編集部
料理とアクセス、ふたりなりの重視ポイントを見つけてみて
料理がおいしいことや、アクセスがしやすいことを重視している今どきの花嫁たち。それぞれが教えてくれた決め手に、足を運んでくれるゲストに喜んでほしいし、ガッカリさせたくない、という思いが見えてきます。先輩花嫁のさまざまな見方を参考に、ふたりならではの視点で納得の会場決めができますように。
構成・文/河内千春 イラスト/pai
※記事内冒頭のデータは「ゼクシィ結婚トレンド調査2021(全国推計値)」によるものです。それ以外のデータおよびコメントは2022年3月に「ゼクシィ花嫁会」メンバー102人と過去2年以内に結婚式を挙げた110人が回答したマクロミル調査によるものです
※掲載されている情報は2022年5月時点のものです
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