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お金・常識
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【結婚式のお車代】誰に、いくら、どう渡す?封筒の種類と書き方も解説!

ゲストの出欠確認も終わっていよいよ結婚式準備も佳境。上司に主賓のお願いも済ませたし、遠方に住む親せきや友人も来てくれることになってひと安心。でもちょっと待って、何か大事なことを忘れていませんか?主賓や遠方ゲストには、結婚式当日「お車代」を包むのがマナーですよね。とはいえ「誰にいくらどう渡せばいいの?」「封筒の種類や書き方は?」と迷う皆さんのために、お車代のことをじっくり解説します!

結婚式のお車代って?

お車代とは遠方ゲスト、主賓、乾杯の発声を依頼したゲストへの「交通費」

お車代

結婚式の「お車代」は大きく2つのタイプに分けられます。1つは文字通り遠方から来てくれるゲストに渡す交通費や宿泊費のことで、もう1つは主賓や乾杯の発声をお願いするゲストへのお礼をお車代の名目で渡すお金です。

どちらも同じ「お車代」ではありますが、前者はゲストの金銭的負担を軽減するためのもの、後者は大役を引き受けてもらったことへの感謝を込めて包むものと考えると分かりやすいですね。

では、ここからはお車代に関するさまざまな疑問について詳しく見ていきましょう。

Q.ご祝儀袋やポチ袋など、お車代を包む時の封筒の種類は?

A.3種類から金額に合わせて使い分けを

お車代

せっかくお車代を用意するのなら、普通の封筒ではなくご祝儀袋(のし袋)やきれいなポチ袋に入れて渡したいもの。お車代の封筒は、渡す相手によって変えるのではなく、金額帯に応じて適切な封筒を選ぶのが基本です。水引は蝶結びのものではなく、一度結ぶとほどけない「結びきり」や「あわじ結び」のものを使いましょう。

<封筒の主な種類は以下の3つ>

1.【ポチ袋】
金額帯:3000~5000円程度。1万円以下の比較的少額を包む場合はご祝儀袋ではなく小さめのポチ袋に。結婚式らしく華やかな色や絵柄のものを選ぼう

2.【略式のご祝儀袋】
金額帯:1万~3万円程度。水引とのしが印刷されているやや小さめのご祝儀袋を使用。あまり豪華なものだと中身と釣り合わないので気を付けて

3.【正式なご祝儀袋】
金額帯:5万円以上。高額なお車代には、水引とのしが付いた豪華なご祝儀袋を用意。目安は5万円以上だが、主賓に3万円程度のお車代を包む場合は正式なご祝儀袋でも大丈夫

私たちが選んだのは……

花嫁

<DIYした封筒でも?と悩んだ結果ご祝儀袋に>
お車代を入れる封筒で悩みました。インスタでは封筒をDIYされてる花嫁さんを多く見かけましたが、親からは不評だったため、高級感のあるしっかりとしたお車代封筒を購入しました。(竹内絵莉子さん)

花嫁

<封筒サイズの悩みは慶事用ご祝儀袋を選んで解決>
お車代を包む封筒を小さなものから、立派なお車代の封筒まで、皆さんいろいろとご用意されていてどうすればいいのか悩みました。調べた結果、慶事用のご祝儀袋にお車代と記入して、一般的な感じにしました。(Chikaさん)

Q.お車代の封筒の書き方・包み方は?

A.書き方は「御車代」と書き、下の部分に自分の名字を

お車代

ご祝儀袋なら水引の上部に「御車代(御車料)」と書き、下の部分に自分の名字を入れます。渡す相手がふたり共通のゲストの場合は連名で入れても大丈夫です。水引が付いていないポチ袋の場合も、上部に「御車代」の文字、下部に自分の名字を入れましょう。

また、渡す相手の名字(宛名)は表書きしないのが基本のマナーですが、渡し間違いを避けるために、封筒に宛名をあえて書いても構いません。臨機応変に対応しましょう。

A.包み方はポチ袋は三つ折り、ご祝儀袋はお札の顔を表&上部に

お車代の包み方は、ご祝儀袋であれば取り出したときにお札の顔が表&上部にくるように。サイズが小さいポチ袋は、お札の顔を上にした状態で左→右へと三つ折り(折ったときに顔が隠れている状態)にして入れます。

いずれも入れるお金は新札で用意するのがマナーなので、銀行などで早めに新札へ交換しておくことをオススメします。

お車代の封筒DIYについてはこちらもチェック

Q.お車代をお渡しするタイミングは?

A.式当日受け付け後にふたりの代理として親や受付担当などから手渡しを

お車代

主賓や乾杯の発声をお願いするゲストへのお車代は、受け付けの後にそれぞれの親からごあいさつを兼ねて手渡しをします。受け付けが混雑していると他のゲストの目に留まることもあるので、あまり目立たないようにしたい場合は、挙式や披露宴の合間などタイミングを見計らって渡してもらうようにしましょう。

遠方ゲストへのお車代は、記帳が終わった後に受付担当から渡してもらいます。親とゲストに面識がある場合は、ごあいさつかたがた親から渡してもらうとゲストにも喜ばれそうです。

私たちが選んだのは……

花嫁

<お色直し中に親に手渡しを依頼>
新郎新婦は時間がないのでいつ手渡せば?と悩みました。渡す相手がすぐ分かるよう、席次表に友人の紹介文を付けて親に託し、お色直し中に親から手渡してもらいました。渡す際に親と友人との会話も弾み、楽しかったと言ってもらえました。(ニックネーム7さん)

花嫁

<受付担当や親の負担を減らしたいとお見送りどきにふたりから>
通常受付担当や親から渡すものですが、負担を増やしたくないという思いがありました。そのためプチギフトと一緒に私たちから渡すことにしました。直接お礼も伝えられてよかったです。(たまごさん)

Q.お車代を用意する必要があるのは?

A.遠方から出席してくれた人と主賓、乾杯発声をお願いした人の2タイプ

お車代

Type1
■「遠方ゲスト」へのお車代

遠方から出席するゲストは交通費の負担が近場のゲストと比べて大きく、場合によっては宿泊が必要になることもあります。「遠方とはどこからどこまでを指すの?」と迷ったら、ふたりなりに線引きをすることをオススメします。まずは下の「遠方ゲストの判断材料」を参考に!

<お車代を用意する“遠方ゲスト”の判断材料>

1.【会場までの交通手段】
対象:飛行機や新幹線、特急といった高額な交通手段を利用する必要がある人

2.【会場までの交通費の額】
対象:高速道路を使ってくる人。高速料金やガソリン代などが高額になる人

3.【会場までの所要時間】
対象:片道2時間以上など移動に時間がかかる人

遠方ゲストには、声を掛ける時点でお車代についても相談を。例えば全額負担できなくても「宿泊費はこちらで持たせていただきます」と伝えることで、「(であれば交通費は自分持ちね)」と想像もできるので、相手も心づもりができて安心です。負担できない場合はその旨を最初に伝えた上で、出欠の判断をゲスト自身に委ねましょう。

また、たとえふたりが決めた「遠方の基準」から外れていても、自分がゲストとして出席した際にお車代を包んでくれた人や、県内在住ゲストがメインの中、わざわざ県外から足を運んでくれた人には、きちんと配慮することが大切です。

Type2
■「主賓や乾杯の発声をお願いした人」へのお車代

主賓や乾杯の発声は上司や恩師といった目上の人に頼むのが一般的。その場合「お礼」として金品を包むのは失礼にあたるので、「お車代」という名目で渡すのがマナーです。

私たちが選んだのは……

花嫁

<相手に合わせた片道分の金額を準備>
どこから来る人を遠方とするのか判断に悩みました。また、ゲストがどのような交通手段を使うのかも分からなかったので、相手に直接聞き、それぞれに合った片道分の金額をお車代として渡しました。(ゆかぽん。さん)

花嫁

<宿泊を伴うゲストのみにと線引きを>
「各駅停車を利用して、所要時間が片道3時間」というゲストにお車代を渡すかどうかが迷いどころ。それを言い出すと線引きがあいまいになると思い、宿泊を伴わないゲストにはお車代はなしとすることにしました。(松下美樹さん)

花嫁

<新幹線、飛行機利用のゲストのみに>
当初、ゲスト全員に一律でお車代を渡すことも考えましたが、最終的には新幹線と飛行機を使って遠方から来てくれるゲストにのみ、片道分を渡すことに。(なつもんさん)

家族親族ゲストのお車代の準備はどうする?どうすべき?

用意すべきかどうか迷いがちな家族や親戚へのお車代。例えば「遠方から来る親戚のお車代をどうするか悩みましたが、親に相談したところ、親族間でお車代のやりとりはしない決まりがあると聞き包まないことにしました」(marinaさん)という例もあるので、まずはそれぞれの親に相談を。

どうしても渡したい場合は、気を使わせない程度の金額を用意しておき、ごあいさつを兼ねて親から渡してもらう方法もあります。

Q.お車代の相場は?

A.相場は交通費の全額、もしくは半額が望ましい

お車代

主賓クラスのゲストと遠方からのゲスト、いずれのお車代も実際にかかる交通費の全額もしくは半額を渡すのがマナー的には望ましいとされています。

具体的に主賓や乾杯の発声をお願いする人へのお車代は、近郊在住であれば会場⇔自宅間の往復ハイヤー代(タクシー料金の2~3倍)を目安として1万円程度、遠方からの場合は交通費を上乗せして3万円程度とするのがだいたいの相場となります。なお、近郊の場合にはふたり負担で往復のハイヤーを直接手配する方法もあり、その場合はあらためてお車代を包まなくても大丈夫です。

遠方ゲストの場合は交通費の全額分を包むのか、もしくは半額や一部だけ包むのかは、基本的にふたりで決めても構いません。ただし同じ条件なのに差が出てしまうことがないよう、ルールを設けておくことをオススメします。

<遠方ゲストのお車代の金額のルール例>

1.【遠方ゲストのエリアごとで決める】
目安:東京まで九州や北海道から来てくれる人には3万円、関西からは2万円、名古屋や信州からだと1万円というようにルールを決める

2.【遠方ゲストの割合が多い場合は一律に設定】
目安:遠方からのゲストが大半という場合、全員に全額もしくは半額分を用意すると大変な出費に。そんな場合は一律○万円と割り切ってもOK!

3.【交通手段の違いで分ける】
目安:飛行機や新幹線、特急電車、マイカーで高速道路を使うケースなど、交通手段の違いによって金額を変える方法もあり

宿泊が必要な場合は「交通費を全額負担して宿泊はお任せ」「宿泊費をふたりが負担し、交通費はなし」など、さまざまなパターンが考えられるのでじっくり検討を。なお交通費を負担する際は、チケットを買って送るのではなくお車代として包むのなら、5000円・1万円といったキリのいい金額で用意するのがマナーです。

私たちが選んだのは……

花嫁

<航空会社や時季で異なる飛行機代は普通運賃を目安に>
片道の飛行機代を包もうと考えたときに悩んだのが航空会社の基準。どこを使うのかによって金額がかなり異なるため、代表的なJALやANAの普通運賃の片道分を目安にしました。(Chikaさん)

花嫁

<県内からの自家用車移動は一律でなしに>
ゲストは自家用車で1時間以内の県内在住者のみだったので、先に結婚式を挙げたいとこの判断にならって私たちもお車代は包まないことに。また、両親からもその旨をさりげなく親族に伝えてもらいました。(渡邉裕子さん)

花嫁

<利用交通機関の違いによる差は友人間のバランスで>
東京在住の仲良し友人グループを大阪での式に招待しましたが、新幹線で来る人と飛行機(成田からのLCC)を利用する人に分かれていて交通費にかなり差が。悩んだ結果、グループ内で最初に式を挙げた友人を参考にし、同じ金額を包むことで解決しました。(C.Aさん)

【番外編】お車代の準備、お渡しのまさか!「こんなときはどうする?」

ここからは「お車代の準備、お渡し」の際に、卒花さんが経験したまさかのアクシデントを解決法とともにご紹介。

Q.結婚式当日に渡しそびれてしまった場合は?

先輩花嫁はこうしました

花嫁

<後日お車代と同額の商品券を送付>
受付担当から渡してもらえるようお願いしていましたが、遠方から来てくれた先輩が遅れて到着した時にはすでに受け付けを閉じた後。渡しそびれてしまったので、もともと渡す予定だったお車代と同額の商品券を後日自宅へ送りました。(まりぶさん)

A.事前にお車代を渡しそびれてしまった際の対応を決めておこう

まりぶさんのように、何かしらの理由でお車代を渡しそびれてしまうことも。そんな場合は、「渡せなかった場合は、お色直しの合間に親や会場スタッフ経由でふたりに伝えてもらう」など、対応方法を決めて渡す人を事前に共有しておくと当日中に対処ができるので安心です。それでも渡せなかった場合は、式後早めにおわびの連絡を入れ、直接会えない場合は現金書留で送る方法もあります。

ちなみに卒花のruriさんの場合は気持ちを切り替えて、渡しそびれたゲストには後日品物を添えて気持ちを伝えることにしたそう。相手の立場やお互いの関係性も踏まえながらフレキシブルに対応しましょう。

Q.お車代不要な距離住まいの予定が、実は遠方からだった場合は?

先輩花嫁はこうしました

花嫁

<おわび連絡の上振り込みで対応>
招待状の返信には地元の実家の住所が書いてあったためお車代は用意していませんでしたが、式当日は遠方から飛行機参加だったことが判明!「お車代がなかった」と別の友人にこぼしていたと聞き、慌てて謝罪して振り込みました。(ゆかりーのさん)

A.判明時点で早めにゲストフォローを。お車代を余分に用意しておく方法も

招待状を送った後で、ゲストが遠方へ転居するパターン。特に春や秋の引っ越しシーズンにはこんな事態も起こりがちです。密にコンタクトを取っていない限りどうしようもないので、分かった時点できちんとフォローすれば大丈夫。式当日に発覚してもその場ですぐ対応できるよう、心配な人はお車代を余分に用意しておく手もあります。

Q.遠方から車の相乗りで出席。お車代はどうすれば?

先輩花嫁はこうしました

花嫁

<ドライバーだけでなく同乗者一律のお車代を用意>
車に相乗りしてくるゲストがいる場合、どうすればいいか悩みました。結局、ドライバーも同乗者も同じ金額を包むことに。(ゆかりーのさん)

A.一律で準備が◎。ただ個々の状況を把握の上ケースバイケースで対応を

同じエリアから会場に向かう人同士、1台の車に相乗りして来るのはよくあるケースです。運転する人だけに包めばいいかといえば、実はそこが落とし穴。みんなで高速代やガソリン代を折半することも多いので、ゆかりーのさんのように全員一律で用意しておくといいかもしれません。

卒花のmihoさんの場合は、遠方からのゲストに交通費と宿泊費の準備を進めていたそうですが、マイカーに相乗りして来たいという希望があり、宿泊費のみを負担することにしたそう。

同じように車を使って遠方から来る場合でもさまざまな状況が考えられるので、よく事情を把握した上で、ケースバイケースで対応しましょう。

From 編集部

今後続くお付き合いのことも考えて、誠実な対応を

ふたりのために遠方からわざわざ足を運んだり、大変な役割を引き受けてくれるゲストだからこそ、こちらも真心を尽くしたいもの。親しき中にも礼儀あり。これからもずっと親しく付き合っていけるよう、相応マナーに沿ったお車代を用意してお出迎えしましょう。

取材・文/南 慈子 イラスト/山本あゆみ 構成/松隈草子(編集部)
※記事内のコメントは2022年2月に「ゼクシィ花嫁会」のメンバー91人が回答したアンケートによるものです
※掲載されている情報は2022年4月時点のものです

北海道、青森、山形の一部エリアでは、会費制ウエディングが一般的です。お礼・お返し・お車代の相場金額が異なるものもありますので、親や会場担当者に相談、確認をしましょう。

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