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実は「司会者」って超大事!式を成功に導く、打ち合わせのコツって?

会場との打ち合わせが始まると、結婚式のイメージが少しずつ形になっていく実感が出てきてワクワクしますよね。ところで式に向けて、打ち合わせが必要な相手がもう一人いることを忘れてはいませんか?そう。披露宴でマイクを持って進行してくれる“司会者”です。今回はふたりの式を成功に導くために、司会者とどんな打ち合わせをすればいいのか、そのコツをじっくりお教えします。

今回教えてくれるのは……
ウエディング司会者・大岩知世さん

メッセージ for 花嫁

司会者

新郎新婦に寄り添い、お祝いの気持ちを込めて進行を務めるのが「結婚式の司会者」です。経験やおふたりとの相性を見極めることも必要ですが、それ以上に大事なのはきちんと打ち合わせをし、お互いに信頼感を持って式に臨むこと。そのためにすべきことや、伝えておきたいことをアドバイスします

プロフィール―――
ウエディングMCとして都内を中心に活躍。ホテル、ゲストハウス、レストランなど、さまざまなタイプの会場、スタイルの結婚式に携わる。経歴は20年、結婚式で司会進行を担当したカップルは約1700組。

Q.「結婚式司会者」って?
何をしてくれるの?

A.披露宴の司会進行を務め、式をスムーズに進めてくれる陰の立役者

司会者

「結婚式の司会者」とは、主に披露宴の司会を務めてくれる式の縁の下の力持ち。ただふたりのプロフィールを紹介し、要所で必要なことをアナウンスするだけでなく、場の空気を大切にしながらプログラムを滞りなく進行する役目も担っています。ちなみに人前式など挙式からお願いする場合も、同じ司会者が務めるケースが多いようです。

なお、花嫁へのアンケートによると約9割のカップルが司会者を会場に依頼していて、ふたりの雰囲気や式のイメージを把握しているプランナーが提携先から選んでおすすめしてくれるケースがほとんど。気になる司会料は平均7万円で、心付けやお礼については司会料に含まれているため基本的には不要。どうしても気になる場合は会場に確認しましょう。

司会者はどう選ぶの?選び方って?

司会者を選べる会場の場合、「性別」「経験」「ふたりとの年齢差」などが最初の選択肢として挙げられます。後は、ふたりの求める披露宴の雰囲気やスタイルに合わせて具体的な希望を伝えましょう。ちなみに、「場を盛り上げてほしい人は男性司会者、花嫁に寄り添った気配りや安心感が欲しいという人は女性司会者を求める傾向にあります」と大岩さん。

外注する場合のポイントも大岩さんに尋ねてみました。「必ず一度は顔を合わせて、雰囲気や人柄を確認するのをおすすめします。外注が向いているのは、『式自体にこだわりがある人』や『とにかくワイワイと盛り上がりたい』という人。逆に忙しくて時間に余裕がない人は、外注だと打ち合わせの手配からスケジュール調整まで全部自分で行う必要があるので、会場に任せてしまった方が安心です」。

司会者の選び方について詳しくはこちらの記事もチェック!

Q.司会者と打ち合わせをする際のコツとは?

A.ふたりの思いと、どんな式にしたいのかを明確に伝えること

司会者

司会者との打ち合わせは式の1カ月~2週間ほど前という会場が多く、プログラムが最終決定したタイミングで行うのが一般的。打ち合わせ当日は、ふたりがイメージする進行プログラム、祝辞や余興をお願いするゲストとの関係・肩書を確認しながら、進行内容に沿って披露宴の流れや注意点などを双方で確認し合います。大岩さんによると、「スケジュールの都合もあり、対面での打ち合わせは基本1回という会場が多いと思います。ただし、その後も伝え忘れていたことがあるなど、必要に応じて電話やメールなどで追加の打ち合わせを行うことは可能。なので、不安に思うことがあればプランナーさんを通して何でも問い合わせてください」とのこと。

大事なのは結婚式で何をしたいのか、どんなことを叶えたいのかという「ふたりの思い」を知ってもらうこと。伝えたい内容をきちんとまとめておくのが、限られた時間の中で打ち合わせを成功させるコツです。

打ち合わせ成功の鍵とは?

「伝えてほしい」「言ってほしくない」の2つは明確に
司会者

打ち合わせの際に必ず伝えておきたいのは、「これだけは絶対にゲストに伝えてほしいこと」と、逆に「言ってほしくないこと」の2つ。口頭だけでなく、きちんと文書にして渡しておくと安心です。
また対面打ち合わせが基本ではありますが、遠方に住んでいたり多忙だったりと、会場に出向くのが難しい場合はリモートで行うことも可能なので、まずは会場に相談してみましょう

Q.司会者打ち合わせの内容って?うまく進めるコツとは?

A.どんな式にしたいのかを、明確な言葉で伝えること

司会者

司会者との打ち合わせの際には、会場が用意した「カウンセリングシート」に必要事項を記入して提出します。これはふたりのプロフィールの他、出会いや交際中のエピソードなど新郎新婦の情報を漏れなく伝えるためのもので、会場によって「打ち合わせシート」「プロフィールシート」など、呼び方はさまざま。最近ではWEBで回答できるタイプのものも登場しています。

打ち合わせの場ではカウンセリングシートを基に、司会者が詳しくヒアリングし、当日進行プログラムの確認やアナウンスする内容を詰めていくのが通常の流れです。万が一カウンセリングシートに記入欄がない場合も、以下の内容はマストで伝えておきたいので、しっかり覚えておきましょう。また明確な言葉で伝えられるようにしておけると安心です。

【必須で伝えておきたいこと】
■ふたりのプロフィールとなれ初め
■「きちんと」「カジュアル」「アットホーム」など、イメージしている披露宴の雰囲気
■当日の進行プログラム
■主賓やスピーチを頂く方や、披露宴で紹介するゲストの肩書や新郎新婦との関係性
■「このブーケは○○さんが手作りしてくれました」など、必ず紹介してほしいこと
■事情などで触れてほしくないこと
■その他、ふたりがオリジナルで行う演出の説明など

打ち合わせ成功の鍵とは?

大事なことはきちんとシートに記入し、もれなく
司会者

シートは全部埋まっていない状態でも、司会者が必要な事柄をちゃんと聞き出してくれるので安心してください。また「なれ初めは以前プランナーに伝えているから」と思っていても、100%情報が共有されているとは限らないので、伝えたいことは多少内容がかぶっても司会者に直接話しておきましょう。また、「言った・言わない」というトラブルを避けるために、口頭だけでなく文書で伝えることも上手な打ち合わせのコツです

表現が難しい言葉は「言い換え」で対応してもらって◎

カウンセリングシートにはふたりに関することを1枚にまとめたものから、新郎と新婦が別々に用意するものなど、さまざまなパターンがあります。ちなみに後者のケースでは、お互いの第一印象を尋ねる質問が含まれていたりするので要注意!例えば新郎がなにげなく「気が強そうな女性だなと思った」と書いてしまった場合、それをそのまま式で読み上げられるとモヤッとしますよね。そんなときには「別の言葉で言い換えてもらえますか?」と相談を。「では、“しっかりした”という表現を使いましょう」などと、こちらが望む提案をしてくれるはずです。納得いくまで相談するのも、司会者との打ち合わせでは大事なことなのです。

【番外編】気になる司会者にまつわる、その他の知識Q&A

他にも司会者にまつわる相談事はたくさん。卒花さんたちからの質問にズバリお答えいただきました!

Q1.

家族式、少人数婚の場合の司会者さんはどうすればいい?→ A.プロに頼む他、会場スタッフにお願いする方法もあり
司会者

家族式や少人数婚では歓談メインになるので、司会者を立てないケースが多く、プロにお任せする場合でも、「次は○○です」とアナウンス中心の進行になるのが実情です。
基本的に、歓談の場に司会者が割って入ることはありません。簡単な進行なら宴席担当のキャプテンが引き受けてくれる会場も。ごく内輪だけの場合は、新郎新婦が自ら司会進行を行う方法もあるので、迷った場合はプランナーに相談してみましょう

Q2.

会場提携以外の司会者に頼む場合の注意点は? → A.司会者選びから依頼、打ち合わせなどのスケジュールの確保と会場への「持ち込み料」に注意
司会者

会場の中には提携以外の司会者はNGというところもあるので、最初に確認を。持ち込みが可能な場合は、ふたりで一から手配する必要があります。持ち込み料が発生することもあるので、費用を抑えたいから外注をと考えている人はよく検討して決めましょう。またふたりの判断が全てなので直接会って確かめたいもの。私も外注で受ける場合は「お会いして雰囲気を感じて、それから決めてくださって結構ですよ」とお伝えしています

Q3.

司会者の変更は可能?→ A.基本は可能。求める雰囲気に合わないなどの場合は早めに相談を
司会者

実際に打ち合わせをした後、「何か違う……」と感じることもあります。そんな気持ちのまま無理にお願いしてしまうと、司会者も不安を抱えたままで式を迎えることになりかねませんよね。求める雰囲気に合わない、ちょっと不信感を覚えたなどの理由で変更するのは問題ありません。司会者に非がある場合は別として、キャンセル料が発生するタイミングの問題などもあるので、そこだけ気を付けましょう

From 編集部

司会者さんとはしっかり打ち合わせを。信頼関係を築くのがコツ!

いかがでしたか?司会者選びや打ち合わせに遠慮は禁物。結婚式を成功に導くためにも、「この人になら全て任せても大丈夫!」と心から信頼できる司会者を選ぶことが肝心です。また、伝えたいことはとことん伝え、ふたりの思いをちゃんと理解してもらった上で式に臨みましょう。

取材・文/南 慈子 イラスト/田中麻里子 構成/松隈草子(編集部)
※記事内のコメントは2021年11月に「ゼクシィ花嫁会」のメンバー85人が回答したアンケート、ならびに記事内のデータは「ゼクシィ結婚トレンド調査2023(全国推計値)」によるものです
※掲載されている情報は2022年1月時点のものです

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