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「本当にこの人でいいの?」「将来が不安……」マリッジブルーの解消法

待ち焦がれていたはずの結婚式なのに、その日が近づいてくるにつれ、何だか気持ちがふさがってしまう……。これってひょっとしてマリッジブルー? 今回は、先輩花嫁たちが体験したマリッジブルーの内容に加えて、どう向き合ったら気持ちが楽になれるのか、臨床心理士のミナコ先生からのアドバイスもご紹介。マリッジブルーかもと思っているプレ花嫁さんは、ぜひ参考にしてみてくださいね。

マリッジブルー、感じた人は約3割

あなたは結婚前にマリッジブルーを感じましたか?

マリッジブルー、感じた人は約3割

マリッジブルーを感じた人は全体の約3割。半数以下とはいえ、決して少なくない数。「幸せなはずなのに……」と落ち込む自分を責めるのではなく、マリッジブルーを感じるのは私だけじゃない!と捉えることがまずは大事。そしてどんなふうにその不安を解消していけばいいのか、先輩花嫁の実体験や臨床心理士ミナコ先生のアドバイスを見ていきましょう。

マリッジブルー1:彼の性格や価値観、生活習慣の違いに不安を感じた

マリッジブルー1:彼の性格や価値観、生活習慣の違いに不安を感じた

多くの花嫁が不安になったと答えたのが「彼の性格や価値観、生活習慣の違い」について。「女が家事をするのが当たり前という価値観で、仕事との両立や子どもができたときのことを考えると不安だった」「きちょうめんな彼で、掃除や洗い物について文句を言われることが多くてたまにけんかになった」など、交際時にはそこまで気にならなかったことも、いざ夫婦として生活を共にしていくとなるとどこまで受け入れることができるのか……と悩む花嫁が多い様子。

私はこうして解消しました

先輩花嫁

【出しっ放しな彼の性格にブルーを感じた私】
物を出したらしまうことを忘れる彼で、荒れた部屋の中で一日を平然と過ごす様子を見て不安を感じましたが、出しっ放しにされているものは気付いた私がしまうようにしつつも、極力彼にも意識してもらうようにお願いしました。 (あゆかさん)

先輩花嫁

【ふたりの性格が両極端でブルーを感じた私】
物事を楽天的に捉える彼の性格と、何でも慎重に取り組む私の性格でやっていけるのか不安になりましたが、楽天的な性格も含めて彼の全てを受け止めようと思いました。彼が大好きなことに変わりはなかったので、悪い部分だけでなく、良いところにももっと目を向けようと思い直しました。(HKさん)

臨床心理士ミナコ先生からのアドバイス

【違いを楽しめるゆとりを持ちましょう】
性格や価値観は、一人一人違って当然。その違いを素敵なもの、面白いものとして楽しめるように、心のゆとりを持つことに意識を向けてみて。もしくはブルーを感じている「今だけ」が心にゆとりがない状態で、違いを楽しめないのかもしれません。そんなときには、彼と一緒にリフレッシュできる場所でデートしてみるのもおすすめです。

マリッジブルー2:毎日家事を行うことに面倒くささと不安を感じた

マリッジブルー2:毎日家事を行うことに面倒くささと不安を感じた

次に多く挙げられたブルーの内容が「毎日の家事に負担を感じる」というもの。特に「実家暮らしだったので家事らしい家事をしてこなかった」「彼がほとんど家事をしないタイプの人だった」というような意見が多く、自分一人で全ての家事を担当することになるのでは……と不安と重圧を感じる花嫁が多いよう。

私はこうして解消しました

先輩花嫁

【毎日料理を作ることにブルーを感じた私】
彼は毎食サラダとみそ汁が欲しいタイプなので、単純に料理が嫌いな私にとってはかなり面倒でした。なのでそのことを正直に伝えて彼にも食卓のメニューに関して理解してもらうようにしました。加えて、料理以外の家事に関しても話し合った後、彼が割と家事をやってくれるようになりました。(しろきちさん)

先輩花嫁

【適当に済ませられないことにブルーを感じた私】
一人暮らしだったときには適当に済ませていた家事も、彼と一緒に住むとなるとちゃんとしなくちゃいけないと思うシーンが多くてストレスを感じるように。このままじゃいけないと、彼と一緒の家でも手を抜けるときには手を抜くようにしつつ、事前に彼と話して「家事休暇デー」を定期的にもらえるようにしました。(ゆりさん)

臨床心理士ミナコ先生からのアドバイス

【ふたりが納得いく分担を】
今どき、家事を女性がひとりで担うのは時代に合いません。彼とふたりでよく相談して、お互いが納得いくように家事を分担しましょう。また、最初に決めた分担に執着せず、仕事や日常生活の変化に応じて柔軟に変容させていくのも大事です。

マリッジブルー3:収入額や金銭感覚の違いに不安を感じた

マリッジブルー3:収入額や金銭感覚の違いに不安を感じた

生活を共にしていくとなったとき、切っても切り離せないものの一つが「生活や将来に関するお金のやりくり」。相手のお金の使い方に違和感を感じたり、単純に収入額が少ないことに不安を感じた花嫁も。また、結婚が決まっていざ彼の貯蓄額を聞いてみると、貯蓄が全くなくてがくぜんとしたという声も。

私はこうして解消しました

先輩花嫁

【浪費癖がある彼にブルーを感じた私】
もともと浪費癖がある彼と、けちな私。彼の金遣いを見て口うるさくならないようにできるか不安でしたが、お小遣いの管理を家計簿アプリでさせるようにしたら、彼の浪費癖がかなり改善されました。(しろきちさん)

先輩花嫁

【節約できない彼にブルーを感じた私】
節約しようって言う割には、お昼ごはんにお弁当を持って行かないし、金額を気にせず外食を続ける彼。ですが「これはOK」「これはダメ」をしっかりと伝え続けたことで、彼の節約に対する意識が改善されました。(nさん)

先輩花嫁

【普段のお金の支払い方の違いにブルーを感じた私】
私はなるべくクレジットカードを使って支払いを済ませたい派で、彼は一切現金主義。結婚した後のお金の支払い方についてとことん納得するまで話し合い、お互いにここは折れてもいいという妥協点を見つけて解消しました。(まるちゃんさん)

臨床心理士ミナコ先生からのアドバイス

【彼の金銭感覚を正しく理解しつつ、今後のライフプランの話し合いを】
彼との金銭感覚が違うなと感じたのはどんなときか、一度考えてみてください。もしも高額なデート代ばかりが気になっているという場合には、実はあなたを満足させようと彼が頑張っているだけの可能性も。カジュアルデートを提案してみて、金銭感覚が本当に違うのか確認してみるのもおすすめです。また収入額が心配な場合は、彼を傷つけないように今後のライフプランを一緒に考えてみましょう。「5年後はどうなっていたい?」「10年後は?」という具合に具体的に話し合い、そのプランに必要なお金をどうやりくりしていくか相談するといいでしょう。

マリッジブルー4:自分の自由な時間がなくなることへの不安を感じた

マリッジブルー4:自分の自由な時間がなくなることへの不安を感じた

ひとりの時間を目いっぱい楽しんでいた花嫁から多く挙げられたのが「自由な時間がなくなること」への不安。「気軽に夜まで遊んだりしづらくなることを窮屈に感じた」「独身時代は好きなときに海外旅行へ行っていたけど、結婚したら彼の仕事の都合で旅行プランも決めるのかと思い、費用が高い連休にしか行けなくなるのではと悲しかった」など、諦めなくてはいけない……と少しの絶望を感じている様子。

私はこうして解消しました

先輩花嫁

【自由な時間の激減へ不満を感じていた私】
友人と会う機会が格段に減り、ごはんを作るために早めに帰らないといけなくなるんじゃないかと、結婚する前と後の生活をイメージすると、自由な時間のなさに不満を感じていました。ですが結婚してみると意外と自由な時間があり、今ではうまく自分の時間を楽しんでいます。(Y.Iさん)

先輩花嫁

【ひとりの時間がなくなることが不安だった私】
彼は割と常に一緒にいたいタイプなのですが、私はそこまでではなく、どちらかというとひとりの時間が欲しいタイプ。そのことを彼に正直に伝えたところ、今では私の機嫌を察して構わずにそっとしておいてくれることも多く、ひとりの時間も確保できています。(ちーさん)

臨床心理士ミナコ先生からのアドバイス

【我慢する必要なし。彼に正直な気持ちを伝えましょう】
ひとりの時間は、誰にとっても大切なものです。自分がどのくらいひとりの時間を持ちたいか、彼に丁寧に説明してふたりにとっての解決策を生み出しましょう。決して我慢する必要はありません。

マリッジブルー5:姓を変えることを考えると気分が沈む

姓を変えることに対して不安や、それを通り越して怒りを感じたという花嫁たちも。「姓を変更する手続きがとにかく煩雑で、どうして私だけがこんな思いをしなくてはいけないのかとイライラして彼に当たった」「旧姓が大好きだったので、何で私が変えないといけないのかと彼に怒りすら感じた」など、姓を変えることへの心の準備がそう簡単じゃない場合、どうすればいい?

臨床心理士ミナコ先生からのアドバイス

【少しでもあなたの歴史の名残を感じられる工夫を】
「喜んで彼の姓を名乗りたい!」と思えるくらいに彼を愛せていたら理想的ではありますが……。それとこれとは別ということも多いもの。最近では融通の利く職場も増えていますので、仕事上では旧姓を名乗り続けられるようにするなど、あなたの歴史の名残を大切にする工夫をしてみてはいかがでしょうか。

マリッジブルー6:彼の家族や親族とうまく付き合っていけるか不安

結婚はふたりだけのことではなく、家族を巻き込むもの。「毎日家族でLINEをするほど仲がいい彼の家族の中に、うまく入っていけるのか不安しかなかった」「お義母さんが我が強いタイプで、結婚した後に続く長い人生の中で我慢していけるのか不安だった」など、彼の家族との付き合い方に対して不安を感じることも。

臨床心理士ミナコ先生からのアドバイス

【穏やかな気持ちで上手に距離を取りましょう】
まずは彼の成育歴をじっくり聴きましょう。彼がどんな人生を送ってきたのか、幼少期の印象深い思い出など、和やかな雰囲気で語り合ってみて。生い立ちごと彼を愛するつもりで!それでももちろん、現実には彼の実家との関係は憂鬱(ゆううつ)になりがちです。そんなときには、彼にあなたの素直な気持ちを理解してもらって、上手に距離を保つのが吉。またこちらが苦手意識を持つと相手もネガティブな感情を持ちがちなので、穏やかに近づいてみましょう。

マリッジブルー7:彼と一生添い遂げられるのか漠然とした不安を感じる

最後に紹介するのは、何ともうまく説明しきれない「漠然とした不安」。「長年一緒にいると、互いに飽きて浮気するんじゃないかと不安になった 」「同居したてで悪いところがたくさん見えて、結婚してよかったのか不安になった」など、本当にこの人でいいのか、よかったのか?とモヤモヤしてしまう花嫁たちの不安はどう解消する?

臨床心理士ミナコ先生からのアドバイス

【今を大事に、ふたりが一緒になれた奇跡への感謝を】
基本的に、先のことを考えて不安になっても仕方ありません。「今」を大事にしましょう。大好きな彼と一緒にいられる奇跡への感謝を胸に毎日を過ごすことで、不安も消えていくかもしれません。

From 編集部

不安解消の鍵は、彼との素直なコミュニケーション

マリッジブルーを解消した先輩花嫁たちに共通するのは、彼と本音でしっかりと話し合ったこと。不安をひとりで抱えてモヤモヤせず、彼とオープンに話し合って、よりふたりが理想とする関係性を築いていってくださいね。

ミナコ先生
Profile

ミナコ先生 (石割美奈子さん)
えむ心理研究室 室長
(臨床心理士)

経歴:
東京国際大学大学院臨床心理学研究科博士課程前期修了(心理学修士) 

プロフィール詳細:
オンライン心理相談、家庭教師カウンセラー、スポーツメンタルコーチ、心理学関連記事の執筆・監修

結婚前のカップル、結婚後の夫婦関係・家族関係などに関する訪問支援やオンライン相談を行う。個人カウンセリングの他、対人関係上の相互作用を重視し、家族(親子)のコンサルティング、学校や職場での人間関係改善のためのコミュニケーショントレーニング等を積極的に取り入れている。

構成・文/島袋芙貴乃 イラスト/黒猫まな子
※記事内のデータおよびコメントは2021年11月に20~30代の既婚女性103人を対象にしたマクロミル調査、2021年10月に「ゼクシィ花嫁会」のメンバー94人が回答したアンケートによるものです
※掲載されている情報は2021年12月時点のものです

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