「確認しておけばよかった!」卒花が語る“ブライダルフェア”での失敗談
会場を検討する際に、ぜひチェックしておきたいのがブライダルフェア。でも、「取りあえず行ってみよう♪」という軽い気持ちで参加してしまうのは後悔のもと。「あのとき、確認しておけばよかった……」を防ぐために、卒花さんたちの失敗談からブライダルフェアを有意義に過ごすコツをつかみましょう!
【失敗談その1】「フェアの内容=基本プラン」じゃないの!?
基本プランの料理は質素すぎて、結局ランクアップをすることに……
フェアに参加し、会場内の見学や料理の試食をした後でもらう最初の見積り。「そんなに高くないかも!これなら安心」と思っていても、見積りは必要最低限&一番下のランクで記載されている場合も。
卒花・popoさんは「見積りに記載されていた料理内容では見た目が質素すぎたので、1人当たり2000円分ランクアップすることに」。その他にも、基本プランにあった写真撮影料は、カメラマンを指定したことで5万円の追加が発生したそう。「見積りに記載されている基本プランの内容は、どのくらいのレベルのものか、もらった段階で細かく確認すればよかったと思います」とpopoさん。
【教訓】基本プランの内容は“細かすぎる”くらいに確認して
「試食をしておいしかったからこの会場に決めた」というのはよく聞く話。ただし、試食会の料理=見積りの料理とは限らず、実はランクの高いコースという場合もある。またフェア会場を飾る華やかな装花が気に入って同じ内容でオーダーすると、追加料金が発生したというケースも少なくない。見積りに記載されている基本プランはどういった内容なのか、項目ごとに確認を!また、フェア内で気になるアイテムを見つけたときは、必ず「これは基本プランのものですか?」と、質問してみよう。
【失敗談その2】必要なアイテムが、全部見積りに入ってるわけじゃないの?
マストアイテムだと思っていた「集合写真」が見積りに含まれていなかった
みんなが頼みそうなマストアイテムは見積りに入っているもの!という思い込みにも落とし穴が……。
集合写真は結婚式のマストアイテムだし、親族全員分の焼き増しも用意するのが普通だから、当然見積りにも計上されていると思い込んでいた、卒花・ぷーさん。「後から、集合写真や親族分の焼き増し、六つ切り写真などが見積りに入っていないことに気付きました」。その他にも、親の着付け代や贈呈用の花束、アフターブーケも含まれていなかったため、後からオプションでオーダーすることに。
【教訓】みんなが頼むアイテムは、積極的に見積りへ盛り込むべし
フェアでもらう最初の見積りに、ふたりが必要なものが全て含まれているとは限らない。例えば模擬挙式のフラワーシャワーや、試食中に上映されたプロフィールビデオも、実はオプションという場合が多い。また親族の衣裳や写真の焼き増しなど、準備がある程度進まないと気付かないアイテムもあるので気を付けて。できれば見積りをもらう際に、「大半の人が頼むアイテムも盛り込んで出してください」と頼んでみよう。
【失敗談その3】持ち込みNG!?フェアのときにしっかり聞いておけば……
ドレスや引出物の持ち込みができないことを、後から知って大慌て!
ドレスや引出物など、持ち込みを検討する花嫁さんも。実は会場によって、持ち込みのルールはさまざま。
卒花・レイチェルさんが選んだ会場では、ドレスや引出物の持ち込みが不可。聞けば、会場提携のドレスショップは1店舗しかなく、しかもインポート専門店とのこと。「気に入るドレスがなかったらどうしよう。体形に合うものが見つかるかどうかも心配」と、選択肢が狭まってしまうことに焦りを感じたレイチェルさん。幸い、気に入ったドレスを見つけることができたものの、フェアの際に詳細を聞いておけばよかったと後悔。
【教訓】こだわりがある場合は、持ち込みの可否や金額も質問して
お気に入りのドレスを持ち込みたいと考えている人は、そもそも持ち込みが可能なのか、その場合はどのくらい料金が発生するのか、フェアの際に確認を。他にもフォトグラファーやブーケ、ギフトなども持ち込みを検討する人が多いアイテム。こだわりを持っていて、会場以外でもじっくり探したいと考えている人は、プランナーさんに聞いておこう。
【失敗談その4】ガーデンでの屋外演出。悪天候での対応を確認し忘れた!
楽しみにしていた演出が、まさかの雨でイメージと全く違うものに(涙)
ガーデンが素敵で決めた会場。あれこれ想像を膨らませて楽しみにしていたのに式当日はまさかの雨。「晴れの日のイメージしか描いていませんでした」と卒花・piiさん。予定していたのは、ガーデンからの披露宴入場やフラワーシャワー、集合写真の撮影など。みんなが会場と屋外を自由に行き来しながら楽しめるよう、バーカウンターも設置する予定だったけれど、全て室内で行うことに。
悪天候の際の演出を確認し忘れた人は、他にもちらほらいるよう。卒花・チナツさんからは「赤いじゅうたんの大階段とイルミネーションが素敵な会場で、お開きの後はそこでお見送りをする予定でしたが、あいにくの雨で叶いませんでした」という証言も。
【教訓】天候に左右される演出の場合は、悪天候時の対策も要確認!
ガーデンなど屋外を使う演出は、天候が悪いときの代替案も併せて聞いておくと安心。雨天や風の強い日だけでなく、真夏の炎天下や寒い冬の日など、季節によってはガーデン演出そのものが難しいことも。フェアの際には、そのあたりも含めて確認し、比較検討に役立てて。
【失敗談その5】ゲスト動線の確認漏れ。後から使い勝手が悪いことが発覚!
貸し切り会場なのに、トイレが違うフロアにあることが分かって後悔……
当日ゲストが心地よく過ごせるためにもゲストの動線確認は大切なポイント。でも、実際に自分の目で見なくて大丈夫?
「式当日は貸し切り使用ができ、1つの披露宴会場につきトイレも1つずつ用意しています」という条件が気に入って契約を決めた卒花・yucoさん。ただ、問題はその後。フェアでは全く気付かなかったが、後日改めて訪れた際にトイレが会場と違うフロアにあることが分かり、悩んでしまった。結局、「ゲストに不便な思いをさせてしまうのでは」とトイレの場所がどうしても気にかかって解約することを決意。
【教訓】ゲストが必ず使う場所は、忘れずにチェックしておこう
トイレは誰もが必ず使う場所。会場からの動線や距離のほか、人数が多い場合は個室の数も確認して。併せて更衣室やロッカー、控室の有無や場所もチェックしておきたい。また、高齢者や体の不自由なゲストがいる場合は、バリアフリー設備やエレベーターもマスト。チャペルや披露宴会場は見せてもらえても、細かい設備までは見学コースに入っていないことが多いので、気になる人はしっかり確認して帰ろう。
【失敗談その6】ブライズルームなど、ふたりが使う設備を確認し忘れた!
新郎新婦のお支度部屋が一緒で、ファーストミートを諦めることに……
ブライズルームでのお支度後、ファーストミートをしようと思っていたのに、新郎新婦がお支度する控室が一緒ということが発覚して演出計画があえなく消えた。「フェアに参加した時点では、まだファーストミートという演出を知らなかったということもありますが、最初にきちんと部屋を見せてもらえばよかったと思います」と卒花・せーなさん。せっかく楽しみにしていた素敵な演出なのに、式間際にできないことが分かってちょっとがっかり。
【教訓】やりたい演出のイメージは事前に持った状態で設備確認すべし
式が始まる前、ウエディングドレス姿で初めて新郎と対面する「ファーストミート」は、多くの花嫁の憧れの演出。ただし会場のレイアウトや時間の都合によってはブライズルームでしか叶えられない場合もあるので、予定している人は新郎新婦のお支度場所まで確認しておこう。他にもガーデンやプールなど、会場に備わっている施設や設備が全て使えるとは限らないので、どこまで使用可能なのか聞いておきたい。
ここを押さえれば大丈夫!
フェアで失敗しないためのチェックリスト
□Check1
フェアで見た内容が、基本プランに含まれるのかどうかを確認する
□Check2
見積りには含まれていない「必要な項目」があるかどうか尋ねてみる
□Check3
持ち込めるもの・持ち込めないものと、持ち込み料を確認する
□Check4
やりたい演出の可否、屋外演出では悪天候時の対策も聞いておく
□Check5
ゲストが使う設備は、動線もイメージしながら確認する
□Check6
したい演出を思い浮かべながら、会場の施設や設備を見ておく
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先輩花嫁の失敗から得た教訓を基に、ブライダルフェアでは上記のポイントを聞いてみましょう!
From 編集部
教訓を参考に、有意義なブライダルフェアにしよう
参加するだけでも楽しいブライダルフェアだけど、せっかく行くからには知りたい情報をきちんと押さえて、会場選びに役立てたいもの。「あのとき、ここもちゃんと確認しておけばよかった!」と後悔しないよう、花嫁たちの失敗談から導き出した教訓をぜひ参考にしてくださいね。
取材・文/南 慈子 イラスト/沼田光太郎 構成/間宮 愛(編集部)
※記事内のデータならびにコメントは2021年10月に「ゼクシィ花嫁会」のメンバー70人が回答したアンケートによるものです
※掲載されている情報は2021年12月時点のものです
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