[全文掲載] 花嫁の手紙vol.9~パートナーである夫へ感謝とお願いを伝える~
花嫁が親や家族への思いをつづった手紙を読む「花嫁の手紙」は、結婚式の定番演出。普段言えなかった素直な気持ちを伝えられる良い機会ですが、何をどう書いていいかわからない……なんて悩む花嫁さんもいるのでは?
そこで卒花の実例から、あなたが花嫁の手紙を書くためのヒントやコツを見つけてみませんか?
「結婚式だから、彼にサプライズをしたいと思いました」
今回ご紹介するのは、Sayakaさんのお手紙。彼へのサプライズとして、花嫁の手紙を読み、「Open When…(…なときに開けてね)」のOpen When Lettersと共に送りました。
【基本DATA】
■2020年10月挙式(Elegante Vita)
■招待ゲスト数…50名(友人、職場関係)
■花嫁の手紙を書き始めた時期…挙式当日(手紙)、式1週間前(Open When Letters)
■花嫁の手紙を書くのに要した時間…約3時間
■事前練習の有無…有
■挙式で花嫁の手紙を読んだ時間…5分
Sayakaさんの「花嫁の手紙」
【GOODポイント&感動ポイント】
2000組以上のウエディングをサポートし、多くの花嫁さんから「花嫁の手紙」の相談を受けている、ウエディングプロデューサーの澤さんにコメントを頂きました。
彼とより良い関係を築いていきたい思いが伝わりGOOD!
いつでも寄り添ってくれて、これから共に歩んでいく一番大切な相手に対して読まれた手紙。
お手紙からは、ありのままで支え合っている新郎新婦の姿が伝わってきました。
【A】では、出会った頃のエピソードが書かれています。ただ隣にいて寄り添ってくれる新郎の人柄と、素のままでいられる関係性が素敵だと思いました。
【B】では、新郎への要望が書かれています。より良い関係を築くためのお願いを結婚式の場で伝えるのはGOODですね。新郎さまも素直に受け取ってくださると思います。
結びの4行からは共に歩んでいくという新婦さまの思いが伝わり、頼もしく感じました。(澤さん)
花嫁の手紙「書いてどうだった?」「受け取ってどうだった?」
今回のお手紙を書いたSayakaさんと、新郎Aさんにお話を伺いました。
新郎へ手紙を読んだのはなぜ?
勝手に「結婚式といえばサプライズでしょ」と思っていたので、プランナーさんにどんなサプライズができそうか相談しました。そのときにOpen When Lettersというものを教えてもらい、花嫁の手紙と共に送ることにしました。「夫のお母さんからも手紙がもらえたらちょっと感動的かも」と思い、夫のお母さんの手紙も用意し、司会の方に代読してもらいました。
手紙を読んでどうでしたか?
記念日に夫へ手紙を書くことはありますが、人前で読み上げる機会はなかったのでいい思い出になりました。予想通り夫は全く一連のサプライズに気付いていなかったので、大成功でした(笑)。
苦労&工夫したポイントは?
サプライズで夫へ手紙を書くことを2週間前くらいに決めたので、そこから何を書けば良いかなかなか決まらずちょっと焦りました。夫への花嫁の手紙ってネット上に参考とするものがあまりなかったので、ゲストの方に引かれないよう、なんとなくふたりの結婚までのことを感じてもらえたりしたら良いなと思って書きました。
後輩花嫁さんにアドバイスを
多様化が進んでいるので、花嫁の手紙を新郎宛てに書いてみるのは良いのではと思います。特に付き合いが長い方や日頃言葉が足りていないなと思う方は、こういう機会に言葉にして伝えてみては。
手紙の内容は、式で大事にしたいことやイメージしている雰囲気を意識して考えると良いと思います。
私はアットホームでリラックスした感じにしたかったので、夫に伝わるだけでなくゲストにも笑ってもらえるような話を少し挟みました。
お手紙を受け取った新郎より
手紙を読まれたときは、まず「いつの間に!?」という感じでサプライズに驚きました。手紙で、出会ってからの思いを聞いたり、今の素直な気持ちを聞いたりして、自分のことを本当に大事に思ってくれてるんだなとすごく嬉しい気持ちと、結婚して良かったなとあらためて思いました。とにかく今まで経験したことないくらいの感動だったので、必死に涙をこらえながら聴いてました。結局は泣いちゃいましたが(笑)
From 編集部
「新郎への手紙」というサプライズに、新郎も大喜び!
新婦Sayakaさんは、新郎へのサプライズとして、「花嫁の手紙」「Open When Letters」「新郎母からの手紙」を用意しました。Open When Lettersでは、「けんかしたとき」「挙式当日に受けた資格試験に合格したとき」「どちらかが病気になったとき」「あらためて相手のことが大事だと思ったとき」など5通の手紙を用意したそう。
結婚式という場で、これからも近くで支え合うパートナーである新郎に手紙を書いてみてはどうでしょうか。要望やお願い事を書いても、結婚式という場だからこそ彼も素直に聞いてくれるかも。
澤 智子さん
株式会社NEO FLAG.
ウエディングプロデューサー
ウエディング歴17年で通算2000組以上のカップルをプランナーや司会者としてサポート。
花嫁より、手紙の相談をされることが多く、親やゲストにしっかり伝わる手紙の書き方をアドバイスしている。
構成・文/RIE☆ D/ロンディーネ
※掲載されている情報は2021年11月時点のものです
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