顔合わせ食事会の服装「父親・母親は何を着た？」卒花SNAP９

顔合わせ=両家が集まって婚約を祝い、親睦を深める重要な機会。いざ集まったときに両家親の服装がバラバラだと、「格が違う」とショックを受けたり、相手のことを考えていなかったようで気まずくなることも。両家がバランスのいい服装で集まることは、顔合わせを楽しみ、成功させるために欠かせない準備＆マナーだと知っておきましょう。親の希望、会場の雰囲気や顔触れ、季節など、条件によってもふさわしい服装はが変わってくるので注意が必要です。

「初めて会うのだから、場所も服装も格式を大切に」「結納も兼ねてしっかり顔合わせを行いたい」というときに好まれるのが「きちんとフォーマル」スタイル。父は新郎と同様、ダークスーツでネクタイ着用。新婦が振り袖なら母は和装でもいいし、スーツやワンピースでもＯＫ。会場の雰囲気にも合わせつつ、和洋の正装から好みで選んで。

【Case１】父はスーツにネクタイ着用、母は訪問着、ロングワンピースで

親同士が初対面で「結納はしなくてもいいが、顔合わせ食事会はフォーマルにしたい」と両家の意見が一致。「服装は新婦側に合わせる」という新郎側の申し出もあり、「私は振り袖、母も着物を着る予定」と、早いタイミングで新婦から新郎へ伝えていた。場所は高級ホテルの和食料理店の個室に。新婦側の母と娘が最上級の正装なので、男性は全員スーツ姿でネクタイを着用。新郎母もスカート丈の長いフォーマルなワンピースを選び、格を揃えてくれた。

花嫁voice

私の振り袖、母の着物に合わせ、彼のお母さんもフォーマルな洋装を選んでくれ、バランスもばっちりでした。母から受け継いだ振り袖を最後に着ることができ、両家とも華やかな雰囲気を楽しみながら仲良くなれて、嬉しかったです。(茜さん)

【Case２】父はダークスーツにネクタイ、母はジャケット付きワンピース

母の勧めで新婦は振り袖を着ることに。父母の服装選びの参考にしたのは、新郎兄が前の年に行っていた顔合わせ。男性はダークスーツとネクタイ、母はジャケット付きワンピースで雰囲気が揃っていて素敵だったので、その写真を見ながら両家で合わせることに。どちらの実家も遠方だったので、親はラクな服装で移動して前泊。翌日、フォーマルな服に着替えて参加してもらった。

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彼の実家側にきょうだいの顔合わせの経験があったので、両家父母の服装もそれをベースにふたりが決定。写真をシェアしながら伝えたら、わかりやすくて喜ばれました。ふたりがリードしたので、親を混乱させずに済み、よかったです。(むーさん)

【Case３】父はダークスーツにネクタイ、母はセットアップスーツ

両家親に相談したところ「顔合わせ食事会の中で略式結納も行いたい」という希望が。仲居さんが進行などを執り行ってくれる和食料理店の個室を選び、洋装のフォーマルで揃えることに。男性は全員ダークスーツに落ち着いた色のネクタイ着用と伝え、新婦は露出の少ない落ち着いた大人ピンクのワンピース、新婦母は黒×グレーのセットアップスーツで品よく揃えた。

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けじめとして「結納」を行うので「フォーマル」な洋装に。両家の父と新郎のスーツやネクタイの色をダーク系、母もモノトーンにしたら、写真を撮ったときに、私のワンピース姿が引き立ちました。当日はあいにくの雪だったのですが、洋装だったので移動もラクで助かりました。(きぃさん)

「堅苦し過ぎるのは苦手だけど、会場も服装も、きちんと感は欲しい」という場合に、多く選ばれているのが「ゆるめフォーマル」スタイル。父はスーツを着るけれどノータイ、母はドレッシー過ぎないきちんと感のあるスーツやワンピースで揃えるケースが多いよう。

【Case４】父はスーツでノータイ、母はダークワンピ+明るい羽織り物で

結婚式を挙げる会場の下見を兼ねて、会場レストランの個室で顔合わせを。男性はシンプルなスーツにしたが、堅くなり過ぎないようネクタイは新郎のみに。女性はワンピース姿で揃えることに。言葉で伝えてもわかりにくいと思ったので、新婦が事前にゼクシィアプリでイメージに合う写真を検索し、新婦は自分の親、新郎経由で彼の親に送り、見て確かめてもらった。当日、偶然にも両家母は落ち着いた色みのワンピ＆明るい色の羽織り物着用で、写真映えも◎。

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お手本となる画像を送ったので親を悩ませずに済み、私も安心して当日を迎えられました。初対面でも服装が揃っていると一体感を感じられ、食事や歓談も和やかに。両家並んだときもバランスがよく、息の合った写真が撮れたのもよかったです。(くーさん)

【Case５】父はダークスーツでノータイ、母はセレモニースーツ

地元のフレンチレストランでランチタイムに顔合わせ。男性はスーツで、新郎だけきちんと感を出すためネクタイ着用とすんなり決定。新婦はワンピースを着ることにしたが、迷ったのは両家母。新郎新婦それぞれが「このお店でやるけれど、服装はどうする？」と自分の母に相談したところ、新婦母が入学式に着たセレモニースーツを着る案が浮上。新郎に写真を送り、新郎母に見てもらったら「うちもあるから合わせます」ということに。

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事前に新郎新婦がランチを食べに行き、個室の雰囲気、席配置なども確認した上で予約。「フォーマル過ぎず、カジュアル過ぎず」と店の雰囲気がわかっていたので、両家親の間に入って相談がしやすかったと思います。私はワンピース、妹はブラウスなどを新調しましたが、他の家族は手持ちの服を活用できたのもよかったです。(ハルカさん)

【Case６】父はスーツでタイ着用は自由、母はワンピースとスーツ

「居酒屋などでカジュアルに」が両家親の希望だったが、新婦が「最後に振り袖を着たい」と頼み、場所も服装もフォーマルに寄せることに。とはいえ、完全に振り袖に格を合わせると堅過ぎると思い、「ラフ過ぎなければＯＫ。事前に相手の親に確認する」を服装決めのルールに。新婦親はデザインや色に遊び心のあるシックな色のワンピースやスーツを着用。新郎父がノーネクタイ希望だったので、前もって新婦親に「失礼ではないか？」と確かめ、快諾を得た上で、顔合わせ当日を迎えた。

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カジュアルな顔合わせを希望していた両家親も、振り袖を着ることには大賛成。きれいめカジュアルでも振り袖でも、両方しっくりくる素敵なレストランを選びました。親には負担を掛けたくなかったので、事前にお店の雰囲気を伝え、両家の親の服装の希望を最優先に。「ノータイでも構わない」と確認し合っていたので、全員が無理せずリラックスして楽しめました。(ちほひわさん)

「フォーマルではなく、上品＆おしゃれな服装で顔合わせをしたい」ときに好まれるのが、「カジュアルエレガンス」と呼ばれるスタイル。レストランなどのドレスコードでも使われることが多く、ワンピースほか、パンツスタイルや、トレンドを程よく取り入れた服など、品が良く会場の雰囲気に合えば、自由度高く選べる。コーディネートを考えたり、選ぶのが難しいという声もあるが、遠方から移動してすぐ集まる場合や、おしゃれが好きな親にお勧め。

【Case７】父は明るいシャツとジャケット、母もおしゃれなトレンド服で

両家の中間地点にある東京に集まってもらい、高級ホテルのレストランの個室で顔合わせ食事会を。ドレスコードが「カジュアルエレガンス」だったので、イメージが湧くようなネット記事や写真を送り、両家の家族で共有。当日、両家の父の服装は、白または色付きのシャツにジャケットを羽織り、ネクタイはなし。新婦母はフリルがアクセントのモノトーンのトップスにスカートの組み合わせ。来られなかった新郎母も白のブラウスにお気に入りのネックレスを合わせ、タブレットの画面越しで参加してもらった。

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顔合わせ食事会は、気兼ねなくおしゃれを楽しむチャンス。私も母も何を着るか迷いましたが、一緒に考えたり選んだりする時間がとても楽しかったです。父二人の装いも素敵だったし、きょうだいも自分らしい服装で来てくれ、楽しく華やかに。みんながビシッとおしゃれをして集まることで「特別な場なんだ」と認識でき、思い出深い時間を過ごすことができました。(Yukieさん)

「フォーマルやよそいきの服だと緊張する。いつも通りに会いたい」と両家が一致したときに選ばれる服装が、「ラクちんカジュアル」。つまり普段着だが、顔合わせなので「きれい目」＆「清潔感」を意識するのがポイントに。地元同士で付き合いが長かったり、きょうだいや子どもの参加が多いカップル、実家などでくつろいで顔合わせをしたいカップルに人気。

【Case８】父はチェックの半袖、母は動きやすいカジュアルコーデ

結婚あいさつ時に新郎母も新婦実家を訪れたので、親同士面識あり。新婦父も新郎もなじみのある地元寿司店で、きょうだいも呼んでにぎやかな顔合わせ食事会をすることに。「夏だし、近所だし、ラフ過ぎない普段着でいいよね」とお互いが実家に帰ったときに親に確認し、ＯＫをもらって家族全員にシェア。新婦がどんな服装で行くかを伝えたら、両家母もそれに雰囲気の合う普段着をチョイス。新婦父やきょうだいもお気に入りのきれい目普段着で参加してくれた。

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親もきょうだいも全員が普段着で、地元のなじみの店に集まったので、堅苦しさは一切なし。話が弾むか心配でしたが、家族全員のプロフィールやなれそめを紹介した顔合わせのしおりを配って見てもらったらすぐに打ち解け、楽しい時間を過ごせました。親同士もくつろいで、子どもなしでも盛り上がっていたのが嬉しかったです。(智枝さん)

【Case９】父はピンクの半袖シャツ、母はきれい目の普段着で

新郎新婦の実家は車で10分の距離。新郎の知人経営の地元の懐石料理店なら融通が利き、普段着でくつろいで食事会ができると聞き、両家親と相談したら「普段着がいい」と意見が一致。新郎新婦が当日着る予定の服装を話し、新郎父はピンクの襟付き半袖シャツにスラックス、母も花柄ブラウスにスカートなど、少しおしゃれな普段着で来てもらった。

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「顔合わせ」と聞くとどうしても緊張してしまいますが、「懐石料理屋さんだけど、普段着で集まろう」と伝えたら、親も気がラクになったようです。お気に入りの普段着だったので、いつものように気張らずかしこまらずに過ごせました。くつろいでおいしい料理を食べると会話も弾み、両家の親睦が深まったので、やってよかったです。(あむさん)

構成・文／笠原恭子
※記事内のデータならびにコメントは2021年7月に「ゼクシィ花嫁会」のメンバー80人が回答したアンケートによるものです。
※掲載されている情報は2021年9月時点のものです。

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