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ジュエリー
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男性の「結婚指輪の3大後悔」どう回避する?ジュエリー専門家が解説

アクセサリーを着け慣れていない男性にとって、結婚指輪選びは難しいものです。選び方が分からなくて、あまり吟味せずに選んでしまい後悔している男性も多いんです。そこで今回は、男性の結婚指輪選びでよくささやかれる3大後悔について、ジュエリーコーディネーターの小俣友里さんに回避法を聞いてみました。

男性のあるある後悔1
「サイズがゆるすぎた……」

サイズ ゆるい

後悔の声で一番よく聞くのがサイズについて。中でも「ゆるすぎた」と後悔している人が多く、ジュエリーコーディネーターの小俣さんによれば、「ゆるくてなくすのが怖く、お風呂の時に外してそのまま紛失した」「気が付いたら外れてなくなっていた」など、特にゆるすぎて紛失してしまったという声が多いとのこと。

指輪を着け慣れていない男性は、指輪が外れても気が付きにくかったり、また、ゆるさが気になり外してしまったりと、女性以上にサイズがゆるすぎることがマイナスポイントになっています。

どう回避する?

日、時間を変ええて入念に試着することが大切!
小俣さん

ぴったりのサイズを選ぶために、購入前に日時を変えて何度か指輪の試着をするのがおすすめ。「むくみ」によってサイズが変わるので、できれば日も変えて朝、夕方での試着が望ましいです。また、個人差はありますが、夏と冬でも指の太さは若干(0.5~1号)変わります。夏に購入し、冬になったらゆるく感じるという方も多いので、夏は「少しきついかな?」冬は「少しゆるいかな?」くらいで選ぶのがおすすめ。(小俣さん)

逆に「きつすぎた」という後悔の声も

ゆるすぎるとは逆に「きつすぎる」のも後悔につながります。試着をした時に少しきついと感じたらその場では無理して選ばずに、日と時間を変えて試着してみてください。それでもきつければサイズを変えた方がよいでしょう。もし買った後に「むくみ」がひどくてきついと感じた日は無理して着けずに、チェーンに通してペンダントにするなどの工夫も必要です。(小俣さん)

男性のあるある後悔2
「デザインがシンプルすぎた……」

シンプルすぎ

男性が好む結婚指輪の一番人気は「シンプルなデザイン」。でもシンプルすぎたと後悔している人も少なくありません。小俣さんに聞くと「こだわりがなく、一番シンプルなデザインを選んでしまった」「彼女の指輪重視で決めたので、自分は一番リーズナブルでシンプルなリングを選んでしまった」など、あまり意思がなく指輪を決めて後悔する男性も多いとのこと。

結婚指輪に詳しくなく、シンプルなら大丈夫だろうと深く考えずに選んだけど、もっといろいろ見てちゃんと選べばよかったと思っている男性も多いようです。

どう回避する?

シンプルの中にも、こだわりポイントをプラスすると◎
小俣さん

シンプルだけど、ほんの少しこだわりを感じるデザインが◎。例えば、幅や形状(甲丸、平甲丸など)、素材にこだわるだけでも違います。手の大きさ、指の太さや形によっても似合うデザインが変わるので、しっかりと鏡を見て、指や体形とのバランスを考えて選びましょう。ふたりの指輪を重ねるとハートマークの刻印になる、指輪の裏側に誕生石や好きな言葉を入れるなど、見えない部分にこだわってみるのもいいですね。(小俣さん)

逆に「個性的すぎた」という後悔の声も

太すぎたり個性的すぎたりして、着けるシーンに制限が出るほど存在感のあるデザインも後悔しやすいので注意が必要です。また「洋服の好みが変わり、デザインが合わなくて違和感を感じる」など、自分の嗜好(しこう)が変わり選んだ指輪を後悔しているという声も多く聞かれるので、一時的な感情ではなく、年齢を重ねた自分の姿にも合うかイメージして選ぶのが正解です。(小俣さん)

男性のあるある後悔3
「指輪の角が隣の指に当たって痛い……」

角痛い

結婚指輪に大切な着け心地。男性の方が買った後に着け心地で後悔することが多く、特に隣の指に指輪の角が当たるのが気になるという声が多いと小俣さんは言います。

そもそも「着け心地」も結婚指輪選びでは重要だということを知らない男性は、見た目の格好良さだけで指輪を選ぶ人も多く、「デザインに引かれて、エッジの効いたシャープな形のものを選んで失敗した」など、後で着け心地が悪くて後悔するというケースが目立つそうです。また最近では、ネット通販で試着せずに購入して後悔したという声も。

どう回避する?

いろんな指輪を試着して、自分に合った着け心地を知ることが大事!
小俣さん

まずは試着してみて違和感がないか、当たって痛い所がないかを入念に確かめてください。自分の好みではないデザインの指輪も、一度試着して着け心地の違いを比べてみることが大切です。デザイン違いの指輪を試着することで、自分の手により合う指輪が分かります。エッジの効いたリングや幅広リングは見た目には格好いいのですが、特に普段指輪を着け慣れない方は違和感を感じやすいので、選ぶ時には注意が必要です。(小俣さん)

「もっと指なじみの良い指輪にすれば良かった」の声も

購入後に「指なじみ」を気にする声もよく耳にします。指なじみは人それぞれなので、いろいろ試着をして自分の指にしっくりくる形を見つけてみてください。指輪の内側の角を丸く削った内甲丸のリングは指なじみが良いと言われているので、一度試してみるのもおすすめ。また、指の付け根は左右で高さが違うため、その形に合うウエーブのかかったリングも指なじみが良い形状と言えます。(小俣さん)

From 編集部

ずっと着けていられる指輪選びが大切です

毎日身に着ける結婚指輪なのに、買ってから後悔するなんて残念すぎますよね。特に男性は、違和感を感じると身に着けなくなってしまう人もいるので、自分に合った指輪を慎重に選んでほしいと思います。男性は比較的こだわりが少ない人が多いので、後で後悔しないように、この記事のアドバイスを参考に、一緒に彼にぴったりの結婚指輪を探してください。

小俣有里
Profile

小俣友里さん ジュエリーコーディネーター

難関のジュエリーコーディネーター1級の資格を持ち、ジュエリーリフォーム専門の「ラトレイユ」の代表として活躍。ジュエリーのリフォームや修理はもちろん、オーダーメイドジュエリーも手掛けている。

取材・文/富谷留美子 イラスト/林田秀一 構成/紺矢里菜(編集部)
※掲載されている情報は2021年8月時点のものです

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