[いくら?いつ?どうやって?]結婚式の“支払い”でよくある疑問15
「結婚式のお金って、いつどんな方法でいくら支払えばいいの?」。今回は、そんな悩める花嫁さんの声を基に、結婚式の支払いにまつわるさまざまな疑問を集めてみました。中でもみんなが気になるポイントは「金額」「方法」「タイミング」の3つ。大きなお金が動くだけに、不安があればその都度会場に確認し、無理のない支払いプランを立てましょう。
「支払い金額」の疑問
アンケートで目立ったのは見積りに関する疑問や不安。特に詳細が固まっていない初期段階の見積りから、最終的にどのくらい金額がアップするんだろうという声が多く聞かれました。何が原因で見積りが上がっていくのかがイメージできず、不安を覚えた人も。見積りの中身やランクは会場によってまちまちですが、ふたを開けてみると「最初の見積りにない項目が加わった」「ランクを上げたら金額もアップした」「人数の増減に伴って支払い額が大きく変化した」と感じた人が多いようです。
なお、支払いは会場以外にも発生する可能性があります。例えばドレスや引出物を会場以外のショップなどで手配する場合は、その分の費用や会場への持ち込み料なども必要に。手作りする場合には材料費が発生します。ゲストのお車代やお礼など「見積りに入ってこないお金」の存在もお忘れなく。
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【そもそも何にいくらかかるの?】
最初に見積りをもらった段階では結婚式のお金に関する知識が浅かったため、何にいくら必要なのかがいまひとつ不明。疑問を残さないよう、打ち合わせのたびにプランナーさんに質問しました。(みずきさん)
【見積りに入っていないものもある?】
見積りが平均より高いのか低いのか、必要なものがちゃんと含まれているのか、全く見当がつかず不安に。結局、贈呈用の花束や記念写真、焼き増し代などが後から追加され、総額が上がってしまいました。(ぷーさん)
【この見積り金額で、どんな式が挙げられる!?】
初回の見積り内容では、実際にどの程度の式が挙げられるのか具体的なイメージが湧かず。結果的に料理や装花などを基本のものからグレードアップすることになって、当初より100万円近く総額が上がってしまいました。(なっちゃんさん)
【ゲスト数によってどのくらい総額に差が出るの?】
ゲスト数が確定しない段階で会場を決めたため、最少と最大でどのくらい金額に差が出るのか不安でした。結局は予想していたよりも出席者が多くなりましたが、念のために最大数で見積もってもらっていて正解でした。(はるかさん)
【人数が変更になる恐れが。どうすればいい?】
ゲストの出席が流動的で、万が一欠席者が出たらキャンセル料がかかるのではと気になっていました。会場に確認したところ、人数の確定は式の1週間前までOKで、その後の変更は全額請求とのこと。前もって聞いておいてよかったです。(さぁりんごさん)
「支払い方法」の疑問
会場への支払い方法に悩んだ人も多く、特に気になっているのはクレジットカードでの支払いが可能かどうかという点。ふたりの貯蓄や親からの援助金だけでは心もとないという場合は、式後に引き落とし日がやってくるカード払いだと安心ですが、実際には「支払い方法は現金のみ」という会場も少なくありません。
カード払いがOKの場合でも、「内金だけは現金で」というケースもあります。契約書にもその旨が明記されているので忘れずに確認しておきましょう。カードが使用できる場合は「限度額」を一時的に上げてもらえるかどうか、カード会社への確認と申請も必要です。
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【支払いにクレジットカードを使える?】
クレジットカードで全額支払えるかどうかを会場に確認しました。カード会社には「結婚式のため」と伝えて限度額を一時的に上げてもらい、さらにポイントもたまって一石二鳥です。(rieさん)
【会費制の支払いってどうすればいいの?】
会費制結婚式の支払いの仕組みがよく分かりませんでしたが、プランナーさんに確認したところ、会費と自己負担額をきちんと分けて提示してもらえて納得!(渡辺美紗さん)
【私のカードで何百万円も払えるもの?】
自分のクレジットカードで結婚式の高額な費用を払えるかどうか不安だったので、いったん限度額の高い彼のカードで全額支払ってもらい、自分の負担分を現金で返すことにしました。(田村 茜さん)
【内金はカード払いできたのに、残金は現金のみ!?】
内金はクレジットカードで支払うことができたので、残金も当然カードが使えるものと思っていましたが、なんと現金のみとのこと。慌てて銀行や郵便局を回り、貯蓄をかき集めました。(岡田伶実さん)
【ブライダルローンを利用できる?】
貯蓄で賄えない金額になると困るので、ブライダルローンを検討。プランナーさんに相談したところローンを組めることが分かったので、内金と中間金(初回払い)以外の支払いはローンを利用することにしました。(ありぴさん)
「支払いタイミング」の疑問
最後に会場への支払いのタイミング。アンケートでは「ご祝儀で支払いたいので、後払いが可能かどうか知りたかった」という回答が見受けられました。こちらも会場ごとにいつ支払えばいいのかが決まっていて、基本的にはルールに従わなくてはいけません。多くの会場では契約時に5万~20万円程度の「内金」を支払い、残金を式前もしくは式後に支払う仕組みです。中には「中間金」として最終支払いの前に総額の一部を求められる会場もあります。それぞれいつ・いくら支払えばいいのかを把握しておきましょう。
また、事情によってキャンセルや延期を余儀なくされたときの費用も確認しておくと安心。ほとんどの会場では「式の何日前までのキャンセルは総額の○%」というように、細かく金額が定められています。ただしコロナ下での延期やキャンセルについては特別措置が設けられることもあるので、その都度状況を確認しながら進めてください。
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【まさか、後払いは不可能?】
ご祝儀を支払いに充てたくて、見学時に相談してOKをもらっていたのですが、契約書を見ると“後払い不可”になっていてびっくり。慌てて確認すると、「おふたりは特別にご対応いたします」とのこと。当日バタバタしそうなので結局前払いにしましたが、事前に確認していたので安心して式を迎えられました。(むーさん)
【“後払い”って、結局いつ払えばいいの?】
私たちの会場では式の1カ月前に総額の半分、残りを式後に支払うシステム。ただ式後といっても何日以内に振り込めばいいのか分かりませんでした。ちなみに式が終わって10日目くらいに振込用紙が届き、1カ月以内に支払いが完了しました。(ゆいさん)
【カードなら無理なく支払えそうだけど……】
支払いが式の前なのか後なのかによって計画が変わってきます。私たちは内金のみ現金で、後はクレジットカードでもOKでした。引き落としもご祝儀を頂いた後だったので、金銭的にも精神的にも不安にならずに済みました。(miyabiさん)
【式当日に発生したお金はいつ払うの?】
追加のドリンク代など「式当日に発生した分」を支払うタイミングが不明でした。私たちの場合は式当日に請求書をもらい、後日支払うシステムでした。(ありぴさん)
【払えない!でも前払いしか選択肢がない場合は?】
前払いの会場でしたが、貯蓄で賄うのが難しかったため後払いが可能か相談を。結果的に原則は変えられませんでしたが、利息なしのブライダルローンを利用することができたため、何とか無事に支払いを終えることができました。(Renaさん)
From 編集部
支払いについては契約前に必ず確認を!
皆さんの疑問、少しは解消されましたか?せっかく「こんな式がしたい!」という夢があっても、支払いに関して不安を抱えたままでは落ち着いて準備に臨めませんよね。例えば「現金で前払い」というように契約書に明記されていても、相談することで柔軟に対応してもらえる場合もあります。ふたりの状況や希望に応じた支払いができるかどうか、契約前にきちんと確認しておくと安心です。
文/南 慈子 イラスト/山崎のぶこ D/ロンディーネ 構成/紺矢里菜(編集部)
※記事内のコメントは2021年3月に「ゼクシィ花嫁会」のメンバー66人が回答したアンケートによるものです
※掲載されている情報は2021年5月時点のものです
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