卒花184人が回答!結婚式の「BGM」どう決めた?避けるべき曲って?
BGMは式の雰囲気を左右する大事な要素だとはわかっているけれど「何から決めていいかわからない」「どういう決め方をしたらいいの?」と迷っている花嫁さん必見。今回はそんなBGMの決め方を、卒花たちとウエディングのプロがしっかりレクチャーしていきます。
まずは、教えてくれるプランナーさんをご紹介!
岡村奈奈さん’s プロフィール
音大卒。婚礼施設勤務を経て2005年にフリープランナーに。ふたりらしいウエディングを叶える、カウンセリング型のプロデュースに定評がある。音楽と結婚式、2つの専門分野を生かし、結婚式のBGMへの見識も深い。執筆・監修、メディア出演と幅広く活躍中。
【質問1】まずは何から決めればいい?
BGMは、会場装飾の色合いや装花のように「トータルコーディネート」や「コンセプト」を意識すると、選択肢を絞れるので、曲数を集めるのがスムーズに。まず初めは、ふたりのウエディングのテーマソングになるような1曲を決めると、その後のイメージが広がりやすくなります。(岡本奈奈さん)
ここでは卒花たちの決め方TOP4もご紹介するので、ぜひ参考にしてみて。
まずはWEBでリサーチ!(28%)
まずはインターネットで検索してみたという卒花たちが約30%。BGM選びは初めての人も多く、どんな曲にすればよいか迷ってしまうもの。一度WEB検索でウエディングソングの定番や、人気の曲を聞いてみると、おおよそのシーンのイメージがつかみやすく、その後の進め方もスムーズに。
卒花VOICE
まずは【結婚式 曲】で検索。サイトに載っていた曲を彼と一緒に聞いてみて決めました。(ゆーさん)
結婚式で人気がある曲を検索して、どの場面にどの曲が合うか話し合って決定。(たまやんさん)
式のシーン別に検索。各シーンにどの曲が合うか、イメージしながら決めていきました。(チーズケーキさん)
【結婚式 曲 人気】で検索し、その中から好みの曲と、それとは別に自分の好きな曲も入れ込みました。(ののさん)
【結婚式 BGM】でWEB検索。まとめサイトから曲をリストアップし、曲を全部聴いて気に入ったものに決定。(あんこさん)
まずは会場の曲リストからリサーチ!(21%)
会場のBGMリストを参考にしたという卒花も20%ほど。音楽にあまり詳しくなかったり、時間がないという場合には、まずは会場のリストを見せてもらうのがおすすめ。好きな曲や思い出の曲といっても、すべてのシーンでバランス良く選曲するのはなかなか大変なので、プランナーさんに相談し、アドバイスをもらうのも◎。
卒花VOICE
BGMを自分たちで一から考えるのは難しかったので、まずは会場からもらった一覧を参考にしました。(新米ママさん)
多くの曲から自分たちで絞りきれる自信がなく、会場おすすめの王道の曲からなるべくスピーディーにチョイス。(kohさん)
どんな曲にするかのイメージが全く湧かず……。参考に会場のリストを見て、その中から決定。(まろんさん)
ISUM(音楽特定利用促進機構)に登録されているBGMしか使えないとのことだったので、会場が持っているという曲リストから選ぶようにしました。(MOMOさん)
音楽に詳しくなく、こだわりがそんなになかったので、会場にあるリストの中から決めたのでスムーズでした。(みーさん)
まずはテーマを決めた!(11%)
まずは全体のイメージやテーマを決めたというカップルが2割弱。「しっとり大人っぽく」「とにかく楽しいHAPPY感」など希望の雰囲気で決めたり、「海」「夏っぽさ」など挙式の季節をテーマにしてもOK。まずはふたりが同じテーマを共有することで選択肢が絞られるので、選曲もスムーズになります。
卒花VOICE
沖縄が大好きだったので、沖縄の曲や沖縄っぽい楽曲から探し始めました。(junさん)
結婚式のテーマが「想いやり」だったので、それにちなんだ歌などを絞っていった。(なぴさん)
世界遺産のお城で結婚式をあげる予定だったので、大河の曲にしようと決めた。(うまっこさん)
まずは入れたい曲をリストアップ!(8%)
最初は、曲のリストアップから始めたという先輩たちも多い。いざ決めるタイミングになって焦ることがないよう、事前にどんな曲を使いたいのか、お互いに好きな曲や思い出の曲をリストアップだけでもしておくのが◎。ピックアップの際には、ジャンルにとらわれすぎず洋楽、邦楽、インストゥルメンタルなど、さまざまなジャンルから幅広く集めておくのがおすすめ。
卒花VOIVE
まずは自分たちの好きな曲、式で流したいなと思う曲をたくさん書きため、リストを作成しました。(もちこさん)
式が決まってから数カ月間、ふたりで「いいな」と思った曲をメモ。いざBGMを決めるタイミングで、そのリストの中から決めていったのでスムーズでした。(はるかさん)
手持ちの音源を見直しながら、自分が掛けたいなと思う音楽をピックアップしていきました。(Naruruさん)
自分の好みの音楽は携帯のプレーリストに入っているので、参考にしながら通勤時間にじっくり聞き、取り入れたい曲をコツコツとメモ。(Pららさん)
YouTubeを見ながら、この曲は結婚式で使いたいなと思える曲をどんどん保存。その後、曲をどのシーンに充てるかを考えました。(まゆげさん)
他におすすめの決め方はありますか?
選曲に隠しテーマを設けるのもおすすめ。例えば、花や果物の名前が入っている曲、ゲストの名前にちなんだ曲など「〇〇縛り」で曲を集め、その中からシーンや曲調に合う順に並べていく決め方。「好きな曲」「思い出の曲」もいいですが、こんな裏の仕掛けをつくると、式の演出としてより楽しいものになるはず。(岡村奈奈さん)
【質問2】BGM選びで意識すべきことは?
BGMはシーンごとに決めていくと、最後に全体のバランスを取るのが難しいので、まずは、全体の中で、大切なシーンの1曲を決め、その前後を決めていく方法がおすすめ。例えば、退場シーンはゲストに対しての「ありがとう」や「ラブ」などメッセージのある音楽で締めたいなど、景色がイメージできる曲が決まると、そのほかも選曲しやすくなります。
ちなみに……曲を決める際にイヤホンで聴いている人は注意!もちろん選曲中はいいのですが、実際に大きな会場でかかることがイメージできるよう、最終決定の際はスピーカーを使って聴くのがおすすめです。イヤホンでは気にならなかったドラムやスクラッチなどの音が刺激的に聴こえたり、気になる歌詞の内容に気付けたりと、発見がある場合も。(岡村奈奈さん)
「こんな曲を選ぶようにした!」
卒花VOICE
明るい曲調のものを中心にして、パーティ全体が盛り上がるように考えました。歌詞の意味と雰囲気も大事。(レイさん)
同世代の友人から年配の親族まで、幅広い年代の人が分かる曲も選ぶようにしました。(ニコさん)
男性アーティストだけに偏らないよう男女のアーティストが満遍なく入るようにチョイス。(ゆーさん)
優しい声の楽曲を選ぶように心掛けました。乾杯と新郎新婦退場は誰もがわかる有名曲に。(にっくさん)
シーンに合わせて家族や友達との思い出の曲をチョイスし、王道すぎる曲はあまり選ばなかったです。(小トトロさん)
他にどんなことを意識するといい?
どんなシーンにしたいかをふたりで想像しながら決めるとGOOD。例えば入場なら、ドラマチックに入場したいのか?手拍子の中を楽しく入場したいか?で選ぶ曲が変わるはず。曲は、ふたりの歩調に合うテンポの曲をチョイスすると、イメージ通りの入場シーンになりますよ。(岡村奈奈さん)
「こんな曲は選ばないようした!」
卒花VOICE
メロディーがいいと思っても、改めて歌詞を見ると結婚式にはふさわしくないものもあり、そういう曲は避けました。(レイさん)
日本語の曲だとみんながBGMに気を取られすぎると思ったので、邦楽は避けて洋楽に。(みーさん)
あまり自分たちの好きな歌に偏らないようにした。(みんみんさん)
落ち着いた雰囲気にしたかったので、好きな曲でもアップテンポすぎる曲はやめた。(ののさん)
好きなアーティストであってもコアなものやインディーズ曲などみんなが知らない曲は避けた。(アメリさん)
他にどんなことを意識するといい?
基本的に絶対にNGという曲はないのですが、BGMは空間演出の一部。会話や食事を進めるシーン、笑いや涙を誘うシーンなど、それぞれの場面に合うかどうかや会の流れを意識しながらチョイスすることが大事です。(岡村奈奈さん)
From 編集部
結婚式BGMはテーマとなる軸が大事
式をどんな雰囲気にしたいか想像しながら選曲するのが、結婚式BGMのキモ。曲ありきで考えるのではなく、式のテーマソングをふたりで考えるところから始めてみるとスムーズ。ギリギリになって焦らないよう、式3カ月前くらいから検討し始めておくと安心です。
取材・文/滝 紀子 イラスト/てぶくろ星人 構成/紺矢里菜(編集部)
※記事内のデータおよびコメントは2021年3月に「ゼクシィ花嫁会」メンバー81人が回答したアンケート、および2018~2021年に結婚式を挙げた女性103人が回答したマクロミル調査によるものです
※掲載されている情報は2021年5月時点のものです
- 演出・アイテム
- アイテム検討期
- 悩み解決
- 頑張りたい
- じっくり読む