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LINE、インスタ…etc. SNSで「結婚しました」一斉報告の正解マナー

会う機会がなかなかない友人・知人にSNSを使って結婚報告。今ではメジャーな方法ですが、「これって失礼かな?」と悩むこともありますよね。そこでマナーコンサルタントの西出ひろ子さんと先輩花嫁たちに、どんな気遣いが必要か取材してきました。結婚報告の前に、SNSの正解マナーをぜひチェックしてみてください!

みんなはどのSNSを使って結婚報告をしている?

使用したSNS

アンケートの結果、1位はLINEの65.0%でした。日常的に使っていて親しい仲間でグループを作っていることが多いため、一度に報告できるメリットが大きいようです。2位はInstagramで40.8%。こだわりの写真と一緒に報告するケースが目立ちました。3位はFacebookで14.6%、4位はTwitterで11.7%とかなり少なめ。ちなみにSNSを結婚報告に使わなかった人は15.5%。約85%の人がSNSを使用して報告していました。

結婚報告するときの基本的なマナーは?

SNSでの一斉報告は、親しい人・大切な人への報告を終えてから

親しい人への対面報告

「SNSで一斉報告するときに気を付けたことは?」のアンケートの回答で一番多かったのは「親しい友人や結婚式へ招待する人には直接報告し、その後でSNSにアップするようにした」でした。大切な人のおめでたい話は直接聞きたいところ。一斉報告や、友人を通じて聞くことがないよう、できるだけ対面や直接の連絡で報告している人がとても多かったです。報告内容については、シンプルな文面であまり浮かれた感じを出さないように心掛けた、という回答が多数でした。

卒花が配慮したことは?

関係が深い人にはまず個別報告
まるさん

親しい人にきちんと直接報告してからSNSにアップ。長々とは書かず、簡潔に誰が読んでも大丈夫そうな文章にしました。(まるさん)

あやこさん

家族のみの式だったので、親しい友人には挙式前に個別に連絡。式の後に親戚のあいさつ回り、その後SNSにアップしました。(あやこさん)

KCさん

よく会う人へは口頭で、それ以外の人はSNSで報告しました。結婚していない人もいるので、ネットで検索した報告文を参考にし、丁寧で端的な言葉で伝えるようにしました。(KCさん)

何よりもまず、彼にSNSに投稿していいか確認しましょう

報告する人への気遣いも大切ですが、まず必要なのはお相手の方に了承を得ること。どんな報告文にするか、写真はアップするのか、お名前、年齢、職業などどこまで個人情報を書くのか、彼に無断でアップしないようにきちんと確認を取り、一緒に内容を考えてから投稿しましょう。(西出さん)

【LINE】の一斉報告マナーは?

簡潔な報告で、お願い事があるときは必ず個別連絡を

LINEでの報告マナー

友人たちへの報告では、グループLINEを使っているケースが多く、報告を受けた人からは「仲の良い友人グループで『おめでとう!』と盛り上がった」という好意的なコメントが多数でした。ただ、「いつまでもノロケ話が続くとちょっと疲れる」「私が結婚したときは個別に連絡したのに」「グループLINEで『受付お願い!』と書かれて困惑した」などの意見も。
親しい人や結婚式などでお願いをする人へは個別連絡を心掛け、一部の人と話が盛り上がったときはグループLINEではなく個別のトークに切り替えると印象が良いようです。

卒花が配慮したことは?

全員が同じ気持ちとは限らないグループLINEは要注意
にゃーにゃさん

グループLINEで報告して、みんながいろいろ聞いてくれて話が盛り上がったのは嬉しかったけど、まだ見ていない人への通知がすごい数になりそうだったので、ある程度のところでさっと他の話題に切り替えました。(にゃーにゃさん)

moahiさん

興味がない人もいるかもしれないので、LINEのタイムラインにアップして、コメントをくれた人にだけ返事するようにしました。(moahiさん)

なめこさん

一部の人だけ外すのも失礼かと、学生時代の大人数のグループLINEで報告したら、元彼とその友達からは返事がなかった。新しくグループを作るか、個別連絡するか、もう少し配慮すればよかったです。(なめこさん)

そのグループ自体が結婚報告に向いているか考慮して

今まで結婚報告し合っているようなグループならOKですが、恋愛がうまくいっていない友人がいたり、グループ内の親しさに差があったり、そもそもプライベートな話をしない集まりの場合は、そのグループでの一斉報告は避けた方がよいですね。投稿する前に「このグループに報告して大丈夫かな?」と自問自答することで、失敗を防ぐことができます。(西出さん)

【Instagram】の一斉報告マナーは?

人の写真をアップするときは許可を取り、結婚準備アカウントは別に作成

インスタグラムの報告マナー

写真や動画を共有するためのSNSだけあって、「式後の結婚報告で、自分が写っている写真を無断でアップされて嫌だった」「ブランド名がわかる指輪の写真で、嬉しいんだろうなと思った」「ドレスの試着写真や準備エピソードだらけ」など、写真についてのコメントが多く集まりました。自分の結婚式の写真だからといって、許可なしの写真をアップするのはもちろんNG。
SNSの使用方法は自由ですが、結婚準備の記録を詳しく残したいなら、別アカウントを作成して楽しむのも一つの方法です。

卒花が配慮したことは?

「浮かれている」と思われないよう分別のある投稿に
みさまるさん

Instagramには、婚姻届提出、結婚式のときのみ投稿しました。投稿しすぎるとちょっと浮かれていると思われてしまいそうなので、一つの報告に一つの投稿ぐらいがいいと思います。(みさまるさん)

みのりさん

結婚式当日に婚姻届を出したのでその報告と、前撮り写真、当日の写真、後撮りの写真も載せました。結婚式に呼ぶ友人には見られないようにアカウントを分けていました。(みのりさん)

まるさん

学生時代の友人のほとんどが使用していたためInstagramで報告。個別で連絡をすると、必ず返信しないといけないような気持ちになるのではと思ったので、SNSで報告してよかったです。(まるさん)

写真で「何を伝えたいか」を考えてみて

自分のInstagramのフォロワーに何を伝えたいのかを考えることが大事です。結婚準備のノウハウやウエディングアイテムの準備方法を伝えたいのなら、「結婚報告」ではなく「情報の共有」ですよね。その場合は、情報を伝えてあげたい人たちに向けたアカウントに変更すると喜んで見てもらえると思います。(西出さん)

【Facebook】の一斉報告マナーは?

公開範囲を設定し、必要な人へはMessengerで連絡を

Facebookの正解マナー

本名で登録しているため、仕事関係の人とのつながりも多いFacebook。上司や元上司、先輩への報告にもなるため、彼とのラブラブな写真は避けて、LINEやInstagramよりもかしこまった文面にしたという配慮が多く見られました。また、ほぼ縁がなくなっている人がいるなら、公開範囲を設定して今もやりとりがある人だけに報告するのがオススメです。以前より使わなくなっていて、「ステータスを既婚にした」「名字だけさりげなく変えた」など、プロフィールを変えただけというコメントもありました。

卒花が配慮したことは?

身近でない人たちにも向けたあっさり投稿で報告
fさん

今は交流がさほどない人に向けて、Facebookに文章のみ投稿しました。同時期に結婚した友人もいて、交流が復活したのが嬉しかったです。(fさん)

ちゅこさん

会社の人や昔の友達に報告するためFacebookに投稿しました。あいさつ文は、礼儀正しくしっかりしたものを載せました。(ちゅこさん)

ぽんさん

フォロワーの友人へ向けて、投稿というよりはライフイベントで「結婚しました」と入れただけ。Facebookでしかつながっていない方もいますが、今はほとんど使っていないので最低限の内容にしました。(ぽんさん)

お世話になった方へはMessengerでご連絡を

今はあまり連絡を取っていない人が多いなら、「一斉にお伝えすることとなり申し訳ありません」といった一文を最初に載せるといいですね。とはいえ、以前の職場関係などお世話になった方への一斉報告がためらわれるようなら、Messenger機能を使い、報告文を公開する前に個別にごあいさつしましょう。自分の結婚報告だけでなく相手の近況を尋ねるなどの気遣いがあれば、連絡を喜んでもらえると思います。(西出さん)

今の時代のSNSマナーとは?

マナーは「お互いがお互いを思いやること」

どんどん変化していくこの時代のSNSマナー、基本的にはどう考えればよいのでしょう?

「マナーとは『これをしてはいけない』ではなく、お互いがお互いを思いやること。結婚報告のマナーを突き詰めると、対面やお手紙を送るのが本来ですが、SNSはカジュアルなコミュニケーションが魅力でもあります。逆の立場で、SNSで結婚報告を見たら『おめでとう』と思いますよね。これはダメと決め付けるのではなく、おおらかな気持ちで快く受け止めることも大切です。
気にし過ぎると何もできなくなってしまいます。この報告をすることで傷つく人はいない?後悔しない?と投稿前にもう一回だけ確認し、友人や知人へ報告したいという気持ちを大事にするのが一番だと思います」(西出さん)

From 編集部

「ちょっとした配慮」があれば大丈夫

SNSのマナーは最近のもので、「こうしなくては」という決まりはありません。卒花たちのように、ちょっとだけ気を使う・マイナスな気持ちになる人がいないようにするという配慮があれば大丈夫です。SNSに投稿する前に一度だけ確認し、みんなにおめでたい報告を伝えましょう。

西出ひろ子さん
Profile

マナー西出ひろ子さん マナーコンサルタント

美道家・マナーコンサルタント。ヒロコマナーグループ代表。大妻女子大学卒業後、参議院議員の秘書職を経て、マナー講師として独立。一般社団法人沖縄リゾートウェディング協会での研修や企業のコンサルティングをはじめ、テレビやCM、雑誌、新聞など多方面でマナー界のカリスマとして活躍中。NHK大河ドラマ「龍馬伝」、NHK「白洲次郎」「岸辺露伴は動かない 富豪村」など、映画やドラマのマナー監修で一流俳優や女優へのマナー指導多数。『結婚美人塾』も人気。著書多数。最新刊『ビジネスの基本とマナー』(学研プラス)も好評。

構成・文/竹本紗梨 イラスト/山崎のぶこ D/ロンディーネ
※掲載されている情報は2021年3月時点のものです
※記事内のデータならびにコメントは2021年1月に「ゼクシィ花嫁会」のメンバー57人が回答したアンケートおよび2021年1月に20~30代の既婚女性103人を対象に行ったマクロミル調査によります

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