ちゃんと確認した?当日スナップ&前撮り【写真にまつわる後悔談】
結婚式や別撮り(前撮り・後撮り)での写真は、一生の記念になるもの。こだわりたい!失敗したくない、なアイテムの一つではないでしょうか? そこで今回は、【前撮り・後撮り】【結婚式スナップ】【結婚式当日の記念写真】それぞれの後悔談をご紹介。卒花さんの貴重な体験をぜひ参考に!
【前撮り・後撮り編】
後悔談その1. オーダーの仕組みを確認しなかったら、いろいろ大変だった
前撮りや後撮りの料金設定やオーダーの仕組みは千差万別。撮影できるカット数、着用できる衣裳、ロケーションなど、あらゆる項目が価格に影響するもの。
思い込みによって、想定外の請求があったり、ほしいカットが撮影できなかったりという事態に陥った卒花さんの声をお届けします!
オーダー時の確認不足で後悔
【一定枚数以上はプラス料金だった!】
撮影した前撮りのデータは全部もらえるものだと思っていたら、一定数を超えると1カット単位でプラス料金がかかることが後からわかってびっくり。写真を自分たちで選ぶのも大変だった(みのりさん)
【思った以上に高額だった】
見積りをもらわず、当たり前のように結婚式会場で前撮りを頼んだらすごく高額だった。他のスタジオなども検討してもよかったかも(さっちさん)
【料金内のポーズ数が決まっていた】
撮影ではとにかくたくさん撮るが、ポーズ数で見るとバリエーションが少なかった。正直もっといろんなショットをアルバムに載せられるものだと思っていたが、オーダーしてもカット数的に撮れないから絞って、と言われてしまった(あんさん)
後悔談その2. もっとイメージを固めて、伝えておけばよかった
「こういう自然体の表情がほしい!」「このアイテムも撮影してほしい」「もっと背景を入れてほしい」などなど、漠然とイメージしていても、相手によって伝わりにくかったりするもの。
イメージ通りに撮影してもらえなかったという後悔談は、ダントツで多かったです。皆さんもぜひ教訓に!
イメージ固まらず後悔
【本当は自然体の写真もほしかった】
すまし顔で写真を撮ってもらったけれど、一枚くらいはしゃいだ自然体の写真も撮っておけばよかったと後悔……(piiさん)
【希望をうまく伝えられなかった】
どんなポーズで撮りたいですか、とフォトグラファーさんから質問される機会が多かった。どうせならちゃんと準備しておけばよかったなと思いました(堀内結佳さん)
【手作りアイテムがほとんど写ってなかった】
せっかく徹夜で手作りしていったボールブーケを持った写真が1枚だけ。せっかくだから、もっと撮ってもらえばよかったー(鈴木美羽さん)
【SNSでもっと情報収取しておけば……】
準備段階でインスタグラムのウエディング用アカウントを作っておけばよかったと思います。そうすれば、情報を収集したり相談したりで、イメージづくりがしっかりできて、後悔することも減るのでは?と感じました!(みさまるさん)
後悔談その3. 時間や場所に制限があって、思い通りの撮影ができなかった
前撮りや後撮りでスタジオではなくロケーション撮影を選ぶ人が増えています。そこで気を付けたいのは、撮影場所の条件。特に歴史的名所などは、イベントなどによって条件が変わることも。
まさか!ということが自分たちの時にも起こるかもしれませんので、事前の確認は抜かりなく……。
場所や時間の確認不足で後悔
【撮影場所が厳戒態勢!?】
大阪城でも撮影したかったのですが、事前のロケ申請を大阪城側にしておらず撮影に行けませんでした。しかも当日は、政治的な会合があったようで大阪城近辺は厳戒態勢でした(軒野圭奈美さん)
【時間制限で諦めたカットが……】
ロケーション撮影した場所には1時間の制限がありました。事前にイメージを想定し伝えていましたが、はしゃぎすぎて時間が足りず、全部撮影できませんでした(明音さん)
【前撮り・別撮りオーダー時】
後悔しないオーダーポイント
□撮影料金に含まれている内容を細かくチェック
□見積りをもらうときは、撮影カット数・着たい衣裳・アルバムの有無・撮影箇所をマックスに盛り込んでもらう。予算オーバーの場合は、そこから調整
□可能であれば撮影指示書を作って依頼する。難しい場合は、「こんな写真がほしい」と事例をたくさん集めて見せる
□こだわりがあるカットがあれば、理由も忘れず伝えて
例)ウエルカムアイテムに使用したいから、手元や足元などの寄りのイメージカットがほしいなど
□特別な場所で撮影する場合、撮影できる時間帯、天気などの情報を自分たちでも確認し、疑問があったらフォトグラファーに確認する
【結婚式スナップ編】
後悔談その4. 持ち込み対応など会場決定前に聞いておけばよかった
「こんな素敵なフォトグラファーさんに撮影してほしい!」「事前に思う存分打ち合わせでしっかりオーダーしたい!」そんな希望があったとしても、それがもし不可能だったら……。
会場によっては提携外のフォトグラファーの持ち込みがNGだったり、事前打ち合わせ自体ができないこともあるのです!嗚呼、事前に知っておけば……。
会場の対応を確認せず後悔
【事前の打ち合わせができなかった】
式当日に撮影してほしいシーンやスポットを伝えられなかった。そもそも、フォトグラファーさんとの打ち合わせ自体がなかった(あんさん)
【フォトグラファーさんの持ち込みがNG】
理想の写真を残すために、持ち込みの可否や、フォトグラファーさんの指定ができるのかなど事前に確認しておけばよかった(ちょこさん)
後悔談5. お任せしすぎてほしいシーンが撮れていなかった……
スナップ写真では挙式、披露宴、そしてお支度中などのシーンまで一通り撮影してもらえるものですが、どのシーンをどのように切り取るかはフォトグラファーさんによっても異なるもの。
どんなにこだわったアイテムでも、思い入れのあるゲストでも、それが伝わらなければ撮影されてなかったということもけっこうあるんです。スナップ写真でも、マストカットは忘れずお伝えを!お任せキケン!
お任せしすぎて後悔
【家族との写真がほとんどない!】
撮ってもらいたいポーズや人がいるときは具体的に伝えないといけなかったと後悔。見返したら父や母と自分の写真がない……(みのりさん)
【こだわりの装飾が写ってない!】
とてもこだわったメイン席の装飾。これを背景にして友人と写真を撮れなかった。あらかじめお願いしておけばよかったです(M.Nさん)
【集合写真、もっと撮りたかった】
神前式で和装姿で家族の集合写真の撮影があったので、その後のウエディングドレスに着替えた食事会でも、同じように撮影していただけると思っていたのですが、歓談や食事風景の写真しか撮ってもらえず、がっかり。最初に、ひとことウエディングドレスでも家族集合写真を撮ってほしい!と、フォトグラファーさんに伝えるべきでした(難波ちひろさん)
【カラードレスのシーンが少ない】
もっとポーズやシーンを指定すればよかったです。お色直しのカラードレスがちゃんと伝わる写真があまりなかったのが残念です(くーさん)
【結婚式のスナップ】
後悔しないオーダーポイント
□フォトグラファーにこだわりがあるなら、会場検討時にフォトグラファーの持ち込みや指名が可能かどうか確認
□フォトグラファーとの打ち合わせやオーダーが可能か確認
□結婚式のテーマやこだわりポイントをフォトグラファーにも伝える
□どうしても撮影したい人、アイテム、シーンがある場合は、明確に伝える
□こだわりのアイテム、衣裳を撮影したい場合は、どの部分がポイントになっているか特徴をしっかり伝える
【結婚式当日の記念写真編】
後悔談その6. 本当に必要かどうかちゃんと考えなかった
まずは、結婚式当日の記念写真って皆さんご存知ですか? 挙式前のタイミングにスタジオで撮影する親族集合写真や、お支度完了後、お色直し後にきちんと立ち位置やポーズを決めて撮影する、いわゆる“型物(かたもの)”といわれる写真のことです。
まずは、この内容を理解せずに申し込んだという声がチラホラ……。きちんと撮影された写真はもちろん素敵で記念になるものですが、自分たちに必要かどうか、検討してみることは大切かも。
いらなかったかも?と後悔
【3冊もいらなかった……】
記念写真、彼の実家ではいらなかったみたいで、1冊無駄になりました。聞いてから申し込めばよかったです(こやみさん)
【お値段確認して検討すればよかった】
けっこう高かったけど、いざ撮ってみたら、これ必要だったかな?と思ってしまいました(みさまるさん)
後悔談その7. 当日の記念撮影は時間や体力との闘いだった
結婚式当日は想像以上に忙しかった!と思う卒花さんはとても多いようです。そして、記念撮影では、花嫁姿や表情を美しく残すために、細かい調整が必要となり、想像以上に時間と労力がかかるものです。
また会場内でロケーション撮影するときは、施設の使用状況によって撮影に制限がある場合もあります。そんな中での撮影はなかなかハード!卒花さんの体験談を参考に心しておきましょう。
思ったよりハードで後悔
【急遽、進行を変更!】
会場の庭園で和装の写真を撮りたかったのですが、挙式・披露宴の流れ的にお開きの後でないと中庭撮影ができないと言われてしまいました。和装は前半で、お色直し後はドレスの予定だったので、急遽挙式前の親族との対面時間を減らして対応をお願いすることになりました(タイコさん)
【式後の撮影は想像以上に大変だった……】
会場のさまざまなスポットでの写真を事前にフォトグラファーさんにお願いしてました。その通りに撮ってくださって満足ですが、式後2時間くらいかかり、かなり疲れました……(ななさん)
【結婚式当日の記念写真】
後悔しないオーダーポイント
□申し込み時、記念撮影ではどんな写真が撮れるのか前例をチェックさせてもらう
□料金も忘れず確認。両家とふたり用の3セットになっているパターンが多い
□撮影できる場所や、時間帯、条件などを確認しておく
From 編集部
満足度の高い写真に仕上がるかどうかは、オーダー時にかかっている
卒花さんの後悔談を見ていただくと、その多くはオーダー時の確認や対策で防げるものが多いことに気付くでしょう。そのためには、自分たちにとって何が必要か、何が大切かをまずしっかり考えてみて。とっておきの写真をぜひ形にしてくださいね。
構成・文/小松ななえ イラスト/沼田光太郎
※掲載されている情報は2021年3月時点のものです
※記事内のデータおよびコメントは2021年1月に「ゼクシィ花嫁会」メンバー63人が回答したアンケートによります
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