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【前撮り徹底比較】ロケvsスタジオ、どっちを選ぶ?メリット・費用etc.

約6割の花嫁が実施している別撮り撮影(前撮り・後撮り)。結婚式とは異なる衣裳が着られたり、憧れのポーズやシチュエーションで撮影ができたりと、魅力が満載です。別撮り撮影にはスタジオ撮影とロケーション撮影の2種類があり、それぞれ特徴があります。『ゼクシィ』でも活躍するフォトグラファーの清水知成さんにお話を伺い、2つの撮影スタイルを徹底比較。どちらが自分たちに合うのか見極めて、素敵な別撮り撮影を叶えて!

【比較1】それぞれどんな特徴・メリットがあるの?

スタジオ撮影は屋内のスタジオ内で撮影するもの、ロケーション撮影はガーデンや海、街中などスタジオ以外の屋外で撮影するものです。それぞれの特徴やメリットは以下の通りです。

メリット

【スタジオ撮影】
●特徴やメリット
・天候に左右されない
・比較的短時間で撮影できる
・ロケーション撮影に比べると費用がリーズナブル

●気を付けたいこと
・背景のパターンが少なく、単調な写真になる恐れも
・季節感が出しにくい
・閉鎖的な空間での撮影で、緊張しやすい

【ロケーション撮影】
●特徴やメリット
・海や山、思い出の場所など、好きなところで撮影できる
・季節感のある写真が残せる
・旅行を兼ねて撮影を楽しむことができる

●気を付けたいこと
・雨天時の対応を確認しておく
・希望の場所で撮影できるとは限らない
・フォトグラファーの交通費が別途必要になる
・夏や冬の撮影は暑さ対策、寒さ対策が必要

スタジオ撮影は半日程度でさっと撮影したい人にお勧め。ヘアメイクから着替え、撮影まで移動せずにできます。撮影場所にこだわりがある人は、ロケーション撮影がいいでしょう。基本的には屋外での撮影となり、動きのあるダイナミックなシーンも思いのままです。

【比較2】それぞれどんな写真が撮影できるの?

スタジオ撮影とロケーション撮影では、撮影できる写真が異なります。前撮りでどんな写真を残したいのか、目的や希望によってどちらがいいか選ぶといいでしょう。

スタジオ写真

【スタジオ撮影の写真】
スタジオでは照明をしっかり調整して撮影するため、きちんとした写真に仕上がります。ドレスなど衣裳のディテールもしっかり映るので、お気に入りの衣裳を美しい写真にして残したいのであれば、スタジオ撮影がお勧め。また、スタジオ撮影と一口にいってもさまざまなプランがあり、ハウススタジオのようなセットで撮影できるものも。お気に入りの小物などと一緒に撮影することもできます。

写真協力:Kanaさん

ロケ写真

【ロケーション撮影の写真】
屋外での撮影は開放的な雰囲気の中で、ダイナミックな写真が残せます。屋外なのでふたりもリラックスして臨め、ふたりらしい自然な表情が出やすいといえます。木漏れ日や逆光など、予定調和ではない光で思いがけない写真が撮れることも。撮影中、周りの人たちから祝福の言葉を掛けられることもあり、気持ちも盛り上がるでしょう。

写真協力:aoさん

【比較3】それぞれの費用や撮影時間は?

前撮り撮影の費用は撮影枚数や衣裳点数、スタジオなどによって異なりますが、一般的にはロケーション撮影よりもスタジオ撮影の方が若干リーズナブルです。スタジオ撮影では衣裳やヘアメイクがチェンジしやすく、2着以上着る人もいます。
また、共通しては土日の追加料金や衣裳クリーニング代が発生したり、ローケーション撮影では撮影場所の使用許可申請料やその代行手数料がかかることも。

費用

【スタジオ撮影の費用相場・衣裳点数・購入枚数】
費用:平均20万8000円
衣裳点数:新婦平均1.9着
     新郎平均1.5着
購入枚数(カット数):平均159.2カット

【ロケーション撮影の費用相場・衣裳点数・購入枚数】
費用:平均21万3000円
衣裳点数:新婦平均1.6着
     新郎平均1.4着
購入枚数(カット数):平均214.5カット
※「ゼクシィ結婚トレンド調査2023(全国推計値)」より

なお、準備期間はスタジオ撮影でもロケーション撮影でも変わりありません。打ち合わせは一般的には撮影前に1回のみ。このときに衣裳も選ぶことが多いようです。事前に時間が取れないという場合は、当日に打ち合わせをして、そのまま撮影が可能なことも。衣裳の持ち込みは別途料金がかかることが多いようです。事前に確認を。

当日は着付けやヘアメイクに1時間30分~2時間、撮影時間は衣裳1点で30分~1時間程度。撮影後に撮影カットを確認して終了です。所要時間はスタジオ撮影なら半日あれば十分。ロケーション撮影の場合はスタジオでヘアメイク&着替えをして撮影場所に向かいますので、撮影場所によっては5~7時間ほどかかる場合も。なお、雨天の場合の対応ですが、少々の雨なら撮影することがほとんど。ただし、対応は依頼先により異なるので、事前に確認をしましょう。

【先輩花嫁の体験談】スタジオとロケどっち選んだ?

【スタジオ撮影】小物使いにこだわり節約しつつ華やかに

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「新郎新婦ともに和装洋装各1着ずつ着れてリーズナブルなところが決め手でした。メインの和装撮影では半襟や懐剣、お花のヘッドパーツなど身につけるものから、折り鶴やガーランド、かるたなど撮影小物も持参し、こだわりながら節約することができました。フォトグラファーさんが撮影カットを随時確認くださったのもよかったです。結婚式本番の撮影の練習にもなりました!」(yuiさん)

【写真1枚目】卒花さんお譲りのガーランドを持った年賀状用の1枚
【写真2枚目】折り鶴や紙風船を持ち込み華やかな仕上がりに
【写真3枚目】かるた真剣勝負!緊張がほぐれ笑顔溢れる撮影に

【撮影データ】

撮影枚数: 約350枚
納品枚数:258枚×3サイズ
衣裳点数:新郎新婦共に和装洋装各1点ずつ
所要時間: 5時間30分
費用:約8万円

【スタジオ撮影】お気に入りのドレス姿を美しく残したい!

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「アントニオリーヴァのドレスを着た写真をどうしても残したくて前撮りを決意。ドレスが映える写真をと思い、シンプルなスタジオを選択しました。スタジオは人の目が気にならないので、顔を近づけたポーズも照れずにできましたね。お気に入りの写真は写真立てに入れて両家の祖母にプレゼント。とても喜んでもらえました」(Kanaさん)

【写真1枚目】ふたりで見つめ合うショットもスタジオなら照れずにできる
【写真2枚目】床に寝そべったふたりを上から撮影したドラマチックなショット
【写真3枚目】笑顔のふたりの全身写真で衣裳まではっきり残して

【撮影データ】

撮影枚数:約300枚
納品枚数:180枚
衣裳点数:新郎新婦共に洋装1点ずつ
所用時間: 約3時間30分
費用:なし(プレゼント企画に当選したため)

【スタジオ撮影】お気に入りのスタジオで非日常の世界を表現

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「SNSで素敵なセットのスタジオを見つけ、ぜひそこで撮影したいと思って決めました。撮影ポーズもSNSで気になるものをピックアップし、撮影指示書にまとめました。作り込んだセットの中で、非日常的なシーンが撮影でき、大満足です。スタジオ撮影は風や寒さなどを気にしなくていいところが大きな魅力ですね」(むーさん)

【写真1枚目】大きな時計の前で。最も気に入っているカット
【写真2枚目】シンデレラを彷彿とさせる物語性溢れる1枚
【写真3枚目】繊細な刺繍があしらわれた美しいベールが印象的

【撮影データ】

撮影枚数:約500枚
納品枚数:400枚
衣裳点数:新郎新婦共に洋装2点ずつ
所用時間: 約5時間
費用:18万円

【ロケーション撮影】憧れの東福寺で自然と融和した和装姿を

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「ふたりで京都旅行に行ったときに、感動を覚えた東福寺。和装での前撮り撮影はぜひここでと思いました。東福寺は雨天でも撮影可能なのも決め手に。和装の定番ショットであるふたり並んで、手を突いて座っている写真がお気に入りです。自然を感じさせるシチュエーションで、素敵な写真が撮影できてよかったなと思いました」(nodokaさん)

【写真1枚目】淡い色合いの打ち掛けと紋付きもお気に入り
【写真2枚目】木造の趣ある建物を上手にアングルに取り入れて
【写真3枚目】緑溢れる庭園で和傘を差した仲良しショット

【撮影データ】

撮影枚数:不明
納品枚数:約400枚
衣裳点数:新郎新婦共に和装1点ずつ
所要時間:4時間30分
費用:約25万円

【ロケーション撮影】桜&和装で自然な表情を切り取った

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「もともと和装前撮りはあまり考えていなかったのですが、美しい桜をバックに前撮りをされている花嫁さん達をインスタグラムで見て、桜×和装での前撮りを思い立ちました。屋外での撮影は思ったほど緊張感がなく、歩いたり、話をしたり、ふたりの自然な表情を切り取ってもらえるのが魅力だと感じました。フォトグラファーさんの技術で桜の存在感も際立ち、仕上がりにも満足しています」(RIKOさん)

【写真1枚目】満開の桜の下でほっぺを寄せ合うラブリーなショット
【写真2枚目】桜の中でブーケに隠れてのキスフォト
【写真3枚目】白の和傘を差したお気に入りの1枚

【撮影データ】

撮影枚数:約400枚
納品枚数:100枚
衣裳点数:新郎新婦共に和装1点ずつ
所要時間:4時間
費用:約11万円

【ロケーション撮影】まるで女優!祖父祖母にも喜んでもらえた

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「漠然とした憧れがあった東京駅周辺で前撮りを。衣裳をはじめ、フォトグラファーさんやヘアメイクさんなども、インスタグラムをチェックして全て自分で手配しました。キメ顔から笑顔、自然体の表情まで、バリエーション豊かに撮影していただき、大満足。祖父や祖母に見せると、『女優さんみたい!』と喜んでくれ、嬉しかったです」(Aliさん)

【写真1枚目】ライトアップされたクラシカルな東京駅をバックに
【写真2枚目】ふたりで顔を寄せ合うロマンチックなショット
【写真3枚目】階段にラフに腰掛けるふたりがおしゃれ!

【撮影データ】

撮影枚数:600~700枚
納品枚数:550枚
衣裳点数:新郎新婦共に洋装 1点ずつ
撮影時間:3時間
費用:約 15万円

【ロケーション撮影】刻々と表情が変わる海が素敵なアクセントに

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「新婚旅行でハワイに行ったときに撮影する予定でしたが、新型コロナウイルスの影響でキャンセルに。どうしても海辺での撮影がしたかったので、近隣の海で前撮りをしました。インスタグラムをチェックしてイメージを膨らませ、撮りたいポーズやシチュエーションを決めました。撮影をしている間に日も傾き、同じ場所なのにイメージが異なる写真が撮れたのもよかったです」(aoさん)

【写真1枚目】ハワイをイメージしてふたりでサングラスを
【写真2枚目】ふたりのキスを手で隠したお気に入りのショット
【写真3枚目】穏やかな海を背景に花嫁が佇む雰囲気のある一枚

【撮影データ】

撮影枚数:不明
納品枚数:約300枚
衣裳点数:新郎新婦共に洋装1点ずつ
所要時間:約2時間半
費用:約2万円(モニタープラン)

From 編集部

迷ったら両方のスタイルで撮影しても!

それぞれ魅力のあるスタジオ撮影とロケーション撮影。どちらにしようか迷ったら、両方行ってしまっても。ゼクシィの調査でも約2割の人が、スタジオ撮影もロケーション撮影も実施したと答えています。前撮り撮影は素敵な写真が残せるとともに、撮影の過程もふたりのかけがえのない思い出に。予定が合えば、両家の親なども呼んで撮影の様子を見てもらったり、一緒に撮影したりするのもお勧めです。

清水知成
Profile

清水知成 フォトグラファー

20年以上『ゼクシィ』に関わり、結婚式の写真を中心に担当。新郎新婦はもちろんゲストの何気ない表情まで臨場感たっぷりに切り取る技術とセンスに定評がある。

取材・文/粂 美奈子 イラスト/高篠裕子 監修/清水知成 構成/小堀そら(編集部)
※掲載されている情報は2021年1月時点のものです
※記事内のデータは「ゼクシィ結婚トレンド調査2023(全国推計値)」によるものです

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