これが「正しい順序&タイミング」! 花嫁ビューティ理想スケジュール
「憧れの花嫁姿をかなえたい!」それには、一つ一つの工程を正しい順で積み重ねていくことが不可欠です。この記事ではドレスやヘアメイク、小物選びにエステといった花嫁ビューティだけに焦点を当てたスケジュールをご紹介。ぜひ参考にしてください。
美しい花嫁姿を実現させる、完璧スケジュールはコレ!
全体を見通し、効率よく準備を進めてキレイ度を高めて
ドレスに小物、ブーケ、ヘアメイク・ネイル、花嫁姿をつくり出すこれらのアイテムは、全体に統一感を持たせて選んでいくとおしゃれ度がアップ。そして花嫁エステも、着るドレスを想定してケアをしていく方が無駄がありません。つまり美しくセンスのいい花嫁姿をかなえるなら、それぞれ個別で考えるのではなく、全体を意識して準備するべきなのです!何がどんなアイテム・内容選びに関わってくるのか意識しながらビューティスケジュールを進めていきましょう。
スケジュールに気を付けて!
【「早いかな?」と思っても、衣裳選びを】
衣裳選びは自分が思った以上に時間がかかるので、早めに取り掛かるのがおすすめ。衣裳が決まればヘアメイクやネイル、小物などのイメージがしやすいと思います。(はなちゃんさん)
【スケジュールの逆算で動いて!】
ゴールは結婚式当日だけではありません!カットに最適なタイミングや前撮りのスケジュールなどもしっかり考え、そこから逆算して早めの予約を。(moeさん)
【ドレス選びの前に情報収集を】
小物やヘアメイクの情報を集めておいた方がいいと思います。『こんな花嫁になりたい』というイメージがあるとドレス選びもはかどりますし、試着時にイメージに近い小物を出してもらえたりして、本番で求める衣裳に一層近づけると思います。(まなみさん)
【試着予約は、まとめて取って】
ドレス試着の予約は1カ月先まで取れないことも。可能であれば何回かはまとめて予約すると、時間を空けることなく試着を進められます。(YURIさん)
【細々した準備にも備えて】
最終決定しなくてはいけない時期から、全てを逆算して即行動スタートを!思ったより細々した準備に時間が取られるので、早めに動いた方がすべてうまく行くはずだし、安心できます。(rieさん)
ドレス選び、小物選び
【ドレス選び】式の半年前スタートで、式4~5カ月前に決定
具体的なスタート期は会場や手配先によっても異なりますが、会場打ち合わせが始まる前後には試着できているのが理想。試着希望日の2週間前には予約の問い合わせを入れて。そして決定は式の4~5カ月前を目安に。式準備が忙しくなる前に決めておくと安心できるので、余裕を持って準備に取り掛かることができます。また検討期間は1カ月弱程度がおすすめだそう。「短期間でなら各衣裳を記憶しやすく、決断がしやすいはずです」(ブライダリウム ミュー/石井さん)。そして式2カ月前の小物選びの際にサイズチェックと微調整を、1週間前に最終フィッティングを経て、本番へ!
【ドレス小物選び】式の2カ月前に、衣裳合わせと一緒に実施
サイズチェックの衣裳合わせの際に小物を選びます。ヘッドアクセサリーも選ぶので、ヘアスタイルが決まっていればその写真や資料も持参しましょう。
●準備効率UPのコツ
【動く前に、試着店舗を絞る】
あらゆるテイストの店に足を運び試着を重ねると、何が似合っているのか混乱してくる可能性大。「気に入ったテイストだけのお店に行くとよいです。とはいえ『いろいろ見たい』という方もいるはず。その場合、幅広いテイストのドレスを扱う店に最初に行ってみて。求めるイメージがつかめます」(ブライダリウム ミュー/石井さん)
【小物合わせ、フィッティングの日程を決めてしまう】
式2カ月前~1週間前は、忙しさのピークと重なります。その頃になってから小物合わせなどの予定を入れようとするのは困難。衣裳決定時に日程を押さえれば安心&確実です。
●スケジュールの注意点
【ドレス試着は余裕を持って】
人気のドレスショップは予約が埋まりやすく、特に休日は予約が取りにくいケースが多い。余裕を持って予約する、平日試着も検討するなどの心の準備を。
【ドレスサイズに影響するエステは、スタッフに相談を】
ウエストなどのドレスサイズに影響するエステは、サイズ合わせの日までに行いたい。「サイズ合わせ以降、式当日までサイズ変更がないようにするのが理想です」(ブライダリウム ミュー/石井さん)。ジャストサイズのドレスで当日を迎えて。
満足度UPのポイントは「統一感!」
衣裳に合わせるアクセサリーやブーケそれぞれを「好きだから」という気持ちだけで選ぶのは、ちょっと危険。ちぐはぐなものを選んでしまうと、よさを消し合ってしまうからです。「結婚式で大事にしたいことをベースに衣裳とその周辺のものを選ぶとよいですね。目の前にある単体のアイテムを見るだけではなく、どんな式にしたいのか、どんなふうに見られると嬉しいのかを意識しながら選ぶと、統一感が生まれます」(ブライダリウム ミュー/石井さん)
ブライダルエステ
式3カ月前からトータルで10回通うことが多い
ブライダルエステ(花嫁エステ)にはさまざまなメニューがあり、それらを組み合わせて通うのが一般的。悩みに合わせて各メニューの回数は個人によって異なり、始めるタイミングもそれぞれ。以下のメニューごとの概要もチェックを。また終了の目安時期は式直前ではなく、1カ月前をイメージして。「最終のケアで磨き上げるというよりは式1カ月前までに悩みを改善しておき、その状態を当日までキープするのが一般的です」(PMK/三反田さん)。ドレスのサイズ合わせ時期も考慮し、自分で終了時期を決めましょう。
<フェイシャル>
トラブルなど悩みがある場合は、最低でも3カ月はケアをするのがおすすめ。
<二の腕>
「脂肪を落としにくい部位なので、半年程度の期間が欲しいところです」(PMK/三反田さん)。また二の腕だけをお手入れしても効果は出にくく、上半身や全身ケアの一部として取り入れることの検討を。
<背中>
ニキビなどのケアには、半年ほど時間をかけられるといい。またプロによる施術だけではなく、サプリメントなどによるインナーケアや生活改善も必須に!
<シェービング>
万が一のカミソリ負けや肌への負担を考え、式の5~7日前に行うのが一般的。挙式直前は多忙から免疫力が低下することも。普段はカミソリ負けをしない人でも、注意したい。
<ハンドケア>
式5~7日前に。こちらは式までに時間が空くとケア後の状態をキープしにくいので注意を。ハンドケア実施までにアイテムのDIYは完成させておいて!
●準備効率UPのテク
【相談は、ドレスが決まってから!】
着用ドレス(=露出する部分、目立つパーツ)が決まっていないと、どの部分をケアするべきかの判断がつきにくい。
【予算のコンセンサスを!】
エステへの出費に、新郎に対して遠慮する気持ちも生まれがち。「相談として、おおよそのエステの予算をご新郎と話し合っておくと、スムーズに始められます」(PMK/三反田さん)
●スケジュールの注意点
【スタートの1カ月前に体験予約を】
通い始める前には、ケア内容を実際に体験するのがおすすめ。通い始めたい時期の1カ月前には体験できるように余裕を持って予約を入れましょう。「多数のサロンを比較する場合、施術間隔は最低1週間は空けないといけないケースが多いので注意を」(PMK/三反田さん)
【式直前のケアプランは、早めに予約・確定】
式1週間前は、ネイル、ヘアサロン、エステ最終ケアが立て込む忙しい時期。早めに予定を立てケアの時間枠の確保を。「順番的には、ヘアサロン→エステ→まつげケアやネイルが理想的。シェービング後はヘアカラーは控えて」(PMK/三反田さん)
満足度UPのポイントは「無理のない日常ケアとの並行」
規則正しい生活を前提とし、質のよい睡眠を取ること。「毎日湯船に浸かる、暴飲暴食は控える、きちんと水分を取り巡りをよくする、この3つは、どのトラブル改善にもつながる基本です」(PMK/三反田さん)。ただ仕事の関係などから、継続が難しいものもあるはず。すべてをこなそうと頑張るのもよいが、できないことをきちんと把握し、それについての対策を講じることも重要だそう。
ブーケ選び
装花とともに3カ月前に打ち合わせ、決定
依頼先によっても異なりますが、装花打ち合わせと同タイミングでブーケも決定。ブーケは、まさに衣裳とコーディネートしてこそのアイテムなので、打ち合わせには試着時の写真など着用衣裳が分かる資料を持参して。「衣裳の色み、雰囲気、シルエットや素材、質感は、ブーケ検討の大切なヒントに。それらと調和するブーケが、花嫁姿の美しさを引き立てます」(日比谷花壇/富永さん)
●準備効率UPのコツ
【イメージを膨らませる資料の用意を】
会場、会場内の写真スポットが分かる資料があれば、場の雰囲気をつかんでもらうことができる。そして好きなブーケのイメージ資料も準備を。それによって本人の好みを伝えることが可能に。「ブーケに限らず高砂席やゲスト卓の装花でも大丈夫。それらからでもご本人の好きなテイストをつかむことができます」(日比谷花壇/富永さん)
●スケジュールの注意点
【季節はあまり気にせずに!】
「結婚式の時期に、この花は手に入る?」と気になる場合も。けれどそれらはあまり気にしなくてよいそう。なぜなら手に入らない場合でも、似た雰囲気の花で代用が可能だから。好みのブーケ画像を見つけたら、まずは保存しスタッフにイメージ共有資料として見てもらって。
満足度UPのポイントは「選択の幅を狭めない!」
「絶対にこの花材でなくては!」という縛りをゆるめることが満足度UPへの道。特定の花材への強いこだわりは、その他の選択肢を排除してしまうことになるからです。「花にも新種が誕生しています。そういった背景も含めSNSなどで見たブーケよりもよいものが作れるケースが多いのも事実。思い出の花などはもちろんあってよいですが、花材の選択肢は多くしておくことをおすすめします」(日比谷花壇/富永さん)
ヘアメイク・ネイル
【ヘアメイク】式1カ月前に打ち合わせ&決定を目安に
実施タイミングは式の1カ月前。当日に向けて準備や買い物で忙しくなる前に、打ち合わせと、必要に応じてヘアメイクリハーサルを。この時点ではドレスが決まっているはずなのでそれが分かる資料と、ヘアメイクの希望イメージを用意して臨んで。会場以外で手配する場合は、会場の雰囲気が分かる写真も準備しておきましょう。またヘアメイクを考える上で髪の長さを相談したい人は、式1カ月前よりも早めの打ち合わせをお願いしてみて。
【ネイル】依頼先検討中なら式1カ月前までに問い合わせ。施術は式前日まで
手順としては、電話予約の後店舗へ。そこで施術を受けて終了でOK。予約が取れるなら式直前のタイミングでも大丈夫ですが、依頼先を探している場合は式1~2カ月前から問い合わせを。ブライダルネイルの依頼先を探していると、聞いてみて。よさそうであれば予約もお願いしましょう。「予約に空きがあるなら式直前の予約や施術で大丈夫ですが、悩みやリクエストがあるなら早めの問い合わせをおすすめします」(Neolive/小林さん)。またお願いしたいイメージ資料があれば施術の際に持参を。
●準備効率UPのコツ
【式当日を意識した服装で、イメージ力アップ】
ヘアメイクリハーサル時はいつもよく着る服よりも、ドレス姿をイメージしやすいもので臨んで。例を挙げるならば色は白、デコルテの開き具合も着用ドレスに近いもので。その方が、ヘアメイク姿をよりリアルにイメージできて打ち合わせもスムーズに。
●スケジュールの注意点
【ヘアカラーは式の1週間前までに】
式の直前は避け、また退色やトリートメントのキープ状態も考えると式の1週間前に終わらせておくのが理想的。カットについては整える程度で。
【ジェルネイルが初めての人は、早めに問い合わせを】
ジェルネイルは長さ出しが必要になるなど、メニューにより所要時間が異なります。通常なら行ってそのまま施術を受けるだけで問題はありませんが、ブライダルネイルはやはり特別。式1~2週間前の問い合わせを目安に、ワンクッション入っても問題ないように余裕を持って。
満足度UPのポイントは「余裕をもった問い合わせ」
ドレスと並んでヘアメイクも花嫁にとっては重要なポイント。ここが決まると、気持ちに余裕が生まれます。式1カ月前の打ち合わせ・リハーサルで内容が固められるようにスケジュールを組んで。また、資料として準備したスタイルに固執し過ぎないことも大事。「ヘアスタイルをつくるには、その人の髪の質感に合っていることも重要。お持ちになったイメージを参考にしつつも、その人らしく似合うものを提案していきます」(Neolive/小林さん)
From 編集部
順を追って美しくなっていく実感を味わって
花嫁ビューティも「こうなりたい」というビジョンを持って一歩一歩進んでいきましょう。初めはほんの少しずつ、でも式が間近に迫ったころには「キレイになってきたかも」という手応えを感じられるはず。また、ていねいに準備を重ねてきたものに対しては達成感と自信を得られるから、気持ちにも余裕が生まれます。そういった自信やゆとりが花嫁姿をさらに美しく仕上げてくれますよ。
Shop list
The HK Wedding | 日比谷花壇
(ブーケ)
https://www.hk-wedding.jp
Neolive GINZA
(ヘアメイク・ネイル)
https://www.wedding.neolive.co.jp
ブライダルエステPMK
(ブライダルエステ)
https://www.pmk-j.com
ブライダリウム ミュー リゾートコレクション
(ドレス・ドレス小物)
https://mue-web.jp/resort/
構成・文/弘中栄美 イラスト/Itabamoe
※掲載されている情報は2020年12月時点のものです
※記事内のコメントおよびデータは2020年10月に「ゼクシィ花嫁会」のメンバー76人が回答したアンケートによるものです
「花嫁エステで必ず知っておいてほしいこと」
エステの施術経験がない人は、万が一トラブルが起きた場合、結婚式当日に回復が困難なこともあるので、結婚式直前ではなく時間的な余裕をもって施術をスタートさせましょう。なお、「体験コース」や「お試しコース」の実施も時間に余裕をもって行いましょう。肌が弱い方は施術前に医師に相談し、サロンにも伝えましょう。妊娠している場合は施術前にまず医師に相談しましょう。
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